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Yamareco

記録ID: 131268
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ハイキング
氷ノ山

氷ノ山〜ブン廻し尾根〜鉢伏山 +槍穂縦走?

2011年08月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:41
距離
20.7km
登り
1,638m
下り
1,336m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(濃いガスのため出発を遅らせました)
07:00 ハチ高原スキー場 駐車場(870m) から自転車で下る
07:15 福定第一駐車場(580m) 登山スタート(GPSトラッキングON) 俗称:大会登山口
08:05 氷ノ山スキー場セントラルロッジ(772m) 08:20
08:25 東尾根登山口(793m)
08:55 東尾根避難小屋(1000m)09:00
10:10 神戸大学ヒュッテ(1350m)10:15
10:40 氷ノ山(ひょうのせん)山頂(1510m) 昼食 11:00
11:40 三の丸(1464m) 11:50
12:35 氷ノ山山頂に戻る 12:40
13:30 氷ノ山越(1245m) 避難小屋にて雨宿り(雨はこのときだけ) 13:50
14:30 大平頭避難小屋
14:35 ホードー杉への分岐通過
15:05 小代越(1025m)
15:10 高丸山(1070m) 15:20
16:00 鉢伏山(1221m) 16:10
16:35 村工ケルン(村野工業山岳部慰霊碑)
17:00 ハチ高原スキー場 駐車場(870m) 登山ゴール(GPSトラッキングOFF)
(クルマで福定第一駐車場に残した自転車を回収後、やぶ温泉へ)
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天候 深いガスののち、曇りときどき晴れ 
気温は村落で27℃、山頂で21℃でしたが、湿度が高くて熱中症危険信号
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
浜坂の加藤文太郎記念図書館から、県道47号線+国道9号線で南下、
関宮で右折して県道87号線を西に進み、
ハチ高原スキー場の駐車場にクルマを停める
コース状況/
危険箇所等
【コース概略】
 誰が呼んだのか”ブン廻し尾根”、兵庫県最高峰の氷ノ山(ひょうのせん)とスキー場で有名な鉢伏山(はちぶせやま)とを南北に伸びた弓形に”ブン廻す”ように繋ぎます。今回は福定村落をスタートして東尾根登山口から氷ノ山に登り、このブン廻し尾根をつたって鉢伏山に達する時計回りのコースです。ただし今回はオマケ付きで、コース途中に”槍・穂高の縦走”(後述)をします。

 このあたりは雪の多い地域なので、積雪期には山スキーされる方が多いです。スキー場エリア以外は原生林がよく保たれていて、「21世紀に残したい日本の自然100選」や「日本の秘境100選」に選ばれています。今回のコース取りでは、最初にこの原生林を味わった後、尾根をアップダウンしながら縦走して、最後にスキー場の草原の開放感を楽しみます。このコントラストを楽しむのも今回の山行の目的です。したがって時計回りとしました。全般にわたって危険箇所はなく、迷う箇所も少なく、そして私の大好きなコースのひとつです。

 なお、”まわす”は”回す”ではなくて、地元の資料にもしたがって”廻す”でないと雰囲気が出ません。また、登山ポストは、途中にある氷ノ山スキー場のセントラルロッジにあります。


【ハチ高原スキー場駐車場→福定第一駐車場】
 県道87号線の舗装道の下りをクルマに積んでおいたママチャリで快走(クルマで来た道を戻る)し、登山スタート地点となる福定第一駐車場近辺にデポします。この区間をもし歩いたとしても1時間弱ですが、暗い舗装路で退屈します。


【福定第一駐車場→氷ノ山】
 恒例の登山大会(後述)の登り方と同じく、県道87号線のガードレールの切れ間(大会登山口)からいったん八木川まで降りて橋を渡り、国際スキー場の南端ぞいを登ってセントラルロッジに達し、林道で東尾根登山口まで行きます。今回のコースで唯一ややこしい部分で、何度も来ている私も迷ってしまいました(汗)。したがって、スキー場の下部取り付きまでの私のGPS軌跡は参考にしないでください。 ともかく”東尾根登山口”までたどり着ければいいと思います。

 多くの登山者は、この登山口から登り始め、東尾根の避難小屋まで急登します。避難小屋から神大ヒュッテまでの中間点を少し越えたあたりに一の谷の水場がありますが、夏場はここで多めに水を汲んで行きましょう。今回のコースはまだまだ先が長いので”水”と”行動食”がキーポイントとなります。神大ヒュッテからの登りは比較的なだらかとなり、ブナ原生林のなかを行きます。ほどなく頂上小屋のある氷ノ山山頂に達します。風が強いときや寒いときは小屋の中で休憩や食事をとれます。山頂は広くて、展望もすばらしいですが、今日はガスに覆われています。この区間は多くのレポートがあるので、他の方のレポートも参考にしてください。


【氷ノ山⇔三の丸 ピストン】
 加藤文太郎は兵庫県北部の山々を北アルプスの山々になぞらえて”兵庫アルプス”と呼び、頻繁に登山したようです。その中で氷ノ山を”兵庫槍”とし、氷ノ山の2kmほど南側にある三の丸(1464mピーク)を”兵庫穂高”としました。そうなると私としても、”槍・穂高の縦走”をしておかねばなるまいということでこれをピストンしました。

 多少下りますが登山者も少なく、すず竹を分けて刈られたしっかりしたコースです。三の丸ピークからは南側がひらけ、三室山(兵庫県第2高峰)や、先日登った後山(同第3高峰)を一望できるハズでしたが、残念でした。これらの山々もそれぞれ、”兵庫乗鞍”、”兵庫御嶽”と命名されています。なお、”(兵庫)大キレット”はさすがになく、代わりに泥沼がコース上に点在していて、体重のある私にとっては、登山靴がズボズボぬめり込んでドロドロになってしまいました。(トホホ)


【氷ノ山→氷ノ山越】
 この稜線はブン廻し尾根の南の部分にあたります。展望の利いた下りで、よく遠足の小中学生が登ってくるのとすれ違い、かわいい『こんにちは』の洪水となります。1時間弱ほどで避難小屋やお地蔵さんのある鞍部に達し、ここが氷ノ山越と呼ばれてます。ここから右(東方向)へ下るコースは”あずきころがしコース”と呼ばれていて、文太郎が泊まったと言われている地蔵堂を通って福定村落へ戻ることができる登山大会コースです。今回は、ほとんどの登山者が曲がっていくのを振り切って、尾根を直進します。


【氷ノ山越→太平頭】
 この区間はブン廻し尾根の中間部分にあたります。氷ノ山越から急に登山者が少なくなり、初めて行ったときは不安になった覚えがあります。尾根は一部、少し痩せていて注意が必要ですが、危険というほどでもありません。稜線はアップダウンしながら下っていきますが、時折視界が開けます。


【太平頭→鉢伏山→スキー場駐車場】
 鉢伏山までの稜線はブン廻し尾根の北の部分にあたり、スキー場の草原がとても心地良い稜線歩きです。途中でハチ高原へ降りる分岐が何度かありますが、これらはエスケープルートととらえ、降りないで小代越・高丸山方面に向かって直進します。

 鉢伏山ピークには2つのスキー場のリフト小屋やケルンがあります。比較的広い山頂なので動けば360度の展望が利きます。下山は間違ってハチ北スキー場の斜面を降りないようにしましょう。南側にある小山(スキーヤーから”小鉢”という愛称あり)を巻いて、ハチ高原方面へ降りていきます。
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早朝のハチ高原は濃いガスに包まれた。ママチャリでの出発を遅らせる。
2011年08月28日 06:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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早朝のハチ高原は濃いガスに包まれた。ママチャリでの出発を遅らせる。
県道のガードレールの切れ目にある、俗称”大会登山口”
2011年08月28日 07:12撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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県道のガードレールの切れ目にある、俗称”大会登山口”
簡易舗装の農道を登る。正面に見えるのは、セントラルロッジ。この道は正しい。
2011年08月28日 08:01撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 8:01
簡易舗装の農道を登る。正面に見えるのは、セントラルロッジ。この道は正しい。
セントラルロッジにある登山ポスト
2011年08月28日 08:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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セントラルロッジにある登山ポスト
東尾根登山口。大会登山口からではなく、親水公園から来たほうが判りやすい。
2011年08月28日 08:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 8:25
東尾根登山口。大会登山口からではなく、親水公園から来たほうが判りやすい。
フシグロセンノウじゃ
2011年08月28日 07:53撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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フシグロセンノウじゃ
かなりあちこちでホトトギスが咲いていた。タイミングなのですね。
2011年08月28日 08:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/28 8:46
かなりあちこちでホトトギスが咲いていた。タイミングなのですね。
東尾根避難小屋で尾根に取り付く。最近、休息小屋と呼ぶようになったらしい。
2011年08月28日 08:53撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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東尾根避難小屋で尾根に取り付く。最近、休息小屋と呼ぶようになったらしい。
ブナの原生林のなかを登る。ガスが立ちこんで神秘的。
2011年08月28日 09:11撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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ブナの原生林のなかを登る。ガスが立ちこんで神秘的。
一の谷の水飲み場。しっかり汲んでいきましょう。
2011年08月28日 09:39撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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一の谷の水飲み場。しっかり汲んでいきましょう。
神大ヒュッテ
2011年08月28日 10:07撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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神大ヒュッテ
さらに山深い感じ。天然スギやブナ原生林のなかを登る。
2011年08月28日 10:19撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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さらに山深い感じ。天然スギやブナ原生林のなかを登る。
氷ノ山山頂の避難小屋がガスの中にうっすらと見える
2011年08月28日 10:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 10:38
氷ノ山山頂の避難小屋がガスの中にうっすらと見える
氷ノ山山頂。いつもは展望が素晴らしいのだが。。。早くガス退散してくれ〜
2011年08月28日 10:43撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/28 10:43
氷ノ山山頂。いつもは展望が素晴らしいのだが。。。早くガス退散してくれ〜
三の丸ピーク。兵庫穂高だ。
2011年08月28日 11:42撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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三の丸ピーク。兵庫穂高だ。
やっぱりガスでダメ。三室山や後山の展望はお預け。。。
2011年08月28日 11:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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やっぱりガスでダメ。三室山や後山の展望はお預け。。。
槍・穂高の縦走路?
2011年08月28日 12:18撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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槍・穂高の縦走路?
なにやらおいしそう。ミズキの実だよね?
2011年08月28日 13:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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なにやらおいしそう。ミズキの実だよね?
鉢伏山方面。少しガスがとれてきた!
2011年08月28日 13:04撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 13:04
鉢伏山方面。少しガスがとれてきた!
氷ノ山越に建つ非難小屋。ちょうど雨になって雨宿りした。
2011年08月28日 13:27撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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氷ノ山越に建つ非難小屋。ちょうど雨になって雨宿りした。
氷ノ山越のお地蔵さんと案内板
2011年08月28日 13:45撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 13:45
氷ノ山越のお地蔵さんと案内板
大平頭を過ぎたあたりから急に展望が広がり、ブン廻し尾根が鉢伏山(右上の黒い山)まで続いているのが一望できる。
2011年08月28日 14:46撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/28 14:46
大平頭を過ぎたあたりから急に展望が広がり、ブン廻し尾根が鉢伏山(右上の黒い山)まで続いているのが一望できる。
気持ちのいい尾根歩き。爽やかな風のおまけつき。
2011年08月28日 14:49撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/28 14:49
気持ちのいい尾根歩き。爽やかな風のおまけつき。
今日はこの景色を独り占め!でもまだ先は長いのだ。
2011年08月28日 14:55撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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8/28 14:55
今日はこの景色を独り占め!でもまだ先は長いのだ。
晴れてきた!
2011年08月28日 14:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 14:57
晴れてきた!
広いブン廻し尾根の両側はススキがそよぐ。もう秋ですね。
2011年08月28日 15:00撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:00
広いブン廻し尾根の両側はススキがそよぐ。もう秋ですね。
秋の七草、ヤマハギが繁茂する。
2011年08月28日 15:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:25
秋の七草、ヤマハギが繁茂する。
これも秋の七草、オミナエシ。
2011年08月28日 15:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:35
これも秋の七草、オミナエシ。
この手の花には極めて弱い。わからんわ。でも、ゴマナ にしとこ。
2011年08月28日 15:36撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:36
この手の花には極めて弱い。わからんわ。でも、ゴマナ にしとこ。
ツリガネニンジンをローアングルから
2011年08月28日 15:37撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:37
ツリガネニンジンをローアングルから
ツリフネソウ
2011年08月28日 15:47撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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ツリフネソウ
キンミズヒキかな?
2011年08月28日 15:50撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:50
キンミズヒキかな?
なんじゃこれ。撮った記憶なし。ハナウド系かな?
2011年08月28日 15:51撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:51
なんじゃこれ。撮った記憶なし。ハナウド系かな?
いつも意外とすんなり鉢伏山ピークに着く。
2011年08月28日 15:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 15:57
いつも意外とすんなり鉢伏山ピークに着く。
鉢伏山ピークに建つケルン
2011年08月28日 15:59撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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鉢伏山ピークに建つケルン
ハチ北スキー場の斜面
2011年08月28日 16:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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ハチ北スキー場の斜面
舗装林道との出合に建つ石碑”蒼林”
2011年08月28日 16:28撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 16:28
舗装林道との出合に建つ石碑”蒼林”
右折してハチ高原スキー場の草原にはいる。
2011年08月28日 16:40撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 16:40
右折してハチ高原スキー場の草原にはいる。
ハチ高原スキー場の斜面をテキトーに下る。
2011年08月28日 16:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
8/28 16:44
ハチ高原スキー場の斜面をテキトーに下る。
撮影機器:

感想

●土曜日は天気がいまいちで、植村直己や加藤文太郎のふるさと訪問をしました(別レポート)。 その翌日の日曜日に、加藤文太郎がよく登ったという氷ノ山山行をおこないました。ひさびさの単独行で、自分自身といっぱい会話してきました。単独行は単独行なりの良さがあり、大好きです。

●毎年5月新緑のころになると地元の観光協会から”氷ノ山登山大会(スタンプラリー)”の案内状が届き、参加バッチをたくさん付けてよく参加したものでしたが、この案内状は最近届かなくなってしまいました。ちょっと調べてみたら、いつのまにかに紅葉シーズンに変更になっていました(しかし、新緑登山大会も完全に止めた訳でもないらしいです)。大会のコース取りは数パターンあって自分で選び、最長のものでも今回のコースの半分ぐらいですが、この大会の起点・終点となった福定第一駐車場では、ゴール者にトン汁だったかぜんざいだったかの炊き出しがあったり、山野草の苗を参加賞としてプレゼントしていたりしてなかなか気の利いた大会でした。次回はこの秋の大会にでも参加してみようと考えています。観光協会の登山案内はこちら。
http://hyounosenhatibuse.jp/menu/tozan.html

●今回とほぼ同じコースを何度も歩いていますが、季節を問わずいつも満足できる素晴らしいコースです。しかし、盛夏ではそれなりの対策が必要であったり、ハイキングとしては距離的にも標高差的にも少々ボリュームがあるので早立ちは必須と考えるべきですが、あちこちでエスケープルートを取りやすいので、体調や天候が思わしくない場合や暗くなると思ったら、すかさず下山できるのもいいです。

●加藤文太郎による兵庫アルプス命名ではさらに、鉢伏山を”兵庫大天井”とし、扇ノ山のすぐ南にある大ズッコ山(1273mピーク)を”兵庫立山”としています。文太郎は、これらの山々を山容からではなく位置関係で命名しているようです。詳しくは、地質学者である橋元正彦氏による調査を見てください。今回、大いに参考にさせていただきました。ここに感謝いたします。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~HASSHI/bunhyoalps.html

●鉢伏山ピークはハチ高原スキー場とハチ北スキー場の境界になっていて2つのリフト小屋やケルンがあります。冬期にこの2つのスキー場は往来できます(たぶん今でも)が、ハチ高原スキー場側のリフトが強風などでよく停止し、戻れなくなって難儀した思い出があります。”ハチ北のカベ”の上で座り込んで休憩していると心地良い風が吹き、これら昔のハプニングがよみがえりました。植村直己や加藤文太郎はこの景色をどんな気持ちで眺めたのでしょうか。。。

●温泉は近所にいくらでもありますが、その泉質から”やぶ温泉”をお勧めします。30分ほどクルマで移動が必要で、露天風呂などもありませんが、ぬるぬるのアルカリ泉はよく温まります。道の駅(但馬楽座)にもなっていて、食事やおみやげなどを探す場合も好都合です。
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