常念岳・蝶ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,858m
- 下り
- 1,841m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道部分的にぬかるみあり。 前常念岳に石室あり。緊急時には使用できる。 前常念から常念小屋の巻道は通行止め。 常念・蝶どちらから登っても急登あり。梯子あり。 降水時など沢の増水の時は迂回路を通る。 登山口に登山届提出所あり。 下山後5勸榮阿撚浩有り。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
前日、帰宅後大急ぎで準備して車で三俣駐車場へ。ほりでーゆ四季を過ぎ、林道に入ったあたりでクマに遭遇。道路を横切って行きました。林道は所々荒れていますが通行に問題はありません。駐車場には9時過ぎに到着。とりあえず用を済ませて就寝。
朝は3時に起きパンをかじる。準備を整え出発。点を見上げると多くの星。とってもきれいって程でもないが東京寄りは見えると思う。人口の明かりは自分のヘッドライトのみ。トイレの先のゲートを通りまずは林道歩き。しばらくすると登山口があり登山指導センターにて登山届を提出。50mほどで蝶ヶ岳と常念岳のルートが分かれる。常念岳ルートはここから急登になる。ヘッドライトの明かりを頼りに右に左にジグザグ登っていく。特別早足ではないがそこそこのペースで登る。気温は高くないが汗が出てくる。2時間くらい登り続けると稜線に登りつく。
一息入れたのち稜線を進む。もうすっかり明るくなっている。斜度は緩み歩きやすいはずが、ぬかるみが多く思うようには進まない。だんだんと木がなくなりハイマツと岩の道へと変わってゆく。常念らしい花崗岩の道へとなる。ハイマツの向こうで何か鳴き声がすると思いのぞいてみると、岩の上から朝の光を浴びるライチョウがいた。もちろん写真に収める。そうこうしているうちに前常念の石室に到着。赤い壁で目立つ。中を覗いたが雨風しのいで寝るにはいいところだが、積極的には使おうと思わないところである。
前常念岳は一等三角点のみあるものの目立った標識はない。あまり期待していなかった天気だが案外晴れて青空とともに常念岳がすぐそこに見えている。山頂には多くの人、奥には穂高連峰が見える。これは早く登っていい景色を見たい。岩の道をしばらく登っていくと主稜線上に出る。なお、常念小屋へのトラバース道は危険なため現在通行できなくなっている。主稜線に出れば展望はグンとよくなり見えなかった山々も見えてくる。もう少し登れば常念岳山頂に着く。常念岳山頂からは360°の展望とはいかなかった。東側は雲で見えない。しかし北から西、南はとてもいい展望だ。先週歩いたあたりも槍も穂高も乗鞍もよく見える。十分展望を楽しめる。しかし、山頂には多くの人…。こんな多くの人がいる山頂は久しぶりかもしれない。
しばし休んだら蝶ヶ岳へ向け縦走開始。一気に300m以上の下り。展望を楽しみつつ滑らないように落石を落とさないように歩いていく。稜線上、特に岩のところは数多く踏み跡がありどこもルートになっているので歩きやすいところを歩こう。そしてこの辺のペンキマークはニコちゃんマークだったりハートだったりとカワイイ。アップダウンを繰り返すと草地に入りぬかるみが増える…。所々お花畑になっているので楽しめる。が、だんだんとガスが多くなり展望がなくなった。2592mのピークでいったん休憩してから蝶槍を目指す。蝶槍は大きな表示はないが、岩にペンキで『TOP』とある。残念ながら真っ白で展望はなし。次に蝶ヶ岳の三角点に着く。三角点を山頂とすればここが山頂。登山道から少し離れたところにある。ペンキで『山頂』とあり三角点があるだけだ。多くの登山者も通り過ぎるばかり。静かな三角点で昼食とする。食べているとガスの切れ間から蝶槍が見えたり二重山稜が見えたりするがそのくらいの展望しかない。
長居はせず蝶ヶ岳のなだらかな山頂付近を歩く。横尾への道を分けしばらく歩く。時折ホシガラスが姿を見せる。蝶ヶ岳ヒュッテには30分ほどで到着。水は有料だ。ま、稜線上はしょうがないだろう。必要なら補給するべし。そこからすぐ蝶ヶ岳の最高地点がある。ここには立派な標識が立つ。そのまま進むと徳沢方面につながっている。ヒュッテの裏まで戻り大滝山方面に進むと5分ほどで三俣への下山道が分かれる。いつかは大滝山方面も行きたいと思った。時間的には往復しても大丈夫そうではあるが、今日は疲れもあるのでやめておく。
下りに入ると急な坂が続く。所々にベンチがあり距離と標高が表示されていてわかりやすいが場所によっては登山道わきにベンチがあるのみで広くはない。急がず確実に高度を下すと蝶沢に出る。水の流れで涼める。暑いときにはいい休憩場かもしれない。さらに下っていくと斜度が緩くなりほとんど平坦になる。平坦になるとぬかるみが増える…。平坦なところの一番下のところはまめうち平のベンチがある。かなり広くなっているので休憩にもってこいだ。休んだのち再び急なくだりに挑む。
右に左に急なくだりの尾根をしばらく進む。尾根から右に外れるてもまだ急な坂は続く…。沢の音はだいぶ近くなってくる。いったん斜度は緩みもう一下りすると水場である力水に着く。ここまでくれば後は少しだ。逆コースの場合ここが最終の水場になる。雨の後などは登山道に水が流れているので滑らないように慎重に。吊り橋を渡れば増水時のう回路との合流点に出る。さらに数分で常念岳への分岐に出る。朝は真っ暗だった分岐だ。そして林道を800mほど歩けば駐車場に戻ってくる。
体調もあまりよくない中の強行スケジュールでしたが無事に歩けた。いろいろと装備の試しもできた。途中までだが天候もよく良かった。ただ、寝不足もあり頭痛あり…。下山後車で少し寝てから帰路へ。もちろん温泉によります。装備重量は5堋度と超軽量化。最小限の荷物での行動でした。これ以上減らすと緊急時に何も対処できなくなるのでこのくらいが限界かと思った。コース全体としては1泊してゆったり歩いたほうがいいでしょう。小屋から見る槍穂高もいいのだろうな。
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