富士山;日帰りで標高差3000m!ゼロ合目富士浅間神社から剣ヶ峰往復
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- GPS
- 12:04
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 3,165m
- 下り
- 3,144m
コースタイム
- 山行
- 10:30
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 12:14
手段 所要 到着 休憩 出発 場所
車 **** **** 20:45 自宅
徒歩 1:05 21:50 **** 2:15 浅間神社P 16.0℃ 血中酸素濃度98%/心拍数98
徒歩 1:40 3:55 0:00 3:55 馬返し
徒歩 0:10 4:05 0:00 4:05 吉田口1合目
徒歩 0:20 4:25 0:00 4:25 吉田口2合目
徒歩 0:25 4:50 0:00 4:50 吉田口3合目
徒歩 0:20 5:10 0:00 5:10 吉田口4合目 15.2℃
徒歩 0:05 5:15 0:05 5:20 rest
徒歩 0:15 5:35 0:00 5:35 吉田口5合目佐藤小屋 12.6度
徒歩 0:25 6:00 0:00 6:00 吉田口6合目スバルラインからの道と合流
徒歩 0:15 6:15 0:05 6:20 rest 19.0℃ 血中酸素濃度89%/心拍数97
徒歩 0:30 6:50 0:00 6:50 吉田口7合目
徒歩 0:30 7:20 0:00 7:20 吉田口8合目
徒歩 0:10 7:30 0:10 7:40 rest3120m
徒歩 0:15 7:55 0:00 7:55 吉田口本8合
徒歩 0:15 8:10 0:00 8:10 吉田口9合目鳥居
徒歩 0:45 8:55 0:00 8:55 吉田口山頂11.2℃
徒歩 0:10 9:05 0:20 9:25 白山岳 (快晴12.9℃ 血中酸素濃度87%/心拍数101)
徒歩 0:15 9:40 0:15 9:55 富士山剣ヶ峰(快晴)
徒歩 0:25 10:20 0:05 10:25 吉田口山頂
徒歩 0:15 10:40 0:00 10:40 八合目須走り分岐(快晴)
徒歩 0:40 11:20 0:10 11:30 吉田口6合目(霧)
徒歩 0:15 11:45 0:00 11:45 吉田口5合目佐藤小屋(曇)
徒歩 0:30 12:15 0:10 12:25 吉田口3合目 (曇、約20℃)
徒歩 0:35 13:00 0:00 13:00 馬返し(曇)
徒歩 1:30 14:30 0:15 14:45 浅間神社P(晴)
車 0:25 15:10 0:50 16:00 紅富士の湯
車 2:15 18:15 **** **** (道志村経由)自宅
歩行合計 10:55 休憩合計 1:20 行動合計 12:15
歩数合計
天候 | 快晴,下りの7合目あたりから下は雲海の中で、霧(弱い雨も)となったが、 1合目あたりから再び晴れてきた。ただし富士山が見えなかったのは残念。 気温は登りが登り始めが15〜16℃で歩いているとやや汗をかく程度、 5合目から上は11〜12℃程度で汗をあまりかかず快適に登れた。 9合目から上は風が強く、直接風にあたるとかなり寒かったため、 Tシャツの上にフリースを着て登り、お鉢めぐりでは手袋、ゴアレインジャケットも着た。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
富士吉田、富士浅間神社P 21:50到着 駐車場;浅間神社の無料駐車場15台程度。入口には浅間茶屋と大きな看板あり、 一見茶屋の駐車場のように思えるが、ちょっと探したところ、他には 駐車場は見当たらず。夜くらい時に到着したので、かまわずここに駐車したが、 帰りに明るい時にみても他に駐車場はなさそうだった。 ※注)yamahiroさんの記録によると、もっと下の方(国道の方?)に大駐車場があるらしい!) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山道は特に問題無し。 ・山小屋はほとんどが営業中。ただし山頂の小屋はすべて閉まっていた。 (以前は8月26日で店仕舞いだったのだが、時代が変わったものだ) ・水場は無い。ただ、中の茶屋、馬返しにはキャンプしている人がいて、 水があるかもしれない。 浅間神社の水は汲み取り禁止と表示あり。以前はおいしい湧き水として 有名で、列が出来ていたものだったが。家から水を持って来てよかった。 ・下山後は紅富士の湯で休憩。大駐車場は結構いっぱいで第3駐車場へ 止めたが、温泉はそれほど込んでいなかった。ここは、桧の露天風呂が 38℃設定でゆっくり出来て気持ちが良かった。 ・帰りの道路では中央道が交通集中&事故渋滞で2時間以上掛かりそうだった ため、山中湖から道志みち経由で帰った。詳細は下記。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
出発時刻/高度: 02:20 / 869m
到着時刻/高度: 14:34 / 879m
合計時間: 12時間13分
合計距離: 40.1km
最高点の標高: 3736m
最低点の標高: 869m
累積標高(上り): 3086m
累積標高(下り): 3066m
歩数計の記録 ; 63513歩
今回は最大標高差=約3000mを日帰りで登って降りる、という究極の登山にチャレンジ。
国内では海から富士山まで登る意外にはこれ以上はないだろうと思われ、
逆に言えば、これができれば国内の山はほとんど日帰りで登れることになります。
縦走で登り下りを繰り返して、トータルで3000m以上になることはあっても、
(この場合は下っている間に、登りの筋肉を休めることができる)
ひたすら登りばかり連続3000mははたして可能なのか、登る前は大いに不安だった。
また、かなりのスピードで登る必要があり、高山病も心配でした。
さらに、天気予報ではこの日のふもとの予報は曇ときどき雨で、富士山頂では
暴風雨の可能性もあり、これらすべてを勘案すると、登頂の確率は5割以下と覚悟してのトライでした。
自宅を前夜発で、登山口となる富士浅間神社(吉田口ゼロ合目)無料駐車場にて車中泊としたが、
気分が高ぶっていたのかほとんど眠れず、1時間程度うとうとしただけで寝ていても仕方が無いので、5合目でご来光を見ようと2時15分に出発。
(月明かりが明るくよく晴れていた)
この寝不足が登頂の可能性をさらに下げることを心配しながら(寝不足は高山病になり易い!)。
2:15 浅間神社Pを出発。気温16.0℃ 血中酸素濃度98%/心拍数98
暗いので自動車道を歩く。
(1:40)
3:55 馬返通過。駐車場とバス停がある。
(0:10)
ここから階段と土の道になる。
4:05 吉田口1合目通過
(0:20)
U字型にえぐれた道のU字の底部分に水が流れる亀裂状の溝になっていて、
その両側の斜面を歩くところが多く、歩きにくい。暗い中をヘッドランプで
溝をよけながら進む。
4:25 吉田口2合目通過
(0:25)
4:50 吉田口3合目通過
(0:20)
5:10 吉田口4合目通過。気温15.2℃
(0:05)
少し明るくなってくる。石畳が多くなってくる。
5:15〜5:20 3時間あるいたので5分休憩(0:15)
いったん舗装路を少し歩くき、右に登山道をはいるとまた舗装路を横切る。
5:35 吉田口5合目佐藤小屋通過(気温12.6度)
(0:25)
5:55 森林限界を超える。
6:00 吉田口6合目スバルラインからの道と合流
(0:15)
賑やかになる。
6:15〜6:20 日が差してきたので帽子をとりだし、日焼け止めを塗る(気温19.0℃ 血中酸素濃度89%/心拍数97)
(0:30)
6:50 吉田口7合目通過
(0:30)
ここからしばらく岩稜を登る。
スバルラインからの登山者たちをどんどん抜いていく。
7:20 吉田口8合目通過。このあたりから左太ももが攣りそうになってくる。
さすがに標高差2200m以上登り続けて疲れてきた。
(0:10)
7:30〜7:40 標高3120m付近で腹が減って軽く食事休憩。水分とミネラル、ビタミンを補給。ここからは少しペースを落とし、足をだましだまし登る。
(0:15)
7:55 吉田口本8合
ここで一人の若者に抜かれたが、この日抜かれたのはおそらくこの一人のみ。
(0:15)
8:10 吉田口9合目鳥居
(0:45)
ここから再び砂礫の道となり、登りにくい。
風が強くなり、うすでのフリースを着る。(それまではTシャツ)
8:55 吉田口山頂 (快晴、11.2℃)
所要時間は休憩込で6:40。7時間を予定していたので、少し早い。
ここまで標高差2900mを良く登ってきたものだと灌漑深い。
(0:10)
写真を撮ってもらい、ただちにお鉢めぐりへと向かう。
稜線にでると、風が強く手が強烈に冷たくなったので手袋をはめる。
9:05〜9:25 白山岳 (快晴12.9℃) 血中酸素濃度87%/心拍数101
行動記録を書いたり、下りに備えてスパッツを付けたあと、血中酸素濃度を測定しようとしたが、指先が冷えていて血行不良なのか測定できず、そうこうしているうちに両手が強くしびれてきた(初めての経験、キリマンジャロでもこのようなことは無かった)。一種の高山病か。
あれこれ作業するのをやめて、深呼吸しながらゆっくり腹ごしらえしていたら、直ってきて測定もできた。
(0:15)
9:40〜9:55 富士山剣ヶ峰(快晴)
ついに4度目の頂上に立つ。ここはさすがに賑わっていた。
福島から着たという若者のグループと一緒だった。
このうちの1組のアベックに写真を撮ってもらった。
(0:25)
10:20〜10:25 吉田口山頂。お鉢めぐり終了
砂走りを足が進むに任せてガンガン下る
(0:15)
10:40 八合目須走り分岐(快晴)
少し須走りへ降りてしまい、登りかえす。
ジグザグの下山どうを下る。
6合目の登山道との合流部の手前は水平の巻道部がある。
(0:40)
11:20〜11:30 吉田口6合目(霧)登山道と合流後、スバルライン方面と別れる。
(0:15)
11:45 吉田口5合目佐藤小屋(曇)
(0:30)
12:15〜12:25 吉田口3合目 (曇、約20℃)
(0:35)
13:00 馬返し(曇)
行きの暗闇の中の登りで、帽子を落としてしまったため、探しながら車道を
歩いたが見つからず。
(1:30)
14:30 浅間神社P(晴)無事下山!
15:10〜16:00 紅富士の湯にて疲れをいやす。
中央道が大渋滞なので、国道413道志みち経由で帰るが、県道510号線が宮原信号起点に串川橋の先まで渋滞していて約20分余計にかかった。
昨夜ほとんど眠ってないので、眠かった。
(2:15)
18:15自宅
shigetoshiさん、はじめまして。
ゼロ合目からの登頂すごいですね
私も先日トライしましたが、
あえなく惨敗
それもすごいスピードで天晴ですね
お疲れ様でした
こんにちは。今後よろしくお願い致します。
yamahiroさんのレコは行く前に検索したらヒットし、
参考にさせていただいていました。ありがとうございました。
この場を借りてお礼いたします。
スピードはそれほどでもありません。朝早く出たので、時間に余裕があり(夕暮れには十分に車に戻れる)早く歩こうという気があまりなかったのです。
標準コースタイムは最近はあまり気にしていません。
地図から距離と標高差、地形などから所要時間を推定しています。
yamahiroさんは道路の横の溝に落ちたとのことですが、この溝は大きく深くて這い上がるのもたいへんだったと思います。大事に至らず良かったですね。
私は夜明け前で車通りが無かったので、道路の真ん中を歩いていました。
4合目まではまだ暗いうちに通過したので、廃屋があるのはわかりましたが、良く見えず、怖いとは感じませんでしたが、帰りに見たら確かにおどろおどろしい所でした。知らぬが仏で、良かったです
shigetoshiさん、こんばんわ
なかなかハードな山行でしたね!!
浅間神社からの富士登山を以前考えたことがありましたが、40キロにもなるとは予想していませんでした。
でもロング山行へのトレーニングにはよさそうですね。
氷がはってしまうと無理ですが・・・。
気になったのですが、馬返しまでの道はナイトハイクでも歩き安い道なのでしょうか?
今度、歩いてみたい道です
こんばんは!
今回は雲取と富士山、どちらにしようかと、前日まで迷ってました。
天気が良ければ富士山へ、と思っていたのですが、天気をまっていると、
雪の季節になってしまい、今年は登りそびれそうなので、悪天も覚悟で富士山へ登りましたが、好天に恵まれ、正解でした。
確かに距離は5合目からの3〜4倍もありますが、馬返しまでは今回は往復とも舗装された車道を歩きましたので、距離の割には楽な方だと思います。もちろんナイトでもまったく問題ありません。
私は走りませんでしたが、トレラン用シューズであれば、走っていたかもしれません。(今回は新調したトレッキングシューズを履いていました)
月が出ていれば、ライトもいりません。中の茶屋からは1車線となり、少し舗装が悪くなりますが、
白っぽい舗装なのでライトは時々つけて前方を確認するだけでOKでした。
なお、車道と並行して、吉田口歩道が神社からずっとあります。
(中の茶屋からは一部砂利の車道になっていますが)上記のyamahiroさんのレコにあります。
馬返しからはライトをつけっぱなしで歩きましたが、広くて立派な道なので記録欄に書いた点以外はナイトでも問題ありませんでした
オールナイトでチ前日の夜に出発すれば、山頂でご来光を迎えることも可能かと思います。
ぜひチャレンジしてみてください
反対側へ下って、富士山完全横断というのも面白いと思います。
レコを楽しみにしています。(といっても、これからの富士山はシーズンオフになりますので、無理はなさらないでください
shigetoshiさん
はじめまして。
ハードな山行お疲れさまでした。
当方、一昨年と昨年、5合目からの登頂を経験し、0合目からの登頂にチャレンジしてみたいと思っている者です。
shigetoshiさんの記録を読ませて頂き、とても参考になりました。
私はまだ、一昨年から登山を始めたばかりの初心者ですが、今年の夏に是非挑戦してみたいと思います。
f_u_m_iさん、こんにちは。
この記録が少しでもお役に立てたなら、
詳しく書いた甲斐がありました。
私は普段から一般のコースタイムよりもだいぶ早く歩きますので、
所要時間については、ご自分が5合目からお登りになった時の時間と比較して計算し直して下さいね。
夏のご健闘をお祈りしております😊
shigetoshiさん
こんにちは。
ご丁寧に返信下さりありがとうございます。
さきほど、shigetoshiさんの自己紹介を読ませて頂きました。
登山経験の豊富さに驚きました。
私が0合目からチャレンジするなんて、まだまだ早すぎる気もしてきました。
所要時間の件、貴重なアドバイスを下さりありがとうございます。
当方、初心者であり、とても助かります。
昨年の5合目実績と比較してみたところ、標準時間×0.8くらいが実力のようでした。
そのため、0合目から上るとなると、往復で16〜17H位(もしくはそれ以上)の予測と
なる事が分かりました。
0合目からではなく、馬返しからのチャレンジも含めて検討してみたいと思います。
別途、結果をご報告できたら嬉しく思います。
f_u_m_iさん、こんばんは
富士山を0合目から登るのに必要なのは
登山経験よりも、体力と高山病対応です。
歩く速度が遅くても、体力さえあれば、
出発時間を早めることで可能です。
高山病は、個人差が大きいのでなんとも
言えませんが、前に富士山に登られているので、
感じはわかると思います。
ただ、0合目からだと疲労度が違うし、徹夜になるので、
5合目からよりも高山病にはなりやすい、
と思って下さい。
できれば、前の週とかに登って高度順応しておくのが
望ましいですが😅
その他には、水分をたくさん採るといいです。
ご検討の参考にしてください。
shigetoshiさん
こんばんは。
色々とアドバイスを下さりありがとうございます。
色々教えて頂けましたお陰で、やる気が出てきました。
”登山経験よりも、体力と高山病対応”とのこと、勉強になります。
出発時間を早くして、水分を多く採る事を心がけてチャレンジしてみます!
最初から諦めるより、まずはチャレンジしてみて、それでダメだった際には、途中で下山するなり、下山時に5合目からシャトルバスに乗るなり、いろいろと対応出来ると思いますので、まずは挑戦してみます。
体力造りで週末にランニングをしていますので、夏までに更に体力を付けてしっかり準備して行きたいと思います。
前週の高度順応についても、時間が取れれば是非調整したいと思います。
登山を始めたばかりですが、今後も長く続けていきたく考えていますので、また色々とアドバイス頂けると嬉しく思います。
お手間でなければ、今後共よろしくお願い致します。
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