両神山【久々の奥秩父紀行part2/坂本IN→中双里OUT】
- GPS
- 07:09
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,808m
- 下り
- 1,709m
コースタイム
- 山行
- 6:17
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 7:09
天候 | 快晴でした! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西武秩父駅7:00発---[西武観光バス]---7:35着小鹿野町役場7:40発---[西武観光バス]---8:15着坂本バス停 復路:中双里バス停15:46発---[西武観光バス]---15:58着中津川バス停16:10発---[西武観光バス]---17:40着西武秩父駅 西武秩父駅18:00発の各駅停車を乗り継いで帰宅 今回も「秩父漫遊きっぷ」でお出かけしました。 今回乗車した西武観光バスの乗車区間は、すべてフリー区間でしたので非常にお得でした。 https://www.seiburailway.jp/ticket/otoku/chichibu-manyu-kippu/index.html ※参考:西武秩父駅→小鹿野町役場/片道470円 小鹿野町役場→坂本バス停/片道520円 中双里バス停→西武秩父駅/片道1030円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【坂本登山口→八丁峠】 バス停から10分ほどの舗装路歩きで登山口の看板が現れ、浄水場へと分かれる方向に進みます。しばらくはトレイルランニング向きな緩やかな登りを進みますが、やがて沢沿いのルートへと変貌します。主に左岸(進行方向)側を進みますが、一部ルートがつけ変わったのか、岩を巻くときに右岸に渡渉してまた左岸へ戻る箇所がありました。また、左岸側の緩めの右落ちトラバース箇所もありますが、こういった箇所にはトラロープにて安全対策が施されています。中間点手前で左岸→右岸に渡渉後、大岩に向けて進路が右に折れますが、折れた先の沢沿いのルートはやはり左岸です。しばらく左岸を進み→林道のガードレールが見えてきたころ右岸への渡渉、林道からの合流、左岸へ渡渉で、祠のある大岩。沢の左岸を高巻きします。沢沿いをそのまま進むと目印を失いますので注意。もっともこのまま沢沿いを登り詰めてもしばらく進むと沢は涸れますし右岸渡渉地点で合流は可能ですが…。そして最後の左岸渡渉後は八丁峠に向けたトラバースで進路を左向きに取り、ジグザグトレイルを登り詰めたところが八丁峠です。 最近整備が入ったのか、目印も豊富でしたが大岩から先の左岸の高巻き箇所で一旦リボンをロストしました。渡渉も増水が無ければ問題なさそうですが、身体の小さい方には厳しく感じられるかもしれません。 【八丁峠→両神山】 言わずもながの鎖場天国です。八丁峠から一旦大きく下ります。その後、徐々に登りつつ、岩場が現れると鎖付き斜面となります。ここから先は登りも下りも鎖付きと考えて良いです。鎖の無いところはルートから外れています。何箇所か岩を左右に巻く道があるにもかかわらず、そのまま乗り越えてしまい、ルートに降りるのに難儀しました(汗)登りについては、行蔵峠直下の登りの鎖の取付き部が手掛かりが薄く、鎖で確保した方が安心です。西岳の2段の連続鎖についても下部の傾斜は厳しめだったと思います。西岳からの下りの鎖場はつかみどころがなく、雨の日やソールのすり減った靴での通行は困難が予想されます。長めの鎖を登り詰めて龍頭神社奥宮、ここで左に下りてしまうと、地獄の尾の内沢ルートへと陥落してしまいます(汗)。ひとたび下りると登り返しは困難、下山ルートもヒヤヒヤですので、ナイフリッジへの進路を見失わないように!ナイフリッジも多くの方が通行しているので、なんとなく岩のどの辺に足を置いて通行するべきなのかは見えます。が、落ちたら命の保障はありませんので要注意箇所であることには変わりません。ここからは、東岳までのいくつかの登り返し鎖場をこなし、東岳以降は緩やかな尾根筋を進みます。直下の2つの鎖場ですが、一つ目の鎖場の終点で左へ進路を取るのが正解。鎖の無くなった岩肌を登らないように。木の根っこ、岩場の鎖をクリアすると、山座同位標が見えるようになります。山頂です! 【両神山→中双里登山口】 山頂から50Mほど下りると、「清滝小屋」と左に矢印が出た道標があり、直進方向には規制気味にトラロープが張られています。規制気味というのがポイントですんなりくぐれます。途中までは白井差口登山道との共用部のためしっかり整備されていますが、この先もトレイルは明瞭!ピンクリボンの目印も豊富!、看板も新しい!と至れり尽くせりの見事な登山道でした。ミヨシ岩への登り返し、大峠までのアップダウン、梵天の頭への登り返し、最後の白井差峠から中双里までの激下りなど、確かに楽ではない道程ですが、ミヨシ岩からの眺望や、落葉の済んだのどかなトレイルを歩けるいい登山道だと思いました。最後の劇下りは標高差も距離も長く、疲労が強い状態での下山は修行です。よって登りでこの登山道を利用することも、かなりの苦行になると思われます。静かに登山を楽しみたい方向きです。 |
その他周辺情報 | 前回に続きですが… お車の方は両神温泉「薬師の湯」 http://www.kanko-ogano.jp/spa/ 大滝温泉「遊湯館」 http://www.ootakionsen.co.jp/onsen/index.html 電車の方は、西武秩父駅「祭りの湯」がお手頃ではないかと思います。 http://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/ プラス、中双里からならば、道幅が狭めですが、中津川まで足を延ばすと中津川キャンプ場に隣接した日帰り温泉が土日祝限定で営業されているようです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
サブザック
昼ご飯
行動食
飲料
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
タオル
ストック
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感想
前回、二子山に登った際に、まるまる三年間両神山に登っていないことに気付いた。自分ではそんなにご無沙汰したつもりはないのですが…ここのところ秩父づいているので、「今度の休みは両神山へ!」と早々と決断。その際に、「秩父漫遊きっぷ」で利用可能な交通手段をフル活用して登山をしよう!と計画をしてみると、おなじみの坂本から入山し中双里へ下山する案が浮かびました。日向大谷口は両神山町営バスだからね。いかんせん、中双里までのルートは赤線ルートとはいえ、山地図には「入山の際には役場に問い合わせをするように」とかの注意書きもあり、皆さんレコも極端に少なく、拝見したレコにはあまり芳しくない感想やコメントが…それらのレコを注視した時に「道迷いして引き返すとか十分にあり得るな…」標準のコースタイム通りの行程で下るとして、12:20までに山頂に登頂できないと中双里バス停でのバス乗車はできない、と判断。タイムリミットオーバーの場合は、素直に日向大谷口へ下山するエスケープも準備しての登山開始となりました。
この計画ですが、まずは始発の西武鉄道に乗らなくてはいけない(汗)いきなり高いハードルでしたが、こちらは見事にクリア。松屋で牛めしの朝ごはんを食べる余裕すらありました。そして、満を持して8:15に坂本バス停に降り立ち、準備の上出発!坂本からのルートは3年ぶりでしたが、当時と比べ目印が多く、且つ新しいようで整備する方の心意気が感じられるました。大岩を越えてからの高巻き部分で少々ロストした箇所がやや手薄なところでしたが、そこ以外は概ね明瞭でした。もっとも沢沿いの今や破線ルートですからね、よく行き届いていると思いました。相変わらず、八丁峠まででかなり出来上がちゃいましたけどね(汗)
このあとは言わずと知れた鎖場、岩場天国を進むのですが、八丁峠までの登り、八丁尾根のアップダウンで、東岳を越えて尾根筋の緩やかな登りにおいてついに両脚のもも内側が激攣り状態に…伸ばしても、揉んでもダメ…いやー、どうすれば…痛いのを承知で思い切ってしゃがんで見ると…あーら不思議♡うまい具合にももが伸びたのかスッキリ回復♡めでたしめでたし。山頂直下の鎖場を登り山頂ゲット。12:03!!よし、梵天尾根チャレンジや!!日曜日ということもあり、途中の東岳にせよ、この山頂にせよ人が多かったので、とっととライフで買った白身魚フライサンドにかぶりつき休憩もそこそこに下山開始。
すぐさまトラロープで規制されている看板箇所が…このトラロープ、止める気があるのかしらと思うぐらい通り抜けの穴が大きいものでした。その先もトレイル明瞭で目印も豊富、看板も新しい…過去レコの情報や噂とは大分異なる非常に歩きやすい道でした。ミヨシ岩からの眺望もよく、落ち葉の積もったトレイルも歩きやすかったと思います。唯一ぼんてんの頭から大岩の右側を巻いた箇所で次のテープを見つけるのに手こずりましたが、大岩を登り返したら稜線上に出てきました♡白井差峠からの下りは激下りでしたが、こちらは針葉樹の落葉と松ぼっくりによるクッションが効いて、少々ですが、脚部負担が緩和されたようにも思えました。
そして、とうとう下山完了までどなたとも逢わずに過ごすことができました。且つ、出発まで50分あり、下りのバスも通過していなかったので、一旦終点の中津川まで行くことにしました。フリー切符強しですね♡
中津川ですが、トイレはもちろん、キャンプ場、コテージ、宿泊棟、日帰り温泉、自販機、売店など充実した施設があり、山の中のオアシスでした。
さて、今回の総括ですが…完走しましたが、やっぱり慌ただしいですね…この行程、まずは土休祝日に西武線の始発に乗れないとアウト。山を歩く以前にハードルが高いです。また中双里から入る場合、入山開始も遅くなりがちで、前半に激登りが控えていることを考えると、なかなかチャレンジする人も少ないのかなと、レコが少ない理由にも納得します。でもミヨシ岩からの眺望は素晴らしかったですよー。一旦両神山頂からミヨシ岩まで来て戻る手もありますね!っていうことは、、戻りで300Mの登り返しかあ?ありえんなあ(汗)
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