リベンジついでにお鉢巡りも〜吉田ルート富士山
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- GPS
- 27:05
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,609m
- 下り
- 1,605m
コースタイム
【2日目】3:10八合目-4:35本八合目4:45-5:40九合目-6:45吉田口山頂-7:40剣が峰8:20-9:05吉田口山頂-12:30富士スバルライン五合目
天候 | (9/10)1日目・・・晴れ (9/11)2日目・・・晴れ/霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前回の反省を元に「時間かかってもいいから」と駐車場待ちにしてもらい、程なく入れました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に登山道の七合目あたりまでは、流水による土壌の侵食が多く見られ、先日の台風12号の影響で更に掘られていました。 山頂の吉田口下山道への案内がイマイチ不明。 確認できたのは石標に「須走口下山道」とあるだけ。ちょっと調べれば途中まで吉田口・須走口の下山道が一緒なのは判るので、利用者の問題といえばそれまでですが、そのせいからか山頂から登山道を降りる人も意外といます。 |
写真
感想
先月、家族で行った富士登山。
結果は娘の高山病などにより八合目で下山。
実は元々この家族登山にはもう1人、私らの友人(いちおー?女子)が参加予定でしたが、諸事情で行けず・・・
その友人も十年程前の家族登山で、自分だけが高山病で本八合目より下山した経験があり、「なんとしても今年登りたい」と単独でツアー参加も辞さない構え。
個人的には先月山頂まで行けず消化不良気味であったため、一緒に“再チャレンジ富士登山”となりました。
予定は1ヶ月前の家族登山と同じ吉田口。勝手が知ってると宿泊の山小屋まで同じく設定。
六合目から先は雲が多くなりましたが、晴天予報を信じて登ります。
ゆっくりペースながら娘を連れた前回に比べると早いですね、山小屋到着は2組目でした。
その山小屋「太子館」ですが、どうも9月以降は部屋の半分をクローズしての営業みたい・・・その中で満員とのこと。
おまけに前回あった仕切りのカーテンがなく、フツーの大部屋雑魚寝の小屋になってました。
早い到着の利で壁側の場所にしてもらいましたが、やはりシュラフの幅分のスペースではなかなか落ち着けません。十分過ぎるほどの時間がありましたが私は実質2時間程度しか寝れませんでした。。。
金曜も仕事の都合で4時間しか寝られなかったので、超寝不足状態。
枕が替わっても爆睡できる神経が欲しい(笑)
頂上でご来光をどうしても!というつもりでもなかったので、3時過ぎに小屋を出発。
けっこうな強風ですが、おかげで雲もつかず、格好なご来光日和!?
高度が上がりすぐ息切れしてしまいますが、前日に続きゆっくりペースで登りました。
九合目の鳥居の手前で陣を張り、ご来光を待つことに・・・
やがて雲海が湧く下界から太陽が昇ります。なんともいえない自然の描く光景・・・この感動を伝えられる表現力が私にはありません(^▽^;)
その後、九合目から頂上までの渋滞を経て山頂に到着。
体力の余裕もあるし、せっかくだからということでお鉢巡りも敢行です。
私も初めてだったせいもありますが、割と単調な景色が続く富士登山の中で、お鉢巡りは様々な景色を楽しませてくれます。
せっかくなので剣が峰の撮影渋滞にも並び、まさに富士山満喫。
これは時間と体力に自信があればぜひ行ってみるべきかと思います。
唯一の心残りは山頂の小屋などがすべて閉まっていたため、山頂ならではのお土産品を入手できなかったことでしょうか。
下山道はひたすら同じような道を降りるので、飽きちゃいますね(笑)
足もけっこう疲れてくるので、グダグダで歩いて怪我しないように・・・
六合目あたりからは、前月同様に霧と霧雨に遭いました。行きに景色確認しといてよかったです、、、
下山後はこれまた前月の軌跡を辿りました。
閉店時間が迫る吉田うどん『麺'ズ 冨士山』で遅い昼食を先にしてから、日帰り温泉に。
温泉はちょうど富士登山ツアーの団体さんの切れ目でゆったり入浴できました。
来年はカミさんのリベンジ登山になりますかね?(笑)
【高山病】
友人は前回高山病でリタイアしたことから、かなり高山病発症にナーバスな様子。
心理的影響も大きいと思い、気にさせないように努めました。
また疲れから発症しないよう、私も覚えたてですがカーボローディングをアドバイス。本人は3日間パスタ生活してたみたいです(笑)
高度に慣れさせるため、五合目の駐車場で約2時間休憩し出発。呼吸を整えるための小休止をしながらゆっくり登ることを心がけました。もちろん山小屋での十分な休息や、意識しての深い呼吸、シャリバテにならないようこまめな食事や水分補給といった基本的なことは実践。
また一時的な回復でしょうが、酸素も缶スプレーや顆粒で摂取してもらったことが、心理的な安心感にもなったようです。
そのせいか、特に2日目は本人も違和感を覚えるほどの“フツー”な状態で登頂することができました。
私も以前は平気でも、体力の衰えによる発症?を内心危惧してましたが、酸素缶を一度も使うことなく終えることができました。
【トイレ】
9月に入るとクローズする施設や小屋が多く、この時期の登山のトイレ問題は大きいですね。(吉田口はまだマシなほうか)
本八合目を越えると山頂含め下山するまでトイレはありません。
登山時は本八合目の小屋で済ませ、下山時も登山道と最接近する同じ本八合目で済ませる必要があります。
それ以降は五合目に戻るまで公衆トイレもクローズ。(下山時にそれを知らずに七合目の公衆トイレで愕然とする人たち多し。。。)
子供はガマンできずに傍らで失礼してましたが、まだまだ大勢が登る季節に大人がキジ撃ちするのも、、、
かといって水分補給はキッチリしないといけないので、、、
それなりに覚悟が必要ですね。
【モラル】
9月に入ったとはいえ、上旬の週末なのでかなりの人出です。そうなるとやはりいろんな人がいるもので・・・
小屋でくつろいでいると「上の方の小屋に予約はしているが(その名前は忘れたらしい)、自分はキツくてそこまで行けないのでここに泊めて欲しい。ついでに予約している小屋にキャンセルの連絡入れてくれ」というジャージにスニーカーといういでたちのオバサン。
それ以外にも予約している小屋の名前を覚えていない人が意外に多い。。。
なんだかな〜、、、ちょっと気楽すぎやしないかと、、、TVニュースの富士登山のネタって決して誇張してないんだなと実感デス。
あとトップシーズに比べると少ないとは思いますが、山頂での渋滞の列が九合目あたりまで続いてました。
風も強く、動かないでいるとかなり寒い。
そんな中で横をすり抜ける人たち・・・みんな好きで並んでいる訳でもないのに・・・山以外にも二度と公衆に出ないでほしいもんです(-゛-メ)
どこの小屋でもキレイに管理されてるトイレ。ただ強制的にチップ入れないと入れなくしている一部を除くと、利用者の意思にまかせる構造のところが多く、コイン入れないで入る人もけっこう見かけます、、、残念です。
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