地蔵山〜愛宕山 - 芦見峠〜地蔵山〜スキー場跡〜滝谷〜三角点〜愛宕神社〜月輪寺〜金鈴渓
- GPS
- 06:52
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,060m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:52
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■越畑〜芦見峠〜地蔵山 越畑の集落内を抜けて、防獣ゲートをくぐり山中へ。 途中の林業作業用と思われる分岐に注意しつつ進むと、芦見峠です。 南に向けて進路を取り、地蔵山方面へ。 関電の巡視路などの分岐があり少し注意が必要ですが、目印は以前よりも増えているとの印象だし、道迷いの心配は少なそう。 傾斜が増した区間を抜けるとアセビのトンネル状になっている箇所もあり、積雪量が増すと通行が困難になりそう。 フェンスの残る辺りはアセビが繁茂しており、ここの右手に西向き地蔵があり、その先のネット沿いを少し進むと、地蔵山山頂に到着です。 ■地蔵山〜P917〜スキー場跡〜滝谷左俣〜三角点 地蔵山から反射板のあるP917は明瞭で歩きやすい道。 その先も同様の道が続きますが、積雪量が増すとアセビなどに阻まれて進みにくい道に一変するので、注意が必要。 方向転換する辺りはぬかるんでいる事が多く、滑らないようにしたいですね。 神明峠などへ通じる道と合流する辺りからは台風の影響と思われる倒木が見られたけど、通行への支障はあまりなし。 その先で一般の登山道を離れてスキー場跡へ向かっています。 スキー場跡の辺りはなだらかな地形が広がっており、どこにいるのか分からなくなりそうですが、目印となる山頂なども見えるので、冷静に対処すれば道迷いなどはしないでしょう。 ここから滝谷の左俣に合流し、少し下った後、源頭部へ向かっています。 ここも特に危険はないはず。 谷を詰めると竜ヶ岳分岐に辿り着き、ここからジープ道で三角点へ向かいますが、この時期のジープ道は凍結している事があるので、軽アイゼンなどを用意しておきたいですね。 芦見谷への分岐の手前を右に登って行くと三角点があり、その下は広場になっており、好天の日には休憩に適しています。 ■三角点〜愛宕神社〜月輪寺〜登山口〜清滝 三角点から分岐に戻り、ジープ道を通って地蔵の辻を経て、愛宕神社へ。 白髭社を経由すると少し近道。 社務所の横にはトイレがあり、付近は広場になっており、休憩所などもあります。 標識に従って、月輪寺方面への道へ進み、下山します。 途中で大杉谷ルートとの分岐があり、そのまま直進。 木の根や登山道の整備に使用されたワイアなど、足下に注意する程度で、階段が多いかなという印象の明瞭な道が続きます。 月輪寺からしばらく進むと、やや岩っぽい箇所も見られるようになり、ショートカットがいくつかあります。 程なくして、月輪寺ルートの登山口に到着です。 ここから空也滝までは明瞭な道で、ゆっくり歩いても10分程度で到着します。 清滝までは舗装路歩きです。 ■清滝〜落合〜保津峡駅 清滝の渡猿橋が京都一周トレイル西山コースの1番地点となっており、清滝川沿いのトレイルを進んで行きます。 岩っぽい箇所も多く、雨後などで道が濡れていると滑りやすいかも知れません。 注意すべき点はそれぐらいで、金鈴渓として知られる景勝地でもあり、気持ちの良い道が続きます。 トレイル西山4地点で潜没橋を渡り、その先で舗装路に合流。 橋を渡り、トンネルを越えると、保津川沿いを進みます。 ツツジ尾根ルートの登山口を過ぎて、左折して橋を渡ると、すぐに保津峡駅に到着です。 |
写真
感想
今回が今年最後の山行という事で、最後にふさわしく愛宕山界隈へ。
この山行を迎える前の時点で、今年の愛宕三山への登頂回数は以下の通り。
愛宕山が7回、地蔵山が3回、竜ヶ岳が4回。
参考として、愛宕山三角点が5回。
地蔵山が竜ヶ岳よりも1回少ないのがかなり気になるので、今回は竜ヶ岳には登らずに、地蔵山と愛宕山をという事に早い段階で決定。
愛宕山側から地蔵山へのピストンは避けたいので別ルートとなるけど、サカサマ峠から芦見谷川沿いで芦見峠までというのは、この時期には選択肢に入れたくない。
なので、いつかはと思っていた越畑から芦見峠を経て、地蔵山から愛宕山へというルート。
これだと程々の距離になり、適度に寄り道も可能なはず。
なお、今回の山行はno2さんのいくつかのレコとikajyuさんの直前のレコを参考にさせていただきました。
以下、いつも通りに長文です。
今回は八木駅からバスで越畑に向かう予定で、JRで直で八木駅に向かうのが楽ですが、阪急で嵐山に向かい、辺りをふらついてからJRに乗車。
阪急の嵐山駅から歩き、桂川沿いから渡月橋越しの愛宕山を見やります。
少しだけ雲海が山腹にかかっているけど、霞み気味なせいもあり、期待していたような美しい光景は見られず。
JRに乗車して揺られていると、保津峡を通過する辺りから霧が見られるようになり、亀岡の中心部は濃い霧で、畑に立つ木々が神秘的に見えます。
八木駅からのバスは大人数の団体さんを乗せ、ほぼ満員ぐらいだったはず。
山間部に入ると霧はなくなり、きれいに晴れており、程なくして越畑バス停に到着。
越畑バス停からログ取りを開始し、GPSで確認しつつ予習していたルート通りに進みます。
団体さんを後ろに見ながら防獣ゲートを抜け、入山です。
所々で林業用の道が見られるものの特に迷う感じでもなく、意外と早く芦見峠に到着。
いつもは歩き始めて何時間もしてからの到着でもあり、何だか変な感じ。
P590へ向かおうとしたら、期待していなかったピークハンターさんのプレートを発見して、テンションが上がります。
P590へのピストンを終え、地蔵山へ向けて登り始めます。
過去に下っている時とあまり印象は変わらず、歩きやすい道をゆったりと登ります。
こんなに目印が多かったかなと思いつつも、雑木林から植林帯へ。
再び雑木林になる辺りから雪が見られるようになり、登るに連れて徐々に積雪量が増します。
傾斜がやや急になる辺りは地味に疲れる道だろうと予想していたけど、雪を見ながら歩くので大して気にならず、快適に前日までのものと思われる足跡を辿って進みます。
アセビのトンネルを過ぎ、もう少し進むと崩れかけのフェンスがあり、この辺りのアセビの繁茂が進行していて、このままだと歩きづらくなりそう。
西向き地蔵さんにいつものように手を合わせ、ネット沿いを歩くと、地蔵山山頂に到着です。
ピークハンターさんのプレートが新調されて別の木に移されていて、びっくり。
竜ヶ岳のプレートも復活したようだし、少し前にやって来られたのでしょうね。
どんな方なのか知りたいような、知らないままでおくべきなような。
P917へ向けて下り始めますが、南側の斜面でもあり、雪はわずか。
傍らの谷に残る雪を見つつ歩きやすい道を進み、P917に到着、ここでパン休憩。
この先も雪は少なく、通り過ぎる谷の源頭部に見られる程度。
進行方向が変わる辺りの先で雪の感触を楽しんでいると、神明峠方面などへの分岐に到着。
P900へ向かってみますが、植林帯の中のピークでもあり、プレートはないまま。
雪に少し苦労しながら滝谷の右俣の源頭部を少しだけ下って、地蔵山の雄姿を眺め、撮影。
少し先で登山道を離れ、スキー場跡へ。
説明板の先の尾根まで進み、戻って来てから辺りをのんびり歩き。
積雪量は少なく地肌が見えている所も少なくないけど、ゆったりとした起伏に広がる風景はとても良い感じ。
そのまま下って行き、滝谷の左俣に合流。
水の湧き出し口まで下ってみる事にします。
ここも積雪量は少なくて歩くのに苦労はなく、小さな足跡に導かれて進みます。
水の湧き出し口かなという所を見つけ、引き返します。
源頭部まで来ても雪は少なく、ちょっと期待外れかなという感じ。
しかし、素晴らしい風景なのは間違いないので、何度も振り返ったり、辺りを見回したりして、この時ならではの景色を堪能。
名残惜しさを感じつつも再訪を誓って、先へ進みます。
竜ヶ岳分岐を過ぎ、ジープ道を歩いていると、路面が凍結していて滑りそうになります。
潮時かなと観念し、チェーンスパイクを装着。
三角点に到着し、下の広場で食事休憩。
地蔵の辻を過ぎ、今回も白髭社から愛宕神社へ。
休憩所前の温度計は3℃を示しており、寒くはない。
お詣りを済ませ、社務所横の旧トイレに寄り、下山です。
今回は久しぶりに月輪寺ルートを通ります。
普段は朝早くに登り始めるし、下山も遅くなる事が多く、通行時間に制限のある月輪寺ルートは利用のハードルが高い。
下り始めは大杉谷ルートと同じ道を行くので、歩き慣れた道を下り、分岐を通過。
以前の記憶があまり残っていない道を進みます。
意外と階段が多いなとの印象で、足を引っ掛けてしまいそうな障害物に注意しつつ快調に下ります。
月輪寺に到着、ここは記憶通りです。
支援金をお賽銭として納め、手を合わせます。
さらに下っていると道には岩が少し露出するようになり、ショートカットが見られるようになるので、積極的にそちらを通ってみます。
ロープで止められている道などをチェックしていると、登山口に到着。
時間にも余裕があるし、左足の状態もまずまずのようなので、久しぶりに空也滝へ。
記憶通りの道をてくてく歩き、尾根ルートの取り付きをチェックし、空也滝に到着。
大きさや美しさよりも、何か特別な空気感があるかなと思わせます。
鳥居をくぐって少し近寄り、見上げてみます。
何かが自分から洗い落とされたような?
心なしか軽い足取りで来た道を戻り、清滝への長い舗装路歩きです。
清滝に到着、このままバスでの帰還もありだけど、まだ歩く事にし、京都一周トレイルを辿って金鈴渓を下って落合まで行き、保津峡駅に向かいます。
このルートは手軽に渓谷沿いの雰囲気を堪能でき、いつ歩いても楽しいのです。
この日も所々で水辺まで下りたりしつつ進み、落合に到着。
保津峡を眺め下ろす展望所には行かず、トロッコ保津峡駅を出発して行くトロッコの後姿を撮影したりして進み、ツツジ尾根ルートの登山口を通過。
電車の発車に間に合うように急ぎ足で進み、保津峡駅に到着。
この日も無事にゴール、これにて今年の山行は終了です。
今年最後の山行は地蔵山から愛宕山へ。
初めてとなる越畑から出発し、地蔵山の北斜面は標高が上がるにつれて程良い積雪があり、雪の感触を楽しみながらの心地良い登り。
寄り道したスキー場跡や滝谷の源頭部は期待していた程の積雪量ではなかったものの、風景は相変わらず素晴らしかった。
久しぶりに月輪寺を通り、空也滝も見る事ができました。
時間に余裕があったので、金鈴渓の風景を楽しみつつ落合経由で保津峡駅まで。
天気にも恵まれ、穏やかな山行で今年を締めくくる事ができ、満足しました。
■留意点
今回は山行前の写真を冒頭に掲載しているため、地図上の番号と写真閲覧の際に表示されている番号にずれが生じています。
写真閲覧の際に表示されている番号から2を引くと、地図上の番号になります。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
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プロフィール写真が変わってますね。
スキー場跡は昨日も行ったのですが、銅像の跡というのはどこにあるんでしょうか。ご存知だったら教えて下さい。
The Jayhawksのアルバムのジャケット写真は2017年の元旦から使わせてもらい、1年が経ったので、お役御免で休んでもらう事にしました。
また何年後かに再登場になるかも知れません。
スキー場跡と銅像跡について。
実は今日も愛宕山に登り、スキー場跡へも行って来ました。
まず、persさんの1月2日のレコを見させてもらうと、写真37の標識に辿り着いていますよね。
そこは地蔵山への分岐でもあり、そちらへの踏み跡があったはずです。
標識に示されている銅像跡へはその右の方へ進むようなイメージになると思います。
無雪期であれば、それなりに踏み跡と言うか、シダが少ない辺りが道として認識できるので、それを辿ると行き着く事ができると思います。
ただ、今日は積雪下で銅像跡への踏み跡がなかったので、これまでに3度ほど行っている僕でも少し行き過ぎてしまい、明らかに違う風景なので引き返したような感じです。
なので、積雪下で行く場合、踏み跡がある可能性は高くないので、地形図上でどこかを把握しておく必要があると思います。
辺りは微妙な地形変化をしており、いくつかの目立つ木以外は場所の特定をしにくいという印象なので。
銅像跡というのは、このレコの写真43の説明板の文章によると、その右に写っている台座のはずです。
という事なので、このレコの赤線を見てもらうのが手っ取り早いかと。
地蔵山からP917を経て下って来た後、P900をチェックして、次に滝谷の右俣を少しだけ下っています。
その後、滝谷の左俣を歩く前に尾根筋に向かっているのが分かると思います。
この尾根の途中に銅像跡である台座があります。
この一帯は地形図に表れないような起伏があるので注意が必要ですが、ある程度の山歩きの経験があれば見つけられるはずです。
見る価値があるかどうかは微妙かなとは思うけど、ここまで来たのなら見ておきたいですよね。
滝谷の源頭部とかも含めて、この辺りは歩いているだけで楽しいゾーンなので、また再挑戦で見つけに行ってみて下さい。
有難うございました。
前に地蔵山に行った時も探したつもりなんですが、検討もつかなかったので、適当に引き返してきました。竜ヶ岳はまだ行ったことがないので、そのついでにでも探してみようと思います。また参考にさせて下さい。(もちろん雪が溶けてからのことです)
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