上高地〜西穂山荘〜西穂高岳〜新穂高温泉
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 857m
コースタイム
上高地・帝国ホテル前11:00〜11:20西穂登山口〜13:50焼岳分岐〜14:05西穂山荘
2日目
西穂山荘6:00〜6:20丸山〜7:05西穂独標〜7:40ピラミッドピーク〜8:40西穂高岳
西穂高岳9:20〜10:25ピラミッドピーク〜11:00西穂独標〜11:55丸山〜12:15西穂山荘
西穂山荘13:05〜13:55西穂口駅〜14:30新穂高温泉駅
天候 | 1日目 曇りのち雨 2日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
独標〜西穂高岳 三点支持を確実に行い慎重に行動しましょう。 |
写真
感想
7月の赤岳の山行を踏まえ、もう少し厳しいところに行くと、果たしてどうなるのか、
ということを確かめるべく、今回は西穂に行ってみることにしました。
山行が近づくにつれ天気予報が悪くなり、
おまけに台風も接近中ということもあって、
予定通り決行するか、大人しくあきらめるか、ギリギリまで悩みました。
せめて独標まで、いや西穂山荘まででも、もう小梨平で一泊でもいいです。
あきらめきれないので、こんな感じでとりあえず上高地まで行ってみることにしました。
予想に反して松本はいい天気だったので、少し期待していたんですが、
やはり山に近づくにつれ雨模様。
バスを降りて、決断の時が来ました。
ケータイで天気を調べてみると、2日目の天気が回復傾向だったので
西穂山荘まで行くことにしました。
天気がよくないのに上高地には自分と同じようにあきらめきれない人が結構いました。
観光客を尻目に登山口を目指し、登りはじめました。
ひたすら(といってもわずか3時間)樹林帯を歩いて、
だいたい予定の時間に山荘に着きました。
実は今回の山行で一番心配していたのは西穂のテン場で、
無事に張れるかどうかでした。
(西穂高にケガなく無事に登れるかを心配した方がいいのですが)
西穂のテン場は狭いと聞いていたし、アクセスも容易だし、連休だし、
一杯だった時の小屋泊まりも念頭にいれていました。
でも、自分にちゃんと団体生活ができるか不安でした。
しかし、天気予報が悪かったせいか、小屋に着いた時は十分すぎるほどスペースがあり、
心配事は杞憂に終わりました。
今回は初めて米を炊いてみましたが、やはり芯が残った感じでうまくいきませんでした。
1時間以上水につけていたのですか、水の量が少し足りなかったんですかね?
次回以降、再チャレンジです。
2日目、前夜からの雨も上がり、2日前までの天気予報は「なんだったんだ?」というくらい晴れあがりました。
当初、テントをデポして西穂までのピストンを予定していたんですが、
小屋の人に「10時までに完全撤収してください!」と強く言われて、
当然そんな早く戻って来れないので、慌てテントの撤収をしました。
小屋にはピストンの為の荷物置場もありましたが、サブザックを持って来なかったので、
中身だけ置いていくのも、いかがなものかと思い、装備一式担いで行くことにしました。
これがそもそもの間違えでした。
西穂までそんな大荷物で行く人なんかいません。
軽装の人がどんなに羨ましかったことか。
小屋から危険ではないけど大きな岩がゴロゴロしていて歩きにくい一帯を抜けて、程なく丸山に到着。
これから向かう岩峰が一望できました。あきらめずに来て良かったなぁ。
独標への登りで、これを降りてくるのはイヤだなぁと思える岩場がありましたが、
こんな所でそんなことを言っているようでは先に進めません。
独標を登り、独標を降り、早くも、「コレ結構ヤバいんじゃないか」と思いましたが、
覚悟を決めて先に進みます。
バランスを崩さないように慎重に登って下りて、ピラミッドピークを過ぎ、
西穂高岳の頂きにたった時の喜びは今までで一番でした。
でも、帰る為にはもう一度、あの道を歩かなければらないんですね。
帰りもバランスを崩さないように、一歩ずつ確実に歩を進めました。
いったい何人の人に道を譲ったんでしょう。
この日、西穂まで行った人で一番時間がかかったと思えるくらい、
ゆっくりと自分のペースを守って歩きました。
独標まで戻ってきた時は、無事に戻って来れてホッとしましたね。
当初は上高地まで戻る予定でしたが、噂の西穂のラーメンを食べて落ち着いてしまうと、
メンドーに思えてきてロープウェーであっけなく降りてしまいました。
総括的なこと
神がかり的な好天に恵まれて西穂高岳に登頂できて良かったです。
良かったんですが、今の自分のレベルではこの辺りが限界だと感じました。
余裕が全くありませんでした。
図らずしもテン泊装備を担いで行くことになってしまい、
そのことは自信になった面もありますが、何事もなく下山できたのは単に運が良かっただけとも思えてしまいます。
でも、挑戦してみるのも大事なことだなぁと思いました。
要は自分のレベルと山のレベルとの見極めですね。
普通僕は大好きな山に登っているのだからお疲れ様はおかしいのでは?といつも思っているのですが…テント一式担いで西穂に登るとは…やりますの〜ninotsugiさん(笑)サブバック(アタックザック)を持っていかなくても大きめのゴミ袋を持っていってその中に不用の物を入れて置いていけばザックは軽くてすみますよ(*^o^*)後、水ではなくてお湯の方が(蓋をして)お米やわらくなりますよ(*^o^*)いや〜でも天啓emj:423:ez]ヘ大大大勝利ですねーemj:811:ez]ィめでとうございます(`∇´ゞ
……大きいゴミ袋???
大きいゴミ袋?
あっ!、持っていました!
あ〜ぁ。
こういうことは山登りの経験の差ではなく、単に日頃の生活力ですね。まったく。
頭の悪さを完全に露呈してしまって恥ずかしいです。
まぁ、テント担いでも行けたので、今回はヨシとしましょう
(結果論ですね。ホントはとってもコワかったんですよ。独標に戻ってきた時は、生きて下山できる〜!って)
お米はお湯を使うんですね。なるほどです。
限界を感じてへこんでいましたが、teteteさんの激励で自信がつきましたよ。
ありがとうごさいます。
(^-^)v
ninotsugiさん、おはようごさいます。
重装備での登頂お疲れ様でした。
ninotsugiさんは間違った〜と言っていますが、
以前、私の日記にwestupさんが、
「許される範囲の失敗も楽しみながら山に行くことが山の楽しさですね」
とのコメントを頂いたことを思い出しました。
私は毎回それを言い訳にしてますが。。
inaminさん、こんにちは。
あの時は、ホントに軽装の人がうらやましかったんですよ。
「俺だってこんな大荷物じゃなきゃ、もっとスイスイ登れるぜ」って(笑)
で、西穂に向かっている時は「もうこんな道、二度と来ない!」と思ってました。
でも、今思うと重装備で行って良かったと思います。ホントにいい経験になりました。
「失敗も楽しみながら山を歩くこと」
まさに、そうですね。
今は、「またいつか西穂に行ってみよう」って、思っています。
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