船窪小屋〜七倉岳〜北葛岳〜蓮華岳【雨のちビックリ予想外の快晴!】
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 2,134m
- 下り
- 1,779m
コースタイム
天候 | 9/17(土)霧のち雨、9/18(日)快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
【復路】扇沢〜七倉山荘(タクシー、6,200円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全ルート共危険箇所無し。 【下山後の温泉】葛温泉/高瀬館(日帰り入浴700円)設備は相応にクタビレているが、お風呂は良かった(源泉90度。内湯2個(ぬるめ、熱め←本当に熱い!)大露天風呂あり) |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
せっかくの三連休なのに、台風が来ているとのことで予報は最悪。しかも、平日ずっと晴れていただけに悔しさ倍増!!
本当はテントでどこかに行こうと思っていたが、テントはやめる。
殆どでかける気を失っていたが、妻が金曜日の仕事中の隙間にいくつかの小屋に電話したらしく、「予約いっぱいでしたが、キャンセルが続出している」と言って暗にどこか行こうと言っていたが、それでもテンション低く、「自宅でごろごろ」を決め込もうと寝てしまった。
しかし、3時過ぎに妻が起き出し、「どっか行こう」とうるさく言うので、とにかく長野県まで連れて行かねば駄目だと思い、「登山口まで行って雨が降っていたら温泉入って帰るから」と念押しして出かける。
妻が「お天気悪いなら船窪で美味しいごはん食べるだけでいい」と訳わかんないことを言うため、土砂降りの高速を走って、七倉ダムへ。まだ雨降っており、「じゃ、あきらめよう」と妻に言った途端に雨が小やみに。しかし、どんよりどよどよした悪天。だがもう登る気満々になってしまった妻を追う。
この尾根は前来た時はすんなり登ったり降りたりしていた記臆なのだが、今日はテンション低いせいもあり、物理的に高温多湿(ホットスチームサウナ)という状態のため、最悪のコンディション。さすがの妻も唐沢ノゾキまでの間、引き返そうかと思ったとのこと。
しかし、それでも登っている人がいるではないですか?さすが連休。キャンセル続出と言っていた割には、天狗の庭までで15人位は抜いた。
やれやれ。ようやっと稜線。しかし、突然針の木とか眼前に見えて驚き。山の上の方が天気が良い??
ということで、2年ぶり3回目の船窪小屋到着。小屋には既に「下山しかけたが、明日の天気は良くなるということで連泊を決めた」という単独男性1名がいらした。そして、それなりに立山とか薬師とかも見えているではないですか。
ここに来たときは、初回、雨ガスガス。2回目、雪、といういずれも冴えない天候だったので、今日が一番良いかもしれず。夜までずっと雨が降ったりやんだりながらもガスが切れるとそれなりの眺望。
この小屋は、電気も通じていないが、お父さんお母さんが本当にアットホームで大好きなところ。いぶる囲炉裏端で皆さんとお茶を飲みながら合唱大会。しかし、渡された歌詞カードを見ると、知っている唄は「雪山賛歌」だけで、後は皆古すぎて知らない唄ばかり^^;
しかし、お客さん皆さん生き生きと「いやあ、唄声喫茶が懐かしいなあ」などとおっしゃってました。因みにこの日の宿泊客30名中、我々が最年少。妻はすっかり「山ガール」(本当は全然違うけど。本物の山ガールがいなかったので。)と煽てられてすっかりご機嫌になっていました。
そしていつ食べても超美味しい夕飯をいただき、夜のお茶会も団らんも楽しくて、
囲炉裏の煙で目が痛くなりながら燻製状態で楽しい時を過ごしました。
こんな楽しい時を過ごせたから、明日はこのまま天気悪くてピストンして帰っても悔いは無いと思って就寝。
しかし、朝、起き出して見ればなんと晴れている!!外に出ると水晶まで見えている。赤牛からの読売新道からの稜線が懐かしい。昨日はこのままピストン下山するしかないと思っていたのでゆっくりめの朝食にしていたが、急遽縦走を決める。
さて、どっちに行くか??どっちも行ったことあるが、いずれも天気は悪かったのでどっちに行ってもよい。積雪状態でない不動〜烏帽子か、雨ガスでない針の木へのルートか、と迷うが、前回全ルート雨ガスで一寸先も見えなった北葛、蓮華を経て扇沢への下山を決める。
鐘を鳴らしてもらって元気に出発!!小屋の皆さんが総出で姿が見えなくなるまで手を振って見送って下さる。これだからまた来たくなるんです。
そして、爽快な景色を眺めながらスキップ気分で縦走開始。前回2年前に歩いたが、雨だったせいもあるけど、ルートがより整備されて歩き易くなっていた。船窪のお父さんが大枚はたいたというチェーンソー?で整備を進めて下さったに違いない。ひしゃげていた梯子も新しいものに変わっていた。
まず七倉岳。そして下って登って北葛岳。前回雨雨ガスガスで標識しか見えなかった北葛岳も360度の展望!剱立山から反対側は富士山南アルプスまで素晴らしい眺望。満喫したくて座り込んで心ゆくまで景色を眺める。こんな景色だったんだ〜。ここから正面に船窪小屋も実は見えていたんだ。誰も来なくて貸切。
そしてここから鞍部に下り、蓮華の大下りを大登りする。いやあ、前回雨雨だったので、なんと歩き易い。岩場は乾いているのが一番!(当たり前だが)やや紅葉が始まった上を見上げ、辺りの景色を満喫しながら登る。いや、昨日は想像だにしていなかった素晴らしい快晴!!!
前回、広すぎて雨ガスでよく判らなかった蓮華山頂。季節はずれのコマクサがひっそりと咲いていた。
蓮華山頂も貸切で、またもや30分もゆったりと座り込んで景色を満喫していたが、その間、誰一人来ませんでした。堪能しまくり。
蓮華から下り初めたら何人か登ってきました。すれ違う人とは合言葉のように「素晴らしい天気ですね!最高です!」と言い合う。皆さん満面の笑顔。船窪方面へ縦走する人は少なくて、大体針の木峠からのピストンのようでした。
針の木小屋では先月お盆に来たときはハーゲンダッツを売っていたが、さすがにもう無かった^^;
しかも小屋裏から富士山も見えるとは初めて知った。もう5〜6回は来ていると思うのに。いつもガスだったんだな・・・。
さてさて、眺望はいつまで見えていても飽きないが、扇沢へ下りることに。雪渓はもう殆どなく。全ルート高巻道。登ってくる人も少なかった。
帰りは初めて高瀬館(烏帽子、野口五郎小屋の系列です)の温泉に寄る。タクシーの運転手さんに「ものすごく熱くて入っていられませんよ」と言われたがものは試し。源泉90度の温泉は確かに熱かったが、いいお湯でした!!
いつも寄る蕎麦やで「冷やしわさび菜そば」を食べて帰宅。妻の強引?な要求により、ごろ寝連休にならずにすみました。しかし、こんないい天気になるとは、本当にあまりにも予想外でビックリ!!!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
始めまして。
9/18の蓮華岳の山頂直下でお会いした者です。
Pengin22さんの記録を見て直ぐに判りました。
道を親切に譲って下さりありがとうございました。
この日は針ノ木と蓮華の日帰りでしたが、本当に良い天気でしたね。
私も蓮華の山頂では、朝食のおにぎり を食べながら、山頂を独り占めできました
こんばんは。コメントありがとうございます!
蓮華山頂から降りはじめたところで最初にお会いした方ですよね。覚えてます(^^)
確か針の木小屋から下山するときもお見かけしたと思いますが。針の木山頂に向かわれていましたよね。
本当にいい天気に恵まれました。Momochanさんのレポへも後ほど寄らせていただきます!
またまた私の気になっているルートへ精力的に攻められていらっしゃる。
土曜日は生憎のお天気でしたが、日曜日はうって変った素晴らしい日でしたね。
北アルプスも初雪の便りを聞く時期が近くなってきました。
今シーズン、北アを攻め続けましたが、あと1回でも行けるかどうか・・・
でも、烏帽子〜種池山荘のあいだの線をつなぐ山行、今季はちょっと無理そうです。
多分、来春の針の木の雪渓登りからになりそうです。
コメントありがとうございます。
本当はテントで槍穂方面に行く予定でしたが急遽変更。でも二日目が最高の天気だったので雨の中登った甲斐がありました。
noborundaさんは二週連続のジャンダルムなんて驚き(@_@)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する