遠足尾根から竜ヶ岳へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 955m
- 下り
- 942m
コースタイム
ホタガ谷分岐のコル(10:00)〜治田峠への分岐(10:15/10:20)〜竜ヶ岳山頂(10:30/10:40)〜
中道の樹林帯(蛇谷分岐手前)(10:55/11:35)〜ヨコ谷左岸に出る(12:05)〜梯子越えの堰堤
(12:30/12:35)〜長尾滝への分岐(12:50〜長尾滝往復〜13:15)〜五階滝(13:25)〜魚止め滝
(13:55/14:05)〜鵜の巣休憩小屋(14:15)〜宇賀渓駐車場(14:40)
天候 | 終日快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
宇賀渓に有料駐車場が、ゲート手前には無料駐車場が有ります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
遠足尾根取付きから尾根主稜までは踏み跡も無く、展望もない苦しい急登が続く。 主稜に出ると明確な尾根に変わり、やがて踏み跡も濃くなる。 尾根上部に出ると気持ちの良い草原状のコースとなる。 ヨコ谷に出るまで水場は無いので、念のため駐車場で水を満たしてから出発する。 (林道の途中にも水場は有ります。) |
写真
感想
台風15号が通過してやっと秋らしくなった。予報も快晴なので、以前から気になっていた竜ヶ岳・遠足尾根へ。
山地図・2万5千地図にもないマイナーコースだが隠れた人気コースのようだ。
駐車場で台風の影響を確認し、予定通り遠足尾根〜中道コースで行くことにする。
(ホタガ谷の中流部に影響が有るそうだ。)
今日は快晴で駐車場からも竜ヶ岳ピークがくっきりと見える。
車止めとなる北河内橋を渡ったすぐ右から植林作業用らしき踏み跡が取付き点を教えてくれる。
取付くといきなり杉林の中の急登だ。そして、すぐに踏み跡は落ち葉と倒木に中に消える。
植林作業と思われる倒木と落ち葉の中をひたすらピークを目指しほぼ直登で高度を稼ぐ。
展望も無く、陽のささない杉の急斜面に踏み跡らしきものは無い。 おおよそ右寄りを選んで、
幹を掴んだり、四つん這いになったりしながら電光型に登る。 時々見かける古い目印テープや、
測量杭がルートを教えてくれる。
しばらくするとやっと傾斜が緩み尾根筋がはっきりしてくる。どうやら遠足尾根の主稜に出たようだ。
雰囲気も変わって、緩やかな疎林の尾根には下生えも無く、ずいぶん歩きやすくなる。
明確になった尾根が北西に導いてくれる頃、かすかに踏み跡も現れる。
やがて傾斜を増し苔むした石灰岩のピークに出ると、笹の下生えが現れる。
どうやら大日向のピークも気づかず通過したようだ。
ここで尾根に入って初めて指標が現れたので、周囲を注意すると左の枝尾根に
明瞭な踏み跡が来ている。木端谷の尾根を下るのだろうか?
次第に足元の笹も濃くなり、尾根筋右に絡んでピークを捲くようになると樹間に時々藤原岳や
御在所岳方面が展望できるようになる。
やがてやせた尾根を通過すると一気に左側(西)の展望が開ける。
笹の中に腰を下し、竜ヶ岳東面を展望しながら小休止をとる。
遠足尾根も幅を広げ笹の草原を思わせる雰囲気に変わってきた。
四方に広がる展望を楽しみつつ、笹を漕ぎながら緩やかに登って行くと広大な斜面の中に踏み跡が乱れ始める。
湿原のような台地から再び笹を分けてコルを目指して下ると左からホタガ谷コースを併せる。
コルからは間近に聳える御池岳〜藤原岳を見ながらクラまでの急登が始まる。
クラのピークまで一喘ぎすると竜ヶ岳山頂はもう目の前だ。
快晴なのだが、強い風が吹き抜ける山頂での食事はつらいので一通り展望した後、早々とヨコ谷を目指して
中道を下り、樹林帯の途中で風を避け昼食を摂る。
緩やかな尾根もやがて大ガレの脇を通る急斜面の下りとなり、ザレ混じりの斜面に変わるとやがて
ヨコ谷の左岸に出る。
水量が豊富なヨコ谷を左岸通しで何度も堰堤を越すとやがて長尾滝との分岐に出る。
時間も早いので、そのまま谷に沿って長尾滝に下る。
フィックスザイルを頼って宇賀渓本流へ徒渉し、わずかに遡ると豪快に飛沫をあげる長尾滝に出る。
分岐まで戻りその後も五階滝、魚止め滝を見ながら山沿い道を下ると、立派な白滝吊橋に出て
裏道(ホタガ谷コース)登山口の鵜の巣休憩小屋となる。
四つん這いの急登から始まり次第に尾根らしくなり、最後は爽快な草原を行くような遠足尾根。
また一つお気に入りコースに出会えた。
メモ:
林道を駐車場へ戻る途中の水場では、台風15号の雨のせいか道路にまで谷水が溢れ、
更に下ると、一ヶ所道路が陥没した場所があった。
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