木曽駒ヶ岳〜空木岳
- GPS
- 53:02
- 距離
- 42.4km
- 登り
- 3,716m
- 下り
- 4,140m
コースタイム
5:30桂小場登山口-5:50ぶどうの泉-6:50野田場-7:10馬返し-7:45大樽避難小屋-9:30胸突ノ頭-10:00西駒山荘-(途中昼食)-11:00濃ヶ池分岐-12:20頂上山荘-13:00木曽駒ヶ岳山頂-13:30頂上山荘
2日目
4:30頂上山荘-5:00中岳-5:30宝剣岳山頂-6:00極楽平-7:15濁沢大峰-8:30檜尾岳-9:50熊沢岳-11:00東川岳-11:20木曽殿山荘-12:50空木岳山頂-13:15駒峰ヒュッテ-14:00空木平避難小屋
3日目
6:00避難小屋-7:00ヨナ沢の頭-8:20池山小屋-9:20林道終点-10:00駒ヶ根高原スキー場の駐車場-10:20菅野平バスセンター
天候 | 23日:晴れのち曇り 24日:晴れ 25日:晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
駐車場は10-15台程度。小黒川渓谷キャンプ場上のゲートは開いていた。冬季は閉鎖の模様。 最寄り駅は伊那市駅。そこからタクシー。 菅の台バスセンター ロープウエイ行きのバス停横に駐車場アリ。 その名のとおりバス停アリ。 市内の循環バスは一日2本ぐらいだが、ロープウエイと駒ヶ根駅間は30分に1本ぐらいは走っていた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
桂小場〜木曽駒ヶ岳 学校登山で使われているというだけあって登山道はよく整備されており、迷うような場所は無い。 大樽避難小屋にトイレ有。 胸突き八丁はやや急登だが、特に難しいところは無い。 西駒山荘付近からようやく眺望が開ける。それまでは樹林帯。 頂上山荘から頂上までは約20分の登り。 ぶどうの泉、野田場、西駒山荘の水場はしっかりと出ていた。 駒ヶ岳頂上山荘〜極楽平 中岳を越えて宝剣山荘までは普通の登山道。 宝剣岳は他の沢山の記録にあるとおり、岩場の通過。 個人的には難しいとは思わなかったが、混雑すると嫌かも。 岩場の登り下りの苦手な人や恐さを感じるような人は避けたほうがいいかも。 宝剣山荘から山頂と、山頂から極楽平では後者のほうが道のりが長く、難易度としても高い。 宝剣山荘から山頂までの登りで、恐い、難しいと感じた人は極楽平に抜けずに引き返したほうがいいかも。 宝剣山荘から極楽平までは、宝剣岳経由でも、千畳敷経由でもコースタイムはほぼ同じ。 極楽平〜空木岳避難小屋 アップダウンを繰り返しながら各ピークを超えていく。 迷いそうな場所、難しい場所は無いが距離が長い。 木曽殿山荘から空木岳は標高差約300mで、縦走路中最も標高差が大きいうえ、鎖が付けられた軽い岩場登りもある。 山頂から駒峰ヒュッテはすぐそこ。 空木平避難小屋は谷筋ルートを下る。 空木平避難小屋〜菅の台バスセンター 小地獄、大地獄は鎖、階段でしっかり整備されており、地獄というほどではない。 小地獄と思われる場所は分かったが、大地獄はどこか分からなかった。 迷い尾根も過去には遭難者も出たようだが、今は登山道がしっかり整備されており、迷うような場所は無い。 近年の整備に感謝である。 通常林道終点にタクシーを呼べるようだが、今は土砂崩れでタクシーはもう少し下までしか上がれない模様。 我々は菅の台駐車場まで歩く。 登山道は途中から遊歩道と交差しながら下るが、どちらを通っても、降り立つ場所は同じよう。 |
写真
感想
いつか行きたいと思っていた中央アルプスへ。
中央アルプス縦走は、山に登り始めた頃からの憧れ。
今回は白峰三山の予定をしていたが、直前の台風の影響で南アルプス林道や大門沢の登山道が通れなくなったため、急遽の予定変更。
1日目
いつもどおり仕事を終えた後、長野に向かい車を走らせる。
桂小場登山口からの登山道は歩きやすく、快適に登る。
大樽避難小屋には思った以上にきれいなトイレがあり、利用させてもらう。
胸突八丁の登りはやや急だが、少しきつい程度。
ここを頑張って胸突きの頭まで出ると、ようやく視界が開け、気分も上向いてくるのが分かる。
西駒山荘を通過した後、将棋頭山へ登るつもりであったが、登りへの分岐を見落としまった。まあ引き返すほどではなかったのでそのまま前進。
これで将棋頭山は一生登らない山になったかも。
頂上へ行ってから頂上山荘へ下るか、山荘で荷物を置いてから頂上へ向かうか迷うが、テント場のスペースを気にして先に山荘へ。
離れた場所から見たテント場は多くの空きスペースがあったが、実際に行ってみると、平らな残り場所は少なく既に少なく、その中で良さそうな場所にテントを設営。
テント場はいい場所を確保できたが、その間にガスが上がってきて山頂に着く頃にはあたりは真っ白に。
眺望無く残念だったが、今回のメインは2日目の稜線歩きなので翌日の好天を願って下山。
夕方にはテントをパラパラと叩く音がするので、外に出てみると、なんと霰が。
3,000mの9月末はもう初冬で、夜も寒く周りのテントからも寒い寒いという声が。
シュラフに入ってもやはり足元が寒かった。
2日目
この日は駒峰ヒュッテまでの長い行程なので、2時30分起床、4時30分出発とする。
中岳を経由して宝剣山荘へ。
同行者さんは宝剣岳には行かないということなので、ここで一旦お別れ。
少し明るくなるのを待って単独で宝剣岳へ。
ちょうど山頂へ着いたころにキレイな日の出。遠くには富士山も。
日の出を堪能した後極楽平で待つこと数分で同行者さんと合流し、空木岳を目指す。
このルートは稜線の真上か西側を歩くことがほとんどで、西風が冷たくやや寒い。
しかし、天気は非常に良く稜線歩きは最高に気持ちいい。
最も楽しみにしていた一日なので、360度前後左右の景色を眺めながらこのコースを存分に楽しむ。
檜尾岳山頂からは丸い屋根のかわいい檜尾避難小屋が見える。
前回、前々回の反省から、今回は小まめに栄養補給を心がけて登った事に加え、風があって暑くなかったおかげで大きくバテルことも無く快適な稜線漫歩。
駒峰ヒュッテに泊まるつもりであったが、以外に早く着いたことと、節約のために空木平避難小屋泊に変更。
キレイな避難小屋で、この日は15時頃には満員に(18人ぐらい?)。
入りきれないパーティーはテントを設営していた。
3日目
あとは下まで下るのみ。
少しのんびりして6時に出発。
大小の地獄も心配するほどではなくすんなりと終わり。
しかし、途中に設置された金属の階段で足を滑らせ、手のひらを怪我してしまった。まさに油断大敵。
同行者さん、バンドエイドありがとう。
この下りは本当に2,000mも標高を下げれるのかというぐらい斜度がゆるい。
途中池山小屋でトイレを借りて、しばらく歩くと林道終点。
あと少しと思うとなかなかにキツイ登山道を駒ヶ池まで歩きゴール!
ちょうどこの日は駒ヶ根高原マラソン大会の開催日のようで、大勢の人。
登山者の我々は完全に異質な人でした。
菅の台バスセンターからバスで駒ヶ根駅へ。ここでJRに乗って伊那市まで行ってタクシーで車を回収したかったが、次の電車まで1時間30分以上あったので、駒ヶ根駅からタクシーで車回収。
今回も好天に恵まれ、行って本当に良かったと思える山行でした。
今回は短縮して空木岳から越百山をパスしたので、いずれこの区間だけでも歩きたい。
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