比叡山〜横高山〜水井山
- GPS
- 08:54
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:54
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
京都バス - 大原〜四条河原町 520円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■京都一周トレイル区間や主要な登山道 京都一周トレイル区間は標識が充実しており、道迷いの心配はほぼないでしょう。 横高山への登りは急斜面ですが、普通に登れば問題なし。 歩く人が多く、雪はしっかりと踏み固められており、凍結して滑りやすくなっている箇所が多く、安全な歩行には軽アイゼンなどが必要でしょう。 その他の主要な登山道に関しても、標識が少なくなる程度で、はっきりとした道が続きます。 ■その他 石鳥居から一本杉へ向かうのに通った林道は部分的に落石が多そうな印象。 一本杉から尾根伝いで戻って来る予定でしたが、叡山閣跡は私有地のため通行を断念し、迂回しています。 迂回ルートは物好きな人以外は歩かないと思われるので、石鳥居から尾根をピストンするのが良さそう。 この尾根の辺りが比叡アルプスと呼ばれているのだと思われますが、この日はマウンテンバイクのトレースが残雪のある道いっぱいにあり、凍結して滑りやすい状態でした。 無雪期でもマウンテンバイクと遭遇する可能性が高そうで、所によっては出合いの際に危険になりそうな気がするので、心の隅に置いて歩くのが良さそう。 |
写真
感想
アクセスしやすいはずなのだけど、なぜか足が向かない傾向の比叡山。
色々と行き先に迷った結果、丁度1年前に訪れているので、今回は比叡山界隈へ。
昨年と同じく京都市側からのアプローチで、今回は雲母坂から登り始める事に。
台風の被害に遭った一本杉へ寄り道して、その後は京都一周トレイルを辿りつつも、できれば前回とは違うルートも少し歩いてみようという感じ。
地下鉄の松ヶ崎駅からスタートし、叡電の修学院駅を経て音羽側沿いを進みます。
砂防の仕組み云々のゾーンに少し立ち寄り、雲母坂の登山口に到着し、ここから入山です。
少し登った辺りからすぐにイメージ通りの道となり、まだ眠たげな体で狭い道を登り続けて行くと、小ピークを辿る踏み跡があるので、そちらへ。
ただの小ピークかと思いきや、『きらら坂城跡』と記されたプレートがあります。
その後は視界に雪が見られるようになり、水飲対陣跡碑に到着、ここで京都一周トレイルに合流です。
そのまま山頂の方には向かわず、石鳥居方面へ向けて京都一周トレイルを辿ってアップダウンのある道を進みますが、所々で道が凍結していて滑りやすそう。
石鳥居に着くとマウンテンバイクの団体さんに挨拶し、沢沿いの林道へ。
10cmぐらいの積雪の中、単調な林道歩きを続け、比叡山ドライブウェイに出合い、路肩を通って南西へ。
どうやら対向車線の路肩が東海自然歩道らしく、そちらを歩くべきだったようです。
ホテルを横に見て進み、展望所に着くと、一本杉が鎮座しています。
確かに手前側がなくなっていて痛々しい姿ですが、威厳は失われていないとの印象です。
ここから尾根伝いで石鳥居へ戻るはずでしたが、叡山閣跡の敷地には「私有地につき、通行は遠慮して下さい」との旨の掲示がされており、少し迷ったものの撤退。
地形図を見て検討した結果、近くの谷を下り、そこから支尾根に取り付き、目的の尾根へ向かう事にしました。
実際に行ってみると、下り初めがやや急な程度で、谷底に下りて少し歩くと、ここかなという尾根があり、積雪しているものの踏み跡らしきものがあるように感じられます。
少し登ると目印もあり、高低差はあまりないので、すぐにはっきりとした尾根に乗ります。
危険な感じのないやせ尾根を進み、電波塔の下に到着、右に回り込むと、一気に視界が開けて絶好の展望地になっています。
下調べをきっちりとしていなかったのだけど、ここが比叡アルプスなのかなとの思いを抱きつつ風景を堪能。
でも、冷たい風が吹き抜けて寒く、先を急ぎます。
こんな所を通るのかという感じでマウンテンバイクのトレイルが道いっぱいに残っており、これが凍結していて滑りやすくなっています。
気持ちの良い道が続き、これなら林道を通っての周回コースではなく、こちらのピストンにすれば良かったかなという感じで、次回からはそうしたいですね。
滑らないように気を付けていたけど、しっかりと滑ってしまい、何とか石鳥居に帰着。
ここから往路を辿って水飲対陣跡碑へ向かいますが、下り始めは朝よりも滑りやすくなっていて、さらに滑ってしまい、早く軽アイゼンを装着すればよいのに怠ってしまい、この日の反省材料です。
水飲対陣跡碑からは人をよく見かけるようになり、少し進んだトレイル東山70地点がかなり滑りやすい状態だったので、ここで軽アイゼンを装着。
これで安心ですが、まだ雪が少ない箇所もあり、ちょっと歩きにくかったりも。
トレイル東山71地点で展望を楽しみながらパン休憩。
冬季休業中の叡山ケーブルの駅を通過すると、京都一周トレイルは北山コースに突入。
スキー場跡などを経て比叡山頂バス停のある四明岳駐車場に到着し、展望写真を撮り終えると、バス便も冬季休業中なのでバス停にて昼食です。
カップ麺で温まり、出発して坂を少し登ると、地味な大比叡山頂に到着。
特に何もないので下山し、まずまずの積雪量の中を進むと、延暦寺の堂塔が見えて来ますが、今回も参拝はせずに北上します。
堂塔のあるゾーンを抜け、ドライブウェイ下のトンネルをくぐると、また山歩きの雰囲気が戻って来ます。
好展望の得られる場所からは伊吹山や霊仙山などが大量の雪を抱いているのが見られ、あちらはどんな感じなのかなと想像。
玉体杉を経て、横高山直下の峰辻に到着。
ここから横高山山頂までは急斜面なのだけど、昨年よりも少し左寄りにトレースができているような印象で、こちらの方が日当たりが良い分だけ雪融けが進んでいて歩きやすいし、傾斜も心なしか緩やかになっているような。
特に苦労せずに横高山山頂に到着。
少し荒れてしまっているような気がしたけど、程良い積雪もあってか、やはり良い雰囲気の山頂です。
その後の水井山への登り返しは昨年よりもしんどく感じられ、よれ気味になって水井山山頂に到着。
三角点が雪の下に埋もれているので、記憶を頼りにここかなという辺りを掘ってみると、程なく三角点を発見。
手の感覚がおかしくなる前に見つかって良かった。
条件次第では小野山まで行き、西へ延びる尾根で下山とも思っていたけど、もう十分かなと感じており、このまま下山としました。
水井山の北斜面が最も雪深かったかなという感じで、多い所で30~40cmぐらいありそう。
はっきりとしたトレースが続くので積雪量は特に気にならないのだけど、トレースはきっちりと踏み固められており、凍結している箇所も多く、軽アイゼンなどがないと進みづらそう。
仰木峠を経て、その先の分岐で京都一周トレイルのルートへは向かわず、東海自然歩道を歩きます。
地味な道との印象で、所々に凍結箇所が現れ、軽アイゼンを外すタイミングが掴みにくい。
結局、防獣ゲートの少し手前のお社付近で外し、近くの水路で汚れ落とし。
大原の里をぼちぼちと歩き、大原バス停に到着し、この日もゴールです。
1年ぶりの比叡山界隈、昨年と同じく好天に恵まれての山行となりました。
同じルートを歩いている区間が長く、全体としては印象はあまり変わらず、山歩きという点では愛宕山界隈の方が魅力があるように思いますね。
今回は比叡アルプスと言われているらしい辺りを歩いており、ここは良い感じでした。
マウンテンバイクの人がよく通るようで、そこが割引材料ではあるけど、また違う季節に歩いてみたいと思いました。
他の区間についても、この時期は道が凍結しがちなようだし、時季を変えて歩いてみるのが良さそう。
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