扇沢〜黒部ダム〜平ノ小屋〜針ノ木谷〜船窪小屋〜蓮華岳〜針ノ木峠〜扇沢
- GPS
- 15:09
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 3,485m
- 下り
- 3,447m
コースタイム
09:30 トロリーバス乗車、黒部ダム駅着いた後スタンプラリー(笑)
10:55 黒部ダム(黒部湖駅、ガルべ乗り場付近)
11:10 ロッジくろよん
13:45 平ノ小屋
<9/27(火)>
06:10〜15頃? 平ノ渡し(小屋側)本当は6時だけどご主人の都合で(笑)
06:25 平ノ渡し(対岸到着)
07:05 南沢出合
09:15 船窪沢出合
10:25 船窪乗越
11:10 船窪の水場
11:50 船窪小屋
<9/28(水)>
06:30 船窪小屋
06:45 七倉岳
07:20 七倉乗越
07:50 北葛岳 着(休憩、写真撮影)
08:25 北葛岳 発
08:55 北葛乗越
10:10 蓮華岳 着(休憩、写真撮影)
10:30 蓮華岳 発
11:10 針ノ木小屋
12:10 ノド
12:45 大沢小屋
13:20 扇沢駅
天候 | 9/26(月)曇り、9/27(火)晴れ、9/28(水)晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
もし満車の場合、少し下の駐車場に停めればよい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【9/26:黒部ダム〜平ノ小屋】 ・ずっと平坦な道かと思いきや、ハシゴの高巻き道が数箇所あり、結構アップダウンがある。 ・中谷は開けているせいで目印を見落としやすい。木の橋の向こうやや下流に注目。 【9/27:平ノ小屋〜針ノ木谷〜船窪小屋】 ・徒渉は針ノ木峠との分岐まで10箇所ほどある。9月下旬で水量が少なくても簡単には渡れない。自分は滑って膝まで浸かってしまいました。 ・高巻き道は予想以上に登ってから下りる。 ・高巻き道の後、ガレ場を過ぎて開けた川原の辺りで目印を見落としやすい。前後左右を要チェック。 ・針ノ木峠との分岐から船窪乗越へは最初はものすごい急登。 ・水場への道は危険。注意。 【9/28:船窪小屋〜蓮華岳〜針ノ木峠〜扇沢】 ・蓮華岳まではアップダウンのきつい道。 ・北葛岳へは急登。鎖場あり。 ・蓮華岳へは一回北葛乗越までグッと下りてから急な岩場の登り。 ・針ノ木峠からは最初沢の右岸を行くが、ノドの手前辺りで左岸に渡り、ノドを過ぎてからまた右岸に渡る。 ・扇沢までは結構下る。逆コースだと辛そう。 |
写真
感想
昨年船窪小屋に行った時に知った針ノ木谷古道。
前々から行こう行こうと思っており、7月下旬を予定としていたが天候にも恵まれず、
仕事の都合もあって、結局9月下旬の連休明け26〜28日で行くことにした。
更にはどうせ行くなら平ノ小屋も泊まってみたかったところだったので、
黒部ダム〜平ノ小屋〜針ノ木谷古道〜船窪小屋〜北葛岳〜蓮華岳〜針ノ木峠〜扇沢と言うルートにしてみた。
相変わらず直前にならないと準備できてない自分。
あれがない、これはどこだ?時間が〜時間が〜というのも恒例(笑)
何とか準備して出発。
東名高速の音羽〜豊田は渋滞している・・・またか。
こういう時、自分はよく151号から東栄〜豊根〜天竜峡〜飯田山本と行くことが多い。
よく稲武から飯田へ抜ければいいじゃんと言われるが、そっちのルートって結構アップダウンも激しいし、トラックが多いので遅い車に引っかかったらすごいストレスなんだよね。抜くに抜けないことが多いし。
でも9月上旬の台風の影響で151号太和金峠トンネル内崩落が通行止で迂回しなければいけない。
しょうがないので151号→県道→257号で設楽町へ行き、津具から県道10号で根羽村へ。
そこから153号に入り、飯田山本ICから中央道にin。
ちょっと走って眠くなってきちゃったので駒ヶ岳SAで車中泊。まぁ明日はコースタイムが短いからいいんですよ。ZZZ...
<9/26>
朝6時過ぎに目覚めてから支度して豊科ICで下りていざ扇沢へ。
三連休明けの月曜日だし大丈夫だろうとタカをくくっていたら上の無料駐車場は9割程度の入り。
下の不整地の駐車場にも停めてるぐらいだ。
運良く車を停めてお湯を沸かしてテルモスに入れてから出発。
熊鈴を忘れてきたので売店で買っておいた。
1800円と結構したが音を止めることもできるし音色もなかなかよかったので、結果的にいい買い物になった。
ちなみに先ほど家にあるのを発見しました・・・こういうもんです(笑)
観光客でいっぱいな9時半のトロリーバスに乗って黒部ダム駅へ。
ここで普通なら階段を下りてダムへ行くところ、たまたまもらったパンフレットにスタンプラリーのことが書いてあったので、それに挑戦で上の展望台へ歩く。
その後もレストハウスのいろんなところでスタンプを押していき、挙げ句の果てには黒部ダム駅に階段を登り返すことまで(笑)
まぁ今日は余裕があるんでいいんです(笑)
登山前にウォーミングアップになったしね。
最後にガルべの乗り場でスタンプを押してスタンプラリー完成。
下山したら何もらえるのかな?((o(´∀`)o))ワクワク
さぁやっと登山出発。平ノ小屋までは黒部ダム沿いの道を歩くが、意外にも数回高巻き道みたいなハシゴがあり、結構体にこたえた。
それでも3時間ほどで小屋に到着。
今日の宿泊者は常連の釣り客が2組3人、釣り番組の取材に来た富山テレビのスタッフ2人、そして自分の合計6名。
18時半からの夕食は常連さんが釣ってきたイワナのお陰でイワナの刺身、じっくり焼いた塩焼き、味噌汁などとイワナ尽くし。
そしてまさか自分が撮影されるとは思わなかったぞ(笑)
ご主人は釣り談義や魚の扱いに詳しいし、奥さんは結構気さくに話しかけてくれるし、いい小屋でした。
黒部の山賊やら富山県警山岳警備隊の本とかも置いてあり、暇な時間があったとしても楽しく過ごせます♪
<9/27>
昨夜は雲が多かったので星空撮影は止めてさっさと寝たので夜明け前に目覚めた。
天気は快晴。テンションも上がってキタ――(゜∀゜)――!!
今日も平ノ渡しでテレビ撮影。モデルは唯一の登山客である自分(笑)
おまけに通常渡航時刻は6時なんだけどご主人の都合で6時15分ぐらいに出発(笑)
対岸に渡してもらってさぁ針ノ木谷だ〜!と思いきや、最初は斜面につけられた道を歩く。
だんだん河原に近くなり、何度か徒渉も行なった・・・とその時!
徒渉中、岩に滑って両足を膝まで川に浸かってしまった・・・(´・ω・`)ショボーン
とりあえずこれからも徒渉で浸かるかもしれないし濡れたままでいいかと思って歩いたけど、
やはり不快度数は下がらないので、靴下を替えた。
やっぱり感じがぜんぜん違うね。行く際は替えの靴下を忘れないようにしましょう。
高巻き道を過ぎるまでは目印もしっかりていたが、ガレ場を越えて少し開けたところでマークを見失いがちに。
一瞬そのまま右岸沿いに行こうとしたが、一回分かるところまで戻ってみようと思って後ろを見た時に対岸に目印発見。
やはり迷ったら引き返すのが吉ですね。
実際あのまま行ったらたぶんへつりで行き詰っていたことでしょう。
10回位徒渉を繰り返したが針ノ木沢と船窪沢の出合の後は、沢を離れ急な尾根を登って船窪小屋へ向かう。
ちなみにここで出会ったおじさんに聞いたところ、針ノ木峠からここへのルートはブッシュも多く、
手入れもされていないのでだいぶ大変だったと言っていた。
最初はきつかったが途中からは快適な道で船窪乗越へ。
おぉーーー!槍が見える!穂高が見える!裏銀座の山々が見える!
でもここから船窪の水場への道が意外にきつかったなぁ。
水場でプラティパス2つを満タンにして船窪小屋へ。
小屋のお手伝いのトキちゃんが熱いお茶で出迎えてくれました。
今日の泊まり客にミキヤツ登山教室のガイド美樹さん&久野さんが
ヤマケイのワンダーフォーゲル誌の企画の山行の先生役で来ていたのにはビックリしたなぁ。
今回も手間暇かけたお料理だった夕食、和やかなお茶会、夜間の星空撮影、快晴だった天気・・・この日も最高な一日でした。
ちなみに初めて星空撮影にチャレンジしましたが、ボケボケで全然ダメダメな一枚でした。
<9/28>
今朝も夜明け前に起床。
朝焼けの写真を撮ってから朝食。
今日も快晴で放射冷却のせいか、外のテーブルには霜がびっしり下りていた。
ヤマケイのイラストレーターの方が、山の風景、お母さんやトキちゃん、ペンバさん、二代目居候Fさんなどを真っ白なキャンバスに描いてましたよ。
トキちゃんも最近小屋に居ないお父さんを描いていたり、なんだかほんわかした朝でした。
みんなに見送られ&鐘を鳴らされながら出発!
七倉岳までは余裕でしたが、北葛岳への急な登りと鎖場、北葛乗越からの蓮華の大下りの急な登りと鎖場はキツかったなぁ。
小屋泊まり装備で助かったよ・・・
蓮華岳に着いたら周りは遮るものなし&独り占めの風景。
白馬方面、後立方面、戸隠方面、立山・劔方面、槍・穂高・表銀座、裏銀座、薬師岳や赤牛岳なんかもバッチリでしたよ。
針ノ木峠からは急な下りで雪のほぼ無くなった針ノ木雪渓を下る。
途中ノドの部分だけ雪があったが崩壊していたので左に高巻く。
その後すぐの徒渉をしなかったらハマりそうでちょっとドキッとしたが、すぐに徒渉ルートを見つけ事なきを得る。
大沢小屋からは作業道を行き、ブッシュをかき分け、扇沢に14時前下山完了♪
最後に黒部ダム、スタンプラリーの景品をゲットして今回の旅は終了。
気になる商品は現地でパンフもらってスタンプリレーして商品をゲットして確かめてください(笑)
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する