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Yamareco

記録ID: 1386680
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山

2016年10月08日(土) ~ 2016年10月10日(月)
 - 拍手
GPS
17:00
距離
25.2km
登り
2,550m
下り
3,237m

コースタイム

1日目
山行
1:45
休憩
0:01
合計
1:46
距離 2.7km 登り 743m 下り 36m
2日目
山行
5:40
休憩
1:49
合計
7:29
距離 8.9km 登り 1,377m 下り 819m
7:46
61
8:47
8:50
10
9:00
9:01
27
9:28
10:00
27
10:27
10:51
19
11:10
11:11
13
11:24
11:25
18
11:43
11:53
41
12:34
12:38
65
13:43
14:16
59
15:15
3日目
山行
6:21
休憩
0:40
合計
7:01
距離 13.6km 登り 456m 下り 2,404m
5:42
38
6:20
6:23
26
6:49
6:56
33
7:29
7:32
120
9:32
9:55
140
12:15
12:16
14
12:30
12:31
7
12:38
12:40
3
12:43
ゴール地点
天候 10/8(土) 🌞晴れ→☔️雨
  13時過ぎたら本降りに。後は終日土砂降り。
10/9(日) ☔️土砂降り→🌞晴れ。間ノ岳山頂で8℃。
10/10(月) 🌞快晴 のち ☁️曇り。
過去天気図(気象庁) 2016年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
■往路
🚃JR中央本線 新宿7:00→甲府8:28 (特急)
🚌バス 甲府駅9:00→広河原10:53
・8:30頃はバス停10人位だったが、その後続々人増えて結局バス3台。

■復路
🚌バス 奈良田13:30→広河原14:15
🚌バス 広河原14:30→甲府駅16時半頃
・人いっぱい。15分前に広河原に着き、切符買って即並ぶが、待ち行列は広場をぐるっと回って、センター玄関まで到達してた。バス5台出るが、結局自分の1人前から立ち席。
🚃JR中央本線 甲府16:48→新宿18:55(ホリデー快速ビューやまなし号)
その他周辺情報 ◆農鳥小屋
・寒い。バラック。薄暗く広い部屋の真ん中に、豆炭のこたつが1つあるのみ。
 (17〜18時の間と、朝4時過ぎに、さらにストーブが1つ点く)
 壁の隙間から外光が漏れ入ってきて、外とすーすー状態みたい。
 また、雨の日は雨漏りするらしい。

・夕食までは、全力で着込んで、この1つのこたつに10人で足先つっこんで耐えてた。まさか、山小屋の中でダウンがいるとは想定外だった。
・夕食後は、与えられた敷き布団+敷毛布2枚、掛け毛布3枚にくるまるが、足先冷えてツラい。体はギリギリ寒くない程度。1時間毎に目覚めて、足を温めるべくエビのように丸まったり、また伸ばしたりの繰り返し。10時間が長かった...
・賢明な方々は寝袋を持参してた。最初、なぜ?と思ったけど納得

・照明無い。電池式の暗いランタンが2つほどぶら下がっているが、17時過ぎたらヘッドランプ必要。
・食事、ご飯とみそ汁、きのこの炒め物? 7mm角位の謎肉ブロックが出ますが、あと肉類ありません。
 食べる場所もすごい。ちゃぶ台2つを10人で囲んで食事。
 朝食は、ご飯、生卵、味噌汁がメインだった。
・トイレ、排泄物がといを通じて即、外に排出される、という衝撃のしくみ。いまどき百名山級の山小屋に、こんなのあるのか、、、
・犬がいます。
・水場まで往復30分らしい。宿泊客も原則水欲しいなら汲みに行く。真夏に水を使いきってたら、大変だったなあ。
・たぶん、言葉使いが、今風に、宿の"お客様"に対してのものではなく、普通にしゃべったりするので、誤解を受けやすいのかも。

・間ノ岳の山頂で「叱られないよう、早く小屋に行った方がいい」と教えてくれた人が「農鳥岳は、日本でも数少ない3000m峰で、周りの北岳/間ノ岳/甲斐駒/仙丈/鳳凰、ことごとく百名山に入っているのに、農鳥だけ外れてるのはおかしい。これだけの山に深田久弥が登ってないはずはなく、多分、深田久弥が農鳥小屋に泊まった時に、農鳥おじさんにめちゃ失礼な対応をされて機嫌を損ねて、百名山から外されたに違いない」とか語ってて、妙な説得力あって笑ってしまった。
奥に青空。まだ降ってないだけOK。
2016年10月08日 11:17撮影 by  iPhone 6, Apple
10/8 11:17
奥に青空。まだ降ってないだけOK。
東側に、鳳凰の観音ヶ岳が
(左は高嶺)
2016年10月08日 12:46撮影 by  iPhone 6, Apple
10/8 12:46
東側に、鳳凰の観音ヶ岳が
(左は高嶺)
13時に白根御池小屋に到着。ちょうど雨が本格的に降り始めたので行動終了。
2016年10月08日 13:03撮影 by  iPhone 6, Apple
10/8 13:03
13時に白根御池小屋に到着。ちょうど雨が本格的に降り始めたので行動終了。
新しくきれいな小屋。
空いてて、午後は食堂でまったり
2016年10月08日 15:14撮影 by  iPhone 6, Apple
10/8 15:14
新しくきれいな小屋。
空いてて、午後は食堂でまったり
夕食
2016年10月08日 17:01撮影 by  iPhone 6, Apple
10/8 17:01
夕食
【Day2: 10/9(日)】土砂降りの中、スタート。雨に加え風も強く、寒くて肩ノ小屋に退避
2016年10月09日 09:30撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 9:30
【Day2: 10/9(日)】土砂降りの中、スタート。雨に加え風も強く、寒くて肩ノ小屋に退避
2016年10月09日 09:29撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 9:29
10時頃になると雨は止み、晴れ間が。北岳山頂へ再出発
2016年10月09日 10:03撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 10:03
10時頃になると雨は止み、晴れ間が。北岳山頂へ再出発
北岳山頂が目前
2016年10月09日 10:22撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 10:22
北岳山頂が目前
2016年10月09日 10:31撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 10:31
2016年10月09日 10:33撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 10:33
2016年10月09日 10:59撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 10:59
まず北岳山荘へ下る
2016年10月09日 11:26撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 11:26
まず北岳山荘へ下る
2016年10月09日 12:09撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 12:09
中白峰山
2016年10月09日 12:34撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 12:34
中白峰山
2016年10月09日 12:35撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 12:35
北岳を振り返る
2016年10月09日 12:35撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 12:35
北岳を振り返る
2016年10月09日 12:41撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 12:41
《南東〜南》富士山🗻、塩見岳
2016年10月09日 13:46撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 13:46
《南東〜南》富士山🗻、塩見岳
《南》南アルプス南部の山々。
塩見岳、荒川岳&赤石岳。
左奥には笊ヶ岳/青薙山/大無間山も
2016年10月09日 13:46撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 13:46
《南》南アルプス南部の山々。
塩見岳、荒川岳&赤石岳。
左奥には笊ヶ岳/青薙山/大無間山も
2016年10月09日 13:57撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 13:57
2016年10月09日 13:57撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 13:57
2016年10月09日 13:59撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 13:59
2016年10月09日 14:13撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 14:13
叱られる前に、急いで農鳥小屋へ下る
2016年10月09日 14:28撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 14:28
叱られる前に、急いで農鳥小屋へ下る
農鳥小屋。バラックの集合体みたいな小屋。
2016年10月09日 15:11撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 15:11
農鳥小屋。バラックの集合体みたいな小屋。
夕食後、みんな小屋の外で景色を堪能。
写真は稜線の東側
2016年10月09日 17:11撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 17:11
夕食後、みんな小屋の外で景色を堪能。
写真は稜線の東側
稜線西側。
2016年10月09日 17:23撮影 by  iPhone, Apple
10/9 17:23
稜線西側。
ピンクに染まる富士山
2016年10月09日 17:25撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 17:25
ピンクに染まる富士山
かなり雑然とした小屋
2016年10月09日 17:26撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 17:26
かなり雑然とした小屋
WCの裏側。排泄物はそのまま樋を通じて即、外に出されるしくみ
2016年10月09日 17:29撮影 by  iPhone 6, Apple
10/9 17:29
WCの裏側。排泄物はそのまま樋を通じて即、外に出されるしくみ
【Day3: 10/10(月)】食事用の小屋。
2016年10月10日 05:21撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 5:21
【Day3: 10/10(月)】食事用の小屋。
ちゃぶ台1つにつき4, 5人で囲んで食事
2016年10月10日 05:20撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 5:20
ちゃぶ台1つにつき4, 5人で囲んで食事
朝食。
2016年10月10日 05:01撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 5:01
朝食。
西農鳥岳より富士山🗻
2016年10月10日 06:17撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:17
西農鳥岳より富士山🗻
2016年10月10日 06:25撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:25
2016年10月10日 06:26撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:26
農鳥岳
2016年10月10日 06:49撮影 by  iPhone, Apple
10/10 6:49
農鳥岳
雲海の上の富士山
2016年10月10日 06:55撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:55
雲海の上の富士山
2016年10月10日 06:56撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:56
2016年10月10日 06:57撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 6:57
2016年10月10日 07:07撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 7:07
大門沢下降点で稜線を離脱。
2016年10月10日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 7:27
大門沢下降点で稜線を離脱。
2016年10月10日 07:27撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 7:27
2016年10月10日 09:02撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 9:02
2016年10月10日 10:22撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 10:22
奈良田温泉 ”女帝の湯”
2016年10月10日 13:21撮影 by  iPhone 6, Apple
10/10 13:21
奈良田温泉 ”女帝の湯”
撮影機器:

感想

Day1
・前日に飲み会あったので、今回は夜行バスはやめて、土曜朝から行動開始。それも朝7時発の特急という遅出スタート (運良くトクだ値35取れた)
・登り始めるの昼前だし、全国的に予報が思わしくなくて (土-×, 日-△, 月-〇 という感じ)、土曜はまったり。
・甲府駅でもう雨がパラつき始めてたし、山に近づくと路上もガスってる有様だったのであきらめモードだったが、夜叉神峠を越えると青空が。山も見える。
・11時過ぎ、日差しある中、広河原を出発。
・コースタイム3:10のとこを2時間くらいで上がりつつあったので、肩ノ小屋まで行けるかも、と色気出し始めたが、白根御池小屋に着いた所で樹林帯を抜け、また本格的に降り始めたので、予定通り御池で行動を終える。(本日の行動たった2時間)
・とても空いてたので、各自1畳もらえる。非常にのんびり過ごす。

Day2
・起きたら土砂降りだった。みんな模様眺め。朝食後に小屋のTVで雨雲レーダーを見ると、日本列島、前線が南下中で、山梨はまさにど真ん中だった。10-11時頃前線が南に抜けて雨が上がりそう。それに合わせて、7時過ぎにまだ土砂降りの中出発。
・草すべりの急斜面は、登山道に沿って水が川のように流れているような有様。
・急斜面を抜けると、今度は右から強風。頬に雨が叩き付けられて痛いくらい。
・あまりに寒いので肩ノ小屋に退避。9:30過ぎると、南方や甲斐駒が見え始める。雨が上がり、天候一気に好転。
・北岳山頂では、南方(富士山含)はまだ雲で見えなかったが、北方はかなり見える。南アルプス周辺も。
・北岳山荘で一休み。建物の横で着替え。
・間ノ岳に向かう。ダミーなピーク多過ぎ。わざわざ棒立ててるので紛らわしい。
・間ノ岳、山頂絶景。特に富士山。
・山頂で 「農鳥小屋は16時過ぎて着くと叱られるから、早く行った方がいい」と強く助言され、急ぎ下る。

Day3
・18時ぐらいに寝て、まだかまだかと1時間毎に時間を見る。足が冷え切るので、そのたびに横になって丸まったり伸ばしたりの繰り返し。
・5時半過ぎに行動開始。日の出を横目に農鳥岳向けてハイク開始。
・この山もまた、ニセピークが次から次へと登場する…
・農鳥岳、眺めはすばらしい。今度は富士山は雲海。“頭を雲の上に出し〜” 南アルプスの山々、北アルプスm。
・そして、今日の最大のお仕事:標高差2200mの大下降。
・基本的に沢下り。水流れる道を通行することも。
・大門沢小屋までに3つの渡渉。丸太橋が割れて落ちてるところ、どうしようか悩む。上から回ろうとするが岩滑るので危なく、やむを得ず恐る恐る落ちた木橋を四つん這いで渡る。
・大門沢小屋も、WC、外垂れ流し式でした。
・その後、沢を離れ、右側をトラバース。なだらかな樹林帯斜面を、ピンクのテープをたどりながら気持ちよく散策、というところは、とても気持ち良かった。
(もちろん、急斜のトラバースもたくさんあるけど。)
・吊り橋、作りはしっかりしているようだが、捻り方向に揺れる。金属の底板ごと揺れる揺れる。これまでで一番怖い。
・結局、12:15頃ゲートに到達。13:30のバスに間に合った。時間できたので、そのまま奈良田温泉に。ぬるい、硫黄アルカリ泉。傷にしみる。シャワーも源泉だったようで。

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技術レベル
4/5
体力レベル
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体力レベル
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