竜喰山・大常木山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.9km
- 登り
- 2,195m
- 下り
- 2,766m
コースタイム
落合BS10:30 -> 里宮鶏冠神社 10:49 -> 犬切峠11:23 -> 一ノ瀬川本谷11:45 -> 神社11:51,12:00 -> 登山口12:21 -> 牛王院下(七ッ石尾根分岐) 12:55 -> ムジナの巣(水場)13:15,13:25 -> 将監峠14:20 -> 将監小屋14:26(その辺ウロウロ)
10/09
将監小屋5:35 -> 将監峠 5:42 -> 1883mピーク5:55 -> 竜喰山6:32,6:40 -> 1999mピーク 7:10 -> 大常木山7:42(多分) -> 大ダル8:40 -> 水場9:02 -> 禿岩 9:24,9 :37 -> 飛龍権現 9:40 -> 北天のタル10:20,10:28 -> 三条の湯12:00,12:35 -> 林道終点13:01 -> 塩沢林道入口 13:55,14:10 -> 片倉谷ゲート 14:46 -> 後山林道入口15:12 -> 深山橋BS 16:00
天候 | 晴れ。一時曇り。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
深山橋16:04発。小菅からのバスの前の増便。奥多摩湖から三台。立ち無し。奥多摩湖からの増便は立ちがいたようですが...。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
水場 ムジナの巣:十分流れてました。 将監小屋:ドバドバ大量に流れてました。全く心配ナシでした。 飛龍西:岩の下からチョロチョロです。余りアテには出来ないかと。 三条の湯:全く心配ないです。 将監小屋は本日三人泊。テン場は七張り。テン場も小屋も余裕ありでした。 落合BS->将監峠 里宮鶏冠神社の先、旧林道とおぼしき道にはいるまでは舗装道。旧林道は1/3位までは全く問題ないです。開けたところで左に上がる道あり。入口の倒木が入るな表示の様に見えますが、こっちがルート。右の立派な方は100m程で道が無くなります。 で、この先は全く手入れされてません。幅2m程の道であった地形のみ残ってますが、水が流れて溝になった所に枯れ枝や落ち葉が堆積していたり、身長くらいの笹藪になっていたり、幼木が生えていたり...。道形のみ残っていますので、それを追えば、犬切峠に出ます。犬切峠まで50m程で下から来る立派な道に合流。逆に行く場合は、そちらに行かないように。左のどう見ても、道ではなく、少し進むとルートではなくなるように見える方に進むのが正解です。始めてなら、それが正解とはとても思えないでしょうが。 登山地図には犬切峠の先、尾根上を一ノ瀬川に降る灰色点線があります(2万5千図にはナシ)。それらしき踏み跡の入口は有りましたが、それを追う度胸はナシ。おとなしく舗装された林道を降りました。 上記以外は舗装された道のみで、将監登山口に行きます。登山口からムジナの巣を経由して将監小屋まで、全部林道です。知りませんでしたが、小屋まで車が入れます(一般車は通行止)。急傾斜無く歩くのは楽。が、少々飽きる。小屋の直前で左に上がる山道があったので、条件反射的に山道に入りましたが、小屋を経由せず将監峠に至る道でした。小屋へはあくまで林道を辿ります。 将監小屋への短縮路 小屋の前から将監峠-飛龍山の縦走路に行くショートカットの道がありますが、将監峠を経由した方が道は確かです。やや険しいかな?通るのに困難は有りませんが。 将監峠->竜喰山->大ダル 南側、多摩川源流域の好展望が随所で得られます。下の巻き道ではこんなに望めません。北側は木に遮られ視界が得られる所は僅かです。 全般的に膝まで、所によって腰近くまでの熊笹の中を行くところばっかり。 笹藪の濃淡で踏み跡はそれとなく知れます。が、場所によっては踏み跡沢山。 地面が見えない所を進むので、隠れた倒木や思わぬ段差あり。躓いて捻挫したりしたらコトです。気を遣い慎重に進む。 で、朝露でびっしょり濡れる。ロングスパッツでかなり助かりました。必須でしょう。 竜喰山までは比較的容易。道を辿ろうなどと考えず、要は高い方へ登れるところを登っていればよろしい。この手のルートの基本セオリーで行けます。1883mピークあたりから竜喰山のピークは見えますので、そっちへ高い方へ行くだけ。 最初は鹿柵の横を行きますが、鹿柵は1883mの手前で無くなります。 竜喰山山頂は表示有り。ここで南東にルートは変わる。北東、天目尾根方面にも踏み跡が有りました。そっちに行かないように要注意。 この先1999mピークまで、ルート(と言うか地形と言うか)は今までと同く、笹藪を行くのみ。稜線を外さないように注意しながら進む。 1999mの先から岩が目立つようになります。 ネット上の記録で、この辺でルートを外した人の記録を見るに、岩を巻こうとして巻ききる前に支稜に乗って降りてしまったように感じられ、エーこれ?と思っても岩に登り、極力主稜線上から離れないように心がけました(岩の上は展望が期待でき、ルートの判断に役立つだろうという期待も込めて)。この辺低木が多く、余り視界が効かないのと、太陽に向かって登る感じになり、逆光が煩わしかったです。回りの景色や飛龍山を見、現在地を推定、方向を決める。地図は当然必須です。 なお、「これ登って反対側降りれるのかよぅ」と思っても、登ると反対側に降りれるルートがあります。岩は二点確保(片手片足)程度の感じで通過出来ます。 こんな調子でヒイヒイ幾つも岩を越えたので、どれが大常木山か判然とせず。特徴の有るようなピークはなくて、細かいピークの繰り返し。一ノ瀬川に降りるモリ尾根の地形を見て過ぎたことを知る。 最後、飛龍山が迫り、大ダルの鞍部はあそこと知れる位に見えると、岩はナシ。熊笹の中を縦走路に降りる。 あとは一般登山道なので。 この前の台風で、軽く崩れたかと思うような所は有りましたが、通過困難な所は有りませんでした。後山林道の崩れた所も、土砂は取り除かれ、困難なく通れます。 おまけ 塩沢林道のニジュウタキ尾根への取り付きまで。落とし穴は少し成長したような気が。崩れたところは土砂が追加されたかという感あり。が、通行できます。 |
写真
感想
今年のGWに将監峠で逡巡した上で断念した、竜喰山・大常木山を忠実に稜線を辿るコース。私の実力では、晴れてガスがかからず、時間的余裕を持たせた計画で無いと無理と思い、天候の安定するこの三連休をターゲットにしてました。将監小屋朝立ちで午前中なら、多少ミスってもリカバー出来ると見ての計画です。
将監小屋へは新地平からのルートも考えましたが、落合へのバスを使えば、多摩川源流域にトレースを刻め、時間もかからないようです。結果4時間で小屋に着きました。笠取小屋へもその程度で行けるでしょう。このバス、続いて欲しいものです。
下を行く巻き道とは異なり、これでもかと言うほど南面の好展望が望めるコースです。多摩川源流の山々、大菩薩、富士山、遠く南アルプスも望め、堪能出来ました。が、結構難コースであることも事実。特に後半、岩が現れるようになってからは、結構いっぱいいっぱい。雨に降られたり、ガスに巻かれたりしたら、かなり厳しかったに違い有りません。その様では展望も望めず、このコースを取る意味合いが薄れます。天候が望めないときにはおとなしく巻き道を行くのが正解かと。大体、地面の見えないところばかり行くので、濡れてれば苦戦するのは目に見えてます。
日記にウダウダ書きましたが、将監小屋が車で上れる小屋だとは知りませんでした(一般車は通行止)。わざわざ上がっていただくのかと恐縮したが、そんなに大変なことでは無かったよう。ご主人は忘れっぽい気のいいオッチャンとお見受けしました。田舎の人の小ズルさも有るかな?
手続きに行くと、「メシはどうすんの?」あれ?出せないって言ったじゃない?晩飯は自炊しないと荷が軽くならないので、食べなきゃしょうがない。朝は出してもらえるなら早立ちできます。ものは試しで「朝食はお願い出来ます?」と聞いたら「うーん、朝は難しいなぁ。」とのこと。で、結局素泊まりと言うことに。4500円也。インターネット上では4000円のハズなんですが....。
予約は2名だったようで、あとでもう一人来た予約ナシとおぼしき人は二食付きでで泊まってました。アレッ。一人分は作れないんじゃ....。で、「一人朝食出すことになったけど、あんたも食べるかね。」じゃあと追加でお願いすると追加で1500円なり。アレッ、インターネットでは、一泊二食で6500円なんですが....。一泊一食で6000円也となりました(暖房費が入っていたかも)。
差し入れの酒はかついで行きました。さすがに一升瓶は重いし、遭難者のザックを開けたら一升瓶ごろりでは、何を言われるか判らないので650mlのパックです(それでも自分の分も含めて、酒1Lかついで行きました)。差し入れしてきましたが(渡さなきゃ荷が軽くなりません)、余り効果は無かったよう。予約をせずメシも持たずに行けば、二食付きになったのかなぁ?しかし、行ったら誰もおらず、小屋も開いてないでは泣けますので....。翌朝は1500円なりのありがたい朝食をいただき、お世話になりましたぁと出発しました。
飛龍権現からは、サオラ峠に降りようかと思っていましたが、そこは通った事があるので、計画変更して三条の湯から後山林道に降りることに。延々林道歩きはなんだかですが、「山小屋の主人の炉端話」という本に、三条の湯の前のご主人、木下昇さんの盲学校の先生が生徒(当然目が見えません)を連れて雲取山へ登山した時の話しが出てきます。昭和30年代の話し。その生徒さんが登った道を歩いてみようという気になったので。渓谷と緑が綺麗な道でした。
多摩川分水嶺141.3km中139.7km(98.9%)踏破。残りは白沢峠-倉掛山。ここは大事に取っておきます。もう少し多摩川流域を歩き回ってから完成させます。
コメント
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はじめまして。
ロングラン、ご苦労様でした。
新しいニュース、参考になります。
有難うございました。
こんにちは。
まぁ、あんまりたいした情報では無いですが...。参考にしていただければ幸いです。将監小屋のおっちゃんは、とぼけた感じが憎めない、何というか....。今回一番印象に残った人でした。三連休というのに宿泊はたった3人。応援したくなる小屋です。落合へのバスも。
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