赤沢山
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.9km
- 登り
- 802m
- 下り
- 792m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 8:55
天候 | 快晴・無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
赤沢山(1328.0m)はJR上越線土合駅の東にある、登山道のない山。 (同名の山は法師温泉の南西にもある。) 頂上から北西に伸びる尾根は、1180m付近までは緩やかだがそれ以下はどの方向も急斜面。 |
写真
感想
前回、越後の無黒山へ行った帰路、三国トンネルを抜けたら雪の少なさに驚いた。
奥利根の残雪期限定の山へ行くなら急がねばと.....
事前の天気予報では12日から14日頃まで好天、群馬県北部も12日は晴れマークのみだったが、ヤマテンでは少々荒天の予報、tenki.JPも詳報ではないが、山頂は好天の予報ではなかった。当レコを拝読すると、谷川岳へ向かった人には途中で引き返した方もいらしたようだ。
TV等で報道される予報はあくまで人の住む地域なので、人の住まない山の天気は予報どおりではないことがしばしば。
一般の好天予報がそのまま山にも当てはまるのは東日本が広く高気圧に覆われる時。
上越国境稜線が好天に恵まれるのは、群馬県も新潟県も晴れ予報の時、である。
赤沢山にどのようなルートで登るかについては色々思案した。地形図を見ればわかるが、北東側の武能岳へ続く尾根以外は全て急斜面。
日帰りなので登路は南の土合駅周辺に限定されるが、コース取りについては現地で判断することにした。平日なので土合駅前の駐車スペースは広く空いていた。アイゼンは今回初めて使用する12本爪。
土合山ノ家の裏へ回ると雪に埋もれた林道が奥まで伸びている(地形図にはない林道が山地図のセンノ沢まである)。
水流のない沢は雪で埋まり、上方向は砂防堰堤が連続する。左の斜面は雪が所々消えて可成り急、右側も急だが雪はずっと続くようだ。この尾根(センノ沢左岸尾根)へ上がるまでと、上がってからも雪の消えている所はあったがヤブは全くなかった。
標高920〜950m付近は地形図どおり、とっても緩やかな尾根でいつの間にか人の足跡が出て来た。スノーシューかワカンか分からないほど薄く、新雪で消えている所もある。足の跡はクラスト化しており、それを追うと歩き易かったが、アイゼンのピンがなかなか固定せず難儀する。
頂上直下で、頂上から南へ延びる尾根に上がり、やっと展望が広がる。それまで展望の良い所はどこにもなかった。
頂上も東側以外は展望が素晴らしいとはお世辞にも言えず、特に谷川岳や朝日岳は密な木の枝越しとなる。
時間的に遅くはなかったので、西側がよく見える所を探して北へ行く。行ったとしても1391mピークまで、としていた。
赤沢山北尾根で稜線から僅かに左下の1320m付近に好展望地があり、そこで写真を撮って引き返す。
赤沢山頂上に戻ってみると、登頂時には気付かなかった(と思う)足跡が北西側の緩やかな尾根に下っていた。
パーフェクトな晴天とはいえ、平日のマイナーな山だけに他の登山者はいないだろうと思っていた。
足跡の大きさなどからカップルと想像されたが、緩やかな北西尾根末端からの下降はルートがとても分かりにくい急斜面の連続であり、踏み抜きによる転倒&滑落のリスクが高かっただけに、このトレースは筆舌に尽くせぬ有り難さだった。
私が好展望地を探して北尾根を彷徨?している間に登頂されたのだと思うが、このトレースがなかったら…と思うとゾクッとするものがある。
一昨年3月、宝川温泉の奥で、布引山南尾根を登って雨ヶ立岳南東尾根を下ったことがあるが、この下りでもトレースを拾えた。
登山道のない山はどの山でも言えることだが、登りでは容易でも下りでは難しい。
無事下山と遭難とはある意味で紙一重であり、私はたまたま運が良かっただけかもしれない。
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