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Yamareco

記録ID: 140542
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

聖岳・兎岳・光岳

2011年10月08日(土) ~ 2011年10月10日(月)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
48:29
距離
64.0km
登り
6,308m
下り
6,315m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

8日
11:15北又渡-12:45便ヶ島13:00-13:40西沢渡13:50-16:55聖平小屋

9日
2:00聖平小屋-3:45聖岳-5:00兎岳-7:05奥聖岳-8:55聖平小屋
9:45聖平小屋-11:25上河内岳-12:40茶臼岳-14:15易老岳-16:10光岳小屋16:20-16:30光岳17:10-17:20光岳小屋

10日
5:10光岳小屋-5:25イザルガ岳6:00-7:40易老岳-10:00易老渡10:15-11:45北又渡
天候
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車は北又渡まで。
駐車スペースは北又渡の橋を渡って100m程進んだところにある。
コース状況/
危険箇所等
北又渡と易老渡の間の道が崩落。歩行者も通行止めの掲示あり。

水場
聖平小屋:裏手の沢。
西沢源頭:側まで降りていないが、水音があり滴下する水も目視できる。
静高平:上側は十分。下側は涸れている。
フジアザミ。
とても大きい。アーティチョークみたい。
2011年10月10日 21:53撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 21:53
フジアザミ。
とても大きい。アーティチョークみたい。
崩落地点。
2011年10月10日 21:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
3
10/10 21:54
崩落地点。
崩落地点。
増水時は蛇行した流れがぶつかる場所。
2011年10月10日 21:54撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
2
10/10 21:54
崩落地点。
増水時は蛇行した流れがぶつかる場所。
「光岳小屋からのお知らせ」
食事提供の条件が面白い。
ここには書いていないが、静高平で水が出ているときは水も提供しないらしい。
2011年10月10日 21:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 21:56
「光岳小屋からのお知らせ」
食事提供の条件が面白い。
ここには書いていないが、静高平で水が出ているときは水も提供しないらしい。
便ヶ島の案内板。
聖岳の標高が間違っていたり、登りと下りのコースタイムが何箇所が入れ替わっていたり、何か微妙。
2011年10月10日 21:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 21:56
便ヶ島の案内板。
聖岳の標高が間違っていたり、登りと下りのコースタイムが何箇所が入れ替わっていたり、何か微妙。
いたるところにオニグルミ。
2011年10月10日 21:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 21:58
いたるところにオニグルミ。
中身を取り出すのは難しい。
2011年10月10日 21:59撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 21:59
中身を取り出すのは難しい。
西沢渡のゴンドラ。
キノコ採りのおじさんが渡っているところ。
聞き分けが無くゴンドラに乗らない犬は置いてきぼりにされたが、ちゃんと沢を渡ってきた。
河原の赤い石は赤色チャートで、赤石山脈の由来でもある。
2011年10月10日 22:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:01
西沢渡のゴンドラ。
キノコ採りのおじさんが渡っているところ。
聞き分けが無くゴンドラに乗らない犬は置いてきぼりにされたが、ちゃんと沢を渡ってきた。
河原の赤い石は赤色チャートで、赤石山脈の由来でもある。
滑車で1/5の力で引けるようになっているが、それでも最後のほうはかなり重たい。
2011年10月10日 22:01撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:01
滑車で1/5の力で引けるようになっているが、それでも最後のほうはかなり重たい。
登り始めは、開けた森。
2011年10月10日 22:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:02
登り始めは、開けた森。
ヤマブドウ?
この一帯に沢山生えていたが、実がなっている株は無かった。
2011年10月10日 22:02撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:02
ヤマブドウ?
この一帯に沢山生えていたが、実がなっている株は無かった。
だんだんといい感じになってくる。
2011年10月10日 22:04撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:04
だんだんといい感じになってくる。
苔平。
2011年10月10日 22:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:05
苔平。
こういう雰囲気がたまらない。
2011年10月10日 22:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
2
10/10 22:05
こういう雰囲気がたまらない。
薊畑。
傾いているのは写真ではなくて道標。
崩落地の側なので、地面が流れている?
2011年10月10日 22:06撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:06
薊畑。
傾いているのは写真ではなくて道標。
崩落地の側なので、地面が流れている?
ガスが出てきたが、それはそれでいい雰囲気。
2011年10月10日 22:07撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:07
ガスが出てきたが、それはそれでいい雰囲気。
2011年10月10日 22:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:11
聖平。
2011年10月10日 22:13撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:13
聖平。
2011年10月10日 22:15撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:15
聖平小屋へ向かう木道。
2011年10月10日 22:16撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:16
聖平小屋へ向かう木道。
聖平冬季小屋入口。
2011年10月10日 22:16撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:16
聖平冬季小屋入口。
2日目。
朝の気温はちょうど零度。
歩くにはちょうどいいが、高度を上げて風に吹かれるとちょっと寒い。
2011年10月10日 22:16撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:16
2日目。
朝の気温はちょうど零度。
歩くにはちょうどいいが、高度を上げて風に吹かれるとちょっと寒い。
聖岳。
2011年10月10日 22:18撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:18
聖岳。
兎岳。
2011年10月10日 22:19撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:19
兎岳。
手前のピークに隠れているが、いい感じの御来光になっているっぽい。
2011年10月10日 22:21撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:21
手前のピークに隠れているが、いい感じの御来光になっているっぽい。
聖岳へ登り返す途中で振り返ったところ。
左端が兎岳。
2011年10月09日 05:47撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/9 5:47
聖岳へ登り返す途中で振り返ったところ。
左端が兎岳。
赤く染まる兎岳から赤石岳の稜線。
日が差しているのは中盛丸山辺り。
2011年10月09日 05:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
2
10/9 5:56
赤く染まる兎岳から赤石岳の稜線。
日が差しているのは中盛丸山辺り。
聖岳へ登り返したところ。
ちょうど富士山頂上付近からの日の出だった模様。
2011年10月10日 22:23撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
3
10/10 22:23
聖岳へ登り返したところ。
ちょうど富士山頂上付近からの日の出だった模様。
奥聖岳。
三角点のみで、道標等は無い。
2011年10月10日 22:24撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:24
奥聖岳。
三角点のみで、道標等は無い。
赤石岳。
2011年10月09日 07:05撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/9 7:05
赤石岳。
東方の展望。
どこまでも続く山並み。
2011年10月09日 07:06撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/9 7:06
東方の展望。
どこまでも続く山並み。
御嶽山。
2011年10月10日 22:28撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:28
御嶽山。
北アルプス。
2011年10月10日 22:28撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:28
北アルプス。
仙丈ケ岳。
2011年10月10日 22:29撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:29
仙丈ケ岳。
赤石岳と悪沢岳。
待ってろよ。
2011年10月10日 22:29撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
2
10/10 22:29
赤石岳と悪沢岳。
待ってろよ。
秩父山地。
2011年10月10日 22:29撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:29
秩父山地。
恵那山。
2011年10月10日 22:30撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:30
恵那山。
聖岳頂上から聖平小屋が見える。
2011年10月10日 22:31撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:31
聖岳頂上から聖平小屋が見える。
西沢源頭。
2011年10月10日 22:31撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:31
西沢源頭。
聖岳南東斜面と兎岳。
2011年10月10日 22:32撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:32
聖岳南東斜面と兎岳。
聖平から聖岳。
2011年10月09日 08:47撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/9 8:47
聖平から聖岳。
上河内岳。
2011年10月10日 22:38撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:38
上河内岳。
聖岳。
山の大きさが感じられるアングル。
歩いたルートが全部見えるのもいい。
2011年10月09日 11:27撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
6
10/9 11:27
聖岳。
山の大きさが感じられるアングル。
歩いたルートが全部見えるのもいい。
これから歩く稜線。
2011年10月10日 22:42撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:42
これから歩く稜線。
「ハイジの丘」だそう。
2011年10月10日 22:43撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:43
「ハイジの丘」だそう。
茶臼岳。
2011年10月10日 22:44撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:44
茶臼岳。
聖岳と上河内岳。
2011年10月10日 22:44撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
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10/10 22:44
聖岳と上河内岳。
易老岳。
なぜかここだけ貧相な道標。
2011年10月10日 22:44撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:44
易老岳。
なぜかここだけ貧相な道標。
いよいよゴールが見えてきたところで、満を持してコーラ投入。
2011年10月10日 22:45撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:45
いよいよゴールが見えてきたところで、満を持してコーラ投入。
倒木の森。
2011年10月09日 15:20撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/9 15:20
倒木の森。
静高平まで涸れた沢歩きが続く。
2011年10月10日 22:47撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:47
静高平まで涸れた沢歩きが続く。
静高平。
2011年10月10日 22:48撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:48
静高平。
静高平の水場。
とてもおいしい。
2011年10月10日 22:48撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:48
静高平の水場。
とてもおいしい。
今日も夕方はガスが出る。
2011年10月10日 22:49撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:49
今日も夕方はガスが出る。
後光差す光岳小屋。
2011年10月10日 22:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:50
後光差す光岳小屋。
光岳。
2011年10月10日 22:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:50
光岳。
光石。
2011年10月10日 22:52撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:52
光石。
展望は無いが、立体的な雲が綺麗。
目の前で次々に姿を変えるので、見ていて飽きない。
2011年10月09日 16:41撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/9 16:41
展望は無いが、立体的な雲が綺麗。
目の前で次々に姿を変えるので、見ていて飽きない。
展望台から見る光石。
ダケカンバは黄葉せずに枯れてしまっている。
2011年10月10日 22:56撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 22:56
展望台から見る光石。
ダケカンバは黄葉せずに枯れてしまっている。
3日目。
この雲が焼けるのを期待したのだが、このまま変化せず。
2011年10月10日 22:57撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:57
3日目。
この雲が焼けるのを期待したのだが、このまま変化せず。
御来光も雲の中。
2011年10月10日 22:58撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 22:58
御来光も雲の中。
イザルガ岳は好展望。
北西方向。
2011年10月10日 05:50撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 5:50
イザルガ岳は好展望。
北西方向。
南東方向。
2011年10月10日 05:51撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 5:51
南東方向。
面平付近はカエデ類が多い。
紅葉はほとんど進んでいない。
2011年10月10日 23:07撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 23:07
面平付近はカエデ類が多い。
紅葉はほとんど進んでいない。
ようやく易老渡に到着。
2011年10月10日 23:08撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 23:08
ようやく易老渡に到着。
ノコンギク。
2011年10月10日 23:08撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 23:08
ノコンギク。
対岸の崖に、
2011年10月10日 23:11撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/10 23:11
対岸の崖に、
スズメバチの巣。
天然の巣を見たのは始めてかも。
2011年10月10日 23:12撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 23:12
スズメバチの巣。
天然の巣を見たのは始めてかも。
アケビ。
苦っ、種は食べるものじゃないらしい。
2011年10月10日 23:12撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 23:12
アケビ。
苦っ、種は食べるものじゃないらしい。
北又渡。
2011年10月10日 23:14撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
1
10/10 23:14
北又渡。
拾ってきたオニグルミを割ったところ。
ちゃんとクルミの味がする。
2011年10月11日 22:08撮影 by  FinePix F100fd , FUJIFILM
10/11 22:08
拾ってきたオニグルミを割ったところ。
ちゃんとクルミの味がする。
撮影機器:

感想

直前まで北アルプスと迷ったが、混雑を嫌ってかねてから検討していた聖岳とその近傍へ。

10/08
運転前に30分のつもりで仮眠をとったら大胆に寝過ごし、最終的に北又渡を出発できたのは11:15。
早い時間であれば行程の自由度も高かったが、この時間では聖平小屋が唯一の選択肢になる。

しばらく林道と廃線を歩いて西沢渡へ到着。噂のゴンドラで沢を渡るが、想像以上の大仕事。
ちょうどキノコ採りのおじさんと入れ違いになったので助け合えたが、単独だとかなり辛そう。

沢を超えるとようやく登山道が始まる。古くから歩かれている道のようで、非常に歩きやすい。
よく整備された登山道よりも、こういう細かい地形に忠実に細かくジグを切って登る道がいい。
しばらくすると、これぞ南アルプスと思えるような苔むした倒木の世界が広がる。
この雰囲気は本当にすばらしく、疲れを感じることもなく薊畑まで登り詰め、そこから多少下って聖平小屋に到着。

聖平小屋の宿泊者は10名弱。


10/09
前日に行程を稼げなかったので、1:00からの行動予定。
しかし、日没後の通り雨とか、深夜の割と近場での地震とか、繁殖期に入った鹿の不気味な鳴き声とか、
なかなかモチベーションが上がらず2:00スタート。

聖岳到着もスタート遅れの影響で中途半端な時間。仕方なく、この日の御来光を諦めて兎岳へ向かう。
意外と遠い兎岳のピークハントを終え、赤石岳が赤く染まるのを横目に見ながら聖岳に登り返すと、
ようやく太陽を目にするが、すでに高く昇ってしまっている。

奥聖岳に立ち寄ってから聖平小屋に戻り、食事をとりながら地図を見ていると、光岳は漠然と考えていたよりもずいぶん遠い。
コンスタントに歩き続ければ間に合うはずだが、今日も遅い時間の到着になりそう。
手早く撤収を済ませて、とりあえず13:00茶臼岳をチェックポイントに設定してスタート。

最初のピークは上河内岳。縦走路はピークを大きく巻いているのでパスしたくなったが、登ってみると素晴らしい展望。
時間がタイトだったので、小休止しか取れなかったのが本当に残念。今回の行程の中で、聖岳が一番魅力的に見えた場所。

穏やかな稜線歩きを楽しみながら、茶臼岳の手前の茶臼小屋との分岐に到着。
時間的体力的に問題なさそうなので、そのまま直進。
易老岳まで大きなアップダウンはなく、時折登山道を塞ぐ倒木が鬱陶しいくらい。
光岳への登りは涸れた沢を登るが、石は安定しているので見た目ほど登り辛くはない。
最後の登りということで頑張りも効き、意外と簡単に光岳小屋へ到着。

荷物を置いて早速光岳へ向かうが、ピークはイマイチで、展望台もガスが出ていて無展望。
光石へ行ってから、再び展望台に戻りガスが消えるのを待つが、状況は改善せず。方角的にも夕日が望めるはずなので残念。

光岳小屋の宿泊者は5名。


10/10
小屋を出ると東の空に雲が多く、壮大な朝焼けに期待してイザルガ岳に向かう。
しかし、寒い中いくら待っても、雲が焼けることは無く、御来光も明確なクライマックスのない残念なものに終わる。
いまさらながら、前日の御来光を逃したのが悔やまれる。

静高平で防寒装備を解き、水分を補給して、いよいよ長い長い下山のスタート。
高い山にもれなく付いてくる1,000mを軽く超える下りは本当に苦手で気が滅入る。
易老岳までは軽い登り返しもあるが、その先は易老渡までひたすら単調な下り。
面平辺りからは沢音がよく聞こえるようになるが、沢が大きいから聞こえるだけで、その先も短くはない。
それだけに、易老渡にたどり着くと充実と安堵に満たされて、途中の憂鬱が嘘のように気持ちが良い。

北又渡までも多少の距離はあるが、クルミを拾いながらプラプラ歩いてお昼前には無事帰着。
時間が早かったので、駒ケ根まで足を伸ばしてソースかつ丼を食べてみようかと思ったが、
行楽日の観光地に単身乗り込むのは気が引けたのでそのまま帰宅。

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コメント

ゲスト
abeyさん、こんばんは
恵那山から見える富士と日の出の方向の山を歩かれてましたか。
聖岳・上河内岳・光岳、興味が出ました。
と言っても、来年になってしまいますが。
忘れないように登録しておきます。
ゴンドラにも乗ってみたい(笑)
2011/10/12 18:18
Re: abeyさん、こんばんは
こちらからも恵那山は見えていました。
もう少し中央アルプスと繋がっているのかと思っていましたが、かなり独立していました。

この辺りはどっしりとした山容の山が多く、眺めていて落ち着きますし、歩いてもきつくなくて良かったです。
連休でしたが人も少なく(聖岳と小屋を除けば毎日2人だけ)、とても静かな山歩きを楽しめました。

ゴンドラにはぜひ乗って下さいね。笑っていられるのは真ん中までです。
2011/10/12 22:28
abeyさん、おはようございます〜☆
もう、ルートのすごさに感嘆するばかりです。
3日で距離は60KM!!!
しかもかなりアップダウンも激しくて
夜間移動もあってとは、お見事です。
精神力を見習わねば・・・

ソースカツ丼は、帰路の中央道のSAなどで
食せますよ〜ただし本家には遠く及ばない
味(個人的感想)ですけど
2011/10/14 10:18
Re: abeyさん、おはようございます〜☆
下調べがいい加減で事前に距離を把握していませんでしたが、後から数字で振り返ると結構長いですね。
ただ、林道歩きが長く、登山道も歩きやすい道が多かったのと、
南アルプスの深い森に囲まれていると、知らず知らず時間が経ち距離も伸びるようで、歩いている間は全くそうは感じませんでした。

ナイトハイクは避暑や御来光等の手段ではあるのですが、それ自体も楽しいです。
しかも、森林限界を超えれば満天の星空ですし、9日の未明は13年に1度のジャコビニ流星群の極大、歩かない理由はありませんでした。
流星群は残念ながら不発でしたが。

ソースカツ丼は本物でリベンジを狙います。
2011/10/14 21:29
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未入力 塩見・赤石・聖 [4日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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