聖岳・兎岳・光岳
- GPS
- 48:29
- 距離
- 64.0km
- 登り
- 6,308m
- 下り
- 6,315m
コースタイム
11:15北又渡-12:45便ヶ島13:00-13:40西沢渡13:50-16:55聖平小屋
9日
2:00聖平小屋-3:45聖岳-5:00兎岳-7:05奥聖岳-8:55聖平小屋
9:45聖平小屋-11:25上河内岳-12:40茶臼岳-14:15易老岳-16:10光岳小屋16:20-16:30光岳17:10-17:20光岳小屋
10日
5:10光岳小屋-5:25イザルガ岳6:00-7:40易老岳-10:00易老渡10:15-11:45北又渡
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車スペースは北又渡の橋を渡って100m程進んだところにある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北又渡と易老渡の間の道が崩落。歩行者も通行止めの掲示あり。 水場 聖平小屋:裏手の沢。 西沢源頭:側まで降りていないが、水音があり滴下する水も目視できる。 静高平:上側は十分。下側は涸れている。 |
写真
感想
直前まで北アルプスと迷ったが、混雑を嫌ってかねてから検討していた聖岳とその近傍へ。
10/08
運転前に30分のつもりで仮眠をとったら大胆に寝過ごし、最終的に北又渡を出発できたのは11:15。
早い時間であれば行程の自由度も高かったが、この時間では聖平小屋が唯一の選択肢になる。
しばらく林道と廃線を歩いて西沢渡へ到着。噂のゴンドラで沢を渡るが、想像以上の大仕事。
ちょうどキノコ採りのおじさんと入れ違いになったので助け合えたが、単独だとかなり辛そう。
沢を超えるとようやく登山道が始まる。古くから歩かれている道のようで、非常に歩きやすい。
よく整備された登山道よりも、こういう細かい地形に忠実に細かくジグを切って登る道がいい。
しばらくすると、これぞ南アルプスと思えるような苔むした倒木の世界が広がる。
この雰囲気は本当にすばらしく、疲れを感じることもなく薊畑まで登り詰め、そこから多少下って聖平小屋に到着。
聖平小屋の宿泊者は10名弱。
10/09
前日に行程を稼げなかったので、1:00からの行動予定。
しかし、日没後の通り雨とか、深夜の割と近場での地震とか、繁殖期に入った鹿の不気味な鳴き声とか、
なかなかモチベーションが上がらず2:00スタート。
聖岳到着もスタート遅れの影響で中途半端な時間。仕方なく、この日の御来光を諦めて兎岳へ向かう。
意外と遠い兎岳のピークハントを終え、赤石岳が赤く染まるのを横目に見ながら聖岳に登り返すと、
ようやく太陽を目にするが、すでに高く昇ってしまっている。
奥聖岳に立ち寄ってから聖平小屋に戻り、食事をとりながら地図を見ていると、光岳は漠然と考えていたよりもずいぶん遠い。
コンスタントに歩き続ければ間に合うはずだが、今日も遅い時間の到着になりそう。
手早く撤収を済ませて、とりあえず13:00茶臼岳をチェックポイントに設定してスタート。
最初のピークは上河内岳。縦走路はピークを大きく巻いているのでパスしたくなったが、登ってみると素晴らしい展望。
時間がタイトだったので、小休止しか取れなかったのが本当に残念。今回の行程の中で、聖岳が一番魅力的に見えた場所。
穏やかな稜線歩きを楽しみながら、茶臼岳の手前の茶臼小屋との分岐に到着。
時間的体力的に問題なさそうなので、そのまま直進。
易老岳まで大きなアップダウンはなく、時折登山道を塞ぐ倒木が鬱陶しいくらい。
光岳への登りは涸れた沢を登るが、石は安定しているので見た目ほど登り辛くはない。
最後の登りということで頑張りも効き、意外と簡単に光岳小屋へ到着。
荷物を置いて早速光岳へ向かうが、ピークはイマイチで、展望台もガスが出ていて無展望。
光石へ行ってから、再び展望台に戻りガスが消えるのを待つが、状況は改善せず。方角的にも夕日が望めるはずなので残念。
光岳小屋の宿泊者は5名。
10/10
小屋を出ると東の空に雲が多く、壮大な朝焼けに期待してイザルガ岳に向かう。
しかし、寒い中いくら待っても、雲が焼けることは無く、御来光も明確なクライマックスのない残念なものに終わる。
いまさらながら、前日の御来光を逃したのが悔やまれる。
静高平で防寒装備を解き、水分を補給して、いよいよ長い長い下山のスタート。
高い山にもれなく付いてくる1,000mを軽く超える下りは本当に苦手で気が滅入る。
易老岳までは軽い登り返しもあるが、その先は易老渡までひたすら単調な下り。
面平辺りからは沢音がよく聞こえるようになるが、沢が大きいから聞こえるだけで、その先も短くはない。
それだけに、易老渡にたどり着くと充実と安堵に満たされて、途中の憂鬱が嘘のように気持ちが良い。
北又渡までも多少の距離はあるが、クルミを拾いながらプラプラ歩いてお昼前には無事帰着。
時間が早かったので、駒ケ根まで足を伸ばしてソースかつ丼を食べてみようかと思ったが、
行楽日の観光地に単身乗り込むのは気が引けたのでそのまま帰宅。
恵那山から見える富士と日の出の方向の山を歩かれてましたか。
聖岳・上河内岳・光岳、興味が出ました。
と言っても、来年になってしまいますが。
忘れないように登録しておきます。
ゴンドラにも乗ってみたい(笑)
こちらからも恵那山は見えていました。
もう少し中央アルプスと繋がっているのかと思っていましたが、かなり独立していました。
この辺りはどっしりとした山容の山が多く、眺めていて落ち着きますし、歩いてもきつくなくて良かったです。
連休でしたが人も少なく(聖岳と小屋を除けば毎日2人だけ)、とても静かな山歩きを楽しめました。
ゴンドラにはぜひ乗って下さいね。笑っていられるのは真ん中までです。
もう、ルートのすごさに感嘆するばかりです。
3日で距離は60KM!!!
しかもかなりアップダウンも激しくて
夜間移動もあってとは、お見事です。
精神力を見習わねば・・・
ソースカツ丼は、帰路の中央道のSAなどで
食せますよ〜ただし本家には遠く及ばない
味(個人的感想)ですけど
下調べがいい加減で事前に距離を把握していませんでしたが、後から数字で振り返ると結構長いですね。
ただ、林道歩きが長く、登山道も歩きやすい道が多かったのと、
南アルプスの深い森に囲まれていると、知らず知らず時間が経ち距離も伸びるようで、歩いている間は全くそうは感じませんでした。
ナイトハイクは避暑や御来光等の手段ではあるのですが、それ自体も楽しいです。
しかも、森林限界を超えれば満天の星空ですし、9日の未明は13年に1度のジャコビニ流星群の極大、歩かない理由はありませんでした。
流星群は残念ながら不発でしたが。
ソースカツ丼は本物でリベンジを狙います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する