西穂高〜快晴なれど強風なり
- GPS
- 27:08
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 997m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前週のレコでは雪が少ないとの事でした。 金曜日に降った雪で稜線の岩はだいぶ隠れましたが、まだまだアイゼンの引っかけ注意です 2回転びました。(1回はちょっとヤバい場所) |
感想
ちょうど1年前にガチの雪山登山のきっかけになった西穂高に、自分のスキルがどのくらい上がったかの確認も兼ねてリピートです。
新穂高ロープウェイは9:00から始業なので、始発の混雑を避けるために9:00ジャストに到着。
しかし、なんと登山客用の駐車場が工事中で1km手前の深山荘の駐車場に誘導されました。
結局他の登山客も同様に出発が遅れて、乗り場は大渋滞。
西穂高口は10:20出発となっていましました。
深山荘の駐車場は基本的に宿泊者用ですが、すでに100台以上駐車しています。
テン場の空きが心配で焦りますが、杞憂でした。
全然余裕。
ちょうど前泊者が撤収していたので、整地された場所を譲って頂きました。
スコップとスノーソーまで準備して来たのに手抜きです。
テント設営して、ひと段落したらテン場を一周。なにやら団体客もいるようです。
テント受付時にテン場は木が生えている場所までと説明がありましたが、端っこまで行ってみると、ちょうど木の間に霞沢岳の絶景ポイントを発見。
前泊者に譲っていただいた場所も悪くは無いのですが、西穂山荘が近すぎて落ち着きません。
前週登った武尊の野営地でも他者のテントは数百m離れていたので、賑やかなテン場はちょっと苦手です。
スコップ片手に整地したら、テント丸ごと持ち上げて引っ越し。
他人のテントが視界に入らなくなるだけで、山でテン泊している気分はかなり変わります。
丸山方面の斜面で滑落停止の練習を少し行い、早めに飲み。
今回持ち込んだ酒はビール、チューハイ、日本酒、ワインの計1.65L!
夕食前にすでに出来上がってしまい、座椅子でウトウトしていたら乗鞍方面に陽が沈む頃でした。(#^.^#)
そのままテントに戻って横になるといつのまにか寝落ち。夜中に寒くて(シュラフ出してない)目が醒めると11時!
外は強風で星空撮影は諦めます。
酒の勢いで寝落ちしたのは良いのですが、酔いが覚めると二度寝がなかなか寝付けず。
おまけに強風でテント内の霜がパラパラ落ちて顔に当たります。
ようやく寝付けたら、今度は寝坊。
すでに日が出て、皆さん山に出発しています。
自分も急いで準備して出発。
丸山を越えると、そこには角砂糖に群がるアリンコのように独標に続く長い行列。
ルート上ですれ違うのが困難なので、下りの人が降りきるまで登れません。
待つこと30分。
強風で体が冷えてきて辛くなってきた頃にようやく登り待ち組が動き始めます。
すると登り中にまた下り始める人がいて、再び渋滞。
皆別ルートで登り始めたので後に着いていきましたが、先行がキックでステップ切り出して、後方が割れた氷結の雨でちょっとしたパニック。
ヘルメット被って無かったら痛かったかも?
寝坊&渋滞&強風による低体温で独標で引き換えそうかとも思いましたが、西穂高方面に行く人はまばら。
相変わらず強風ですが、危険なほどでは有りません。ゴーグルとフェイスマスクで対策もバッチリ。(サングラスの人は辛そうでした)
チャンピオン、ピラミッドを越えると、西穂高の山頂に人が立って居るのが見えます。
去年足元がヤバかった記憶しか無かったのが、今年は余裕を持って歩けます。
あっけなく西穂登頂。
最初にヤバい記憶は同じ所にもう一度立ってみると実際はそうでも無かったのは良くあることです。
でも、足運びは慎重に。。。
薄雪に隠れた岩が多く、アイゼンが引っ掛かります。2回転びましたが、内1回はとっさにピッケルダガーで刺して滑落を免れました。
刺さった部分がクラストした雪だから良かったものの、隠れ岩だったりしたら弾かれてアウトだったかもしれません。
雪面の凹凸から隠れ岩がどうか判断するしか無いです。
まだまだ未熟者です。
11時頃にテントに戻って撤収。
せっかくの絶景ポイントにテント引っ越ししてまで設営したので、名残惜しんで後片付けがはかどりません。
西穂山荘で名物のラーメン食おうと思ったのですが、前日残した食料が大量に余っているので、今回はパスしました。
来年もまた来ます。
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