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Yamareco

記録ID: 140919
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

時間との闘い(谷川岳〜万太郎山〜仙ノ倉山〜平標山)

2011年10月10日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:05
距離
18.4km
登り
1,801m
下り
2,139m

コースタイム

7:15天神平-8:45谷川岳9:00-9:45オジカ沢ノ頭9:55-11:20万太郎山11:45-13:00エビス大黒ノ頭13:10-13:45仙ノ倉山14:00-14:30平標山14:40-15:15松手山15:25-16:20平標登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
水上IC〜土合駅に駐車(未舗装で荒れ気味)
ロープウェイ乗場まで徒歩約20分
7:00ロープウェイ(始発)
17:15元橋(バス)-越後湯沢(上越線:17:56発)-土合(18:22着)
ロープウェイ1200円、バス570円、電車400円
コース状況/
危険箇所等
・笹の刈り込みも行われて、コースは極めて明瞭です。
・万太郎山からの下りはやや痩せた部分がありますが、全般的に危険な箇所はありません。
・谷川岳〜仙ノ倉山間の4つの避難小屋は、いずれも狭く、まさに非常時の避難場所といった感じです。
6:15土合駅出発
天神平から谷川岳
天神平から谷川岳
紅葉のピークにはやや早いか
紅葉のピークにはやや早いか
白毛門から朝日岳
白毛門から朝日岳
オジカ沢ノ頭(右)〜俎(左)
オジカ沢ノ頭(右)〜俎(左)
紅葉の進む中腹部
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紅葉の進む中腹部
頂上近くの笹原
格好いい俎
天神平が小さくなる
天神平が小さくなる
トマノ耳からのオキノ耳
トマノ耳からのオキノ耳
朝日岳、越後駒ヶ岳、巻機山
朝日岳、越後駒ヶ岳、巻機山
一ノ倉岳と茂倉岳
一ノ倉岳と茂倉岳
トマノ耳からの肩の小屋
トマノ耳からの肩の小屋
これから歩く稜線を一望
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これから歩く稜線を一望
遠くに苗場山
俎瑤叛間山
いよいよ稜線に突入
いよいよ稜線に突入
オジカ沢ノ頭も格好いい
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オジカ沢ノ頭も格好いい
遠ざかる肩の小屋
遠ざかる肩の小屋
なだらかなオジカ沢ノ頭の登り
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なだらかなオジカ沢ノ頭の登り
俎瑤悗領農(地図上のルートはなし)
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俎瑤悗領農(地図上のルートはなし)
オジカ沢ノ頭から谷川岳
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オジカ沢ノ頭から谷川岳
湯沢方面
まだまだ遠い万太郎山
まだまだ遠い万太郎山
笹原が続く
万太郎山への稜線
万太郎山への稜線
目立つ足拍子岳?
小障子ノ頭への登り
小障子ノ頭への登り
オジカ沢ノ頭を振り返る
オジカ沢ノ頭を振り返る
小障子ノ頭から万太郎山
小障子ノ頭から万太郎山
大障子ノ頭への登り
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大障子ノ頭への登り
遠くなる谷川岳
万太郎山の登り
鋭い大源太山が見えてくる
鋭い大源太山が見えてくる
一ノ倉岳と茂倉岳
一ノ倉岳と茂倉岳
深く刻まれた万太郎山
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深く刻まれた万太郎山
万太郎山への最後の登り
万太郎山への最後の登り
谷川岳〜茂倉岳の稜線
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谷川岳〜茂倉岳の稜線
万太郎山から仙ノ倉山方面、左のエビス大黒ノ頭が格好いい
万太郎山から仙ノ倉山方面、左のエビス大黒ノ頭が格好いい
万太郎山からの下り
万太郎山からの下り
標高を下げるとさらにエビス大黒ノ頭が引き立つ
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標高を下げるとさらにエビス大黒ノ頭が引き立つ
万太郎山を振り返る
万太郎山を振り返る
迫るエビス大黒ノ頭
迫るエビス大黒ノ頭
再度万太郎山
仙ノ倉山への登り
仙ノ倉山への登り
仙ノ倉山への登りからエビス大黒ノ頭
仙ノ倉山への登りからエビス大黒ノ頭
仙ノ倉山を過ぎた時点で肩の小屋から10km
仙ノ倉山を過ぎた時点で肩の小屋から10km
平標山へのなだらかな稜線
平標山へのなだらかな稜線
本日最後の登り
平標新道(右)と松手山への稜線(左)
平標新道(右)と松手山への稜線(左)
平標山から仙ノ倉山を振り返る
平標山から仙ノ倉山を振り返る
平標山〜大源太山の稜線
平標山〜大源太山の稜線
平標山を振り返る
平標山を振り返る
松手山への稜線
稜線北側の紅葉
松手山付近の紅葉
松手山付近の紅葉
大源太山(左)と三国山(右)
大源太山(左)と三国山(右)
松手山から平標山
松手山から平標山
18:30土合駅着

感想

秋は行事がいろいろとあり、3週間ぶりの山行です。
天候が落ち着いてきたので、2年ほど前から温めていた谷川岳〜平標山縦走の実行です。
秋は日が短いのですが、担ぎ上げる水の量が少なくて済むこと、また天候が比較的安定していることからこの時期の決行です。

このルートはコースタイムが長いのと、公共交通機関が不便なので、プランニングに苦労しました。
最終的にはロープウェイを利用して体力の温存を図るプランとしましたが、ロープウェイの始発が7時とやや遅く、かつ越後湯沢から土合への上越線が午後2本しかないという厳しい制約条件です。
越後湯沢15:05発は厳しいので、終電の17:56発を狙うしかありません。
そのためには平標登山口17:15発のバスに乗る必要があり、しかも越後湯沢駅での乗り換え時間が5分というスリリングな計画です。
できればその一本前の15:50発のバスに乗りたいのですが、コースタイムが12時間ということを考えると、バスが渋滞しないことを祈って、乗り換え時間5分の17:15発のバスに賭けるしかなさそうです。
(最悪、越後湯沢→上毛高原(新幹線)→水上(バス)→土合(上越線)で帰れることは確認しましたが、上記計画と比べると2時間以上土合につく時間が遅くなる)
万太郎山と仙ノ倉山で予定時間と照らし合わせ、ペース配分をすることとします。

4時に自宅を出発、天気は曇天です。
連休の初日/2日目はロープウェイの始発は30分待ちとのことでしたが、6:35に切符売場に行くと、ほぼ始発に乗れました。
天神平に着くと青空が見えてきます。
このコースは谷川岳から先も、以下のように小刻みな登りがあり、しかも後半ほど標高差があるので、前半はペースを抑えながら行きます。
オジカ沢ノ頭:130m
小障子ノ頭:60m
大障子ノ頭:130m
万太郎山:220m
エビス大黒ノ頭:320m
仙ノ倉山:240m
平標山:90m

熊穴沢避難小屋を過ぎるあたりから、肩の小屋に泊った方が続々と下りてきます。
昨日は昼からガスとのこと、予報は良かったはずですが、この山域の天候の難しさを思い知らされます。
どうやら天神尾根を歩いている中では先頭のようで、谷川岳山頂では2組が先着していただけでした。
谷川岳は4回目ですが、眺望の素晴らしさは相変わらずで、富士山や越後の山々まで良く見えます。

今日はあまりゆっくりしていられないので、オキノ耳はパスして、万太郎山への稜線に突入です。
この日は終始新潟側から涼しい風が吹き上げていたので、水分をあまり必要とせず(2.5Lで余りました)、バテもしないで助かりました。
最初のピークであるオジカ沢ノ頭は素晴らしい山容で、後で登るエビス大黒ノ頭同様、すっかり魅力に取りつかれました。
著名な山に挟まれているので、ややマイナーなイメージでしたが、格好いいの一言です。オジカ沢ノ頭から稜線が伸びている俎瑤塙腓錣擦董⊆命燭鮖りまくります。
万太郎山で昼食、ほぼ予定時間通りのペースです。
しかし、この先のエビス大黒ノ頭と仙ノ倉山への険しそうな登りが目の前に立ちはだかります。

毛渡乗越までは快適な下りで、30分ほどで到着。
既に12時を回っており、この時間帯に大きな登りをこなすことは珍しいのですが、前半のペースを抑えてきたこと、登りでも終始眺望が得られるコースであること、また新潟側からの涼しい風のおかげで、スムースにこなすことができました。
13:45に本日最高峰の仙ノ倉山に到着。ここで女性5人組に追い付きます。
谷川岳を出てからようやく6組目のパーティーです。(内2組は沢登り)
鹿児島から来たそうで、2泊3日で縦走中とのことで、ゆったりと羨ましい限りです。
仙ノ倉山は予定より15分早く通過。17:15のバスは問題なさそうです。

平標山で下山ルートを思案しますが、天気がいいので稜線沿いの松手山コースを選択。
結局バス到着より約1時間前に下山できました。
最大の懸案であった越後湯沢の乗り換えですが、バスが予定より5分早く到着したため、ダッシュをすることもなく電車に乗れました。
土合駅での下車は自分一人のみ。
電車が去ると駅は真っ暗で、ヘッドランプを取り出そうとしたほどです。
ちょうど出発から12時間で無事に戻ってこれました。

紅葉のピークには若干早いのかなという感じでしたが、何より天気に恵まれ、またエビス大黒ノ頭など新しい山の良さの発見があり、充実感に満ちた一日でした。

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コメント

きれいな稜線ですね
写真を見ていたら行きたくなりました。いい景色ですね。
2011/10/11 23:48
hiroyanagiさんへ
コメントありがとうございます。
展望好き、静かな山行好きにはたまらないルートです。
以前は展望を求めてアルプスばかり登っていましたが、もっと近くにもいい山があると実感した山行でした。
2011/10/12 21:16
初めまして
先日、谷川岳から見た万太郎山方面の縦走路がとてもきれいで、ここを歩いたらさぞかし気持ちいいのだろうなあと思いました。

肩の小屋に1泊すれば何とかできそうだなあと、計画を思いつきましたが、まさか日帰りでやってしまう方がいたとは。

驚きです。私もいつかやってみたいです。
2011/10/19 22:35
waraiさんへ
こちらこそ初めまして。
この日は天気も良く(=眺望もよく頑張れる)、また暑くもなかったという幸運にも恵まれたので、計画通り縦走できました。
展望が素晴らしく見どころの多い縦走路なので、時間が許すのであれば、肩の小屋に1泊し、バスの時間を気にすることなく歩くのが、本来の姿のような気がします。
苗場山がどんどん近づいてくるのが印象的でした。
2011/10/20 21:27
私も!!
はじめまして。
この記録に触発(?)され、本日、私も同じルートを辿ってみました。
 
ただ、17時のバスに乗れるか不安があったため、はじめに越後湯沢駅に車を置き、上越線の始発で土合まで移動、という流れにしました。

前半は天気もまずますで大障子ノ頭までは快調に飛ばしていましたが、その後、平標山まではほとんどガスの中。万太郎山からは雨も降ってくる状況でした。

全体的に登りがしんどかった感じですが、特に万太郎〜仙ノ倉の登りに心が折れそうでした・・。ガスの中、展望もなく、同じような道を上がったり下がったり・・。

最終的には、バス時刻の30分前に何とか下山できたので、非常にいい経験ができたと思っています。

天候の安定した日に、展望を楽しみながら、またチャレンジしたいコースです。
2011/10/23 22:18
esktさんへ
こちらこそ初めまして。
なるほど、越後湯沢に車を置くという手もあったのですね。
どっち周りにするか、バスが厳しそうな場合の土樽へのエスケープ、越後湯沢で上越線に乗り遅れた場合の新幹線利用など、いろいろと調べましたが、上越線の始発で土合への移動は考え付きませんでした。
このコースは、松手山〜平標登山口以外は全て展望が開けているので、晴れていると足取りも軽くなります。(夏は日陰がなく暑そうですが)
水上と湯沢の両方の予報がいい日を狙うと、確率が上がるかもしれません。
2011/10/23 23:11
プロフィール画像
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