日本百名山NO.74 75 76 77 黒部五郎岳〜鷲羽岳〜水晶岳〜薬師岳周回縦走
- GPS
- 58:30
- 距離
- 58.3km
- 登り
- 4,730m
- 下り
- 4,732m
コースタイム
04:40飛越登山口
06:50寺地山07:00
09:20北ノ俣岳09:30
12:45黒部五郎岳13:15
14:40黒部五郎小舎15:05
17:05三俣山荘
10月8日 歩行時間(休憩含む)10時間20分
05:30三俣山荘
06:30鷲羽岳06:50
07:15ワリモ岳07:20
08:30水晶岳08:45
10:15祖父岳10:20
11:15雲ノ平小屋11:45
13:35薬師沢小屋13:40
15:50太郎平小屋
10月9日 歩行時間(休憩含む)10時間
05:10太郎平小屋
07:10薬師岳07:30
08:55太郎平小屋09:05
10:30北ノ俣岳11:00
12:55寺地山13:00
15:10飛越登山口
天候 | 10月7日雪 10月8日〜9日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
飛越トンネルの手前に20台ほどの舗装なしの駐車場あり 登山口は駐車場の端に あります 登山口に登山ポストあり 登山口から急坂がありますが道路脇の笹等は刈られています 1842m分岐から 北ノ俣岳避難小屋まではぬかるんだ登山道に丸太や丸太の輪切りが置いてあります が濡れていて滑りやすいので要注意です スパッツは最初から付けた方が良いと 思います 避難小屋からの湿原は木道で保護されており歩きやすいです 黒部五郎岳まではアップダウンがありますが危険な所はありません 鷲羽岳も 特別危険な所はありません 水晶小屋から水晶岳山頂まではヤセ尾根があり 岩場は要注意です 雲ノ平は殆ど木道で保護されています 薬師沢への下りは急坂にゴロゴロ岩があり さらに濡れているので滑りやすく要注意です ここで数回滑りました 薬師沢から太郎平までは半分くらいは木道で歩きやすい 登山道は良く整備され ています 太郎平から薬師岳までは良く整備された登山道で危険な所はありません トータルとして歩行時間が長いのが難点です 温泉は神岡の割石温泉に入りました 入浴料400円は良いですね |
写真
感想
百名山を目指していますが アルプスで唯一登っていない山が黒部五郎岳です
今回は黒部五郎岳をメインに独身の頃登った鷲羽岳 水晶岳 薬師岳に再登頂し
山頂での記念写真撮影が目的です
天気予報では天候が安定していると思っていましたが飛越トンネルの登山口では
霧雨 2000mを超えると雪になりました 引き返そうかとも思いましたが大雪には
ならないだろうと思い登り続けました
北ノ俣岳の避難小屋まではぬかるみは悪評通りでした 丸太や丸太の輪切りが
置いてありますが濡れていて滑りやすくなっています
北ノ俣岳山頂には数センチの積雪がありました これから黒部五郎岳に向かいますが
粉雪が舞っていて景色が全く見えません
しかし 神は素晴らしいプレゼントをくれました 赤木岳を過ぎたあたりに鳥の
足跡があり 追跡すると雷鳥の番いが登山道にいました 全く人間を怖がり
ません 雪が降っていますがまだ冬毛の真っ白にはなっていませんでした
黒部五郎岳山頂はプチ吹雪で寒く木々や石にエビのシッポが見えるほど気温が下がって来ました
防寒対策は上下のヒートテックに厚手の長袖シャツ フリース それに上下の
レインウエアを着 毛糸の帽子に毛糸の手袋でこの時期は万全です
新雪でアイゼンは不要です
黒部五郎岳から黒部五郎小舎までは尾根コースとカールコースがあり 尾根コースは
強風のためカールコースを選択しました 黒部五郎岳あたりは雪が降っていて
山頂は見えませんでした
黒部五郎小舎から三俣山荘への道が全く分かりません 踏み跡やテープはありますが
途中で行き止まり 小屋の周りを探してみますが道標がありません 20分ほど探して
やっと見つかりました 小屋の裏から山に伸びている道が登山道でした
三俣山荘が見えた時はホッとしました 17時を過ぎ最後の宿泊舎になりました
定員70名ですが平日と云う事もあり20名ほどの宿泊でした ゆっくり休む事が
できました
未明に起き自炊室でパンとコーヒーで朝食をとり5時30分に出発 気温はマイナス5℃
前日と打って変わって雲ひとつない快晴 ヘッドランプなしでも歩けます
鷲羽岳は目の前に見えますが中々着きません しかし 横に槍穂高を見ながら歩け
るので疲れも忘れます
40年前に撮った鷲羽岳の写真と同じショットを撮る事が出来ました 山頂からは
白馬 鹿島槍 五竜 常念 槍穂高 乗鞍 御嶽 黒部五郎 水晶など眺望は
抜群です
記念写真を撮り水晶岳に向かいます 途中ワリモ岳に登ります 前日の雪が凍り
滑りやすくなっていいて慎重に歩きます
水晶小屋から水晶岳まではヤセ尾根が続き ミニ剱岳みたいな岩場です 山頂には
数名が記念写真を撮っていました 山頂からは立山 剱岳や槍穂高など素晴らしい
眺めです これからは雲ノ平を経由し太郎平小屋まで8時間 ロングコースです
岩苔乗越まで戻り祖父岳に登り雲ノ平まで下ります 雲ノ平は高層湿地帯で木道が
延々と続きます 尾瀬とは違いますが木道は良いですね 雲ノ平小屋で昼食です
雲ノ平から薬師沢小屋までの登山道は急坂で大きなゴロゴロ石が水に濡れ滑りやすく
とても危険です 数回滑って転びました 今まで登った沢でも指折りに大変なコースです
薬師沢に吊り橋が架かっていて小屋が見えます 沢水を引いてあり無料で飲む事が
出来ました ここからの登山道の半分は木道 登山道の整備は素晴らしく歩き
易いですね しかし太郎山の登りは急坂でもう余力が残っていません 数歩歩いては
休みを繰り返しながら太郎平小屋に着きました
小屋の定員は150名 3連休の初日で混雑しているかと思っていましたが宿泊は50名ほど
今回もゆっくり休む事が出来ました 夕食まで2時間ほどあり談話室で山の情報交換で
盛り上がりました
朝食は前日と同じくパンとコーヒーです 5時過ぎに出発です 本日も快晴ですが
気温はマイナス1℃くらい 風もなく山登りには最高です
薬師峠にキャンプ場があり10張くらいテントが張ってありました ここまでは殆ど
平坦で木道 薬師峠からは急坂のゴロゴロ石がありますが濡れていないので薬師沢
程ではありません
急坂を登り切ると薬師岳が見えて来ます 薬師小屋からはジグザクの登りになります
薬師岳の山頂からは一層剱岳や立山が白く輝いて近くに見えます 見渡す限りの山並みには
圧倒されます 山頂から見るカールは40年前に登った時撮った写真と同じです 感激です
下山は楽ですね 太郎平小屋から北ノ俣岳まで登りここで昼食 昼食はチマキです
お湯を沸かしスープを作り体を温めます 登る時は雪で全く見えませんでしたが山頂からの
眺めも最高です
北ノ俣岳からの下りは急坂ですが登る時はこれほど急だとは気付きませんでした
途中には湿原があり花の時期は綺麗でしょうね
紅葉は1500m位で始まっていましたが見頃は10日間位後でしょうね 飛越トンネルの
駐車場に3時過ぎに着き予定通りでした
今回の山行は未登頂の黒部五郎岳に登り日本百名山は85座になりました 今年の遠征
登山は終わり残りの15座は来年に達成したいと思っています
三重の山男です。
3日で58Kmですか!
今回はたいへんな距離の縦走でしたね!
吹雪には少しひゃっ〜としましたね・・・
新雪は踏み跡なしで、マーキングがわからないと
本当に危ないですね。
やっぱりこんなときはナビが頼りになりますね!
雪ではないですが、同じように数回ナビに
頼ったことがありました。
写真の後姿が、バッチリですね・・・
雷鳥のプレゼントは良かったですね〜
黒部五郎岳に登りタフな山や難易度の高い山 遠方の山は
ほぼ終わりました 来年のポイントは霧島山だけです
達成した後はもう一度好きな山に登ろうと思っています
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