霞沢岳スノトレ(坂巻温泉in/out)
- GPS
- 08:03
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 2,482m
- 下り
- 2,481m
コースタイム
天候 | 快晴(ただし山頂部は突風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
冬季限定のバリエーションルート。 かなりの急登や、幅の狭いトラバース道が散見され、核心部となる岩場(曲)の下りはロープを使った懸垂下降者多数。自分はロープを一切使わず、ピッケルとアイゼンワークによる三点支持で通過したが、強風だったこともあり、危険度はかなり高い感じです。初級者が近づける山ではありませんが、白い穂高連峰をこれほど眼前に、絶好の角度から見れる唯一の山として、達成感はmaxですね。 |
その他周辺情報 | 起点&終点となった坂巻温泉旅館で雪見露天。500円。 |
写真
感想
昨日、乗鞍岳から真っ白な穂高連峰をかなり近い距離で見てきたけど、霞沢岳は「近い」というより、「目の前」に穂高連峰を望める感じ!ただ、冬季バリエーションルートで、トレースがなければ、自分の実力では到底登頂できない山ですね。
朝4時半、坂巻温泉旅館の駐車場をスタートし、釜トンネル・上高地トンネルを越え、登山口となる太兵衛平まで1時間。そこでアイゼン装着し、登り始めるがいきなり急登&軽いヤブこぎ。登り始めて程なく穂高連峰が見えるが、まだ雲が多い。ただ、ものすごい勢いで雲が動いており、山頂着く頃は晴れそうな予感大。
トレースをたどる形で、ただひたすら急登(直登)を登っていく。樹林帯にいるうちは、ほぼ風を感じることはなく、暖かい感じだったが、稜線に出るとものすごい突風。ただ、初めて穂高連峰の全貌が見えるのは稜線に出てからなので、モチベーションは最高潮に!核心部の岩場(曲)が危なければ、「撤退」もやむなしと思うほどの強風が吹きすさぶ。
曲は、登りはアイゼン前爪を蹴り込み、岩や木(枝)をつかんで三点支持で進む限り、さほど危険に感じない。むしろ強風が怖い。黙々と進む中、右手には乗鞍・御嶽、左手には穂高連峰、後ろ振り返ると焼岳・笠ヶ岳と、目のやり場に困るくらいの絶景続き。山頂と思ったらニセピークだったり、相変わらず時にブリザード級の強風に見舞われながらも、太兵衛平から4時間、坂巻温泉から5時間で、霞沢岳の山頂へ!冬季バリエーションルートを、しかも稜線出て以降は相当な強風の中、無事に登ってこれた自分に感動!
曲の下りは、アイゼン前爪を蹴りこみつつ、ピッケルを刺せる所に刺しつつ、空いた手はつかめる岩や木(枝)をつかみつつ、着実に三点支持でゆっくり下りました。確かに怖いですね。ここが本ルートの、名実共に核心部だと思います。
樹林帯に入ると風はやみ、むしろ暑い位で、麓に近づくにつれ、インナー含め、長袖シャツ2枚の軽装に。傾斜が急なので、アイゼンつけてても、ザクザク滑る感じで、ピッケルを頼りに、相当ハイペースで下って(滑って)いった感じ。
時間に余裕があったので、太兵衛平から逆流する形で大正池まで足を伸ばし、逆さ穂高を満喫しました!往復共に、釜トンネル・上高地トンネルで人・車と全く出会わず、一人であの長大なトンネルを占有した気分です。
最後は、坂巻温泉の露天風呂を貸し切った感じで、コーラがうまかったです!
この後、東京までソロ運転する中、小仏トンネル手前が20km渋滞で、松本→東京までオール高速使ったのに、6時間。。。これが今回の1泊2日(乗鞍&霞沢)の中で、一番シンドかったです。
が、快晴・残雪期の乗鞍岳、霞沢岳。最高のスノーハイクとなりました!
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