秋の鳥甲山



- GPS
- 08:40
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,472m
- 下り
- 1,634m
コースタイム
小水の頭 7:40
白凜瞭 9:30
鳥甲山頂 10:40
<お昼ご飯>
11:15
屋敷駐車場 15:00
天候 | 晴のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今年の春に知った山です。
鳥甲山(とりかぶとやま)
「ものすごくカッコいい山だから!秋の紅葉の時期は特にすばらしい!」と聞いていて、秋が来るのを楽しみにしていました。
ただ、登り口までとてもアプローチが遠いです。
新潟県との県境に近い長野県の秋山郷という奥地まで行く必要があります。
長野県ではありますが、秋山郷は新潟の津南からアプローチするほうが近いです。
関越道の塩沢石打ICから1時間ぐらい。
津南からはかなり細い道を通ります。冬はかなりの豪雪地帯だろうなぁ。
10月9日(日)早朝、仲間2人を拾って、新宿を2時に出発。
途中のSAでご飯を食べて、6時過ぎに秋山郷に到着。
お天気よし。
そして、秋山郷から見上げる鳥甲山はすごいカッコいい!
シンメトリーでほんとカブトのような形をしています。武甲山に似てる!?
断崖絶壁がこちらに向いていて、ホントにこの山に登れるのかなぁ?とちょっと不安にも思います。
登り口はムジナ平登山口と屋敷登山口の2つ。
ムジナ平登山口からは岩場やナイフリッジが続く険しいルート。
屋敷登山口からは稜線をゆるやかにアップダウンする眺望のよいルート。
どちらも良さそうなルートなので、どっちも歩きたい!ということで、ムジナ平口から屋敷口縦走して下山後は林道を5kmほど歩いて車まで戻るという計画に。
ムジナ平口の駐車場に到着が6時15分。
駐車場から、朝日を受けて輝く山頂が見えて、テンションが上がります。
準備をして、6時40分出発。
ものすごい寒いことを心配していましたが、それほどではありません。
いきなり急坂が続くので、もう汗をかき始めます。
なかなかしんどい。
最初は眺望はあまりよくないしね。
でも、これから出てくるであろう岩場を期待してもくもくと登ります。
そして、1時間ほど歩くと、出てきました!
最初の難関です。
小水の頭と呼ばれるほぼ垂直な岩場。
高さは15mぐらいか。
右のほうにハシゴがありますが、これに頼る勇気はありません。
慎重に足場を確保して、登っていきます。
雨で濡れていたらものすごい危険だろうなぁ。
標高を上げてくると、だんだんと眺望が開けてきて楽しくなってきます。
紅葉にはちょっと早い感じもしますが、程よく色付いていてきれいです。
ナナカマドの葉っぱが鮮やかな赤を見せてくれるはずなのですが、どうもすでに枯れていて茶色く変色してます…
10月初めに来た寒波で霜が降りてしまって、枯れてしまったのかなぁ。
今年は全国的にあまり紅葉はきれいじゃないようです。
夏がそれほど暑くなかったということもあるのでしょう。
ひとしきり登ったら白凜瞭という一つ目のピークに到着。9時半。
ここの標高が1944m。
ここからいったん下ってカミソリ岩に向かいます。
カミソリ岩付近はまたまた危険地帯。
慎重に登ったり下ったりを繰り返す。
そして、出てきました。
噂のナイフリッジです。
ものすごい恐ろしいナイフリッジを期待していたのですが…、それほどではなかったです。
距離は10mほど。
ただ、両側は崖っぷちで足を置ける幅は20cmほどなので、濡れていたり風が強かったら怖そう。
これぐらいの距離だったら、さっと走り抜けるほうが安全かも。
山の上から見下ろすカミソリ岩はなかなかカッコいい。
カミソリ岩を過ぎると、あとはひたすら登り。
最後の登りもなかなかキツイ。
というわけで、山頂到着が10時40分。
ちょうど4時間でした。
お天気はいいのですが、ちょっと霞んでいて遠くはあまり見えず。
でも、翌日登る予定の苗場山などが見えて、ワクワクしてきます。
苗場山の南側にお椀を伏せたような形の山を発見。
これが佐武流山(さぶりゅうやま:2191.5m)かなぁ?
登ってみたくなりました。
ご飯を食べて、下山開始。11時15分。
下山と言っても、油断できません。
屋敷口までまだまだ距離があります。
日に照らされ緑に輝く熊笹が繁る斜面を下っていくのですが、これがなかなか気持ちいい。
景色のいい稜線を緩やかにアップダウンしながらちょっとずつ下っている感じ。
5つぐらい小さなピークを超えたかなぁ。
2時間ほどの稜線歩き。なかなか足が疲れます。
そして、けっこう斜面が切り立っているので、滑落に注意です。
仲間は足を滑らせて滑落しかけました。
そして、稜線を歩いた後は一気に下って行きます。
この下りがけっこうキツイ。
岩がゴロゴロしていて歩きにくいし、岩や木の根っこが濡れていて、すべりやすい。
「白峰三山のときの大門沢の下りみたいだなぁ」と仲間と励ましながら下って行きます。
※今回のメンバーは白峰三山縦走のメンバー。
そして、ヘロヘロになりながら屋敷口に到着したのが3時過ぎ。
下りも4時間近くかかりました。
計画では、ここから車まで5kmを歩く予定だったのですが、「さすがにしんどいなぁ」と。
「よし、車もたくさん走っているし、ヒッチハイクするか!」ということで、ヒッチハイクで自分がムジナ平に戻って車を取ってきました。
というわけで、楽ちんに民宿へ。
止まった民宿は「苗場荘」。とても快適でした。
お風呂は近くにある楽養感。
有馬温泉みたいな赤いお湯です。鉄の香りがします。
温泉と豪華な食事とお酒とふかふかのお布団で明日への英気を養います。
さすがにみんな疲れていました。
ご飯を食べて8時前にはぐっすり寝込んでいました
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
山頂かその直下で出会ったかもしれませんね。私どもその日10:05〜10:42山頂にいました。
屋敷に向けての下りほんとにきつく長い道でした。数度こけかけて手をつく場面がありました。
屋敷登山口から狢平登山口まで単調で長い道のり(5km70分)でした。(山頂で出会った方から乗せていきますと声をかけられましたが,お断りして歩いてみました。)
tsuruta5さん
コメントありがとうございます。
私達がちょうど30分後ろを歩いている感じでしたね。
たぶん山頂付近ですれ違ったと思います。
本当にキツイ下りでしたね。
岩も濡れていたし。
最後駐車場まで歩いて帰ったんですね!
すごい!
私達はギブアップしました…
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する