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Yamareco

記録ID: 1418179
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

雲取山、三峰縦走からの三峯神社朔日参り(三峰口駅まで徒歩のおまけ付き)

2018年03月31日(土) ~ 2018年04月01日(日)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
12:39
距離
44.6km
登り
4,143m
下り
4,321m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
3:49
休憩
1:19
合計
5:08
距離 20.6km 登り 2,470m 下り 1,171m
8:19
20
9:44
9:45
27
10:12
10:16
17
10:33
10:34
10
10:44
11:03
6
11:09
11:18
5
11:23
11:25
27
11:52
11:56
1
11:57
12:00
20
12:20
12:22
12
12:34
12:42
1
12:43
13:09
18
13:27
2日目
山行
5:50
休憩
3:13
合計
9:03
距離 24.1km 登り 1,694m 下り 3,175m
5:50
15
6:05
6:06
48
6:54
10
7:04
7:07
25
7:32
7:34
9
7:43
7:47
16
8:03
8:06
14
8:20
8:35
42
9:17
9:19
4
9:23
9:35
4
9:39
16
9:55
9:58
12
10:10
12:36
67
13:43
13:44
26
14:10
14:11
42
14:53
天候 1日目:晴れ 2日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩〜留浦 (西東京バス [奥12 2番のりば])
コース状況/
危険箇所等
雲取山から三峰側は登山道上も残雪あり
留浦停留所からスタートです。
1
留浦停留所からスタートです。
街灯の上にタバスキー。
街灯の上にタバスキー。
眼下に奥多摩湖。
1
眼下に奥多摩湖。
よく写真で見る2年前にはなかった看板。
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よく写真で見る2年前にはなかった看板。
猿が4匹。
ルートを誤り七ツ石山へ戻ります。
ルートを誤り七ツ石山へ戻ります。
水場で給水。
修復・再建目前の七ツ石神社。
修復・再建目前の七ツ石神社。
七ッ石山に登頂。
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七ッ石山に登頂。
山頂からの眺望。
山頂からの眺望。
振り返っての七ッ石山。
振り返っての七ッ石山。
楽しい石尾根。
ぼんやりと富士山。
ぼんやりと富士山。
前回は一面真っ白だったヘリポート。
前回は一面真っ白だったヘリポート。
奥多摩小屋のテント場。
奥多摩小屋のテント場。
閉鎖決定が残念な奥多摩小屋。
2
閉鎖決定が残念な奥多摩小屋。
雲取山手前の坂から七つ石山を振り返る。
雲取山手前の坂から七つ石山を振り返る。
避難小屋見えてきました。あと少し。
避難小屋見えてきました。あと少し。
人少なくてのびのび。
人少なくてのびのび。
東京側。しばしのんびり。
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東京側。しばしのんびり。
翌日のルートです。
翌日のルートです。
雲取山の北側斜面には氷柱が。
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雲取山の北側斜面には氷柱が。
こちらは雪ががっつり残っています。
こちらは雪ががっつり残っています。
チェーンスパイクをつけて斜面を下ります。
チェーンスパイクをつけて斜面を下ります。
木漏れ日がいい感じ。
木漏れ日がいい感じ。
雲取山荘に到着。
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雲取山荘に到着。
この日は私も含め4張でした。
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この日は私も含め4張でした。
今回の食糧(上)に夕食(左)と朝食(右)。
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今回の食糧(上)に夕食(左)と朝食(右)。
翌朝、チェーンスパイクを履いていざ。
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翌朝、チェーンスパイクを履いていざ。
日に照らされた雲取ヒュッテ。
日に照らされた雲取ヒュッテ。
男坂、女坂の二手に分かれます。私は男坂へ。
男坂、女坂の二手に分かれます。私は男坂へ。
すぐに大ダワに到着。
すぐに大ダワに到着。
路面凍結の注意をうながす看板。
路面凍結の注意をうながす看板。
秩父の山々が見えます。
秩父の山々が見えます。
針葉樹林と岩、残雪の雰囲気が素敵。
針葉樹林と岩、残雪の雰囲気が素敵。
トラバース。
滑落に気をつけて。。
滑落に気をつけて。。
芋ノ木ドッケに到着。
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芋ノ木ドッケに到着。
朝日に照らされながら先を行きます。
朝日に照らされながら先を行きます。
すごく楽しい。
満喫しています。贅沢。
満喫しています。贅沢。
神々しさすら感じます。
神々しさすら感じます。
鹿の足跡かな。
まだまだ雪は続きます。
まだまだ雪は続きます。
白岩小屋が見えてきました。
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白岩小屋が見えてきました。
窓ガラスが割れてしまっています。
窓ガラスが割れてしまっています。
扉の隙間から中を覗くと布団や毛布がありました。
扉の隙間から中を覗くと布団や毛布がありました。
そろそろチェーンスパイクを脱いでもよさそう。
そろそろチェーンスパイクを脱いでもよさそう。
ツガ、シラビソの原生林。
ツガ、シラビソの原生林。
前白岩山に到着。
前白岩山に到着。
苔むした感じも素敵。
苔むした感じも素敵。
前白岩の肩に到着。
前白岩の肩に到着。
鎖ありますが、まぁ不要かな。
鎖ありますが、まぁ不要かな。
お清平に到着。
結構アップダウンを重ねています。
結構アップダウンを重ねています。
木の葉でもふもふ。
木の葉でもふもふ。
アセビのトンネル。
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アセビのトンネル。
霧藻ヶ峰で両神山を眺めながら休憩。
霧藻ヶ峰で両神山を眺めながら休憩。
休憩所は開いていませんでした。
休憩所は開いていませんでした。
秩父宮のレリーフ。
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秩父宮のレリーフ。
地蔵峠まで来ました。
地蔵峠まで来ました。
炭釜跡と
炭焼平。
三峯奥宮のある妙法ヶ岳へ寄っていきます。
三峯奥宮のある妙法ヶ岳へ寄っていきます。
予想外に登る。
東屋が見えてきました。
東屋が見えてきました。
2つめの鳥居。
階段に鎖が?
と思ったら、階段の先が岩場になっていました笑。
と思ったら、階段の先が岩場になっていました笑。
奥宮に到着。
秩父宮もここまでいらしたんですね。
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秩父宮もここまでいらしたんですね。
眷属のオオカミがたくさん。
眷属のオオカミがたくさん。
奥宮からの天望。
奥宮からの天望。
奥宮手前には1畳ほどの板間が。
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奥宮手前には1畳ほどの板間が。
板間に座ってしばし休憩。気持ちいい。
板間に座ってしばし休憩。気持ちいい。
三峯神社の参道から奥宮へ向かう際の鳥居。
三峯神社の参道から奥宮へ向かう際の鳥居。
登山届が提出できるようになっていました。
登山届が提出できるようになっていました。
参道らしさが出てきました。
参道らしさが出てきました。
左手に有名な大島屋が。
左手に有名な大島屋が。
参道終了。振り返っての参道入口。
参道終了。振り返っての参道入口。
予定外にも一人朔日参り開始。
予定外にも一人朔日参り開始。
鳥居の手前に鎮座したオオカミの狛犬。耳が垂れ下がっていてかわいい。
鳥居の手前に鎮座したオオカミの狛犬。耳が垂れ下がっていてかわいい。
白い氣守りの整理券と配布時に押印された氣の印。
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白い氣守りの整理券と配布時に押印された氣の印。
奥宮遥拝殿。
皆も行くといいよ、楽しいよ、と言いたいのをこらえる。
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皆も行くといいよ、楽しいよ、と言いたいのをこらえる。
本殿へ。
こちらのオオカミは耳が立っていました。
こちらのオオカミは耳が立っていました。
御神木に触れ願いをするための行列とのこと。すごい。。
御神木に触れ願いをするための行列とのこと。すごい。。
参拝の列。こちらはスムーズでした。
参拝の列。こちらはスムーズでした。
豪華絢爛。
立派すぎる。
ご神木。
辰年の2012年に突如出現したという龍神様。
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辰年の2012年に突如出現したという龍神様。
白い氣守りいただきました。
白い氣守りいただきました。
開封の儀。
本殿脇の興雲閣、三峯神の湯で汗を流します。
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本殿脇の興雲閣、三峯神の湯で汗を流します。
まさかここからまた歩くとは。遥拝殿の東、大輪バス停への登山道を下っていきます。
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まさかここからまた歩くとは。遥拝殿の東、大輪バス停への登山道を下っていきます。
大勢の参拝者が登ってきます。皆さん汗だくで顔に疲れが出ています。
大勢の参拝者が登ってきます。皆さん汗だくで顔に疲れが出ています。
登山道細く、登ってくる参拝者を待っていたらカタクリの花を発見。
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登山道細く、登ってくる参拝者を待っていたらカタクリの花を発見。
涼しげ。
ここから先は参道らしくなっていました。
ここから先は参道らしくなっていました。
大輪バス停はもうすぐ。
大輪バス停はもうすぐ。
橋からの眺め。
教えていただいた大きな鳥居。
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教えていただいた大きな鳥居。
バス停の先にある地図を見て、やはり三峰口まで歩こう、と。
バス停の先にある地図を見て、やはり三峰口まで歩こう、と。
車道を歩くのは嫌ですが、ときおり咲いている桜に癒やされます。
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車道を歩くのは嫌ですが、ときおり咲いている桜に癒やされます。
何やら先にバス数台と人だかりが。
何やら先にバス数台と人だかりが。
公衆トイレに寄っていたのでした。
公衆トイレに寄っていたのでした。
私が見た渋滞の原因はこれ。バスが道路に停車するため片側車線になり渋滞を引き起こしていました。
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私が見た渋滞の原因はこれ。バスが道路に停車するため片側車線になり渋滞を引き起こしていました。
川の向こう岸に見えた桜。
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川の向こう岸に見えた桜。
道路挟んで見えた枝垂れ桜。
道路挟んで見えた枝垂れ桜。
三峰口駅、あと少し。
三峰口駅、あと少し。
橋を渡って時刻表を調べたらあと数分で駅を出る電車が。
橋を渡って時刻表を調べたらあと数分で駅を出る電車が。
レトロな駅に最後はダッシュで滑り込み。
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レトロな駅に最後はダッシュで滑り込み。
慌ただしく乗り込みます。
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慌ただしく乗り込みます。
今回の装備。ベースウェイト8.5kgに水食糧ガス等消耗品2.3kgの計10.8kgでした。
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今回の装備。ベースウェイト8.5kgに水食糧ガス等消耗品2.3kgの計10.8kgでした。

装備

個人装備
ザック/ドライザック ストック/スノーバスケット チェーンスパイク/ゲイター ヘッドライト/予備電池 地図/コンパス/登山計画書 ファーストエイドキット 水筒/ハイドレーション/プラボトル 行動食/非常食 夕食朝食食糧 テント(本体/フライ/ポール/ペグ/グランドシート/スポンジ) シュラフ/インナーシーツ/ヴィヴィ/マット ストーブ/燃料 クッカー/カトラリー ハット レインウエア 防寒具(フリース/ダウン2) ロールペーパー/ウェットティッシュ 熊鈴 日焼け止め/リップクリーム バッテリーセット 洗面セット テント用着替え 温泉セット 財布/GPS/スマホ

感想

2年前の秋に同僚から三峯神社の朔日参り、白い氣守について聞き及び、朔日が土日のタイミングに友人と朔日参りを計画してきましたが、混雑状況や雪などで尽く頓挫してきました。
一方で話を聞いてから雲取三峰を縦走するコースがあることも知り、朔日にはこだわらず縦走もしてみたいと思ってきました。

当初は友人たちと朔日参り+妙法ヶ岳ハイキングで考えていましたが、朔日の翌週にテント泊をする予定ができ(結局不参加になりましたが)、事前にテント泊の練習しておきたいなと思ったところ、友人たちとは現地集合で私だけ前日からテント泊すればいいじゃんとひらめき決行です。
天気予報は晴れ、夜間も気温は氷点下にはならない予報で、現状のテント泊装備に何点かプラスしたらいけそうです。
去年の最初のテント泊では準備が疎かで散々だったので、今回は数日前から入念にチェックしました。

雲取山は2年ぶり2回目。前回は降雪後の雪山だったので雪のない雲取山は新鮮でした。
前回の記憶と照らし合わせつつ、雪のない雲取山もいいなぁ、久し振りのソロ山行楽しいなぁと先へ進みます。

久し振りのテント泊で重装備なので、七ツ石小屋の先の水場で水を補給する計画にしていましたが、気づくとコースを外れている。。
七ツ石小屋とブナ坂との分岐を見逃してしまい、ブナ坂の方へ巻いていました。
万一水が足りなくなったらよくないし、七ッ石山も踏みたいしでその先の分岐で戻るようなかたちに。
水場を見つけて一安心。今までの水を捨てて新たに冷たい水を補給、顔を洗ってスッキリです。
七ツ石神社にお参りしてから七ツ石山へ。眺望よく、富士山は春霞でぼんやりでしたが雪を冠した南アルプスが目立ち心が浮き立ちました。

七ッ石山からは残雪がちらほら。といっても登山道上には皆無です。
石尾根を楽しみつつ、前回は雪で真っ白だったヘリポートや閉鎖が決定した奥多摩小屋、テント場にテントを張ってのんびりしている登山者を横目に先へ進みます。

傾斜が出てくるところから雪のときはキックステップ慣れなくて苦労したなとか、傾斜が出ると途端に足が重くなるからもっと脚力つけないとと思いつつ登り、避難小屋が見え雲取山登頂です。
山梨県側も東京都・埼玉県側も登山者はちらほら程度。
去年は2017年の間に雲取山行っておきたいなと思っていましたが、人のにぎわう去年の山頂ではなく翌年の人の少ないのんびりできる今回で正解だったかもしれません。

しばらく山頂を満喫してから、今日の宿泊地雲取山荘へ向かいます。
北側斜面は残雪が一気に増え、チェーンスパイクを装着。がらっと変わった山の景色を楽しみつつテント場へ。
残雪状況によってはテント場で整地のためにスコップ持っていかねばと思っていましたが、前日に山荘へ残雪状況を問い合わせたところ不要とのこと。
雪は若干残っている程度で山荘から三峯側へ向かう道の脇の細長いテント場、三峰側の方に一人離れてテントを設営しました。

その後は日向ぼっこしたり読書したりとのんびりして就寝。
夜中寒さで目を覚ますこともなく、なかなか快適。夜は月明かりでライトが不要なほどでした。

翌日は二度寝をして予定より30分遅く起床、準備も予定より時間がかかりつつスタートです。
朝日を受けて輝く残雪に心踊りつつ針葉樹林帯を進み大ダワ、芋ノ木ドッケへ。
芋ノ木ドッケの西側のトラバースは残雪で滑落事故多発箇所とのことで、慎重に進みました。残雪の雰囲気がよかったです。

畦地梅太郎氏の『山の眼玉』では建設中だった白岩小屋は現在は布団や毛布等は置いてあるものの窓ガラスが割れた寂れた雰囲気。
状況によって感じ方は変わると思いますが、今回は朝日に照らされなんとも言えぬいい味を感じました。

事前に情報収集をしていた際、白岩山、白岩小屋辺りが一番雪が残っているとのことだったので、小屋から少し先でチェーンスパイクを外しました。が、まだまだ残雪あり滑るためつけ直すのを2度ほど繰り返しました。判断難しいところ。
その後前白岩山の手前で再度外し、その先は雪が残っていても少なかったので気をつけてそのまま進みました。

お清平、霧藻ヶ峰を経て炭焼平まで来るとすぐに妙法ヶ岳への分岐が。
友人と来る前に下見をしておくつもりで妙法ヶ岳へ向かいます。途中、参拝者と思われる方々とすれ違いつつ登頂です。
奥宮を詣でたあとで、手前にある1畳くらいのスペースでほっと一息。景色もよく、青空のもと誰もいない山頂を満喫でき、爽快な気分になれました。

三峰雲取自然探求路は針葉樹林帯にダケカンバの林、ツガ・シラビソの原生林やアセビの林、ざくざくの残雪やふかふかな落ち葉の道などいろんな表情を味わえて楽しかったです。

爽やかな空気を満喫後、三峯神社へ向かいます。
実は昨晩コネクタが壊れてしまいバッテリーは残量が潤沢なのにスマホにチャージできない事態に。
節電のため機内モードにし続けていたスマホを三峯神社1km手前の標識の時点で友人たちと連絡を取るためにONに。
すると、8:30に西武秩父駅からの三峯神社行きのバスに乗車しようとしていた友人たちから「渋滞が26km超えで神社到着予定時刻が22:00。秩父湖まで着くかもあやしいらしい」と連絡が入っていました。
深夜2時から整理券配布するようになってから渋滞状況改善したかな?と思っていたのですが、まったくそんなことなかったようで…。
友人たちは西武秩父駅周辺の観光に切り替え、もし帰るタイミングが合えば西武秩父で落ち合おうということになりました。

予想外の出来事に困惑しつつ、鳥居の手前で配布している白い氣守りの整理券をいただきひとり朔日参りへ。参拝も白い氣守りも数人程度の行列でいただけました。
清々しい雰囲気は感じつつも、ご神木に触れるために長蛇の列が出来ていることや人の多さに気圧されてしまい、早々に神社内にある興雲閣の三峯神の湯の立ち寄り入浴へ。
ほぼ貸し切り状態の温泉でゆったりと汗を流してから友人との合流のため帰路へ向かいます。(この頃には参拝、氣守受け取り、ご神木の列すべて倍以上に増えていました。)
12時過ぎから帰りのバスを待っていましたが、隣りで同じくバスを待っている方々が「◯◯まで渋滞してるって」「14:30の帰りのバス来ないかも。」「行きも歩いたけど帰りも歩く?下りだしなんとかなるでしょ。」と話しているのを耳にします。
最初はそれを聞いても私はバスに乗って帰るんやと思っていましたが、既にバス待ちの人は15人以上で特に整列はしておらず。これからバス待ちの人はもっと増えるだろう。大荷物で肩身狭いな。雰囲気ピリピリしてきたら嫌だな。2時間以上待って万に一つバスに乗れないなんてことあったら…と考えが広がります。
計画時点でバスで帰る以外の選択肢を用意してなかったので、バス以外の場合どうすればいいか分からず。電波の入りが悪いバス停でバッテリー残量15%切ったスマホで調べものもできず、隣りの方々に帰ろうとしている行程をお尋ねしました。
大輪バス停まで1時間程度、その後三峰口まで2時間程度。登ってくる人が大勢いるのので道を迷うことはない、大輪には大きな鳥居がありその先車道に出るが、道なりにずっと右側を歩いていけば分かると親切に教えていただきました。三峰口まで3時間なら徒歩の方がはやいし悶々とバスを待つよりよいだろう、と歩いて行くことに決定。
友人たちにはこれから3時間以上かかるだろうから先に帰ってくれと伝え、とりあえず大輪バス停まで向かいます。

教えていただいたとおり、道道で三峯神社へ向かう人たちに続々とすれ違います。ハイカーの格好の方もいれば、完全に街着な方も。
ひっきりなしに登ってくる参拝者を目にし「昔の組織された三峯講とは異なるけれど、これが現代の三峯詣か…!」と圧倒されました。
結局大輪バス停まで参拝者とすれ違いました。皆さん無事帰れたのでしょうか。。

大輪バス停ではバスを捕まえるのは早々に諦め、バス停近くの地図で三峰口までの道のりを確認して車道を先へ進みます。
山道の車道(特にトンネル)を歩くのこわいなぁ、でもどちらの車線も全然渋滞していないのはどういうこと?と思いつつ先へ進むと、とあるカーブの先にバスが数台と人の列を発見。
大達原ふれあい交流トイレにツアーバスが寄るために停まっていたのでした。
バスが駐車場内に入れず車道に止まっているため、片側通行に。それゆえ三峯神社に向かう側の車線が渋滞し、強石まで続いていました。

三峰口駅右折の標識が見え白川橋を渡り終えたところで、周辺に住んでいるだろうおばあさまに「どこから来たの?神社から?ご苦労様」と声をかけていただきました。
もうすぐゴールだ、と電車の時刻を調べたところ3,4分後には電車が出発することが発覚。最後数10mはまさかのダッシュですべりこむように電車に乗り、慌ただしく三峰を去りました。
御花畑駅から西武秩父駅の乗り換えでも出発時間ギリギリで全席指定で満席の特急電車がキャンセル出て乗車可能ということで発券いただき、こちらも滑り込むように乗車。西武秩父駅も慌ただしく去りました。
それぞれ乗車時に友人たちに連絡しつつ、流石によく歩いたので車内自販機の炭酸ジュースで一人乾杯し、ぐっすり就寝。

その後、友人たちと終着駅到着時刻が同じことが分かったので落ち合って、皆山装備で街なかをうろつき、カフェで当日の話に花を咲かせていたらあっという間に夜になりました。
最後には友人にも会えたし、最高の天気のもと密度の濃い2日間を楽しめたと思います。

三峰雲取自然探求路は是非また行きたいし、三峯神社も朔日以外でのんびり詣でたいところです。

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