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Yamareco

記録ID: 1428228
全員に公開
山滑走
尾瀬・奥利根

急速な雪解け・宝川♨〜ナルミズ沢・朝日岳滑降

2018年04月04日(水) ~ 2018年04月06日(金)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
30.6km
登り
2,606m
下り
2,598m

コースタイム

1日目
山行
3:22
休憩
0:20
合計
3:42
10:38
122
スタート地点
12:40
13:00
80
板幽沢出合
14:20
P1460先幕営地
2日目
山行
6:33
休憩
2:32
合計
9:05
8:00
52
宿泊地
8:52
9:00
95
ナルミズ沢ピョコ
10:35
11:05
5
11:10
11:25
110
二俣
13:15
13:50
10
朝日岳
14:00
14:20
50
二俣
15:10
15:20
19
大烏帽子南側P
15:39
16:00
47
はじめのピョコ
16:47
17:00
5
P1610
17:05
宿泊地
3日目
山行
2:26
休憩
0:10
合計
2:36
7:50
60
宿泊地
8:50
9:00
86
理水試験場
10:26
ゴール地点
天候 4/4 晴れのち雪
/5 晴れのち曇り
/6 曇り
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
宝川♨奥の駐車スペースは温泉私有地のため駐車できないようです。
利根川を渡る前の広い砂利スペースに駐車させていただきました。
コース状況/
危険箇所等
急速な雪解けで林道終点からの尾根取り付きで、ブッシュの露出がひどくなっていました。
このところの高温
板幽沢出合で雪代が噴き出していました。
2018年04月04日 12:46撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/4 12:46
このところの高温
板幽沢出合で雪代が噴き出していました。
雨ヶ立へ向かう尾根で大きな黒い物体発見!
親子でした。
2018年04月04日 14:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
4/4 14:56
雨ヶ立へ向かう尾根で大きな黒い物体発見!
親子でした。
武尊山と宝台樹スキー場
2018年04月05日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 7:56
武尊山と宝台樹スキー場
出パ遅かったのでP1610手前で幕営
この後、寒冷前線通過でホワイトアウト。
2018年04月05日 07:56撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
4/5 7:56
出パ遅かったのでP1610手前で幕営
この後、寒冷前線通過でホワイトアウト。
谷川岳方面
2018年04月05日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:14
谷川岳方面
明日滑降予定の朝日岳
2018年04月05日 08:14撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:14
明日滑降予定の朝日岳
至仏・燧
思いのほか雪がない感じ
2018年04月05日 08:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:18
至仏・燧
思いのほか雪がない感じ
翌朝、P1610からの朝日岳
どの斜面を滑ろうか?
2018年04月05日 08:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:49
翌朝、P1610からの朝日岳
どの斜面を滑ろうか?
おー、夏はスルーの大烏帽子山
あんなに尖っていたのか
2018年04月05日 08:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:50
おー、夏はスルーの大烏帽子山
あんなに尖っていたのか
拡大
2018年04月05日 08:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
4/5 8:50
拡大
2018年04月05日 08:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:50
大石沢は亀裂多い
2018年04月05日 08:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 8:50
大石沢は亀裂多い
前日の雪でこんな景色が見られた。
2018年04月05日 08:52撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
4/5 8:52
前日の雪でこんな景色が見られた。
正面の尾根が登りやすいか?
2018年04月05日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
4/5 8:58
正面の尾根が登りやすいか?
左が奥壁
やっと積雪期にここへ来ることができた。
2018年04月05日 09:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:19
左が奥壁
やっと積雪期にここへ来ることができた。
枝がすべて凍ってます。
2018年04月05日 09:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:33
枝がすべて凍ってます。
ナルミズの奥壁下の二俣
2018年04月05日 09:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:38
ナルミズの奥壁下の二俣
2018年04月05日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:40
下界は季節外れの暑さでも、冬と表裏一体です。
2018年04月05日 09:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:48
下界は季節外れの暑さでも、冬と表裏一体です。
これもきれいでした。
2018年04月05日 09:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 9:49
これもきれいでした。
どこまでも緩やか
2018年04月05日 10:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:02
どこまでも緩やか
大烏帽子みえた。
2018年04月05日 10:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:09
大烏帽子みえた。
2018年04月05日 10:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:15
到着からの越後側
2018年04月05日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:44
到着からの越後側
雲海が
2018年04月05日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:44
雲海が
巻機はやっぱり雪がそれなりにある。
2018年04月05日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:45
巻機はやっぱり雪がそれなりにある。
越後三山
2018年04月05日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 10:45
越後三山
一本滑って二俣
ここから左の沢を登りました。
2018年04月05日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 11:33
一本滑って二俣
ここから左の沢を登りました。
朝日頂上付近から
2018年04月05日 12:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 12:53
朝日頂上付近から
草原帯はこんな感じ
2018年04月05日 12:53撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 12:53
草原帯はこんな感じ
谷川岳側
芝倉沢中間部にデブリが見えた。
2018年04月05日 13:05撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 13:05
谷川岳側
芝倉沢中間部にデブリが見えた。
笠が岳方面
2018年04月05日 13:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 13:06
笠が岳方面
滑降開始
2018年04月05日 13:50撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 13:50
滑降開始
本日も貸し切り
2018年04月05日 13:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
4/5 13:57
本日も貸し切り
2018年04月05日 14:02撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
1
4/5 14:02
2018年04月05日 14:31撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 14:31
もう一回、大烏帽子南側Pに登って最終滑降
朝日で夕暮れ…どっちなんだ
2018年04月05日 15:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
2
4/5 15:18
もう一回、大烏帽子南側Pに登って最終滑降
朝日で夕暮れ…どっちなんだ
2018年04月05日 15:19撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/5 15:19
試験場ゲート
帰りはこの少し下でシートラとなってしまいました。
2018年04月06日 09:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X, Canon
4/6 9:01
試験場ゲート
帰りはこの少し下でシートラとなってしまいました。
撮影機器:

感想

 3月中はブーツの修理部品が3週間も届かず、折角天気が良かったにもかかわらず一つも山に行かなかった。バックル一つ取り寄せるのにこんなかかるか?さらに子供が春休みだというのをすっかり忘れており、月末に連休を取っていたが、娘二人を連れて家族スキーになってしまった。
 うーん、今年は間が悪い…というか、家族優先は普通のことか…
 4月頭も継続して天気がよさそうだったことから、ようやく泊りスキーに出かけられた。かねてから行きたいと思っており、3月中に勝負したかったナルミズ沢周辺。たまたま同じコースの日帰り記録を目にし、車を奥利根橋を渡る手前に駐車することに。林道はまるっきり雪がなく、トンネルを抜けた先でやっとスキーを履けた。その先も強引にスキーを履いたまま越えたところもあったが、何度か脱ぐことになる。今年は1月は多く降ったものの、2月は雨ばかりだったそうで雪が少なめだったそうだ。
 さらにこの暑さ。板幽沢出合では雪代による増水で、沢から噴き出すような水流が認められた。やや不安がよぎった。
 ショートカットには条件が悪く、そのまま林道を進み、結構上部でようやくワープ可能となる。林道終点の角柱を発見し、北側の傾斜の緩い杉林から小尾根に取り付こうとしたが、ブッシュがひどくRFに時間がかかる。この感じでは下りが不安だ。雨ヶ立山西側の小尾根は雪付き良ければ、この緩傾斜から適当に登れるだろう。1250m付近で顕著な尾根に合流するが、ここで熊の親子を目撃!150m程先を結構速いスピードで歩いており、尾根の反対側へ消えていった。春を感じる瞬間だった。
 今日は寒冷前線が通過らしく、ここまではいい天気だったが、この先から風が出てきて急に雲も広がってきた。ガスも出てきたので1460付近の斜面をL字に切って幕営する。あっという間にホワイトアウト、山の天気はわからないものだ。いつも通り寝坊したため、それがなければ予定通りナルミズ沢まで入ることができたのに。
 
 深夜雪が降ったものの天気は超回復しド快晴。1610を目指す。この尾根は小Pが多くあり、その頂上部は笹薮が露出し、下部のブッシュもひどく、快適に滑り出せるところを探すのに時間がかかった。何とか地形図の崖記号西側の沢沿いから滑り始めた。尾根左側の雪庇に気を付けて滑ると、念願かなって積雪期の完全に埋まっているナルミズ沢に到着。昨夜の雪で霧氷やら着氷によって木々が芸術的になっている。まずは大烏帽子を目指す。二俣を越え奥ノ二俣まで来ると、一面にどこからでも登れそうな斜面が広がる。左俣側の斜面も気分よさげだ。右俣側から国境尾根に取り付き大烏帽子のピークに到着する。ピークは少し奥まったところだ。風もやみいい眺めが広がり、越後側は雲海が立ち込めている。まずは二俣まで滑降するが、新雪がstop雪となってなかなか不快だ。もう数時間できっと手ごろなザラメになるのではと期待しつつ、左俣の左を詰めて朝日岳に登った。頂上は雪が消えていたが、その周りの草原は雪の中。湯檜曽源頭はもう滑ることはできない感じだ。
 帰りの登りで使えそうな対岸の尾根を物色しつつ、さらに翌日条件が良ければ滑ろうと思っているウツボギ沢出合までのルートも物色。不思議と各支尾根北側の雪付きが悪く、下部では亀裂が広くなっている。この感じだとウツボギ沢下部は流れが出てしまっている感じだ。大石沢を滑ろうとも思ったが、こちらも亀裂が多くもう少し早い時期なら良かっただろう。登ってきた斜面をザラメ部分を選びながら滑り、二俣に戻る。結構いい斜面だった。
 もう一本滑りたいと思っていたため、大石・ウツボギを分ける尾根を滑るか、先ほど目をつけておいた斜面に滑ろうか…風・雲が出てきたので後者の斜面を選択する。今までの晴れが嘘のようにどんよりしてくる。今晩は温暖前線が通過らしい。1回の山行で両方を体験するのもなかなかない。さすがにほとんどザラメに変わっており、沢中の小ピョコに到着。その東側の尾根を登り始める。樹林がまばらでいい斜面だったが、雪が緩い。なぜこの尾根を滑らなかったんだろうか?登りの途中から大石沢出合を見ると、本流の滝つぼは埋まっていなかった。
 稜線は生暖かい強風、朝日の稜線は雲の中。ベースに戻ると昨日積んだブロックは、ガウディの建築物のように穴だらけになっていた。さらに風はまるで昨日と逆の南東風、この時点からおよそ1時間かけてブロック積みしたおかげで夜は快適だった。
 
 最終日の朝はもうどんよりで、稜線は見えるもののいつ降ってきてもおかしくない感じに見えたので、ウツボギ沢はあきらめ撤退することに。2日もたつと帰りのブッシュもさらにひどく、天場付近から南に延びる沢はすっきりのきれいな斜面だったが、この雪の緩さのため尾根を選択して、何とかブッシュをかわしながら林道終点に到着。林道ではさらに雪付きが悪く、理水試験場から先はほとんどシートラとなった。トレランシューズを持ってくればよかった…
 貸し切り湯テルメからアジマへ行くが駐車場が満杯、どら焼き買って帰宅の途に就いた。

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