上越国境稜線縦走(白毛門〜巻機山)
- GPS
- 24:42
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,655m
- 下り
- 2,742m
コースタイム
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:43
- 山行
- 9:52
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 10:08
天候 | 3/30:晴れ→ガス→晴れ 3/31:ガス(小雨)→晴れ 4/1:晴れ 風は最大10m/sちょっと |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー 自家用車
OUT:清水(8:55にバスがあるが間に合わなかったので、マルカタクシー利用。塩沢駅まで5500円) 回収はタクシーで塩沢駅、電車(1時間強、680円)で土合駅。 土合駅、清水バス停まで除雪あり。 巻機へ続く林道は除雪作業中。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口〜白毛門 とにかく急登で三大急登の西黒尾根より全然辛い。下部は土が見えているところもあり。終始シートラ。 白毛門〜ジャンクションピーク 笠ヶ岳の急登など、総じてアップダウンが大きいのでシートラ推奨。たまにシールで歩きましたが、付け替えの時間が勿体無いかな? ジャンクションピーク〜巻機山 柄沢山までは概ねシートラ(檜倉山の登りはシール)。それ以外は痩尾根、急登、アップダウンなどでスキーで行くのは非効率。柄沢山からはシールと滑走メインで急登だけシートラで突破(雪が緩んでいたのでノーアイゼン。) 巻機山〜清水 時間にもよると思いますが、6号目くらいまではカリカリ、縦溝でコントローラしずらい。その後、急なツリーランとなりますが、雪は緩みます。傾斜が緩んでくると気持ちの良いツリーランとなり、雪はストップスノーまではいきませんでした。林道は除雪がかかっていたので、サイドを繋いで、清水まで降りました。(登山口のトイレは閉鎖、足洗場の水は使えます。) |
その他周辺情報 | 温泉:鈴森の湯(日帰900円) 食事:そば処ひ乃き テント場:ジャンクションピーク付近(テント)、米子頭山と栃ノ頭のコル(雪洞) |
写真
感想
【計画】
ちょうど3年前、馬蹄形縦走(強風敗退)をした頃から狙っていたこのルート。2年前に悪天候敗退(特に風)、去年は海外出張でチャンスなし。天気が安定しないこのエリアだが、なんといって風がないことが必要なので、比較的天気がマシで風がなく、おまけに暖かいこのチャンスにトライした。また直前までスキーで行くか、登山で行くか悩んだが、米子沢は雪が少なく、難しいと分かっていたものの帰りの早さに惹かれて結局スキーにした。
【1日目】
たっぷり詰め込んだザックが重いこと(スキー入れて28)。。。白毛門までの急登、しかもバックカントリー用とは言え、スキーブーツ+アイゼンなので、さすがに冬靴よりは歩きにくい。ゲロキツかった。
ジャンクションピークまでの稜線は何度も通っており、急登も分かっているが、少しでも楽しようとシールで歩く場面もあったが、総じてアップダウンが激しいので、アイゼンの方が無難。初日は電波があるジャンクションピークからちょっと下ったところを整地して幕営(前回はここでてっ退。撤退もしやすい位置)。今回は冬用のシュラフなので裸足で寝れた。途中に同じ目的に行くパーティーが何組かいたが、次の日の天気がイマイチなので撤退されていた。たしかに朝は良くなさそう。
【2日目】
夜は晴れていたけど、朝はガス。でも風はないので、行くことにする。歩いていると暖かすぎて、少しパラついたが、そのうち晴れ間が見え始めテンションが上がる。
あわよくば巻機の避難小屋まで行きたかったが、ノートレースでズボズボ踏む抜き地獄で時間がかかってしまった。シールが使えたのは檜倉山の登りと柄沢山以降。柄沢山以降は急登や痩尾根を覗いては、シール、もしくは滑走で行ける場面が増えた。朝のテント片付けが面倒なので栃ノ頭直下で雪洞泊とした。
【3日目】
なぜかバスの時間を9時55分だと思い込んでいたので、5時30分発。栃ノ頭を登ってしまえば、あとはスキーの出番。朝の固くしまった雪をクトーでガシガシと登り、朝焼けに燃える山々に向かって奇声を発する。エイプリルフールとは言えウソみたいに綺麗。今年は雪がないので米子沢はパスして尾根スキーで巻機山から滑走。6号目くらいまではカリカリ、縦溝で修行でしたが、下の方はザラメ、ツリーでまあまあでした。少し濃いのと一部急なのは練習せねば。まさかの林道が除雪してたので、なんとかつないで最後は歩いて下山しました。バスは1時間勘違いしていて、タクシー使って帰還。。
【総括】
狙っていたルートをスキーで行けて良かったです。
スピードならスノーシューやワカン(+アイゼン)で行くのが、重量的にもメリットがあったのかも。だけどスキーで行けて良かった。
昨年は海外出張で泊まりの冬山を出来なかったですが、やっぱり山旅的な冬山縦走は気持ち良いので、改めて好きだな〜と。暖かいし、そろそろ沢だ〜。
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