至仏山・平ヶ岳（鳩待峠から）

2018年04月20日(金) ~ 2018年04月21日(土)

• GPS: 15:39
• 距離: 39.6km
• 登り: 2,098m
• 下り: 2,117m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:19
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:35

距離 9.2km 登り 704m 下り 892m

10:51 鳩待峠
11:46 11:47 原見岩
12:16 オヤマ沢田代
13:24 13:39 至仏山
14:26 山ノ鼻

2日目

• 山行: 11:02
• 休憩: 0:50
• 合計: 11:52

距離 30.4km 登り 1,410m 下り 1,227m

4:44 山ノ鼻
7:39 7:57 ジャンクション・ピーク
9:08 9:09 白沢山
10:26 平ヶ岳
10:31 平ヶ岳三角点
10:34 10:42 平ヶ岳
11:25 11:30 白沢山
12:43 12:45 ジャンクション・ピーク
14:58 14:59 尾瀬植物研究見本園
15:08 15:23 山ノ鼻
16:35 鳩待峠
16:36 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳩待峠駐車場（日/2500円）

コース状況／危険箇所等

・鳩待峠〜オヤマ沢田代：樹間も広く歩きやすい斜面です。かなりの人が入るので、トレースも多々あり、ルートを示すテープ等も十分あります。
・オヤマ沢田代〜至仏山：小至仏山トラバースの手前で、木道が出ており、通行帯が限られています。この先、雪が減るとルート変更あると思われます。至仏山手前の岩場も雪が消えており、スノーシューのまま気合で突破しました。
・至仏山〜山の鼻：左手へのトラバースを早めにかけないと、雪が消えているため、上り返しとなります。
・山の鼻〜猫又川上流（スノーブリッジまで）：ムジナ沢の先の沢がほとんど出ており、GW時には渡渉できないと思われます。また、湿原もかなり出てきており、GWには同じく厳しいと思われます。またカッキリ堀でクマを見ましたので、クマ対策も？あると安心だと思います。
・猫又川上流〜JP：最初の尾根は針葉樹メインで特に標高1600m付近までは樹間が狭く歩きにくいです。雪が少ないこともあり、苦戦しました。大白沢山の手前から広葉樹が増え、見通しもよくなり歩きやすかったです。しかし、等高線にない、登り返しも数箇所あり、ルートファイティングは慎重に行う必要があります。
・JP〜平ヶ岳：最初の1920mピークの上は若干雪が切れている箇所があります。しかし、その先は雪庇の発達も少なく滑走可能でした。まとめると、
��1920mピーク〜白沢山手前の鞍部：行きは滑走、帰りはツボ足登高
��白沢山手前の鞍部〜白沢山：行き：ツボ足登高、帰りは滑走
�Ｇ鯊�山〜1936mピークとの鞍部：1箇所稜線の雪切れが有り、クライムダウンして、樹林を下り、稜線に戻るルートになります。行きも帰りもツボ足です。
��1936mピーク鞍部〜平ガ岳：若干の不陸はありますが、雪もつながっており、行きはツボ足登高、帰りは滑走（一部、板を脱ぐ箇所あり）でした。

・山の鼻〜鳩待峠：川上川には本当にスノーブリッジはないようで、スキーヤーが苦戦していました。右岸も、木道が出ている箇所が多々有り、シール登高も厄介かもしれません。沢も結構出ています。今年は雪が少ないようです。

その他周辺情報

花咲の湯：大人６５０円ですが、ロッカー代が有料なのであまりお勧めできません。。。尾瀬価格なのでしょうか…

写真

4/20 9:11

鳩待峠の開通待ちの状況。9時過ぎに着きましたが、33番目でした（多分）

4/20 10:37

駐車場からスタート。

4/20 10:39

レストハウス。

4/20 10:45

早速上りにかかります。

4/20 11:18

樹間が広く、歩きやすいですね。

4/20 11:30

うっすら雲がかかったりして、たまにピークが見えます。

4/20 12:06

青空が出てきました。

4/20 12:08

うっすら燧ヶ岳が見えました。堂々たる威容ですね！

4/20 12:12

オヤマ沢田代から小至仏山。

4/20 12:15

広々斜面。滑りが楽しみです。

4/20 12:18

小至仏山手前で木道が出ている箇所がありました。

4/20 12:56

小至仏山をトラバース。

4/20 13:20

頂上到着！

4/20 13:21

尾瀬ヶ原と燧ヶ岳。

4/20 13:21

明日行く予定の平ガ岳。遥か遠くに感じます。

4/20 13:22

4/20 13:24

ムジナ沢の方にはポールが。

4/20 13:24

ムジナ沢はもう沢が出ていますね。

4/20 13:29

武尊山が遠目に見えます。

4/20 13:29

ドロップポイント。先が見えません。

4/20 13:35

ワンピッチ落とした後。素晴らしいザラメでした。

4/20 13:35

下まで落としたくなる斜面。しかし、山の鼻に行かないといけないため、早めに左へトラバース。

4/20 13:37

素晴らしい斜面。

4/20 13:47

山の鼻方向は、ブッシュが出ているところが多く、約50m登り返しました。

4/20 13:54

山の鼻ルートへの分岐箇所。これより下は、トラバースできません。（標高約1960m）

4/20 13:56

山の鼻へ向かう斜面。ノートラック。

4/20 14:00

最高の滑走でした。

4/20 14:03

下部は樹林になります。

4/20 14:12

下まで降りると登山道の看板がありました。

4/20 14:13

尾瀬ヶ原は所々、雪が消えています。

4/20 14:14

尾瀬ヶ原から燧ヶ岳。

4/20 14:23

至仏山荘到着。本日の宿です。

4/20 14:26

至仏山荘からは山の鼻ルートがよく見えます。この日は私のシュプールだけのようでした。

4/20 14:27

山荘前でまったり。

4/20 17:29

夕暮れ。

4/20 18:58

山荘の部屋。この日の宿泊者は少ないようでした。

4/21 4:40

翌朝。靄のかかった尾瀬ヶ原。

4/21 4:45

燧ヶ岳。

4/21 4:51

ムジナ沢。この先の平ガ岳方面の沢は、渡渉ポイントが私が見た限り1箇所しかなく、GWには厳しいと思われます。

4/21 4:58

猫又川の右岸を進みます。

4/21 5:09

至仏山。

4/21 5:24

なかなかスノーブリッジが見つけられません。。

4/21 5:40

少し上流へ歩くと、なんとか繋がっている箇所がありました。

4/21 5:56

尾根へ乗り上げる箇所の急登。

4/21 6:40

針葉樹の尾根。雪が少ないので、若干歩きにくいところもあります。

4/21 6:55

大白沢山手前。ここから左手の尾根へあがり、ジャンクションピークへ向かいます。

4/21 6:59

このあたりから樹間も広く、至仏山がよく見えます。

4/21 7:04

大白沢山。ここを巻きながら、進みます。

4/21 7:29

ジャンクションピークが見えました。

4/21 7:32

ジャンクションピーク付近は若干平場があります。
ここから平ガ岳が見えてきました。

4/21 8:02

しかし平ガ岳はまだまだ距離があるように感じます。

4/21 8:58

まったりな斜度の登り。暑くてバテました。

4/21 9:05

まだまだ遠い…

4/21 9:42

もう少しと思えますが、まだまだ…

4/21 10:00

平ガ岳手前まで来ましたが、足がなかなかついて来ないですね…

4/21 10:19

ピーク手前から…至仏山と武尊山

4/21 10:21

やっと頂上につきました。頂上にある何かの機器？無雪期の写真を見ると、積雪は3mくらいありそう。

4/21 10:19

ピークから燧ヶ岳。

4/21 10:22

うっすら飯豊連峰が見えます。少し手前に会津朝日岳。

4/21 10:22

入道岳〜中ノ岳〜越後駒ケ岳

4/21 10:22

頂上から、三角点のある方向を。

4/21 10:25

三角点付近に案内看板らしきものがあり、埋まっています。

4/21 10:25

会津の山々…

4/21 10:25

燧ヶ岳の右奥にはうっすら男体山や日光白根山が。

4/21 10:29

奥は上越国境の山でしょうか。

4/21 10:29

頂上からはジャンクションピークははっきりと見えません。1920mピークの少し先にちょこっと出ているのがそれだと思います。

4/21 10:40

平ガ岳直下の滑走は快適です。

4/21 11:01

白沢山手前の鞍部まであっという間でした。

4/21 12:17

さらば、平ガ岳。

4/21 13:52

尾瀬ヶ原に戻ってきました。このとき気づきませんでしたが、ボードを引っ張るロープがなくなっていました（泣）

4/21 13:58

猫又川をへつる箇所があります。ここもGWにはどうなるか…

4/21 14:17

この先のカッキリ堀付近でクマがいました。私に気づいて、山の方に逃げて行きましたが、びっくりしました。クマスプレーは持っていましたが、いきなり出てくるとびっくりします。実際は遠目に湿原の中に黒い動く物体が見えたので、何かと目を凝らしたらクマで、かなり距離はあったのですが、それでも恐ろしいです。もちろん写真はありません。

4/21 14:19

雪の溶けてきた湿原。

4/21 14:45

ムジナ沢の平ガ岳側のスノーブリッジ。もうギリギリです。

4/21 14:53

ムジナ沢と山の鼻の中間部から至仏山。平ガ岳から見たときは絶望的に感じますが、なんとか真横まできました。

4/21 14:53

来た方向を振り返ります。

4/21 14:53

山の鼻が見えてきました。心から安心しました。

4/21 15:09

やっと至仏山荘へ戻ってきました。飲めないところですが、気分だけでもとオールフリーで！

4/21 15:23

川上川を渡ります。

4/21 15:31

木道が出ている箇所が多数ありました。

4/21 16:01

最後の登り返しは地獄でした。足がほとんど動かない感じです。。

4/21 16:12

夕日に照らされる至仏山。

4/21 16:30

なんとか鳩待峠につきました。

撮影機器：

TG-620 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ GPS 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ スノーシュー

感想

posurf

かなり前から、温めていた計画。4月20日に鳩待峠が開通するということで、かなり無理して？金曜に有休をとり、1泊2日で至仏山＆平ガ岳を狙う計画でした。
過去の情報を調べると、鳩待峠〜平ガ岳のワンデイという記録もあり、行けるのかなと思いましたが、思った以上に距離があり、かなりギリギリとなってしまいました。
今年は雪が少ないということも多少影響していると思います。もっと雪が多ければ、猫又川の渡渉も楽だと思われますし、平ガ岳稜線も少し楽かもしれません。ただ、何れにしろ、かなりのロングルートなので、ソリッドボードではかなり厳しいと思ったほうがよりと思います。せめて山の鼻をベースにしてのピストンなら、まだなんとかなりそうですが、私にはきつかったです。