【屋久島】宮之浦岳【縦走】【テント泊】
- GPS
- 24:00
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,782m
- 下り
- 3,175m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 9:00
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:30
天候 | 4/28 晴れ 4/29 晴れ 4/30 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
淀川登山口から白谷雲水峡まで、特に危険箇所はありません。 |
その他周辺情報 | 温泉は楠川温泉がおすすめです。 ごはんは宮之浦港近くの観光センターで食べました。お土産屋さんもあります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
★★★まとめ★★★
計画から半年、ついに日本最南端の百名山、宮之浦岳に登ってきました!天気良く、展望も良く、屋久島の巨石がゴロゴロしている山並みと蒼い空が印象的でした。もののけ姫で有名な白谷雲水峡も観光できて満足です。
今回、テント泊装備で1日およそ10kmを歩く、ということを実行できたので、それなりに自信も付きました。ただ、今回は荷物分担できましたが、ソロ縦走時の食糧や調理器具を考慮すると、今よりも重くなるので、さらなる重量訓練が必要になりそうです。
計画段階から日程、ルート、食事、荷物分担、移動手段等、様々な情報を収集して調べてくれたOさんに、この場を借りて感謝します。
★★★4/27(金)★★★
0日目の今日は愛知から福岡経由で屋久島まで移動。連休前の平日ということもあり、ヒコーキ、バスともにそれほど混雑していませんでした。途中、福岡で乗り継ぎに時間が空いたのでラーメン滑走路へ。お店の名前忘れたけど、とんこつラーメンおいしかったです。
屋久島の天気は晴れ、すかっとしてて気持ちいいです。屋久島に着いてから、宿にチェックインして、ガス缶とか食糧とか買い出しして、荷物整理して一息。ちなみに鶴屋さんに泊まったのですが、晩ごはんのボリュームが多くてお腹いっぱいでした。出発が早いので朝ごはんをおにぎりに変更してくれるのもうれしいですね。お風呂入って、明日の準備をして、就寝。明日からの天気も晴れ予報、すこぶる順調。
★★★4/28(土)★★★
登山1日目、予報通り晴れました。
朝7時にヤクスギランドに到着。ザックをデポして、太忠岳を目指します。
ヤクスギランドでは屋久杉をはじめとして、ヤマグルマ、モミ、ツガ、ツバキりんごなどの植物を観ることができます。樹齢千年を超える屋久杉に緑苔が生えてる様相は自然そのもの、キレイです。
太忠岳からの眺めは最高。屋久島の山並みと安房の港が一望できます。たまたま居合わせたガイドさんが言うには「晴れてて風もなくこんなに見渡せる日は珍しい」とのこと。ポカポカしてて寝れそうでした。でも太忠岳のそそり立つ頂上には登れる気がしません(笑)
太忠岳を下りて、バスでヤクスギランドから紀元杉まで向かいます。紀元杉からは歩いて淀川登山口、そして淀川小屋まで。テント泊装備のザックが重い。今日一番しんどい道のりでした。
16時に淀川小屋に着いて、ガラガラでした。小屋泊決定、テント張らずに済みそうです。明日の出発は早いので小屋泊はうれしい!
晩ごはんはチーズハンバーグカレー!うまし!家でごはん作る時より時間かけた気がします(笑)
Oさんと明日の計画を相談して、19時に就寝。結局、小屋は半分くらい埋まってて、テント場もそれなりに人がいましたが、混雑というほどではありませんでした。
★★★4/29(日)★★★
登山2日目、今日も晴れました。
午前2時くらいからみなさん活動し始めて驚きました。やはり今日は行程が長いので動き出しが早いのですね。
ぼくらも午前3時に起きて、朝ごはんの牛丼とみそ汁を作って食べます。外は寒いので、みそ汁の温かさが染みる!
朝4時くらいに淀川小屋を出発。花之江河を通って、黒味岳分岐でザックをデポして黒味岳へ。黒味岳頂上からは宮之浦岳、永田岳をはっきり眺めることができました。朝日もキレイで、テンション上がります。
黒味岳分岐からはなだらかな道が続きます。だんだんと近づいてくる宮之浦岳がかっこよく、気持ちが高まってきます。宮之浦岳はでかい岩がゴロゴロ転がっていて独特な雰囲気を出しています。でも山頂直下の急登はテント泊装備の体に堪えます。
そして朝9時、今日のメインイベント宮之浦岳に登頂!記念に山頂でコーヒーを飲んで、屋久島最高峰からの景色を楽しみました。天気良くて最高です!
宮之浦岳から焼野三叉路でザックをデポして、永田岳を目指します。永田岳はピークが4つあり、四天王のイメージです。山体は宮之浦岳に引けを取らずかっこいいです。
永田岳から戻って焼野三叉路でお昼ごはん。インスタントラーメン作っただけなのにうまし!
14時に新高塚小屋に到着。全体的に予定よりも早く動けて、順調そのもの。小屋混みそう+せっかくなのでテント張りたい、ということでテント泊に決定。空いてるところにテント設営して、アップルティーでまったり。今日登った屋久島の山、今年登りたい山の話をして盛り上がりました。
晩ごはんはOさんお手製のトマトチーズリゾット!うまし!作り方見てたら簡単そうだから、私も作れるようになって、この夏のテント泊縦走のごはんレパートリーにしよう。
体は疲れているはずなのに、あまり眠くなく、ゴロゴロして21時にようやく就寝。ちなみにこの日の小屋は激混み、テント場もデッキ以外のところに張る人もいるくらい大盛況でした。
★★★4/30(月)★★★
登山3日目、今日は雨でした。予報は晴れだったのに。でもまあ、展望がほしいルートではない+雨の方が雰囲気出るルートなので結果オーライとしましょう。
朝ごはんの牛丼とみそ汁でエネルギーつけて、朝5時に出発。スタート時点では小雨がぱらぱら降っている程度。新高塚小屋から高塚小屋までは1時間くらい、そこからすぐのところに早速本日のメインイベント縄文杉が登場!縄文杉、ケタ違いの迫力!今まで他のスギを見てきて、「すごいなあ、太いなあ」と思ってたけど、縄文杉の太さは反則。ただただ驚きです。
ひとしきり縄文杉を鑑賞したあとは、白谷雲水峡目指して下っていきます。途中、夫婦杉とか大王杉とかあるんですけど、縄文杉見ちゃった後だと他のスギが小さく見えてしまう。まあ仕方ないです。
トロッコ道まで進むとたくさんの観光客が登ってきます。さすがGW、すれちがった人数が半端ない。ひたすら平坦な道を1時間くらい歩いて、楠川分岐から白谷雲水峡方面へ。この辺りではちょっとだけ雨が強くなっていました。
楠川分岐から辻峠まではダラダラした登りが続いてきついです。3日目ということもあり、足の疲労が蓄積しているところに肉体的にダメージを与えてきます。終わりの見えない登りが続くので精神的にもやられてきます。なんとか辻峠を登りきった後にしばらく進むと、本日のもう一つのメインイベント、苔むす森が姿を表します。もののけ姫で有名な、よく写真とかで観る風景が目の前に広がっていました。鬱蒼とした樹林帯は深緑と静謐が支配する世界でした。満足です。
11時頃に白谷雲水峡登山口まで無事に下山。この頃には普通の強さの雨が降っていました。楠川温泉に向かい、3日分の汗を洗い流します。疲れた体に温泉が気持ち良すぎます。しかも温泉代は300円!安い!安すぎる!
温泉の後は宮之浦港近くの観光センターで遅めのお昼ごはん。私はガッツリ肉を食べたかったのでカツ丼、Oさんは宮之浦の海の幸を乗せたトビウオ丼にしました。ごはんの後はお土産を買って、宮之浦港で高速船の出発を待ちながら荷物整理します。何気にちゃんとした船に乗るのは初めてなので少しドキドキします(笑)17時、船は指宿に向けて出発。途中、明日登る予定の開聞岳が夕日に染まっている姿がキレイでした。
18時、指宿に到着し、千成荘にチェックインしました。ものすごく掃除が行き届いており、清潔感あふれる宿でした。一息ついた後は、指宿の街をぶらつきがてら、衣類をコインランドリーで洗濯し、明日の登山準備で買い出しして、宿に戻って晩ごはんを食べました。ビールが飲める幸せ、ふかふかの布団で寝られる幸せを噛み締めながら爆睡しました。
ちなみに、淀川登山口から白谷雲水峡まで、全く同じ日程/ルート/宿泊場所で縦走している方々が数組いらっしゃいました。顔見知り、とまではいきませんが、山行中に見かけると不思議と親近感が出てくるのも登山のいいところかもしれません。
こんなつまらない文章を読んで頂きありがとうございました。
開聞岳登山の記録も後日載せますので、ご興味ありましたら見てみてください。
【追記】
開聞岳登山の記録を作成しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1449155.html
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この記録に関連する登山ルート
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淀川小屋 新高塚小屋に泊まりますが、皆さん木道にテントを張っておられるようです。
自立出来ないツェルトの、ペグを打てるテント場は、小屋直近にあるのでしょうか?
furankenさん、こんにちは。
淀川小屋は、私は小屋泊にしましたが、地面ベースのペグを打てるテント場はあります。
もちろんテントを張っている方もいらっしゃいました。
新高塚小屋は、基本的にはテント場は木道デッキの上のようです。
しかしながら、テント場が満杯の場合や、事情により木道デッキにテント設営できない場合は、デッキから外れた地面にテントを張っても良さそうです。実際に張っている方もいらっしゃいました。
ご参考まで。
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