天神山〜堂満岳〜武奈ヶ岳〜コヤマノ岳〜カラ岳〜釈迦岳〜ヤケオ山〜ヤケ山
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- GPS
- 11:32
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,895m
- 下り
- 1,885m
コースタイム
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 11:32
天候 | 晴れ/曇り/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - JR湖西線の北小松駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■比良駅〜登山口〜天神山〜堂満岳 比良駅から登山口までは『山と高原地図』で想定しているルートではないけど、こちらの方が距離が短いはずで、基本的に直進すれば良いので楽です。 登山口から入山し、頃合を見計らって登山道から逸れて天神山へ続く尾根へ向かっています。 天神山からノタノホリの南側を経て登山道に合流するまで、特に危険だったり難しい箇所はありませんが、一般のルートではありません。 登山道は明瞭で問題なく、標高720m辺りからは尾根を進みます。 山頂直下は急斜面となっており、滑りやすくなっている箇所や木の根などに注意。 シャクナゲの群生が見られるようになると、すぐに堂満岳山頂に到着です。 ■堂満岳〜金糞峠〜中峠〜ワサビ峠〜武奈ヶ岳 堂満岳山頂からのルートを進み、分岐を見送って直進し、縦走路に合流。 道なりに進むと、金糞峠です。 左折して谷に下り、標識に従ってヨキトウゲ谷を辿るルートへ。 何度か渡渉があるけど、特に問題なく、中峠に至ります。 良い雰囲気の森林の道を辿って口の深谷に下り立ち、渡渉して支谷へ進みます。 石がゴロゴロしていたりで少し進みにくい程度で問題はなく、分岐の標識に従って左俣を登って行くと、ワサビ峠に到着です。 ここからは人気のルートである西南稜を歩き、武奈ヶ岳山頂に到着です。 ■武奈ヶ岳〜コヤマノ岳〜八雲ヶ原 山頂から少し引き返し、分岐にて左折。 ザレた道を下り、その先の分岐で右折し、やや薄めの踏み跡を辿ると、P1181に到着。 コヤマノ岳の標識はそこから少し下った位置にあります。 進行方向に注意して南へ延びる尾根へ進みます。 踏み跡が分散している箇所もあるけど、尾根を外さなければ問題ないはずで、歩く人が多くないせいか、適度にクッションのある歩きやすい道が続きます。 その先の分岐には標識は見られず、そのまま尾根を辿ります。 下り切ると往路で渡った橋に至り、沢沿いの道を何度となく橋を渡って進むと、八雲ヶ原へ至ります。 ■八雲ヶ原〜カラ岳〜釈迦岳 ヤクモ池から西へ進み、比良ロッジ跡の横を通り、好展望の場所に至ります。 標識に従い、釈迦岳方面へ。 明瞭な道が続きますが、斜面が崩落している箇所があるので、前方に注意。 カラ岳から釈迦岳は問題なし。 ■釈迦岳〜フジハゲ〜ヤケオ山〜ヤケ山〜登山口〜北小松駅 釈迦岳から少し下って行くと、尾根はやせ気味になり、斜面が崩落している地点もあり、足下に注意して歩きたいですね。 フジハゲのピークの前後は好展望が広がっており、気持ちの良い尾根歩きになります。 ヤケオ山からの下りはやや急な斜面で、ザレている所もあり、疲れる下り道です。 P705の手前ぐらいからは適度なアップダウンのある道で、ヤケ山に至ります。 ヤケ山からは地味な道が続くとの印象で、ガレている区間も長く、足下に注意して下りたいですね。 楊梅の滝へ向かうルートがありますが、一定の注意が必要なようで、今回は通っていません。 登山口からは舗装路歩きとなり、20分程度で北小松駅に到着かな。 |
写真
少しお話しをした後、一緒にノタノホリへ向かう事に。
トラバース道があるので進んでみたけど、登って行く気配がないので、引き返して来て予定通りに尾根へ乗ります。
感想
昨年の5月に初めて比良山系を歩き、咲き乱れるぐらいのイワカガミに魅せられました。
今回もイワカガミなどの花を探しながら、初めてとなるコースも歩いてみようという感じ。
比良駅から堂満東稜道を通って堂満岳に登り、中峠を経て武奈ヶ岳へ向かい、コヤマノ岳経由で八雲ヶ原へ。
天候の急変なども予想されたので、これ以降は柔軟に対応しようと事前にいくつかのルートを設定しました。
以下、いつも通りに長文です。
比良駅から堂満岳を正面に見据えながら歩き始め、30分ほどで登山口に到着。
準備をしていると、イン谷口から来られたっぽい3人組の方達が先に登って行かれます。
こちらも少し遅れて登って行き、目星を付けていた辺りで登山道を離れ、左側の斜面に取り付き、程なくして尾根に乗ります。
南に延びる尾根は想像していたよりも歩きやすく、特に苦労もなく天神山山頂に到着です。
山名板も見当たらず、展望もないのだけど、『山と高原地図』にも山名が載っているし、ピークを踏んでおきたかったのです。
その先のハナノオには行きませんが。
山頂から下って行き、鞍部に辿り着くと、何とこんな所を歩いている人がおられ、ご挨拶。
どうやらはっきりと道を把握されていた訳ではないようなので、一緒にノタノホリへ向かう事になりました。
鞍部から見えているトラバース道を少し確認してみるも、登って行く気配がないので、早めに撤退して、この辺りならという支尾根に取り付き、すぐに所望の尾根に乗ります。
同行者さんと一緒の道中なので、普段よりも進路に気を付けて進み、ノタノホリに到着。
登山道から見る場合、奥の方に当たる位置と思われ、こちらから見る人は多くないはず。
少し進んで行くと標識があり、登山道に合流。
一旦、同行者さんとはお別れし、登山道からノタノホリの良く見える地点へ向かいます。
植林帯を通る登山道の脇には、バイカオウレンやショウジョウバカマの新芽がたくさんあり、花の咲く頃の様子を想像しながら歩いて行きます。
谷に出合い、少し登って行った辺りで先程の同行者さんに追いつき、休憩しながらお話し。
これ以降、所々で同行しつつの道中になります。
ジグザグ道を登って行くと尾根に乗り、しばらくは新緑を眺めながらの快適な登りです。
イワカガミやシャクナゲが見られるようになり、撮影枚数が増え、一気にペースダウン。
山頂直下の急斜面区間を気を付けて登り、程なくして堂満岳山頂に到着です。
山頂に先着されていた同行者さんは先に出発され、少し遅れて歩き始めます。
分岐では右折せずに直進し、初めての道を辿って縦走路に合流。
歩きやすい道沿いには立派な大木がいくつもあり、良い感じ。
イワウチワが群生しているので、花を探しながら歩いていると、唯一の咲き残りを発見。
見頃のシャクナゲを見つつ進み、金糞峠に到着です。
谷へ下ると、何やら別世界という感じです。
標識に従って分岐をクリア、ヨキトウゲ谷を登るルートへ向かいます。
少し進むと、対岸から同行者さんが堂満岳の山頂で一緒だった人と戻って来ます。
道がはっきりしなかったようで、お二人も同じくヨキトウゲ谷を登るルートへ。
こちらは花を探しながらののんびり歩きです。
順調に歩いて行くと同行者さんが休憩しておられ、再び同行となります。
中峠に到着、同行者さんは疲労度を考慮して、ここからコヤマノ岳へ向かわれるとの事で、お別れです。
雰囲気の良い森林が広がる斜面を下り、ワサビ平かなという辺りを通り、口の深谷を渡渉。
支谷を登って行きます。
少し歩きにくいぐらいで特に問題はなく、最後は団体さんの後尾の人に追いつく形でワサビ峠に到着。
やはり、ここからは人が多い。
気配を消すように努めて歩いていると、やっとの事でチゴユリを発見。
注意して見ていると、所々で咲いています。
その後も花を探したり、視界が広がると風景写真を撮ったりして、のんびりと歩きます。
帰宅後に判明するのですが、西南稜1120m地点の手前でyjinさんとすれ違っていたようで、上に書いたように風景写真を撮っていたかも知れず、ご挨拶できていないかも。
のんびりしている時間はないのに、のんびり歩きを続け、武奈ヶ岳山頂に到着です。
山名碑は記念撮影で占領されており、後で撮影する事にし、南側の斜面を少し下った辺りで昼食にします。
少し雨が降ったりで、この後が少し心配になります。
一連の撮影を終え、コヤマノ岳へ向かいます。
分岐にて左折すると、親子連れが元気に登って来て、何とも微笑ましい。
ザレた道を注意して下り、分岐にて右折し、コヤマノ岳のブナ林へ。
相変わらず雰囲気は良好です。
P1181のピークを経て、コヤマノ岳の標識の地点に到着。
下山方向に注意して、所望の尾根へ。
大木に見守られながら進むという感じで、足下への負担の点からも良いルートだと思う。
四つ辻となっている分岐にて、そのまま尾根へ進みますが、この辺りから雨がしっかりと降り出します。
尾根はシャクナゲがいっぱいで、花を付けていない木が少なくないのに、たくさん咲いており、当たり年のピーク時はすごい事になりそう。
この後の天気の心配をしながら進み、往路で通った橋を再び渡り、その先の分岐に到着。
結実したバイカオウレンを恨めしげに眺めやったりしつつ、沢沿いの道を辿ります。
八雲ヶ原の辺りに来ると、そこかしこでテントが見え、ゴールデンウィークなのを実感。
小雨の中、足早にヤクモ池や湿原を見て周り、先へ進みます。
比良ロッジ跡を過ぎた辺りで天候は回復して来て、このまま北比良峠経由で下山せずに予定通りに釈迦岳へ向かう事にします。
途中のベニドウダンはまだつぼみで、花期が早まっているとは言え、まだ開花には時間が必要なよう。
イワウチワの花を探しながら歩いていたら、斜面が崩落している箇所が目の前にあり、歩を停めます。
その後は順調に歩き、カラ岳を経て、釈迦岳山頂に到着です。
サラサドウダンらしきつぼみがあるものの、まだ緑一色で、しばらくかかりそう。
かなり迷った末、このまま下山せずに、予定をフルにこなす形でヤケオ山からヤケ山を経るルートへ向かいます。
少し進んで行くと、やせ尾根となり、琵琶湖側は絶好の展望が広がるようになります。
比良山系の縦走路は展望が素晴らしいけど、この辺りはそれ以上で、『絶景』という言葉を迷いなく使いたい。
イワカガミは咲き乱れているし、素晴らしい展望が続いているしで、ここまで来て良かったと心から思わせてくれます。
フジハゲのピークを経て、ヤケオ山山頂に到着。
ここまでの尾根歩きは本当に素晴らしくて印象的で、時間があれば、もっとゆっくり歩いていたかったですね。
ヤケオ山からの下山路はザレがちで心身共に疲れる感じで、まだかまだかと思いながら歩き続け、ヤケ山山頂に到着です。
後は無事に下山するだけとなり、地味な道を下って行きます。
涼峠を経て、楊梅の滝には向かわずに、そのまま下ります。
滝見台からの楊梅の滝は立派だけど、近くで見た人にしか分からないであろう何かを感じ取ってはいないはず。
疲れている身にはガレた登山道は負担が大きく、ふらふらになりながら登山口に到着。
その先の一帯はキャンプ地となっているようで、それらしき姿が垣間見られます。
舗装路を歩き、北小松駅に到着し、この日も無事にゴールです。
電車の便は少なく、30分余り待った後、車上の人となりました。
長々と書いたので、簡潔に。
目当ての花も見られたし、予定をフルにこなして歩く事ができました。
釈迦岳の先など、初めて歩くルートは新鮮で、比良山系の素晴らしさを改めて感じさせてもらったように思います。
今年は見られなかった花もあるし、また色々と考えた上で訪れてみたいですね。
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