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Yamareco

記録ID: 1456428
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

南アルプス最深部、光岳!

2018年05月04日(金) ~ 2018年05月05日(土)
 - 拍手
momo その他1人
GPS
32:00
距離
23.7km
登り
2,268m
下り
2,262m

コースタイム

1日目
山行
10:01
休憩
0:29
合計
10:30
6:30
30
7:00
7:00
275
11:35
11:35
155
14:10
14:10
114
16:04
16:30
27
16:57
17:00
0
光岳
2日目
山行
6:05
休憩
0:00
合計
6:05
6:30
185
9:35
9:35
145
12:00
12:00
35
天候 曇り時々晴れ。途中、雹が降りました。
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
芝沢ゲートまではクルマで。その先は自転車で易老渡まで時間短縮。
コース状況/
危険箇所等
易老岳から先はルートが不明瞭(夏道が雪の下)。迷いやすい。
芝沢ゲートまでの道のり。
落石多いです。
芝沢ゲート付近に20台程度の駐車スペース
芝沢ゲートまでの道のり。
落石多いです。
芝沢ゲート付近に20台程度の駐車スペース
易老渡より出発!
2018年05月06日 20:58撮影
5/6 20:58
易老渡より出発!
ガレ場が続きます。
2018年05月06日 20:59撮影
5/6 20:59
ガレ場が続きます。
雹が降って寒い。。。
2018年05月06日 20:58撮影
5/6 20:58
雹が降って寒い。。。
易老岳まで㉚あります!
易老岳まで㉚あります!
まだ1400m。
新緑が鮮やかです♪
新緑が鮮やかです♪
ブナ林が続きます。
ブナ林が続きます。
倒木も多し。
まだ2000m!
けっこう歩いてますけど^^;
まだ2000m!
けっこう歩いてますけど^^;
気を付けて!
2018年05月06日 20:58撮影
1
5/6 20:58
気を付けて!
易老渡まで150分となってます。
易老渡まで150分となってます。
やっとこさ、易老岳到着!
長かった・・・。
やっとこさ、易老岳到着!
長かった・・・。
壮大です!
三吉ガレ。ここまでもルートに迷い右往左往。
三吉ガレ。ここまでもルートに迷い右往左往。
さぶっ!!
2018年05月06日 20:58撮影
5/6 20:58
さぶっ!!
この辺りで、再び目印がなくなり、さまよってました。
夏道が雪に覆われるとわかりません。><
2018年05月06日 21:04撮影
5/6 21:04
この辺りで、再び目印がなくなり、さまよってました。
夏道が雪に覆われるとわかりません。><
谷筋をひたすら登ります。
キツっ。
2
谷筋をひたすら登ります。
キツっ。
あ〜やっと山小屋が見えました!!
1
あ〜やっと山小屋が見えました!!
あとちょっと!
山小屋到着〜〜〜!!
ちょっと一息。
山頂を目指します。
2018年05月06日 20:58撮影
1
5/6 20:58
山小屋到着〜〜〜!!
ちょっと一息。
山頂を目指します。
わ〜〜〜〜い!!
着いた!!!
なんて長かったんだろう。感激もひとしお!
2018年05月06日 19:22撮影
6
5/6 19:22
わ〜〜〜〜い!!
着いた!!!
なんて長かったんだろう。感激もひとしお!
こちらから聖岳が見えます。
1
こちらから聖岳が見えます。
翌朝、6時30分、出発。
きれいな山小屋でした。
2018年の営業は7月10日〜9月16日までのようです。
2018年05月06日 21:06撮影
2
5/6 21:06
翌朝、6時30分、出発。
きれいな山小屋でした。
2018年の営業は7月10日〜9月16日までのようです。
天気がよいよ〜〜。でも帰ります。
1
天気がよいよ〜〜。でも帰ります。
雄大だ〜〜。名残惜しい。
2
雄大だ〜〜。名残惜しい。
慎重に!
2018年05月06日 20:59撮影
5/6 20:59
慎重に!
5時間半で、易老渡到着。
帰りも長かった。。。
2018年05月06日 20:59撮影
2
5/6 20:59
5時間半で、易老渡到着。
帰りも長かった。。。
チャリリンで、下っていきます。
新緑がまぶしい!
気持ちよいよぉ〜〜〜
2018年05月06日 20:59撮影
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5/6 20:59
チャリリンで、下っていきます。
新緑がまぶしい!
気持ちよいよぉ〜〜〜
おつかれしたっ!!
3
おつかれしたっ!!

装備

個人装備
長袖シャツ ハードシェル ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 ザック ザックカバー サブザック アイゼン 行動食 調理用食材 調味料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ シェラフ
備考 牛乳パックのまな板

感想

<モモ夫>
GW後半は2泊3日で南アルプスの光岳、聖岳の周回縦走を計画した。易老渡〜光岳〜聖岳〜易老渡というルートだ。途中、冬期解放されている小屋を利用する。
天気予報もまずまずで温度も高めになると思えた。ただ、この時期周回している人のレポはないし、どちらか一方だけというレポはあっても数は少ないため行くには早すぎるか、とやや不安もあった。しかし、先日行った富士山ですら最近の暑さで積雪量も少なかったことから、南アルプス南方に位置するこの2座も残雪量は少ないのではないか(すなわち踏破できるのでは)という見込みでアタックすることにした。

前泊地は国道152号線の上島トンネル南方にある「梨元ていしゃば」という今は使われていない森林鉄道の跡地を利用した。他のクルマやバイクも素通りするような場所なので静かに車中泊ができた。
翌朝、芝沢ゲートへの狭い道を、時折路上に散乱する落石を交わしながらクルマを走らせた。クルマはすでに10台ほど停まっていた。
このゲートから易老渡までの約5kmは通常徒歩で行くことになる。しかし自転車は可能なので、持参した自転車で登山口まで30分ほどで到着。すでに自転車が3台デポされていた。

登り始めから急坂で平坦路がほとんどなくひたすら登り続ける。しかも樹林帯の中なので展望は望めない。
易老岳100m下辺りから残雪が目立ち始めたがキックステップで進んでいけた。
易老岳まではピンクテープがあるので迷うことなく辿り着けるが、ここから光岳までが問題だった。夏道ならテープがなくても道ができているので辿れば先へ進める。しかしこの時期は残雪が夏道を覆っているためテープが頼りになる。ところが、そのテープもほとんど見当たらない(標識もない)。時折テープを発見するがその次を見つけるのに右往左往。
ならば、スマホに入れたGPSを利用した地図アプリで確認しようとしたら寒さのために電池が「0%」表示!これでは使い物にならので紙地図とコンパスを用いて進むべき方角を確認して進むことにした。
三吉ガレというところに出た。通常易老岳から30分程度らしいが、1時間ほどかかってしまった。この辺りは雪もなく夏道も露出していたが、再び樹林帯に入ると残雪で見えなくなった。
ルート探しで次の三吉平にも1時間ほどかかってしまった。
ここから先は、谷筋(雪渓)を後は登っていくだけだった。この斜面からはさすがにノーアイゼンではきつくなってきたのでアイゼンを装着。それも6本爪の軽アイゼンだ。12本の方が良かったかどうかは何とも言えない。結果的には問題なく進めたので。

静高平からセンジヶ原を抜けるとようやく光岳小屋が見えてきた。出発してから9時間。ルート探しで時間がかかりすぎた。
この日の光岳小屋の利用者は僕らを含め9人(ペア3、ソロ3)だった。小屋は2階建てだったが全員1階を利用した。トイレも解放されていたが、トイレにも雪が積もり、使うのも大変だった。
日没まで時間があるので光岳頂上へ行くことにした。
しかし、この頂上への道もわかりにくい。途中道標があっただけで、頂上と思しき方向へ行くしかなかった。
こんなに容易でなかった登頂はない。すぐそばにある展望台からテカリ石を見るだけにして小屋に引き返した。ただ、来た道を引き返すだけなのにルートがずれてしまい、また時間がかかってしまった。

小屋で食事をしようと思ったらバーナーがない(ガス缶はある)。昨日の準備でバーナーをどうしたかの記憶がない。探してみたが、見当たらない。明日は聖岳に行くのはやめて下りることにした(このあと、他の登山者にバーナーを貸していただき、何とか温かいものを食べることができた。感謝の一言に尽きます)。

翌朝天気は晴れているが昨日から吹く風は収まらなかった。
三吉ガレまでは昨日の記憶をもとにスムースに行くことができた。昨日と違って露出している夏道を見つけてはそれを辿りながら進んでいったのだが、やはり残雪が増えてくると道がわからなくなり、尾根を外れ北西側斜面で迷ってしまった。地図で方角を見定め、稜線に戻るとテープを発見、夏道にも出ることができた。標識発見と思ったらそこは易老岳だった。易老岳手前まで来ていたのにどこでどう間違えたのかはわからないが、易老岳〜三吉ガレ間は往きも戻りもルートに悩まされた。

易老岳から登山口までは難なく戻ることができた。出発して5時間30分。デポした自転車で戻ること20分、芝沢ゲートに到着、帰路に就いた。
*帰ってから、ザックを整理していたら、バーナーが出てきた。ザックの隅々まできちんと見ていなかったってことだ。仮にバーナーが見つかっていても、ルート探しもそうだが装備も不十分なところがあったため、聖岳には向かわなかった。結果的にはこれでよかったと思う。

最後に
・この時期服装には迷う。易老岳までは暑くてもここから先は風が吹けば寒い(実際風は強かった)。アウターはレインウェアで対応できたが、インナーは夏用のドライ系ではなく、冬用インナーでないと夜はツラい。
でもその判断は、上の状況がわからないと難しい。実際4日ほど前に登った富士山の時は晴天、ほぼ無風で冬用インナーを上下着用していたが、逆に暑くなったので、今回は不要だろうという予測で夏用のインナーにしたが、逆にダメだった。耐えられなかったわけではないが、インナーとしてはベストではなかった。
・GPSは電波を捕捉すれば役立つが、寒さと電池の関係を考えると専用品にするか予備バッテリは必要だ。今回iPhoneにアプリを入れてGPSを利用したが、電池の持ちはすこぶる悪かった。
・12本爪アイゼン+ピッケルの装備でなくても6本爪軽アイゼン+ストックで対応できた。雪質もやや固いものの日中は緩い。
・最後に装備の確認は油断せずにすること。今回のバーナーのように無意識でザックに入れているとあるかどうかわからないため、無いと思い込むとあきらめてしまいその後に支障をきたす。

勉強になった山行だった。

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訪問者数:2922人

コメント

いい山でしたね!
72座目お疲れさまでした! 当初は聖岳も計画されていたのですね。あの寒さと強風ではなかなか厳しかったでしょう。
無理をせず、お互い百座めざして楽しみましょう!
2018/5/8 13:28
こんばんは!
次は、夏休みでしょうか。
せっかく行くので楽しまないともったいないですね!
ついつい欲張ってしまいます。。。
ありがとうございます!^^
2018/5/8 21:53
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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光岳 日帰りチャレンジ
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