剣山・三嶺(川上〜垢離取/富士の池〜一ノ森〜剣山〜次郎笈〜丸石〜白髪避難小屋〜三嶺〜名頃)
- GPS
- --:--
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,402m
- 下り
- 2,047m
コースタイム
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:55
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田原〜大阪\11,300 梅田〜脇町\4,100 穴吹駅〜川上\1,540 名頃〜久保(三好市営バス)\230 久保〜阿波池田(四国交通バス)\1,790 阿波池田〜平塚\17,180(阿波池田〜岡山指定席・岡山〜小田原自由席) |
写真
感想
剣山は98年頃に登っていますが、見ノ越からピストンしただけで余り深く味わっていませんでした。そこで三嶺までの縦走を計画。垢離取からのルートを歩きたいと思って、ネックはアクセス。穴吹駅から朝一のバスに乗っても歩き出しが9:40。翌日のことを考えると丸石だと少しきつく、白髪避難小屋までは行きたいところですがコースタイム10時間あると躊躇してしまいます。木屋平の宿もとれなくて、悩みましたが、少なくとも1時間は詰められる、また日の長い5月ということで思い切ってチャレンジです。
移動は前日から。今回大阪から脇町まで高速バス利用しました。駐車場は平塚にいいところが見つかったので、自宅を5:30前に出て平塚へ。平塚から小田原に行って、小田原から大阪の切符は駅前の金券ショップで購入。正規よりは800円ほど安くなりました。
自由席でも座ることができて順調に大阪へ。JRの駅をでてすぐにバスターミナルがありますが、ここはJRバスの徳島行きで、脇町・阿波池田行きは阪急梅田付近の発着です。
バスは順調に淡路から四国へ。脇町バス停は市街地から2km程でとても便利ですが、時間もあるしうだつの町並みを見学してきました。
脇町に泊まって、翌日はゆっくり穴吹駅へ。いよいよ剣山を目指します。垢離取に向かうことを伝えたら、運転手さんが気を使って終点より少し先の転回場でおろしてくれました。
まずは車道歩き。着いた富士の池登山口は駐車場と少し怖い雰囲気ですがトイレもありました。
ここから林道に入ります。道が右へほぼ直角に折れるところに、登山口の標識。ここから右手のブロック積に取り付きます。最初はなかなかきつい入りですが、二度林道を横切ると少し軽くなります。四度横切って、次は林道に沿ってしばらく歩くと左手にゲートがあって龍光寺。お堂の左手から裏の柵に沿って登山道に入ります。それなりの登りが続き、追分に到着。ここから見ノ越への道は通行禁止でした。
さらに進むと徐々に植生が変わってきて、全貌も見えてきます。一ノ森に近づいて周りが開け、東側の山々が見事。ヒュッテを過ぎ、着いた一ノ森からの剣山、次郎笈、真ん中に三嶺。これが見たかった景色。特に次郎笈の存在感が素晴らしい。
剣山へは一投足。さすがに賑わっています。ここからも次郎笈が見事。惚れ惚れしてしまうような山容ですが、それだけではなく、ここは本当に360°山しかないという四国山地のスケールが実感できるところが素晴らしいですね。
さて、1時を優に回っていますので縦走路を急ぎます。まずは次郎笈。峠からの登り返しは結構ハード。着いた山頂からかすかに白髪避難小屋らしきものが見えます。かなり遠いのでなお急ぎますが、トラバース道の分岐から水場へ寄り道。ここは登山道からすぐとれるし美味しいし最高のところでした。
前に進みます。丸石は登りきつくなく登頂できましたが、高ノ瀬は結構きつい。それでもここさえ過ぎればオオヤマレンゲ群落の横を通り、ササ原のピークを過ぎてやっと白髪避難小屋へ到着です。なんとか8時間切りでした。展望の良い区間が多く、周りの山々の姿も良く、とても良い縦走路だと思いますが、なにしろ時間に追われた感が強かったのは残念でした。
雰囲気が丹沢主脈に近いです。大倉から登って、蛭に当たるのが次郎笈。剣山は丹沢山のイメージですね。あくまで個人的な印象ですが。
この日の宿、白髪避難小屋ですが、かなり小さめ。驚いたことに客は私一人でした。連休の翌週というのもありますが翌日の天気が大きかったのでしょう。水場は小屋の西側から南に降りて、片道5分、往復10分超。少し遠くてきついです。
床に入ってすぐ壁に当たるような音。動物かと思いましたが、雨が降り出した音でした。翌朝、5時には明るくなりましたがすっかり雨。仕方ないとはいえテンション下がります。水場に行くのも面倒なので早々に出発。助かったのは意外に寒くないこと。シャツ一枚と合羽で十分でした。名頃のバスまでかなり時間もあるのでのんびり歩きます。カヤハゲ山の登りもゆっくりこなし、いよいよ三嶺の登り。ここはササ原で風も強くなってしんどいところでしたが、これがあっさりついてしまいました。
時間かかっても良いと思うとこんなものなのかもしれません。
コメツツジの開花の頃は見事でしょうが、今日はもう踏んだだけで退散。ヒュッテはすぐ下にあります。ここは広くて良いですね。水場が近ければ最高だと思います。名頃への下り、最初は結構ハードですがすぐに見事な新緑のブナ林の中でした。雨でなければ大満足だったと思います。名頃に着いたのは8:30前で久保へのバスをちょうど3時間待つことになりました。
長々と書いてしまいましたが、四国山地とても良いと思います。遠いけど、三嶺のコメツツジが良い季節にまた行きたいな・・・
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