東日原-八丁橋-ドンブラン(大日大神峰)-天祖山<ピストン>『2011年11月5日(土)』
- GPS
- 06:26
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,261m
- 下り
- 1,264m
コースタイム
◎東京都西多摩郡奥多摩町
【●今回のコース●】
<※行き※>
『東日原(標高620m/10:11/登山開始)-小川谷橋(10:31)-八丁橋(10:59)-
ハタゴヤ(11:39)-大日大神峰(別名:ドンブラン/標高1347m/12:06)-
大ナラノタワ(12:32)-唐松平(12:50)-会所(13:30)-
天祖山(別名:白石山・鍋冠山/標高1723m/13:35/24分休憩)』
<※帰り※>
『天祖山(別名:白石山・鍋冠山/標高1723m/13:59)-唐松平(14:25)-
大日大神峰(別名:ドンブラン/標高1347m/15:01)-八丁橋(15:45)-
小川谷橋(16:16)-東日原(標高620m/16:37/登山終了)』
天候 | 晴れのち曇り・17:00頃から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
/圭-奥多摩(JR中央本線・青梅線/1050円) 奥多摩駅-東日原(西東京バス/450円) 【★復路★】 ‥貽原-奥多摩駅(西東京バス/450円) 奥多摩-阿佐ヶ谷(JR青梅線・中央本線/890円) 【●往路詳細●】 新宿7:44(ホリデー快速おくたま号)-9:15奥多摩9:28-9:59東日原 (JR中央本線・JR青梅線・西東京バス) 【●復路詳細●】 東日原17:22-17:50奥多摩18:07-18:46青梅18:47-19:25国分寺19:27- 19:33三鷹19:38-19:48阿佐ヶ谷(西東京バス・JR青梅線・JR中央本線) 【[m:7]公共交通機関リンク[m:7]】 西東京バス(奥多摩エリア時刻表/PDF) http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20110901%20hikihng%20okutama.pdf 西東京バス(あきる野エリア時刻表/PDF) http://www.nisitokyobus.co.jp/rosen/lib/objects/20110901%20haiking%20itsukaichi.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
【▲今回の目的▲】 今回の目的は『宮内敏雄著 奥多摩 百水社 昭和19年発行』の地図に天祖山の尾 根の大日大神峰の別名が『ドンブラン』と記載されておりましたので、私はこのド ンブランという山名そのものを今年の初旬頃から非常に気になっておりました。そ こで今回ドンブランがどのような場所かを見に行ってきました。 【●登山道状況(赤線一般登山道)●】 ‥貽原〜八丁橋:林道歩き・危険箇所無し。 八丁橋〜ドンブラン(大日大神峰):急峻な古道・下り利用時は要注意。 ドンブラン(大日大神峰)〜天祖山:道形不明瞭・道迷い要注意。 【★登山者数情報★】<往路のみ> ‥貽原〜八丁橋:5名 八丁橋〜ドンブラン(大日大神峰):0名 ドンブラン(大日大神峰)〜天祖山:6名 【■別名■】 ‥形鳥:鍋冠山・白石山・天祖神社 大日大神:大日大神峰・ドンブラン・岩下クボ |
写真
感想
【★感想と解説★】
上の右側の古地図の写真にあるように奥多摩の天祖山の大日大神峰の別名が『ドンブラン』になっておりますので、このドンブランという響きが異国的な雰囲気で、いったいこの峰に何があるのかが気になりまして、さっそくドンブランを見に行ってきました。
まず初めに東日原バス停から八丁橋までは50分ほどの林道歩きで、途中の氷川鉱山あたりから林道はジャリ道になって天祖山の登山口まではジャリ道です。天祖山の登山口はガレ場でガレ場を縫うように古道の石垣が上の方まで続いておりまして、途中で古道の崩壊箇所を迂回するように新しい道が取り付けられておりました。この古道は非常に急峻で下り利用時は滑落や転倒などには要注意です。急峻な古道を登り終えると古地図にあるようにハタゴヤの小規模な天平(でんでえろ)に着きます。名前のとおり昔は造林小屋か何かが建っていたような雰囲気でした。ここからドンブラン(大日大神峰)までも急峻な登りでしたが、ドンブラン付近は落葉樹林から杉の植林帯に入る場所でしたので結構薄暗かったです。そしてドンブランは大きな神社の廃屋があるのみで、とりわけ変わった物は何もありませんでしたが、このドンブランと云う別名は何が根拠で付けられたのかが不思議で、大日大神の氏神の名前か、もしくは地名の方言か、もしくは山言葉の方言か、もしくは隠れキリシタンの付けた地名か、もしくはサンカが付けた山名か、もしくはアイヌ語語源か謎は深まるばかりです。
ドンブランからは大ナラノタワと唐松平という道形不明瞭な落葉樹林の急坂を天祖山目指して登りますが、落ち葉などで道形が不明瞭ですので下りで利用する場合は要注意です。ちなみにこの天祖山の尾根では昔から道迷いが原因の遭難が頻繁におこっておりますし、道に迷ったと思った瞬間に引き返してください。さらにはツキノワグマの生息域でもありますので鈴は必携です。唐松平には熊の痕跡がいくつか見られましたし、熊かどうかは解かりませんが、熊と思われる動物の鳴き声が聞こえました。唐松平を登りきると遠くに天祖山の会所(社務所)が見えてきます。この会所は木造の大きな建物で避難小屋として使えそうですが、地元が神域として利用している建物ですので残念ながら一般登山者の利用は出来ません。そしてこの会所から5分ほどで天祖山の頂上に着きます。頂上には立派な大きな神社がありますが、頂上は樹林帯の中で眺望はイマイチです。眺望を楽しむというよりも鎮守の森を楽しむと言ったほうが当てはまります。今回の総括はドンブラン(大日大神峰)の調査を兼ねて天祖山と云う山ノ神を訪ねることが出来た事に満足をしております。
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