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Yamareco

記録ID: 1474448
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲信越

權ノ神岳(粟ヶ岳まで届かず昨年のリベンジならず)

2018年05月22日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
19.9km
登り
2,113m
下り
2,096m

コースタイム

日帰り
山行
14:00
休憩
0:40
合計
14:40
4:20
150
黄金の里駐車場
6:50
0:00
60
7:50
0:00
40
8:30
0:00
170
11:20
11:50
110
13:40
0:00
80
15:00
0:00
120
17:00
17:10
110
19:00
黄金の里駐車場
小休憩含む
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾根線登山口
2018年05月22日 04:39撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 4:39
尾根線登山口
シャガの花が満開だ
2018年05月22日 04:39撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 4:39
シャガの花が満開だ
登り始めは急坂が続く
2018年05月22日 04:52撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 4:52
登り始めは急坂が続く
明るくなってきた
2018年05月22日 05:01撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 5:01
明るくなってきた
ブナの間を抜けて行く
2018年05月22日 05:27撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 5:27
ブナの間を抜けて行く
イワカガミ
花にも期待
2018年05月22日 06:04撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 6:04
イワカガミ
花にも期待
ウゴツクバネウツギ?
2018年05月22日 06:13撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 6:13
ウゴツクバネウツギ?
弥彦・角田が見えた
奥にうっすらと佐渡ヶ島も見える
2018年05月22日 06:14撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 6:14
弥彦・角田が見えた
奥にうっすらと佐渡ヶ島も見える
田んぼに水が張られた越後の原風景
2018年05月22日 06:14撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 6:14
田んぼに水が張られた越後の原風景
ツバキ
2018年05月22日 06:38撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 6:38
ツバキ
白山山頂間近
2018年05月22日 06:44撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 6:44
白山山頂間近
白山山頂小屋
2018年05月22日 06:49撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
5/22 6:49
白山山頂小屋
小屋の近くに雪渓がある(今回は2個所)
2018年05月22日 06:53撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 6:53
小屋の近くに雪渓がある(今回は2個所)
タムシバ
2018年05月22日 07:00撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 7:00
タムシバ
クロモジ
2018年05月22日 07:02撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 7:02
クロモジ
粟ヶ岳が見えてきた手前のピークが權ノ神岳
2018年05月22日 07:12撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
5/22 7:12
粟ヶ岳が見えてきた手前のピークが權ノ神岳
イワウチワ
2018年05月22日 07:14撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 7:14
イワウチワ
爽快な気分尾根歩き
2018年05月22日 07:18撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 7:18
爽快な気分尾根歩き
徐々に近くなる粟ヶ岳
右奥は守門岳
2018年05月22日 07:18撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 7:18
徐々に近くなる粟ヶ岳
右奥は守門岳
烏帽子の向こうに広がる田んぼの風景
2018年05月22日 07:22撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 7:22
烏帽子の向こうに広がる田んぼの風景
サラサドウダンツツジ(多分)
2018年05月22日 07:23撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 7:23
サラサドウダンツツジ(多分)
カール状地形の守門岳が見える
2018年05月22日 07:33撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 7:33
カール状地形の守門岳が見える
宝蔵山の標識
2018年05月22日 07:50撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 7:50
宝蔵山の標識
蝶がジャレていた
2018年05月22日 08:03撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 8:03
蝶がジャレていた
チゴユリ
2018年05月22日 08:59撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 8:59
チゴユリ
ウワミズザクラはこれだけだった
2018年05月22日 09:05撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 9:05
ウワミズザクラはこれだけだった
カタクリの群落はここだけだった
2018年05月22日 09:53撮影 by  Canon IXY 640, Canon
3
5/22 9:53
カタクリの群落はここだけだった
北東には飯豊連峰
2018年05月22日 10:02撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:02
北東には飯豊連峰
白山を振り返る
2018年05月22日 10:02撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:02
白山を振り返る
キクザキイチゲは二本しか見なかった
盛りは過ぎたようだ
2018年05月22日 10:15撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:15
キクザキイチゲは二本しか見なかった
盛りは過ぎたようだ
ショージョーバカマも少なかった
2018年05月22日 10:19撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:19
ショージョーバカマも少なかった
權ノ神岳近くなると雪が出てきた
雪を踏むことは無い
2018年05月22日 10:24撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:24
權ノ神岳近くなると雪が出てきた
雪を踏むことは無い
權ノ神岳山頂が近くなった
2018年05月22日 10:34撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 10:34
權ノ神岳山頂が近くなった
白山〜宝蔵山の稜線を振り返る
すっかり夏だねえ
2018年05月22日 10:56撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 10:56
白山〜宝蔵山の稜線を振り返る
すっかり夏だねえ
やっと届いた權ノ神岳 やれやれ😥
2018年05月22日 11:14撮影 by  Canon IXY 640, Canon
2
5/22 11:14
やっと届いた權ノ神岳 やれやれ😥
粟ヶ岳山体が大きく見えた
2018年05月22日 11:14撮影 by  Canon IXY 640, Canon
6
5/22 11:14
粟ヶ岳山体が大きく見えた
山腹から流れ出す川は、一次的に弥彦・角田方向に向かい信濃川に合流して新潟市で日本海にそそぐ
2018年05月22日 11:16撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 11:16
山腹から流れ出す川は、一次的に弥彦・角田方向に向かい信濃川に合流して新潟市で日本海にそそぐ
山肌が削り取られた川内山塊の山々
後方は飯豊連峰
2018年05月22日 11:20撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 11:20
山肌が削り取られた川内山塊の山々
後方は飯豊連峰
険しい山肌
2018年05月22日 11:23撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 11:23
険しい山肌
小さな水溜りにはモリアオガエルの卵が
2018年05月22日 12:39撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 12:39
小さな水溜りにはモリアオガエルの卵が
腰を下ろしたその先に朴木の花
2018年05月22日 13:09撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 13:09
腰を下ろしたその先に朴木の花
安らぐ白山への尾根道
2018年05月22日 15:45撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 15:45
安らぐ白山への尾根道
雪渓を登ると白山だ 後は下るだけ
夏毛の兎がいた
2018年05月22日 16:38撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 16:38
雪渓を登ると白山だ 後は下るだけ
夏毛の兎がいた
白山山頂の池には水芭蕉があった
その先にはモリアオガエルの卵
2018年05月22日 16:52撮影 by  Canon IXY 640, Canon
1
5/22 16:52
白山山頂の池には水芭蕉があった
その先にはモリアオガエルの卵
日本海に陽が落ちて山行は終了を迎えた
2018年05月22日 17:12撮影 by  Canon IXY 640, Canon
5/22 17:12
日本海に陽が落ちて山行は終了を迎えた
パノラマ合成写真
權ノ神岳から川内山塊展望
1
パノラマ合成写真
權ノ神岳から川内山塊展望
パノラマ合成写真
權ノ神岳から粟ヶ岳
今回はやけに大きく見えた
3
パノラマ合成写真
權ノ神岳から粟ヶ岳
今回はやけに大きく見えた
パノラマ合成写真
白山〜宝蔵山途上の尾根から粟ヶ岳展望
左手前ピークが權ノ神岳
パノラマ合成写真
白山〜宝蔵山途上の尾根から粟ヶ岳展望
左手前ピークが權ノ神岳
パノラマ合成写真
川内の山並み
2
パノラマ合成写真
川内の山並み
撮影機器:

感想

昨年の今ごろ、白山から粟ヶ岳を往復しようと試みたが、權ノ神岳までで撤退した。それを実行したのは、ヤマレコで白山から粟ヶ岳間を日帰りで往復した報告が散見されるようになったからだ。今回は、その時の反省を含めての再チャレンジである。昨年の反省点は、軽量化に努め、一回当たりの休憩時間を短縮するなどだが、取れる手段は多くはない。軽量化といっても日帰りだからしれたものである。歩くスピードは、人それぞれに固有のものが有り、急に歩行速度が速まることも無い。マラソンで短期間に大幅な記録短縮など考えられないのと同じである。しかし、チャレンジしてみる価値は有る。おのれの力を知るためにも。

慈光寺4時20分出発。参道の脇をシャガの花が埋めるが光量が少なく写真はピンボケだ。参道を進み尾根線を登る。三合目で尾根にのる。ツバキ・コイワカガミ・ウラジロヨウラク・ムシカリ等が咲く道を進む。ブナの木が林立する登山道に日が当たり、気持ちの良い道だ。水の入った田んぼが輝いている風景は越後の原風景である。白山山頂まで2時間30分。案内書通りだが早くも粟ヶ岳往復に暗雲が漂う。案内書通りの時間では粟ヶ岳往復の懐電歩行は免れないからだ。目標は明るいうちに戻ることである。山頂小屋から宝蔵山に向かって下って行くと雪渓が出て来る。雪渓は2個所だがアイゼンなどは必要ない。

尾根上の道は見晴らしがいいので気分が良い。イワウチワ・タムシバ・カタクリ・イワカガミなどが咲く。青々とした木々の彩りもいい。何よりも目指す粟ヶ岳が眼前に存在感を示す。その右手奥にカール状地形の守門岳。左手には川内山塊の山々が連なる。その様相は低山ではあるが好事家の耳目を引くのも肯ける。宝蔵山で、今日初めての休憩とする。先は長い。時間を見ると昨年とたいした変わりはない。またも權ノ神岳で折返しかもしれないなあ、との気持ちが芽生える。

宝蔵山から橋立目指して下る。ここは急坂だ。帰りはここを登り返すのか、と思うと気がめいる。ほんと、この計画での最大の難所は、復路のここの登りだ、とさえ思うところだ。橋立は、T字路で西に進むと笠峰に出る。權ノ神岳は左、南東方向に進む。ここからは一本道。後は登るだけだ。チゴユリやハナミズキ・カタクリ・スミレなどが咲く道だ。ツツジは既に盛りを過ぎてわずかに残る。

陽が照り気温はうなぎ登り。とても一気には進めず休み休みの登りとなる。少しでも日陰や風の通り道を探して休む。暑さ対策と言っても特効薬はない。すでにTシャツ一枚だ。とても粟ヶ岳まで進めるような状況では無いが、休み休み、もう少し、もう少しと進み11時15分權ノ神岳山頂に着く。歩き始めてからおよそ7時間。とてもこれ以上進める状況では無い。ここから戻ることに決定。二年連続の中退。やっぱり俺にはこの計画は無理だったか。

眼前に見る粟ヶ岳の山体が特別大きく見えた。存在感があるなあ。今までそのように感じたことは無いが、いい山だ。七頭を経て粟ヶ岳へと続く登山道が連なる。これも絵になる風景だ。ここから山頂往復3時間と見ると、慈光寺に戻るのは21時。懐電歩行は必至である。夜行登山というのもあるからやってやれないことは無いと思うが、そこまでやる意味がない。この計画は、どれだけ歩けるかが目的だ。七頭を通って粟ヶ岳までは二度歩いている。状況は分かっているので、三回目のチャレンジは無い。しかし、完全には捨てきれない気持ちもある。三回目があるとすれば、砥沢ヒュッテ泊りか權ノ神岳山頂でのテント泊かな。山頂で、ご来光を拝むのも乙なものだろう。

展望は良い。かすかに磐梯山。雪をまとった飯豊山が白く染まる。川内山塊の豪雪に削り取られた山肌。せいぜい1300m足らずの山々だが、その作り出す光景は独特だ。藪や蛭や豪雪に守られた川内山塊を歩くために必要なのは、技術や体力よりも何よりも、登ってやるという覚悟だろうなあ。「窮すれば通ず」で覚悟を決めれば道は開けるものだ。薫風に吹かれ根が生えそうになったが、きりが無いので下山する。

帰りは、一気にとはいかず、休み休みの歩きとなる。明るいうちには帰れるだろうという見通しが立ったので気持ちもたるんでしまった。今日最後の難関、橋立から宝蔵山への登りは予想通りの歩きとなった。途中で一回休みの目論見が三回も休んでしまった。まあ、しかしここまで来れば慈光寺に明るいうちに着くのは間違いない。といっても稜線上で二回の休み。進むのは時間ばかりだ。粟ヶ岳山頂へ最後の雪渓を登っていくと、茶色の動物が待ち受けていた。キツネかな。一瞬だまされたらどうしようと思う。しかし、それは杞憂で長い耳を持った兎であった。兎は白いという潜入観念があるが今は未だ夏毛なのだ。

白山頂上の小屋で最後の休み。昨年は、ここからの下りで膝が痛んだ。フィックスロープにすがって逆向きに降りたところもあった。しかし、今回は足の痛みは全くない。そして、まだ明るい19時に駐車場に着いたが、昨年よりも一時間半の遅れ。原因は何だ。単なる鈍足か。それとも暑さのせいか。

駐車場には一台の車だけ。もちろん私の車だ。朝も帰りも我一人。昨年の紀行文を読むと「次回の計画は、懐電歩行、またはビバークも止む無し」と威勢が良い。やる気満々である。が、その案は口に出来なかった。ビバークと言っても積極的ビバークだから問題は無いのだが、理解を得ることは難しい。難敵だからなあ。実行するには、将を射んと欲すれば馬を射よ。隗より始めよか〜。難題である。ん、これって昨年と同じ台詞だ。あ〜あ、進歩がねえなあ(-_-;)

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