魚谷山・岩茸山・岩屋山《京都百名山》
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 1,306m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
惣谷山尾根は薄い踏み跡、足谷上部は道なし、岩屋山以南は薄い踏み跡があったり無かったり |
その他周辺情報 | 壬生はなの湯 |
写真
感想
惣谷山尾根への取付きは雲ヶ畑だが駐車場所を考慮して持越峠(394m)をスタートとした。府道107号線を歩き雲ヶ畑白梅橋へと下り尾根の先端から取付きを探そうとしたが持越橋を渡ってすぐに作業道の入口があり入って行った。最初は微かな道があったがやがて無くなり斜面を這い上って稜線に達した。急登が落ち着くとP470に達し、展望のない薄い踏み跡の稜線を更に進んだ。惣谷山(633m)に達すると3等三角点「惣谷」が置かれ山頂標識も掲げられていた。北上を続けると尾根の東側、惣谷を上って来た林道が寄り添いピークを一つ越えると登山道は林道に吸収された。
林道を500m弱進むと前方にP711の大きな山体があり林道は西を大きく迂回しているので、林道を離れ尾根を直登した。少し登ると東側が開けた所があり、貴船山(716m)を望むことができた。複雑な稜線を尾根通しに進み再び林道に下り立つと1.5卍は気楽な林道歩き、西側が開けた場所があり桟敷ヶ岳(896m) から岩茸山(811m)に続くなだらかな尾根や愛宕山(924m)から地蔵山(950m)の稜線が見え、その手前には半国高山(670m)も確認できた。
魚谷峠(759m’)は林道の交わる広場があり魚谷と松尾谷方面へと続いている。魚谷山へは再び登山道となり400m余りで達した。魚谷山(いおたにやま816m)山頂には3等三角点「柳谷」が設置されているが展望はない。かなり早めの昼食タイムを取り魚谷峠へ引き返した。惣谷林道に戻り少し引き返すとオ梅谷林道が分岐し下って行った。ヘアピンカーブで谷を渡る処にクリンソウを見つけた。2株だけだが輪生するピンクの花は愛らしい。その後谷を見ると彼方此方にピンクの花を見つけることができた。
オ梅谷が祖父谷川に合流する処で山屋らしき男性が車を止めてウロウロしていたが意味不明、会釈をして通り過ぎた。祖父谷川の道は林道ではなく府道61号線で祖父谷峠部分が未開通。登山道で越えて向こう側にも同じ番号の府道が続いている。この府道を1.6卻發足谷出合に到った。入口には小屋があり鉄製の門が設けられていた。 ベニバナヤマシャクヤク、クリンソウの自生地で保護されている。小屋の横をすり抜け林道に入るとZ型に高巻いて高度を稼いだ。険しい谷には長いナメ滝が俯瞰された。やがて谷道になって林道終点に達するとクリンソウの数が半端じゃなく、しっかり保護活動が行われているようだった。谷筋の道を進むと徐々に谷が狭まり険しく歩き辛くなってきたので東側の稜線に這い上がり足谷源頭部のピークに達した。
少し下った鞍部が谷の収束点でその西側の尾根を直登した。少し登ると登山道が現れた。登山道を辿り尾根の張出しを超えると巻道となりどうも岩茸山に向かっていないようなので登山道を離れ斜面を這い上り岩茸山(811m)に到った。暫し休憩し南西の稜線を辿り縦走路を進んだが此方も踏み跡程度だった。やがて山頂を巻く正規の縦走路に合流し薬師峠へと下って行った。途中地形図には西谷を下る道と岩屋不動に達する点線道が描かれているが確認することはできなかった。
薬師峠(591m)には六体地蔵があり、6体の石仏が並んで安置されていた。此処を下ると岩屋不動で駐車場はあるが参拝者にしか車は置かせない。薬師峠の先は踏み跡も定かでなく10分程登ると3等三角点「岩谷」に到った。「岩屋山649m」の標識が何枚か設置されていたが、此れは間違いでピーク性のない登り斜面に設置された単なる三角点でこの背後の680m程の最高所が岩屋山山頂である。山頂には「火ノ用心」のプレートにマジックで「ここは岩屋山です」と書かれ間違いを指摘していた。
縦走路から西に飛び出した山頂から分岐点に戻るとやかんがぶら下げられ目印になっている。岩茸山からの縦走路は鴨川と清滝川の分水嶺でどちら側も京都市北区に属している。分岐から少し下ると突然雉の親子と遭遇した。雛は一散に逃げ親鳥は雛を守ろうと羽を広げて地面を駆け回った。100m余り標高を下げると地形図には寺谷と岩屋不動の一本南の谷を結ぶ道が描かれているが道形は認められなかった。564m標高点に到ると「P564」と書かれた小さなプレートが掲げられていた。
南東に400m余り進むと地形図には善福谷から雲ヶ畑岩屋川に到る峠道が描かれているが、此れも道形は認められなかった。縦走路も曖昧で、何故か雲ヶ畑岩屋川方面に踏み入れてしまいコンパスを合せると略逆方向を指しているので早めに気付いて事なきを得た。最後の目標地点P517にも例の標高点プレートが掲げられていた。展望良く魚谷峠から北の狼峠への稜線が見通せた。
P517の先にも要注意点があり尾根の繋がりを何気なく歩いていると西へ西へと回って行き枝尾根に入ってしまった。縦走路は何とも分かり難い斜面で後半になって立て続けにルートミスを犯してしまった。持越峠に近づくと伐採で開かれた展望地が何か所かあり惣谷山や岩屋山が望め、比叡山(848m)の姿がしっかり見えるようになってきた。
朝歩き出した時、持越峠の下山点は階段のある個所しか不可能で東に急斜面の縁をトラバースし峠に戻ることができた。
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