中房から燕〜大天井〜西岳〜槍
- GPS
- 80:00
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 2,750m
- 下り
- 2,690m
コースタイム
9/5 TS1⇔燕岳→切通岩→大天井岳→大天荘→喜作新道→ヒュッテ西岳TS2⇔西岳
9/6 TS2→水俣乗越→ヒュッテ大槍→槍ヶ岳山荘TS3
9/7 TS3→大曲→ババ平→槍沢ロッヂ→横尾→徳沢→明神→上高地BT
天候 | 9/4 曇 9/5 晴のち曇 9/6 曇のち雨 9/7 雨のち曇 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
1.公共交通機関 JR大糸線・穂高駅からバス。終点で下車。 大人1,700円。約1時間。 http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html なお、新宿からは高速バスでもアクセスできる。 新宿⇔白馬線の「安曇野スイス村」で下車。 大人3,600円(往復6,500円)。約3時間30分。 そこから穂高駅経由中房温泉行きのバスが1日1本だけ出る。 大人1,700円、約1時間20分。 新宿8:00発と9:00発が、スイス村始発のバスに接続している。 この場合、中房着が正午を過ぎるので、合戦小屋泊になることを考慮したい。 http://www.alpico.co.jp/access/express/hakuba_shinjuku/ http://nan-an.sakura.ne.jp/bus/bus/nakafusa-teiki-bus21.html 不定期でさわやか信州号が新宿発で穂高駅間近を経由するが、 穂高駅から乗換えがある上、運賃が高いので、オススメはしない。 http://www.sunshinetour.co.jp/alps/tokyo-hakuba/index.html また、毎日アルペン号は秋葉原、新宿から中房まで直行するため、 通常の交通機関使用に比べて割高だが、人気はある。往路7,000円。夜行で約8時間。 http://www.maitabi.jp/bus/tokusyu14.php 2.自家用車 登山口の手前に市営駐車場が3つある。すべて無料。 登山口まで約5〜600m。徒歩約15分。 http://www.enzanso.co.jp/sansou/enzanso_access.html スイス村〜穂高駅〜中房温泉のバスは、GW〜11月20日前後の期間のみ。 さわやか信州号と毎日アルペン号はGW〜10月末あたりの期間のみ。 冬期の場合、県道(327号線)が宮城ゲート以降が冬期閉鎖のため、 宮城ゲートまでタクシーを利用するか、自家用車で乗りつける。 タクシーは穂高駅から約3,500円。約25分。 宮城ゲートから中房温泉の登山口まで約12km、4〜5時間。 【宮城ゲートの場所】 http://g.co/maps/sy8q9 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.中房温泉〜合戦尾根〜燕山荘 標高差が約1250mあり、北アルプスの三大急登とも言われているが、 (残りふたつは劒の早月尾根、烏帽子岳のブナ立尾根) 3〜40分程度の間隔で休憩用のベンチがあるなど、 コースが非常によく整備されており、他のふたつに比べれば遥かに楽。 ペースを崩さずに登っていると、いつのまにか稜線に出るイメージ。 稜線に出たところが燕山荘。燕岳や常念岳、槍穂稜線の眺めが非常に美しい。 なお、中房からの入山が遅いと、燕山荘が小屋、テン場共に定員いっぱいになる場合がある。 合戦小屋で確認のうえ、必要に応じて合戦小屋泊も検討したいところ。 2.燕山荘〜燕岳 さしたる危険箇所はないが、風が強いことが多いのと、 朝方は冷え込むので、防寒装備は整えるべき。 3.燕山荘〜切通岩〜大天井岳〜喜作新道〜ヒュッテ西岳 しばらくは広く割合平坦な稜線歩き。 切通岩の手前から一気に100mほど標高を下げ、その分登り返す。 切通岩付近は鎖場と梯子。このエリアにしてはやや峻険。 大天井岳付近は、若干ザレているが、危険度はさほどでもない。 大天井岳は西から巻いて大天井ヒュッテ経由で喜作新道へ直接入ることも出来る。 喜作新道は極めて快適な稜線歩きで、表銀座の醍醐味を味わうことが出来る。 地面が白からだんだん赤茶っぽくなってくると、ゴールがだいぶ近づく。 痩せ尾根→樹林帯→お花畑と通過していくと、穂高の稜線が映えるヒュッテ西岳に到着。 4.ヒュッテ西岳〜水俣乗越〜槍ヶ岳山荘 東鎌尾根。 まずは水俣乗越まで約200mほど下るが、途中、いたるところに鎖場や梯子があり、 浮石も多いので、油断できない。ツアーに出くわすと、渋滞する場合がある。 水俣乗越からが東鎌尾根の核心部。 小さいアップダウンを繰り返しながら、次第に標高を上げていく。 至るところに梯子、鎖がある。1時間強もすると、 石屑が敷き詰められたルートとなり、核心部を抜ける。 そこからは、目の前に槍の穂先を見ながら、心弾ませて槍の肩へ。 ヒュッテ大槍を過ぎれば、あと30分強。 左下を眺めると、槍沢からの登山者の姿を見ることができる。 ※この山行では、荒天のため槍ヶ岳には登頂していない。 5.槍ヶ岳山荘〜槍沢ロッヂ〜横尾〜徳沢〜明神〜上高地BT あまりにメジャーなルートなので、詳細は省略。 登山者のすれ違いが非常に多く、コースタイムよりも多くかかることもしばしば。 悪天時は槍沢が増水するので、思ったよりも神経を使う。 しばらくは石屑のルートが続き、ところどころで雪渓を渡る場合もある。 天狗原への分岐を過ぎると傾斜は緩み、槍沢ロッヂからは一層緩む。 下山後は、小梨平キャンプ場内の日帰り入浴施設がオススメ。 近隣ホテルの日帰り入浴施設は、14時あるいは15時までのところばかりだが、 小梨平のみ、14時〜20時くらいまでオープンしているので、 夕方の下山でも汗を流すことが出来る。 (下記公式サイトには19時までとあるが、20時まで開いている日もあるようだ) http://www.kamikochi.or.jp/modules/weblinks/singlelink.php?lid=53 |
写真
感想
1日目
中房からの合戦尾根の急登は、予想外に拍子抜けだった。
前夜、夜行列車で穂高駅まで乗ってきたが、
ほとんど一睡も出来ず、合戦尾根の登りであごを出さないか心配だったが、
ぼくも、パートナーも案外元気に登りきる。
燕山荘の稜線は曇っていたが、燕山荘の中で安らかな気分でコーヒーを飲んでから幕営。
2日目
朝、快晴の中、燕山荘から燕までピストンし、ご来光を見る。
パートナーが興奮している姿を見て、こちらも興奮した。
大天井岳付近までは好天だったが、レンズ雲が出ており、
天気が崩れると思い、ペースを上げてヒュッテ西岳へ。
夕方にはひと雨きた。
3日目
曇天。時々小雨がぱらつく中、東鎌尾根を縦走。
槍の穂先は一度も見えず。
縦走中、かなりの数の雷鳥を見かけた。
コースタイムが短く、午前10時ごろには槍ヶ岳山荘に到着。
本来は南岳小屋までの予定だったが、乱雲が出始めていて、
天気が確実に荒れそうだったので、ここで幕営。
雷が怖かったので、槍の穂先には登らず。
天候によっては、翌日の沈殿、あるいは下山も検討。
4日目
前夜から中耳炎を発症し、耳から頭まで突き抜けるほどの激痛のため、
ほとんど一睡も出来なかった。
天候は予想通りの大荒れで、ひとまずは様子見のため沈殿。
テントが吹き飛ばされないよう、パートナーとともにテントを押さえ続ける。
テン場の棚の上から水がどんどん流れてきて、
テント内は激しく水浸しになり、ふたりともシュラフがずぶ濡れ。
レインウェアを着用した上でシュラフに入る。
10時過ぎになって、風雨が落ち着いてきたので、進むが下るかの岐路に立つが、
槍の穂先に登る以前に、パートナーの士気が著しく下がっていたし、
自分自身も中耳炎による、ひどい痛みが治まらないので、
諦めて槍沢から上高地へ下った。
嵐と中耳炎で大変ショッキングでしたが、
そこを読む前に写真を見ていて
天才サザエボンのTシャツが気になって気になって気になって
ググりまくってしまいました。
水玉さん
やっぱり目の付け所が違いますね(笑)
ソコに反応してくるとは、さすがとしか言いようがないです。
件のシャツは、大阪に住んでいたころに
天神橋筋商店街あたりのバッタ屋みたいなとこで
面白そうだったからテキトーに買ったもんです。
今はもう着られなくなって捨てましたけど・・・。
確か、メーカは著作権侵害だかで訴えられたうえに、
倒産したんじゃなかったかな・・・。
あ、ちなみに河童橋で写っている下のハーパンは、
未だにお山で時折履いてます・・・。
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