長峰山〜摩耶山〜シェール槍〜松のあるピーク〜二十渉
- GPS
- 11:31
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,804m
- 下り
- 1,808m
コースタイム
- 山行
- 10:24
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 11:46
赤線が描かれていないのに気付いて立ち止まり、原因を探ろうとして時間を無駄にしています。
あまり重要な区間ではないので、修正せずにそのままログを載せています。
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路 - 阪急電鉄神戸線の春日野道駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 道幅が狭めのトラバース区間や、急斜面の階段、登山道整備に使われた鉄製の杭の残骸など、一般的な山に共通して見られる危険要素はあるので、多くの人が歩く人気の山域ですが、足下への注意をきちんとして歩きたいですね。 ■穂高湖〜シェール槍〜松のあるピーク - 往復 穂高湖の周回路を歩き、北側にシェール槍への取り付きの標識があります。 山頂直下の岩場は基本通りに進めば問題ないはずだけど、岩場が苦手だったり、慣れていない人だと少し怖さを感じるかも知れません。 松のあるピークへは山頂から北西へ延びる尾根を進みます。 踏み跡はあり、険しそうな岩場は巻いて進むようになっています。 ピークの直下は急斜面で古いロープが設置されており、やや滑りやすい感じでもあり、注意して登り下りしたいですね。 特に危険な箇所はないように思うし、進行方向にも迷わなさそうだけど、歩き慣れている人向けではあるはずです。 ■シェール槍の山頂にて シェール槍の山頂にて、明らかに山歩きに慣れていない軽装の団体さんに出くわしました。 すぐ近くまで乗用車で来たのかなという印象で、こんな人達まで登って来るのかというのが正直な感想。 狭い山頂で代わる代わる大声を発していて、山の楽しみ方はいろいろあるんだなという感じ。 隣のピークに立ち寄ってから戻って来ると、別の団体さんがいて、再びビックリ。 この団体さんは山歩きをしに来ている人達で、初心者が含まれているとの印象。 シェール槍がこんなに人気の山だとは知りませんでした。 難易度が低めとは言え、岩場があるし、道は狭めです。 もし団体さんが登り下りで鉢合わせしたら、退避スペースはあまりなさそう。 慣れている人なら、すぐに適切な判断をして対処するのでしょう。 でも、この日の団体さんだと、どうでしょうか? 引率している人はどの程度まで色々な事態を想定しているのでしょうか? 京都北山だと、誰にも会わないままに山行を終える事もあるけど、人気の山域だと、人が多いだけに普段とは違う事態に遭遇するもんですね。 まあ、人のことをあれこれ言う前に、まずは自分のミスを何とかしないと。 ■その他 今回は想定外の事態が起こったのも含め、普通ではないルート取りをしています。 あまり参考になる点はないでしょう。 |
写真
感想
当初はあまり天気が良くなさそうな予報だったので、アクセスが容易で、雨天時に途中で切り上げやすそうな辺りで候補を絞りました。
できれば、まだ歩いた事のない山にしたく、今回は摩耶山へ。
結局、前日の予報では好天が見込まれたので、微妙に変則的なルートで巡ってみる事に。
以下、いつも通りに長文です。
阪急の六甲駅からのスタートで、市街地を経て、住宅地へ入る頃には早くも結構な傾斜となり、汗が噴き出て来て、この日の蒸し暑さに先が思いやられます。
ヤマレコMAPで登山口と表記されている地点に着きますが、そこからは水平移動して行くだけで、実際に山道を登り始めるのは数分後から。
予想通りに湿度は高く、それに加えて笹などの下草が露を含んでいて、通過して行くとカーゴパンツが濡れまくり。
太ももぐらいまで濡れており、レインウェアを着用しておくべきだったけど、これだけ濡れてしまうと、もう遅い。
きちんと登山用のパンツを穿いておけば、ここまで濡れないはずなので、何とかしよう。
その後も我慢の歩行を続け、長峰山山頂に到着です。
山頂部は岩場になっていて、何だか良い雰囲気です。
木々の成長で展望が失われつつあるのかなという印象ですが、霞んでいても展望は何となく雰囲気があります。
杣谷峠方面へ向けて、下山開始です。
急階段があったりするので足下に注意して進んでいると、ツルアリドオシの花を発見。
これまでは赤い実しか見ておらず、初めて花を見る事ができ、ちょっと元気になります。
杣谷峠に到着し、本来なら穂高湖からシェール槍へ向かう予定だったのだけど、何を勘違いしたのか、下山し始めてしまい、少し下った位置で気付いたものの、後で近い位置まで戻って来るので、そのまま下る事にします。
何度か渡渉があるのだけど、上流は問題なく進みます。
しかし、前日の雨の影響か、水量が次第に増して来て、渡渉もしづらくなって来ます。
順調に下って行くと、渡渉箇所に団体さんがおられ、靴を脱いで沢を渡っています。
靴を履いたまま渡りたいので、適当な石はないかと探し、良さそうなのを必要そうな位置に置きます。
団体さんの最後の方は靴を脱がずに渡渉中で、僕の配置した石を利用して渡り終え、感謝の言葉を頂きました。
こちらもそれを利用して渡渉し、先へ。
さらに団体さんが次々に登って来られ、人気の山域なんだなという感じ。
程なくして登山口に到着、ここからは舗装路を歩いて摩耶山の登山口へ向かいます。
摩耶ケーブルの駅を通過し、少し登ると登山口に到着。
地味な登山道を黙々と登って行きますが、意外と人は多くなく、やや肩透かし気味。
分岐にて摩耶ケーブルの駅方面に進み、虹の駅の近くの展望所にて早めの昼食にします。
さらに登って行くと、分岐で別れた道と再合流し、『摩耶遺跡』の標石が現れ始めます。
かつての天上寺の山門を過ぎると、参道の階段となり、この辺りは往時の姿をそのまま留めているようです。
すでに枯死している摩耶の大杉さんに立ち寄り、天上寺跡に到着。
お寺は焼失しており、今は摩耶山史跡公園となっています。
その後の分岐で森林浴コースに進み、程なくして舗装路に出合います。
ここからP702方面へ向かいますが、どこなのか良く分からず、三角点のある場所へ。
そこには標識があり、『摩耶山頂』と表記されており、ここが山頂という認識かな?
少し歩くと掬星台に到着し、展望を楽しんだり、この後の予定を確認したりしつつ、体を休めます。
それなりの人出だけど、広いせいなのか、意外と人が多いとは感じず。
P702を確認できなかったのが気になってしまい、何と戻る事に。
戻ったものの特に成果はなく、行きそびれてしまった穂高湖方面へ向かいます。
舗装路やはっきりした道が続き、面白さを感じないままの道中。
山道となり、摩耶別山の山頂かなという辺りには水道施設があるよう。
良く分からないまま周囲を巡ったりして、無駄な動きを経て、地味な道を足下に注意しながら下って行くと、舗装路に出合います。
少し歩くと穂高湖で、水際はそれなりに賑わっています。
池の向こうに見えるシェール槍の取り付き地点に到着し、登り始めます。
少し登ると眼下に穂高湖があり、この辺りで山頂から大声が聞こえて来ます。
嫌な予感と共に軽めの岩場を登って行くと、山頂には10人ぐらいの団体さんがおり、代わる代わる大声を発しています。
近い位置にいる人がこちらに気付き、場所を譲ろうと声をかけてくれますが、山頂は狭くて団体さんと居合わせた状態では落ち着かないし、一連の行動が終わるのを待つ事にしますが、後続のペアも登って来ており、その事は告げておきます。
待ち時間を利用して周囲を探っていると、別方面に踏み跡があるのを見つけ、タブレットで確認しようとすると、ウエストポーチにあるはずの『山と高原地図』がない。
どうやら落としてしまったようで、探しに戻るか、諦めるかの判断が難しい。
とりあえず山名板だけは写しておきたいので、場所を少し空けてもらい、撮影。
紛失した地図をどうするか、考えを巡らせていると、団体さんは下山の途に就き始めます。
明らかに山歩きに慣れておらず、近くまで乗用車で来たのかなという程度の荷物のみという印象で、引率者の指示に従って下り始めるようです。
空いた山頂の雰囲気を少し味わった後、踏み跡を辿って隣のピークまで向かってみます。
予定外だけど、タブレットにて地形図を確認した限りだと、危険ではないと判断。
ちょっと岩っぽい辺りを下ると、引き続き踏み跡はあり、険しそうな岩場は巻いて行くようになっています。
笹原の広がる辺りは踏み跡が見えにくいけど、すぐに脱してしまい、程なくして急斜面の岩場となり、古いロープが垂らされています。
高低差は5mにも満たないぐらいで、やや踏ん張りの効かない地面ながらも、捕まる物もあるので、あまり苦労せずに登り切ると、そこがピークでした。
ヤマレコMAPでは、『松のあるピーク』となっています。
展望もなく、特に何があるというのでもないけど、シェール槍が人がいっぱいでガックリしていただけに、軽い冒険ができて良かったという感じ。
そのまま先へ進むのも可能なようだけど、今回はここまでとし、引き返します。
シェール槍に帰り着くと、何と別の団体さんがいて、こんなに人気の山だったのかと。
相変わらず頭の中は紛失した地図への対処でいっぱいだったので、しばし悩み続けます。
さっきの団体さんほどではないけど、この団体さんもあまり歩き慣れていない人が含まれているようで、引率者の指示を受けつつ下り始めています。
すぐには下りられなさそうと判断し、展望に見入りつつ、どうするかを考えます。
結局、摩耶山まで探しに戻る事にし、穂高湖の辺りでは落としていないはずと判断し、下山後に周回路を西へ。
往路で通った道に乗り、延々と探しながら戻ったのだけど、結局は見つからず。
摩耶山を後にして、下山します。
予定では新穂高へ行くはずだったのだけど、探しに戻るとの判断をした時点で予定を変更となっており、桜谷道で予定の徳川道に合流する事にします。
桜谷沿いの道は適度な歩きやすさで、良い感じ。
生田川と出合い、結構な水量の川を渡渉します。
どこからが二十渉なのか分かっていないのだけど、生田川沿いの道は非常に歩きやすく、左右に広がりのある谷は良い雰囲気で気分良く歩いて行きます。
対岸への移動は橋を渡る事が多く、渡渉回数は少なめ。
水量が増すと、渡渉は確実に困難になりそう。
パン休憩を経て下っていくと、市ヶ原には茶屋があり、その近くの沢からは歓声が上がっており、テントが樹間から見えています。
舗装路歩きを経て、布引ダムへの道へ進みます。
しばらく歩いて行くと、貯水池が見えて来て、その先にはロープウェイのゴンドラが。
この辺りからは半ば観光気分です。
堰堤やその先の滝を見つつ下り、展望台にて休憩。
新神戸駅付近の高層建築が間近に見えており、この日の山行も残りわずかですね。
外国人観光客の姿も見られるし、完全に観光スポットです。
少し下ると右側に布引の滝の雄滝が見えて来て、想像以上の大きさで迫力いっぱい。
大きな音を立てて流れ下る水流は確かに人の心を惹きつけるものがあり、これを見るためだけに出かけて来ても良いなと思わせるぐらいです。
撮影を終えて、しばし見入ります。
名残惜しいけど先へ進み、雌滝にも寄ります。
こちらは滝からの距離があるせいか、本来の迫力を感じ取るのは難しいよう。
重文指定されている橋を渡り、人のいない隙に着替えを済ませ、すっきりして市街地へ。
新神戸駅の高架下をくぐり、南下して行きますが、信号にて立ち止まっている際にタブレットを確認してみると、赤線が描かれていない。
何度も立ち止まって、赤線を復活させるべくあれこれと触ってみるけど、変化はなし。
結局、一時停止の操作をしてしまっていたようで、少し先から赤線が復活。
無駄に時間を費やし、イライラ度数も急上昇でした。
この騒動のせいか、予定と違う方向に進んでしまい、最後は阪急の春日野道駅に到着し、ここでゴールとしました。
色々と後味の悪い山行となり、人に読んでもらうような内容ではなさそうだけど、もう書いてしまったので。
おお、Elton Johnの"Your Song"的な?
先月の皆子山への山行に続いて、情けないミスをしてしまいました。
地図を回収できず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、誰かが拾って使ってくれると期待して、今後は落としてしまわないような対策を取るようにするのみです。
それなりに土地勘は得られたはずなので、次に歩く際には、人が少なそうなルートを選ぶのが良さそうかな。
落としもの、しちゃいましたね。
今回は見つからず、残念でした。
そういえば、私も数年前徳川道の草原?あたりで
コピーした地理院地図を落とした苦い思い出が…
シェール槍での団体さんとの出会いも残念と言えば残念。
日頃、北山では人に会うと『おお、人だ!』みたいな感覚ですが、
六甲は大文字山と同じ、人一杯ですね。
でも、人の歩かないエリアもあるんでしょうね、きっと。
(大文字の北斜面と同じような…)
だけど、一度下りて、また登ってますやん!!
ここでも、vgさんらしいと言えば、らしいなあ…と思っちゃいました。
もしかして、そのうち地図回収に、また行くのかな??
はい、本当に痛恨ですね。
これまでに何度もボールペンを落としていた事を踏まえると、地図についても落とさないように対策を講じておくべきでした。
heheさんもそうだと思いますが、落とし物をしてしまうと、いつまでも心のどこかに引っかかったままになるような感覚があるんですよね。
お互いに落とし物で苦しまないよう、しっかりと意識を保つようにしましょう。
昨年の12月にシェール槍に登った時には誰もおらず、こんなもんだろうなと思っていたのです。
でも、この日は山歩きではないと思われる団体さんが特殊な空気を発散させていました。
難易度が低めで少しとは言え、岩場がある山なんですけどね。
パワースポット的と言うか、特別な感覚を得られる場所みたいな感じでやって来る人がいるのかなという印象です。
京都北山を歩く回数が増すと、人気の山域での雰囲気の違いに戸惑ってしまいますね。
人それぞれに居心地の良さを感じるポイントが違うんでしょう。
六甲では横池の辺りや黒岩谷西尾根が僕のお気に入りで、人はあまり多くなさそう。
そう、登って下りての後に摩耶山へ向かっています。
天気が悪ければ、素直に歩いていたんだろうけど、前日の予報で問題なさそうだったので、こんなルートにしました。
長峰山からの続きで摩耶山へ行ってしまうと、達成感がなさそうかなと思い、きっちりと登山口から登るのが良いとの判断です。
できるだけ多く歩いて土地勘を得ようというのもありましたし。
で、地図の回収には行きません。
落とした区間をある程度特定できれば別だけど、そうではないし、あれだけの人が歩いていれば、どなたかがきっと拾うはずだと思うので。
他人任せになってしまい、恐縮ですが。
今後は歩いている際に見かけたゴミをできるだけ拾うようにするとか、何らかの罪滅ぼしをする必要はありそう。
VGさん、コメントでは多分初めまして!
いつもパワフルなレコを拝見させていただいております。
今回は残念な落とし物でしたね。
ボクも先日、人に言えないような忘れ物をしいてしまい
一応、回収はできたものの、
痴呆が進んだのかな・・・と
情けなく感じております。
たしか、戸田奈津子さんだったと思いますが、
It's a little bit funny this feeling inside
この翻訳を、『まったく笑っちゃうよ』
と照れ隠しのように、上手に訳していたのを
覚えています。
これからは、この照れ隠しの回数が
ボクは増えていきそうな気がします(笑)
クマ
コメント、ありがとうございます。
『kuma-sanさん』では変なので、今後は『クマさん』でお願いします。
僕がヤマレコを知るきっかけになったのは、fu-tyanさんのブログなのです。
そのfu-tyanさんとクマさんの京都北山の濃密な山行は印象的でした。
クマさんとheheさんとの打ち解けたコメントのやり取りも見させてもらっていました。
すごい方なんだけど、意外と近くに存在している。
そんなイメージで見させてもらっていました。
そんなクマさんにコメントをしていただき、しかも、感想の最後で書いた"Your Song"絡みで状況が整っていて、ちょっと怖いぐらい?
分からない人もいるはずので書いておきますが、クマさんが書かれているフレーズは"Your Song"の歌い出しの部分なんですよね。
クマさんが音楽好きなのは、以前のヒノコ小屋の絡みで知っていましたが、こんな流れで再認識する事になるとは想像できる訳もなく。
山歩きと音楽の親和性は高いんでしょうね?
僕も病気レベルの音楽好きなのかも知れません。
高島トレイルのレコでの忘れ物、何だろうなと思っていました。
詳らかにはできないけど、今後のためにも何らかの形で記しておきたい。
そういう事だったのでしょうか。
歳を重ねたからこそ知見を広げられるような事もあるんだろうけど、実際には加齢によって戸惑うような事の方が多いですよね。
何とかうまく対処して行くしかないはずだけど、簡単じゃない。
お互いにそうだと思いますが、失敗を糧にして何とか照れ隠しの回数を抑え込みましょう。
では、今後もよろしくお願いします。
VGさん、
それは買い被りっちゅうもんですよ(笑)
山好きな、ただのオッサンです。
VGさんとは、
京都北山のどっかで、いつか会いそうな気がします。
そのときは、よろしくお願いします。
クマ
僕は京都北山を歩き始めてからの日がまだ浅く、徐々に北へシフトしつつ歩いています。
地図で見ていても広いなと思うけど、実際に歩くともっと広さを感じるはず。
普通に考えると、出会う確率は低そうだけど、普通じゃない事は意外と起こりがち?
いつか、どこかで。
こちらこそ、よろしくお願いしますね。
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