ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1493259
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

残雪の火打山に登る

2018年06月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
matusan その他9人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:52
距離
17.9km
登り
1,306m
下り
1,294m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:56
休憩
1:44
合計
10:40
5:42
51
6:33
6:47
155
9:22
9:41
19
10:00
10:00
36
10:36
10:50
42
11:32
12:03
27
12:30
12:32
27
12:59
12:59
14
13:13
13:33
125
15:38
15:42
40
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
妙高高原杉ノ原から笹ヶ峰に移動し、笹ヶ峰登山口から登山開始
コース状況/
危険箇所等
十二曲りの先までは、完全な夏道だが、富士見平につながる樹林帯から残雪が多くなり、夏道が消えるため、赤テープやGPSを活用して高谷池ヒュッテを目指した。夏道が消えているため、この時期だけのルートで登った。道が分からなくなり、途中で引き返す方もいたようなので、この域に登った事のある経験者またはGPS機器の援助を受けるのがベター。
高谷池ヒュッテから天狗の庭までは、残雪に覆われており、ここもガスっている際は、ルートファインディングが必須。尾根道は、ライチョウ平&火打山山頂直下を除いて夏道が出ている。軽アイゼンがあると安心。12本爪やピッケルまでの必要は無いように思った。
笹ヶ峰登山口で登山届を提出
2018年06月09日 05:31撮影 by  iPhone 6, Apple
1
6/9 5:31
笹ヶ峰登山口で登山届を提出
準備運動をして出発
2018年06月09日 05:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 5:43
準備運動をして出発
黒沢橋手前で残雪が現われた
2018年06月09日 06:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 6:32
黒沢橋手前で残雪が現われた
黒沢橋で小休止
2018年06月09日 06:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 6:33
黒沢橋で小休止
黒沢川
2018年06月09日 06:34撮影 by  iPhone 6, Apple
6/9 6:34
黒沢川
黒沢橋でめいめい昨夜用意したおにぎりの朝食を取りながら休憩
2018年06月09日 06:37撮影 by  iPhone 6, Apple
1
6/9 6:37
黒沢橋でめいめい昨夜用意したおにぎりの朝食を取りながら休憩
登山路脇で見かけたツバメオモト
2018年06月09日 06:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 6:57
登山路脇で見かけたツバメオモト
シラネアオイも結構見受けられた
2018年06月09日 06:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
6/9 6:59
シラネアオイも結構見受けられた
いよいよ十二曲がり
2018年06月09日 07:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 7:00
いよいよ十二曲がり
さあ、登るぞ!!
2018年06月09日 07:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 7:00
さあ、登るぞ!!
登山路脇では、サンカヨウが花をつけていた
2018年06月09日 07:12撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 7:12
登山路脇では、サンカヨウが花をつけていた
オオカメノオの白い花と咲き残りのツツジのピンクのコラボ
2018年06月09日 07:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 7:14
オオカメノオの白い花と咲き残りのツツジのピンクのコラボ
十二曲りの登山路では、シラネアオイが沢山咲いていた
2018年06月09日 07:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 7:16
十二曲りの登山路では、シラネアオイが沢山咲いていた
登山路には、オオカメノオの木の花びらが他kさん落ちていた
2018年06月09日 07:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 7:16
登山路には、オオカメノオの木の花びらが他kさん落ちていた
イワカガミも登場
2018年06月09日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 7:18
イワカガミも登場
約18分で十二曲りを通過
2018年06月09日 07:18撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 7:18
約18分で十二曲りを通過
ツマトリソウ発見
2018年06月09日 07:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 7:20
ツマトリソウ発見
ゴゼンタチバナの群落
2018年06月09日 07:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 7:24
ゴゼンタチバナの群落
十二曲りよりきつい岩がゴロゴロの上り
2018年06月09日 07:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 7:27
十二曲りよりきつい岩がゴロゴロの上り
エンレイソウ
2018年06月09日 07:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 7:35
エンレイソウ
この辺りからトウヒの樹林帯の中を進む登山路になり、残雪帯を進んだ。夏道が雪に覆われているため、赤テープを頼りに進む!!
2018年06月09日 07:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 7:40
この辺りからトウヒの樹林帯の中を進む登山路になり、残雪帯を進んだ。夏道が雪に覆われているため、赤テープを頼りに進む!!
樹林帯の登山ルートは、経験者でないと道迷いしてしまう!!
2018年06月09日 07:43撮影 by  iPhone 6, Apple
3
6/9 7:43
樹林帯の登山ルートは、経験者でないと道迷いしてしまう!!
この辺りで夏のルートではなく、冬専用のルートを登る。女性陣は、軽アイゼンを装着!!
2018年06月09日 07:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 7:58
この辺りで夏のルートではなく、冬専用のルートを登る。女性陣は、軽アイゼンを装着!!
火打山が見えてきた。
2018年06月09日 08:35撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 8:35
火打山が見えてきた。
高谷池ヒュッテへの冬専用のショートカットルートのトラバース
2018年06月09日 08:49撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
6/9 8:49
高谷池ヒュッテへの冬専用のショートカットルートのトラバース
やがて夏道と合流、火打山へ5/9の標識を通過
2018年06月09日 08:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 8:58
やがて夏道と合流、火打山へ5/9の標識を通過
高谷池ヒュッテに到着
2018年06月09日 09:22撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 9:22
高谷池ヒュッテに到着
高谷池は残雪に覆われており、高谷池を突っ切って天狗の庭を目指す!!
2018年06月09日 09:45撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 9:45
高谷池は残雪に覆われており、高谷池を突っ切って天狗の庭を目指す!!
高谷池の池の表面は、ハチの巣状になっており、こちらもルートファインディングが必要
2018年06月09日 09:46撮影 by  iPhone 6, Apple
1
6/9 9:46
高谷池の池の表面は、ハチの巣状になっており、こちらもルートファインディングが必要
天狗の庭
2018年06月09日 09:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 9:57
天狗の庭
天狗の庭では、ハクサンコザクラを発見、まだ一部の早咲きのみしか発見できなかった。
2018年06月09日 09:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 9:58
天狗の庭では、ハクサンコザクラを発見、まだ一部の早咲きのみしか発見できなかった。
天狗の庭の池塘は、2/3近くは残雪に覆われていた
2018年06月09日 10:00撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 10:00
天狗の庭の池塘は、2/3近くは残雪に覆われていた
天狗の庭で見かけた水芭蕉、小ぶりで咲き始め!!
2018年06月09日 10:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 10:02
天狗の庭で見かけた水芭蕉、小ぶりで咲き始め!!
残雪の登山路で見かけたサンショウウオ。数匹のサンショウウオを見かけた!!
2018年06月09日 10:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
6/9 10:06
残雪の登山路で見かけたサンショウウオ。数匹のサンショウウオを見かけた!!
天狗の庭から尾根道に出ると、ミネザクラが出迎えてくれた
2018年06月09日 10:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 10:21
天狗の庭から尾根道に出ると、ミネザクラが出迎えてくれた
エンレイソウ
2018年06月09日 10:23撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 10:23
エンレイソウ
奇麗に咲いているキヌガサソウ
2018年06月09日 10:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 10:25
奇麗に咲いているキヌガサソウ
大ぶりな花のシラネアオイ
2018年06月09日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 10:27
大ぶりな花のシラネアオイ
ピンクが艶やかなイワカガミ
2018年06月09日 10:27撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 10:27
ピンクが艶やかなイワカガミ
シラネアオイの紫色が印象的
2018年06月09日 10:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 10:28
シラネアオイの紫色が印象的
天狗の庭を見下ろす
2018年06月09日 10:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 10:30
天狗の庭を見下ろす
ライチョウ平の残雪を進む
2018年06月09日 10:43撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 10:43
ライチョウ平の残雪を進む
サンカヨウの群落
2018年06月09日 10:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 10:55
サンカヨウの群落
火打山まで8/9の標識
2018年06月09日 10:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6/9 10:58
火打山まで8/9の標識
この先でガスがかかってきたとき、雷鳥と遭遇
2018年06月09日 11:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 11:08
この先でガスがかかってきたとき、雷鳥と遭遇
雷鳥は登山路を先導してくれた
2018年06月09日 11:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 11:09
雷鳥は登山路を先導してくれた
雷鳥のアップ
2018年06月09日 11:09撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
13
6/9 11:09
雷鳥のアップ
火打山山頂直下で急斜面の残雪に備えて軽アイゼンを装着
2018年06月09日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 11:20
火打山山頂直下で急斜面の残雪に備えて軽アイゼンを装着
この頃から上空に青空が覗きはじめた、軽アイゼンを着けていても急登の斜面を慎重に登る
2018年06月09日 11:24撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
6/9 11:24
この頃から上空に青空が覗きはじめた、軽アイゼンを着けていても急登の斜面を慎重に登る
火打山山頂に到着
2018年06月09日 11:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 11:31
火打山山頂に到着
火打山山頂にて
2018年06月09日 11:32撮影 by  iPhone 6, Apple
6
6/9 11:32
火打山山頂にて
徐々にガスが晴れ始め、焼山の山体が見えた
2018年06月09日 11:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 11:48
徐々にガスが晴れ始め、焼山の山体が見えた
妙高山のガスも晴れ始めた。名残惜しいが、下山開始
2018年06月09日 12:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
6
6/9 12:10
妙高山のガスも晴れ始めた。名残惜しいが、下山開始
T先輩は、ツボ足で慎重に下る
2018年06月09日 12:10撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 12:10
T先輩は、ツボ足で慎重に下る
妙高山と天狗の庭が奇麗に見え始めた
2018年06月09日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 12:30
妙高山と天狗の庭が奇麗に見え始めた
これまで、ガスの中だった高妻山も姿を見せ始めた!!
2018年06月09日 12:30撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 12:30
これまで、ガスの中だった高妻山も姿を見せ始めた!!
ライチョウ平の雪原を下る
2018年06月09日 12:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
4
6/9 12:31
ライチョウ平の雪原を下る
先程までいた火打山と影火打山を振り返る
2018年06月09日 12:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
3
6/9 12:48
先程までいた火打山と影火打山を振り返る
天狗原山、金山の更に奥に白馬連峰の一部が見え隠れしていた
2018年06月09日 12:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 12:48
天狗原山、金山の更に奥に白馬連峰の一部が見え隠れしていた
天狗の庭から逆さ火打山
2018年06月09日 12:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
9
6/9 12:56
天狗の庭から逆さ火打山
逆さ火打山、ちょっとさざ波が立っていたのが残念だった!!
2018年06月09日 12:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5
6/9 12:56
逆さ火打山、ちょっとさざ波が立っていたのが残念だった!!
天狗の庭から火打山を振り返る
2018年06月09日 13:01撮影 by  iPhone 6, Apple
1
6/9 13:01
天狗の庭から火打山を振り返る
高谷池の池の上をトラバース
2018年06月09日 13:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 13:14
高谷池の池の上をトラバース
高谷池ヒュッテで小休止し、名残惜しいが下山開始
2018年06月09日 13:34撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
2
6/9 13:34
高谷池ヒュッテで小休止し、名残惜しいが下山開始
この頃になると、上空に青空が拡がり、火打山、影火打山、焼山が揃い踏み
2018年06月09日 13:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
1
6/9 13:48
この頃になると、上空に青空が拡がり、火打山、影火打山、焼山が揃い踏み
火打山〜焼山がくっきり見えた!!
2018年06月09日 13:59撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
7
6/9 13:59
火打山〜焼山がくっきり見えた!!
高妻山〜乙妻山
2018年06月09日 14:05撮影 by  iPhone 6, Apple
2
6/9 14:05
高妻山〜乙妻山
十二曲り
2018年06月09日 15:17撮影 by  iPhone 6, Apple
6/9 15:17
十二曲り
登山口に下山
2018年06月09日 16:23撮影 by  iPhone 6, Apple
3
6/9 16:23
登山口に下山

感想

M山岳会の仲間9人と6月9日に火打山に登ってきた。前日杉ノ原高原のペンションに宿泊し、山菜取りや手打ちうどんを作ってまったりとした1日を過ごした翌日、4時半起床、5時過ぎにスタート、笹ヶ峰登山口で登山を準備をして5:42に出発した。
ブナの樹林帯の中の木道を進み、6:33に黒沢橋、ここで前日作ったおにぎりを食べながら小休止。黒沢橋からしばらく進むと、十二曲り、この区間の登山路脇には、シラネアオイやサンカヨウ、イワカガミ等の高山植物が登場し、写真撮影が忙しくなった。十二曲りを通過し、大きな岩がある急な登りを過ぎてシラビソの樹林帯になると、登山路は残雪に隠れてしまった。樹林帯の中のピンクのテープを探しながら、進み、樹林帯がまばらになる辺りで、夏道のコースから外れていることに気づいた。ピンクのテープは有る冬専用のルートを進んでいた。ここからは、富士見平の分岐を通らないショートカットルートをGPSで現在位置を確認しながら、登り、火打山が見える場所で夏道と合流した。ここから黒沢岳の裾をトラバースする形で夏道を進んだが、雨雲が拡がったため、合羽を装着しすすんだ。途中から夏道が雪の下に隠れてしまったため、またショートカットで高谷池ヒュッテを目指して進み、9:22に高谷池ヒュッテに到達した。ヒュッテに着くと、雨は心配しないで済むようになって、時折日差しが差すようになった。
この時期、高谷池の湖面は残雪に覆われてハチの巣状になっていた。ここから湖面を縦断する形で天狗の庭を目指した。天狗の庭の池塘は、1/3程度は水面が現われていたが、残りは残雪に覆われていた。天狗の庭の高山植物は、まだ目覚め前のようだったが、新芽の中でハクサンコザクラの一群の花が目に飛び込んできた。天狗の庭の雪解け水が流れ込む湖面には、白いカラーの可憐な水芭蕉が咲き始めていた。また、残雪帯の上を進むとサンショウウオが雪詰めの状態で幾つも見つかった。
尾根道にでると、雪が消えミネザクラの花びらが敷き詰められる登山道になった。ここから先は、花盛りでシラネアオイ、サンカヨウ、イワカガミ等が登りの疲れを癒してくれた。
ライチョウ平を過ぎたあたりの木道の階段辺りを登っていると、雷鳥と遭遇した。雷鳥は、我々の登る道案内をしてくれるように、登山路を駆けのぼり、やがて雪の斜面に消えて行った。山頂直下の急な雪面の手前で軽アイゼンをつけていると、遠くで雷鳥が我々を見つめていた。
急斜面を登り、11:32に火打山の山頂に到達した。当初の天気予報では、強風で曇り時々雨とされ、強風を覚悟していたが、天気の回復が早く、風も強くなく、山頂にいる間に上空に青空が見え始めた。これまで妙高山や高妻山はガスの中だったが、徐々に山の形が見えるようになった。しかし、下山の予定があるため、断腸の思いで12:03に下山を開始した。天狗の庭まで下ってくると、高妻山や天狗原山、金山がクッキリと見えるようになり、かすかに白馬岳の一部も雲の切れ目から姿が見えた。天狗の庭では、逆さ火打山を見ることが出来、天候の回復に感謝した。
高谷池ヒュッテに13:13に到達し、小休止した後、登ってきた道をたどって下山を開始した。富士見平の雪原では、ツボ足によるシュプールスキーを楽しんで下山したところ、かなりルートから外れてしまい、最後は大きく西にルート変更をした。この際もGPSが役にたった。
雪原歩きで疲れたため、途中更に3回程小休止を取って下り、16:22に笹ヶ峰登山口に下山した。この頃になると、また天気が悪くなり、時雨始めた。
今回の火打山登山は、この時期特有の残雪の登山となり、ルートファインディングの難しさを体験でき有意義だった。また、当初の天気予報がうれしい方にはずれ、青空に聳える火打山や逆さ火打山を楽しむことができた。また、シラネアオイやサンカヨウ等の高山植物や雷鳥にも会え、印象に残る山行だった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3372人

コメント

祝 グルメ登山!
天候にも恵まれ、種々山菜、天麩羅、手打ちうどんと蕎麦、山海の美味満喫の火打山登山 おめでとうございました。羨ましい〜(^^) 長い行程 日帰りで、相変わらず皆様タフですね!(^^)
2018/6/11 9:53
Re: 祝 グルメ登山!
今回は、直前に梅雨入りとなり、初日が曇り時々晴れ、翌日は曇り時々雨の予報になっていたにもかかわらず、2日目徐々に天候が回復し、素晴らしい残雪をいただく逆さ火打山を眺めることが出来ました。
また、大勢でわいわいがやがや山菜取りを楽しんだり、天ぷらや手打ちうどん&手打ちそば作りを楽しむことが出来ました。やはり、大勢の仲間と一緒の山登りは楽しいですね。今度は、是非Sailsnowさんともご一緒したいですね!!
2018/6/11 11:24
春山の魅力全開ですね
初日の魅力的なステージはだれのプロデュースですか?? その方に大花丸!!T先輩でないことはわかってるんですがwwww。MATUSANかAZ仙人あたりかな??
二日目も花博士が大活躍ですね!!いや〜私には見分けができないですね
耳にしたことがある名前が多いんですが、実物と繋がらないんです。唯一岩カガミだけです。その他は 赤い花とか白い花とかの仕分けさえわからないんですよ!! 厳しい登攀の後に 傍らに咲く花さして これが〜草だよ!!なんて解説出来たら、ガイドになれちゃうんですがねwwww。
これからMATUSANの大活躍できる季節です。頑張ってください!!そういえば 花の百名山もあったような・・・??
レコの中に出てくるGPSは山専用の物ですか❓ スマホでやってるんですか 教えてください!!
2018/6/11 14:41
Re: 春山の魅力全開ですね
mmakiraさん、久しぶりに山行報告をあげることができました。今回の山菜取り&蕎麦&うどん打ちの企画提案者は、M山岳会のNさんです。具体的な企画作成&実行は、Nさんからの特命事項でした。
今回の山行では、mmakiraさんからいろいろな花の紹介をしてほしいとの要請がありましたので、めぼしい花を紹介させていただきました。残雪がこれだけあった割には、いろいろな花に巡り合え、花に癒される山行でした。
また、今回の雪原歩きでは、GPSが大活躍しました。これは、スマホ利用によるヤマレコアプリです。今回下山時に私とアップルちゃんがGPSを持ってルート確認をしておりましたが、後続のメンバーは、この機能を持っていなかったため、夏道への合流に難儀しました。これは、メンバー構成上の反省事項でした。山レコアプリは、他の人の歩行ルートが表示され、自分の現在位置と比較することにより、ルート修正ができるため、この時期の登山では大変役に立ちます。是非、使ってみて下さい!!
2018/6/11 15:13
Re[2]: 春山の魅力全開ですね
了解しました。先ごろ携帯を変えることになり、スマホにと思いましたが、小さいことと電池の持ち具合を考え ガラケイにしましたwwww。こういったところは誰かに似て融通がきかないんですwwww。よって、ヤマレコアプリは× です。残念 でも困りそうなときはアップルさん誘えばいいんですよねwww。
花はとっても綺麗で かわいらしいので 名前を覚えたいんですが すぐ忘れてしまいます。名前だけは けっこう覚えてるんですが、なぜか実物とマッチングできないんです・・トホホ!! でも大好きな岩登りも 登り終わるとルート忘れちゃうことも多いので 不思議はないのかもしれません、老人性痴呆かな??
でもMATUSANの花紀行 きれいな花をたくさん紹介してください。たくさん見てるうちに いわかがみ みたいに頭に焼き付く花が増えるかもしれませんのでwwww。
2018/6/11 18:45
お疲れ様でした
とても魅力的な山行でした。写真見ながら思い出に浸ってます。
今回、サンカヨウという花を初めて知りました。
この花は不思議で透明になるんですね。
今度は透明になったところを見てみたいです!
2018/6/11 18:22
Re: お疲れ様でした
Teruterubozさん、お疲れ様でした。
皆でワイワイガヤガヤ登るといつの間にか、難所も乗り越えてしまいますね。皆さんの歌声や賑やかな声に励まされ、楽しい山行になりました。
下りは、シュプール靴スキーの楽しさに、ついつい夏道を大きく外れてしまったことは、反省点でした。でも、楽しかったですね。また、一緒に登れる日を楽しみにしております。
2018/6/11 22:23
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 妙高・戸隠・雨飾 [日帰り]
火打山、妙高山二座周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
ハイキング 妙高・戸隠・雨飾 [2日]
火打山(高谷池〜黒沢池回遊)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら