九重山(白水鉱泉〜黒岳(高塚山)〜大船山〜坊ガツル〜鉾立峠〜中岳〜久住山〜諏蛾守越〜長者原
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 2,236m
- 下り
- 1,950m
コースタイム
- 山行
- 11:40
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 13:05
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
小田原〜豊後中村往復乗車券\26,040 新幹線小田原〜小倉自由席\7,460 小倉〜大分指定席\1,750 大吊橋中村口〜豊後中村駅(九重町コミュニティバス)\600 豊後中村〜大分自由席\820 大分〜小倉自由席1,230 新幹線小倉〜小田原自由席\7,460 小田原〜平塚\410 |
写真
感想
百名山86座目です。九州はずいぶん前に開聞岳に行って以来。今の流れだと宮之浦がフィナーレになりそうなので、規制がかかっている阿蘇を除けば九重・祖母となりますが、ミヤマキリシマの九重に行くことにしました。コースは、中岳の東側から入るとすると、男池か白水鉱泉か岳麓寺くらいしかない。その中でもバス停に近い白水鉱泉からとしました。よく考えたら男池でも良かったですが。黒岳を越えるのが魅力的で。また運が悪かったか法華院山荘がとれなかったんですね。なんとかとれたのが長者原のキャンプ村だけ。ということで強行軍ですが1日で大船・中岳・久住の三山駈けです。
月曜から金曜は小野屋から阿蘇野方面へ夕方のバスがあります。それに間に合うように今回も平塚駅からスタート。前回5時発でわずかに小田原7時に乗れなかったので今回は4時半スタート。これなら楽勝でした。7時にひかりに乗って、新大阪まで乗っても良いのですが、名古屋で降りて一番早いのぞみに乗ったら、新大阪でぎりぎりさくらを捕まえることができて、11時半までに小倉に着いてしまいましたが、ここでつまづきます。鹿児島線の人身事故のためソニック大幅に遅れ。12時過ぎに乗るはずが1時発でした。それでもまだ時間には余裕があって、着いた大分で軽く食事をして3時過ぎの久大線に乗車。着いた小野屋駅の前でバスを待ちますが、ここでまた蹉跌が。
時刻表によると16:21に来るはずですが、16:25過ぎても来る様子がない。たまらず市役所に電話してみました。運行をやめていることはないとか話しているときに気づきました。私が待っていたバス停は「小野屋駅」。時刻表を良く見ると、バスの起点は「小野屋駅前」。バス停が違ったということです。申し上げたいことはありますが、自分が悪いと思うしかありません。
結局、泊まるところにお願いして駅まで送迎していただきました。ありがたいことでした。
今日の宿は白水鉱泉・黒嶽荘さん。なんといっても天然炭酸水。宿の裏手に蛇口がたくさんならんで天然水が出しっぱなしになっていますが、コップに入れて飲んで見ると本当に炭酸水。かなり感動しました。
ということで翌朝。いよいよ黒岳にとりつきます。宿の左手に登山口があります。
正直な話、白水分れから高塚山までの間、何回もロストしてます。一回は戻り方も分からなくなって、がむしゃらに登ったらなんとかルートに戻れました(高度1100付近)。また、前岳と高塚山の間のピーク前後、これ元の道に戻ってるんじゃないかと思うくらい変な方向に道がついてます。かなり慎重にリボンなどを確認しながら歩を進めるべきだと思います。
高塚山で9時。天候もいまいちで、その先の行程も考えて天狗岩はパス。風穴へ向かいますが、この辺からルートは明らかになりました。風穴からわずかに岳麓寺の方へ歩くと大船山への分岐。ここから500m登り返し。なかなか急ですが、最初ルートに気を遣った分歩きが遅くなって体力を温存出来たか、きつさはそれほどでもありませんでした。
急坂から右へ巻くような道に入ると、ミヤマキリシマのなかを段原に向かいます。これが道が狭くてミヤマキリシマに足とか体とか当たって結構大変。なんとか段原にたどり着き、周辺を眺めるとピンクの群落が見事です。
大船山頂を目指します。見た目よりも時間がかかりました。山頂は遮るものがありませんが、やや雲が多い感じ。梅雨どきですから当たり前ですけど。
段原に戻り、北大船に行ってみます。程なくして着く山頂から、平治のピンクが圧倒的でした。
時間はそれなりに経っていますが、遭難しかけたことを思えば残りも無事に着くことが一番。坊ガツルへの下りはこれまでよりは落ち着いた下り。人もそれなりにすれ違います。着いた坊ガツルはかなりの賑わい。ここから見上げる平治も山頂部分が美しく染まっていました。
さて、ここから最後の登り返し。鉾立峠まではゆったりですが、峠から見上げる白口岳はまさに聳え立つという感じ。道筋は見えていて、ひたすら真っ直ぐ登るだけという感じ、気合い入れて行きます。
見た目通りの登りですが、幸い体力は余していたようです。脚を動かし続けて、緩んだとおもったらそこが白口岳でした。潔いですね。中岳と法華院を結ぶ道のためすれ違った人も多かったですが、足元良くないところも多いので下りに使うときはかなり慎重になるべきだと思います。
ここまでくればあとは中岳・久住山。無事に歩ききるだけ。中岳の登りが一仕事でしたが、ここのミヤマキリシマはほぼピークという感じで励まされました。
中岳からは御池の横を通って久住山へ。もう4時になっていて若干こなすだけ感はありましたが、これで86です。
諏蛾守越を抜けて、林道までたどり着くともう少し。ゆるく下っていき、6時過ぎましたがなんとか長者原に到着しました。
避難小屋もいくつかありますが、やはり火山なので、山中に不用意に泊まるのはあまり良くないですね。1日で抜けてしまうのは仕方ないのですが、ちょっときつかったかな。
なんというか、余りないタイプの山域のような気がします。連山というよりは、単独峰がいくつも存在しているというか、久住山・中岳の塊と、大船山の塊が隔絶されているような印象を受けました。
日曜日は吊橋に寄り道。橋も良いし、滝も良いし、なかなかのものでした。
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