富士山(河口湖ルート)
- GPS
- 22:30
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,539m
- 下り
- 1,546m
コースタイム
天候 | 晴れ◎ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ハイカーだらけです。 平日なのでハイカーの渋滞はしてませんでした。 【トイレ】 各山小屋にあります。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
富士山は3回トライしてますが、登頂はできませんでした。
1回目は学生の時、軽い気持ちで登り始め、6合目にすらたどり着けませんでした。
2回目は社会人になってから、3回目に備えトレーニングとして。
須走口から7合目まで登ってみました。
3回目は登頂を本気で目指していたのですが、高山病で8合目でダウン。
同行者だけ登頂し、私は8合目の山小屋で休憩してました。
あれからいろいろな山を登りました。
今回こそは、と4回目のチャレンジ。
まず5合目で1時間はつぶして高山に体を慣らすところからスタートです。
5合目は富士山を登らない人も観光客として来るのでごった返してます。
人ごみをかきわけつつ、売店で富士山メロンパンを購入。
おしゃべりをしつつ時間をつぶします。
焼き印コレクションをするため、短い金剛杖を買いました。
同行者はトレッキングポールも持っていないので、長い金剛杖を購入。
準備万端です。
5〜6合目はゆるやかですが、単調な風景で早くも飽きてきます。
上がるにつれて、足下に河口湖や山中湖が見え、楽しくなってきます。
七合目から急に道が険しくなります。
軍手をして、岩に手をついて、四つん這いでないと登れません。
七〜八合目は山小屋が7軒もあるので、山小屋に着くたびに休憩です。
日も暮れてきました。
暗くなってきたので、安全のため、ヘッドランプをつけます。
完全に日が落ちると、いよいよ花火大会が始まりました。
この日はたまたま河口湖の花火大会と重なりました。
どこの山小屋も、宿泊客が外に出て、みんな花火を見物しています。
とはいえ花火より遥かに高い場所にいるため、かなり小さく見えました。
今回は、夜の内に登頂して、その後昼寝の予定でした。
事前のリサーチでは、山小屋はどこも満杯だったので。
実際富士山に登ってみると、飛び込みで宿泊している人も見かけます。
八合目をすぎてから、夜もふけてくると、気温はぐんぐん下がります。
夕方登ってきたときは汗びっしょりだったのに、いまは少しの休憩でも体温を奪われます。
山小屋の温度計を見ると、12度です。
あまりに寒くて休憩もできず、登る体力の回復ができません。
「これより上の山小屋で、入れそうなところあったら、そこで休もうか」
ギリギリの状態で登っていくと、富士山ホテル(標高3400m)にたどり着きました。
ちょうど午前0時ぐらい。ここで仮眠をとることに。
カイコ棚のような寝床に他人と隣り合わせで寝ます。
ここは寝袋だったので、結構安心感はありました。暖かいし。
しかし、イビキのすごい人や咳き込む人がいて、うるさかったです。
神経質な人は眠れないかも…。
翌朝は4時に起き、山小屋で朝食として温かいうどんを食べました。
身支度をする頃には外も明るくなってきました。
御来光の後はどんどん明るくなってきました。
標高はもう3400mを超えています。
気温もどんどん上がり、早朝とは思えない熱さです。
と言うのも、ここには日陰が一切ありません。
空気はうすいやら、熱いやらで、休んだはずなのに歩みが続きません。
それでもどうにか歩いていくと、鳥居が見えてきました。
ここまで、本八合目の山小屋から2時間以上かかりました〜。
(ルートマップでは80分って書いてあったのに)
やはり私たちは高山病になりやすいようです。
頂上のベンチでぐったり横になりました。
まわりにもバテて横になっている人たちがたくさんいます。
お鉢巡りはパスしました。剣ヶ峰を踏めないのは心残りですが…。
高山病っぽい症状も出ています。
高山病は下山すれば解消されるので、さっさと降りることにしました。
そういえば、下山道には山小屋がありません。
登山道と接している本八合目で、登山道の山小屋にアクセスできるぐらいです。
でもコースマップには五合目まで4時間はかかると書いてあります。
下山もかなりツライので、山小屋作ったら絶対繁盛すると思いますが…。
下山道も一切日陰がなく、日も高くなってきたので、熱さとの戦いです。
しかも結構なザレ場(ジャリでできている斜面)です。
転ぶのが怖くていっそう歩みはゆっくりになります。
上りの時は息が切れて大変でしたが、下りは呼吸は楽です。
それでも、蓄積された疲労で、下山道脇でバテている人たちが多く見かけられました。
勢いで登ってしまった若い子たちが「富士山なめてたよね〜」と話していました。
五合目に降り立ったのは、14時過ぎてたような…。
記憶が定かではありません。
途中、吉田口の6合目の山小屋で、金剛杖に焼印を押してもらったりしたので、大幅に時間オーバー。
一応ポイントごとに焼き印をコレクションできたので満足です。
帰りは富士急ハイランドの横のふじやま温泉で汗を流しました。
砂埃でごわごわになった髪を洗えて本当によかった!
今回は電車で帰るので、お食事処で梅酒など飲んだりして、やっと生き返りました。
ふじやま温泉には女性専用のレストルームがあるのですが、真正面に富士山を見ながらゆっくり休むことができました。
最後まで富士尽くしでした。
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