宝探しみたいなルート探し〜西丹沢・畦ヶ丸〜
- GPS
- 07:03
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 946m
- 下り
- 1,120m
コースタイム
※川沿い歩きが相当タイムオーバー(トータル1時間くらい)しました。それ以外はほぼコースタイム通り。
天候 | 曇り、ときどき晴れ間 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
富士急湘南バスの西丹沢温泉セット券を利用(2,200円、ぶなの湯入浴代込み) http://www.fujikyu.co.jp/syonan/set_ticket.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> 西丹沢自然教室は開館前でしたが、トイレ前のテーブルに用紙と筆記具がありました。ただそれを入れる箱などがないため、ペン立を重しにして置いてきました。 トイレの水は飲用不可なので、水は事前に用意のこと。 <道の状況> 川沿いの道はほとんどゴロ石の河原歩きとなり、流木などでかなり荒れている、という印象です。ただこれでもか!というほど標示板やピンクテープがあるので、それを追っていけばルートに迷う心配はありません。 とにかく渡渉回数が多い! 西沢が15回以上、大滝沢が12回以上。そのほとんどに丸太組みのしっかりした橋が掛けられていますが、ときどき外れているところや、丸太だけのところもありました。橋は大雨でしょっちゅう流されるらしいので、注意が必要です。 大滝沢は急斜面のトラバースが多く、所々苔の生えた岩をトラバースするので滑りやすくヒヤヒヤします(そういうところはほとんど鎖が張ってあります)。 沢自体も西沢より荒れていました。 ※沢の状況から、大雨の時やその後はこのルートは行かない方がいいと思います。 川を離れると標識・テープとも激減しますが、道ははっきりしています。 善六ノタワは足幅3つ分くらいのヤセ尾根です。ただ、それ以外にもヤセ尾根や細いトラバースはあるので、ここだけが特別注意というわけではありません。 山頂より大滝峠側に15分くらい下った笹ヤブの中で、道がヘアピン状に急カーブを描いているところがあります。気づかずに直進すると間違いなく滑落なので、要注意です。(個人的には一番の危険箇所だと思った) <温泉> 山北町立・中川温泉ぶなの湯 http://www.town.yamakita.kanagawa.jp/contents_detail.php?frmId=241 2時間700円、水曜定休 大浴場と小浴場があり、曜日によって男女入れ替え 富士急湘南バスの西丹沢温泉セット券(2日間有効2,200円)を利用すると、実質無料になります。 例:新松田〜西丹沢自然教室1,150円、大滝橋〜中川180円、中川〜新松田1,000円とバス代だけで2,330円 http://www.fujikyu.co.jp/syonan/set_ticket.html 松田駅前の案内所でのみ販売。バス内で購入することはできません。 ■平日の始発バス(07:15発)を利用する場合 案内所は営業時間前のため、当日購入は出来ませんが、前日までに電話で予約すれば、当日バスの運転手さんに名前を言って受け取ることができます。(現金のみ、つり銭のないように) ただし前日発行となるので、有効期限が1日だけになります。 |
写真
感想
最初は奥多摩の川苔山に行こうとしたのですが、もえぎの湯は月曜定休とのこと。
その上天気もあまり良くなさそう・・・。
ということで、先に畦ヶ丸に行くことにしました。展望なし、と言われているルートだから、多少曇っててもいいかな〜と。
富士急湘南バスのHPでバスの時間などを調べていると、「西丹沢温泉セット券」なるものがあることを発見。
おおっこれだと帰りにぶなの湯に実質無料で入ることが出来るぞ。
万一時間が遅くなって寄れなくなってもほとんど損はしないし、これはいいもの見つけたな〜、と思ってよく見ると、バスの始発は7:15なのに対し、販売場所である駅前営業所の営業開始は7:45。
販売所が開いてからとなると8:10発のバスになってしまい、私のペースだと日没までに下山できそうにありません。
どーなってるのかな、と営業所に電話で問い合わせてみたところ、やはり「車内での発行はできません」。
がっかりしていると、
「前日までに電話で予約すれば、運転手に預けておいて当日お渡しすることもできます」「ただし前日発行なので、当日しか使えませんが」
それ、それでいいです!どうせ日帰りだし!!
ということで、前日に電話で手配をお願いしました♪
当日乗車時に運転手さんに名前を言ってセット券を受け取り、2,200円を払います。
私の前に乗車してセット券を買おうとした方は、運転手さんに断られていました。
問い合わせておいてよかった〜。
さて、コースタイム的に私の足では帰り14:50頃の大滝橋通過のバスには厳しそうなので、おそらく中川までは歩く羽目になると思い、行きのバスで場所をチェックしようと思っていたのに、爆睡。
気がついたときには箒沢も過ぎ(箒杉見ようと思ってたのに!)、もうすぐ終点というところでしたorz
自然教室でトイレと登山届提出(というか、テーブルに置いてきただけ。箱があるといいのに)して、いよいよ出発です。
この頃には同じバスに乗ってきた方は既にほとんど出発していました。いつものことですが・・・^^;
ルートは沢沿いの道、というより沢そのものを歩いていく感じで、何度も何度も川を渡り返します。
そのためか標識やテープは多く、しかも1つに辿り着いて辺りを見回すともう1つ見つかる、といった過剰すぎず必要十分な絶妙な配分。
うーん、これは何かに似ている・・・と考えて、はたと気がつきました。
宝探しだ!!
チェックポイントに行くと、次の場所の指示やヒントがある、というあれです。
これはなかなか楽しい。子供なら大喜びしそうです。(実際は道が悪いので、小学生低学年以下は難しいと思いますが)
渡渉してはきょろきょろ、次の標識を見つけてまた渡渉、を繰り返し、下棚&本棚もしっかり寄り道して満喫・・・
・・・と言いたいところですが、何故か今回私はすごく不安でした。
しかも原因不明。何だかわからないものがずっと胸の中をもやもやしています。
前回三ツ峰の時は道が合っているかなという不安はありましたが、ここまでじゃなかったし、第一今回道迷いの恐れは全くない状態。
他に誰もいないから? →そんなことしょっちゅうです。
谷間の道だから? どんどん曇ってきたから? 熊が心配? 時間が心配?
いろいろ考えますがどれも決定的ではなく、全く原因がわかりません。
川を離れて高度を上げ、尾根に出るに従いだんだん気が晴れてきたので、暗い谷間歩きに加えてかなりタイムが遅れ気味というのが理由だったのかな、と今では思いますが。
でも下山も谷でしかもかなり時間かかったけど、別に不安は感じなかったんですよね。
もしかしたら、どっかから熊が私を見ていて第六感でそれを感じてたとか・・・(怖)。
善六ノタワからは落葉したブナに囲まれた細めの尾根道を進みます。
この頃にはすっかり曇ってしまい、檜洞丸はガスの中、加入道山もガスに入ったり出たり。
まだ標高低い分畦ヶ丸で正解だったかな〜と思いながら道志山塊を見ると、陽が当たってぴかぴかしているのが見えました。いいな〜あっち(笑)。
お腹が空いてきたので、ニセピークが残念なことこの上ない。地形図見ればニセピークが多いことくらいわかるのに、何度も引っかかります。
何度も次こそは!と思いながら、やっと山頂に到着しました。
かなりコースタイムをオーバーしていますが、今回のランチは雑炊にするつもりでフリーズドライの卵スープと「素おにぎり」。
具どころか、海苔も塩も何にもないので、時間があろうとなかろうと、湯を沸かさないと食べられません(笑)。
一応いざという時のためにパンもありますが、ここは初志貫徹、急いでバーナーを取り出して湯沸しをします。
結論:やっぱりあったかい食べ物は美味しいです。
展望のない頂上で大急ぎでご飯を済ませ片付けザックを背負うと、23分。やっぱり火を使うとこんくらいかかるのかなあ。
避難小屋に着くと、こっちの方がやや眺めがよくて少し残念。
小屋を覗いたりトイレを拝借したりで、結局頂上付近にトータル30分強いました。
避難小屋〜大滝峠上〜ステタロー沢へと降りる手前の尾根道は本当にきれいでした。特に大滝峠手前のブナ林は巨木が多く、見上げては感心してばかりでなかなか進みません。
時間がやや気になりつつも、既に14時台のバスには間に合わないことが確定しているので、あせっても仕方ない、少しのんびり歩くことにしました。
ステタロー沢に出ると再び宝探し、もとい、沢歩き。
台風の影響か大量の倒木・流木の間を進むも、ピンクのテープが誘導してくれるのでルートファインディングの手間はほとんどありません。
朝感じていたような不安もなく、一軒屋避難小屋からは斜面のトラバース、大滝沢に出てからはまた沢歩きと、変化に富んだ道を楽しんでいると、ふいに林道に出てさらに一般道にある登山口へ到着。
次のバスまでは1時間あるし、それだと温泉タイムがほとんど取れなくなるので、そのまま車道をてくてくと中川の「ぶなの湯」まで歩きました。
前半はもやもやした不安に包まれた今回の山行でしたが、途中からはやっぱり楽しい! と思えて良かったです。
(おまけ)
風呂場の時計とにらめっこしながらバス時間の10分前には出てきたつもりなのに、フロントの方々にせかされてロビーの時計を見ると3分前。
ちなみにこのバスを逃すと、温泉閉館後1時間も真っ暗な中待たなくてはなりません。
下りも5分くらいあったのにまじか〜、と坂道を走って登ります。
バス停に着き、自分の携帯を見ると、
あれ?
まだ3分前じゃん・・・。
どうもフロントの時計は進んでいたようです。(わざとかな?)
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