西穂高岳・間ノ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,646m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
6/25 5:15テント場出発―6:10西穂独標―7:15西穂高岳―8:30間ノ岳―9:50西穂高岳―10:50ピラミッドピーク―(テント場着、昼食、撤収)−13:10テント場発-15:15登山口着
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂〜間ノ岳は浮石が多い |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
ライター
ナイフ
保険証
飲料
ティッシュ
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
スパッツ
手袋
ストック
ビニール袋
替え衣類
シュラフ
ザックカバー
クマよけ鈴
食器
水筒
時計
非常食
テント
テントマット
ツェルト
ランタン・マントル
コンロ
ガスカートリッジ
コッヘル(鍋)
ファーストエイドキット
ラジオ
カメラ
車
|
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感想
暫く岩山を歩いていなかったので一度行ってみようと思ってた西穂に。それと天気が良くて時間的にゆとりがあれば間ノ岳まで足を延ばすつもりで。
日曜・月曜の山行なのでバスもテン場も空いてて山旅を満喫できた。天気予報では月曜午前やや崩れるとのことだったがラッキーなことに快晴だった。
6/24 上高地の登山口から西穂山荘手前の焼岳分岐までは誰にも会わなくて静かな山道だった。2250m付近にハクサンイチゲの大群落やサンカヨウの群落もあり、山野草を楽しんでいるうちに西穂山荘テン場に着いた感じだ。途中残雪歩きも少しあるがピンクリボンを見ながら進む。着く直前に外人のパーティに山野草の大群落があると説明したのは良かったが、サンカヨウの名前が出なくて残念だった。もっとも英語名はもともと知らないが。
テン場には1張のみで、良い地面でペグが打ちやすいところを選べた。ビールで我が家の完成を祝い、少し休んでから独標まで行ってみた。独標直下までは手を使う必要はなく散歩のような感じだ。奥穂高岳方面はガスの中だったがその他は概ねいい天気だ。西側には笠ヶ岳から双六岳方面、残念ながら槍の穂先はガスの中。東側は吊り尾根から前穂・明神岳、そして霞沢岳、後方には焼岳と乗鞍岳もほぼ見える。
今回夕食用の御飯はフリーズドライではなく、パックの「南魚沼産コシヒカリ」だ。但し湯煎では燃料がもったいないので、パックの御飯を別のジップ袋に入れて手で軽くほぐし、フライパンに入れ水を少し入れ(100-150cc位)、蓋をして強火で一気に沸騰させ、その後中火で水分を一気に飛ばす。底の水分が無くなるとプチッ、プチッとお米が焼けて割れる音がしてくるが、ひるまず水を飛ばす。蒸気の出が少なくなってきたらOK。(このコツをつかむまで会社の弁当をキャンセルして3回練習していたので落ち着いてできた。)炊けたご飯は耐熱性ジップ袋に入れて蒸す。空いたフライパンにオリーブオイルをしき、具や卵を炒めてからご飯を投入・炒めてチャーハンの元を入れて炒めて完成。あとカップでお湯を沸かしスープができた。今回初めて温める・茹でるだけの食事から作る食事に移ったわけだが、さすがに手を加えた分料理がおいしい気がした。
その後18時半頃丸山の手前まで散歩したところ奥穂方面はガスがすっかり上がっていていい景色だった。明日も期待できそう。テン場は最終的に10張程度になっていた。
深夜少し寒く、何かの本に有った、ザックにシュラフごと足を突っ込んでみたらそこそこ暖かく良く寝ることができた。
6/25 例によって近くのテントの音や話し声で4時前には起きることに。1時間ほどして出発。結局西穂高岳まで誰にも会わなかった。ここまで最大斜度は60度程度で特に難しいところは無かった。
周りの山々はほとんどガスがかかっていたが、山頂に着くとガスがどんどん晴れていき、奥穂方面以外は見えるようになってきた。ソロの方が到着し少し話したが、少し時間があるのでロープウェーを使わず、中尾峠まで散歩して下るという。
自分は予定通り間ノ岳まで足を延ばすことに。隣のP1を過ぎると道が悪くなり、浮石だらけになる。ほぼ垂直の長い鎖があったが、スタンスには困らなかった。前方から一人来たが立ち話をする間もなく去っていった。高度感のあるところが多く、浮石に気を使って精神的に疲れる。それとペンキの案内が少なく×印はほとんど無くなるのでルーファイも試される。
間ノ岳のてっぺんは人一人立てる程度の広さしかなく、岩の斜面にペンキで「間ノ岳」とある。ここから天狗の頭の向うのジャンダルムは圧倒的な威圧感があり、高く聳えている。西穂山荘から奥穂へのルートは体力的にもきつそうだ。気が付けば天気は快晴になっていて、左には槍ヶ岳も見える。うっかりバランスを崩すと大変なことになるので、少し降りて小休止。
一つ手前のピークでゆっくり周りの景色を楽しんだ。後は慎重に歩を進めP1でホッとした。西穂高岳に戻ると数人いたがなんとなく話しかけづらく少し休んで下山へ。直下のスラブを過ぎたら、なんと登山道の右側2〜3mのところに雷鳥が居た。
少しこちらを見ていたが直にお尻を向けて食事に余念が無かった。今は人が危害を加えないことを知ってるんだね。そうだ、生まれて初めて雷鳥に会ったのだ。いつか会いたいと思っていたが・・・。そうか今日は月曜で登山者は少ないから雷鳥にとってはいつもの行動か?それにしてもこのピーカンに雷鳥が平然と登山道付近にね〜。もっとも場所は斜度50度以上はあるので、敵対動物は容易には近づけないか。
テン場に帰ってみるとまだ半分くらいは張られていた。快晴で高度約2400mとはいえ、少し暑い。それでも昨年新調したアライテントのトレックライズ(1〜2人用)は長方形の長い方が出入口になっていて風が入りやすく快適だ。お昼はフリーズドライの五目ご飯と味噌汁で確り採った。後で考えてみると少しお昼に時間をかけたおかげで疲労もある程度回復してかえって良かった。
下りも快晴だったが、ほとんど森の中なので直射日光に晒されることは少なく、快適に登山口に着くことができた。バス停に着くと時刻表は40分ほど待つはずだったが、3分ほどで臨時便が来て満員だったが、外人さんが譲ってくれて一番後ろに座ることができた。聞けば大正池で下りるから気にするなと。
帰りは沢渡温泉「梓湖畔の湯」に。露天風呂も含め一人占めできてよかった。
今回もいろいろラッキーなことが多い山行だった。
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