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Yamareco

記録ID: 1518458
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川連峰・馬蹄形縦走【群馬県利根郡みなかみ町】

2018年06月25日(月) ~ 2018年06月26日(火)
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
--:--
距離
31.3km
登り
2,820m
下り
2,817m

コースタイム

1日目
山行
11:45
休憩
2:12
合計
13:57
3:03
169
土合橋・白毛門登山口
5:52
6:09
65
松ノ木沢ノ頭
7:14
7:32
78
白毛門
8:50
9:10
119
笠ヶ岳
11:09
11:40
154
朝日岳
14:14
14:50
73
白崩避難小屋
16:03
16:13
47
七ツ小屋山
17:00
蓬ヒュッテ
2日目
山行
9:10
休憩
1:52
合計
11:02
3:52
71
蓬ヒュッテ
5:03
5:16
139
武能岳
7:35
7:52
32
茂倉岳
8:24
8:39
35
一ノ倉岳
9:14
9:17
45
ノゾキ
10:02
10:30
15
谷川岳・オキの耳
10:45
10:47
8
谷川岳・トマの耳
10:55
11:14
65
谷川岳肩ノ小屋
12:19
12:24
34
熊穴沢避難小屋
12:58
63
田尻尾根分岐
14:01
14:02
26
田尻尾根取付
14:28
14:37
17
谷川岳ベースプラザ付近
14:54
土合橋・白毛門登山口
撮影時間や休憩時間を確保しながらなのでペースはかなり遅いです。
1日目に結果的には蓬ヒュッテまで進みましたが、清水峠では水場の確認などでしばらく滞在。

2日目も同様に遅いペースです。
谷川岳からの下りでは一気に疲れが出て更にゆっくり。
疲れた脚では天神尾根、田尻尾根、林道の下りは堪えました。
テント泊装備での馬蹄形縦走は本当に歩き応え充分でした。
天候 25日:曇りのち晴れ 26日:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土合橋・白毛門登山口の無料駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
定番の縦走コースだけによく歩かれている登山道が続きます。
ジャンクションピークから清水峠間で一部ザレて足場の悪い箇所があります。
清水峠の水場は結果的に未確認。蓬峠下の水場は感動的に美味しい水が豊富です♪
それと、この夏は特別なのかサンドフライのような質の悪いコバエ?が多いです。
ハッカ油+消毒用エタノールを混ぜて携行していた「アブ避け」が効きました。
その他周辺情報 直帰しました。
駐車場の奥、少しだけ下ったところにある白毛門登山口。(690m)
この案内板の後ろが轟々と水が流れる東黒沢。
まず橋を渡って対岸の白毛門へ続く尾根へ取り付きました。

登り始めから延々と急登。
夜明け前から蒸し暑くて大汗を掻きました。
かなり登ったころにようやく風が通り始めて少し涼しくなりました。
駐車場の奥、少しだけ下ったところにある白毛門登山口。(690m)
この案内板の後ろが轟々と水が流れる東黒沢。
まず橋を渡って対岸の白毛門へ続く尾根へ取り付きました。

登り始めから延々と急登。
夜明け前から蒸し暑くて大汗を掻きました。
かなり登ったころにようやく風が通り始めて少し涼しくなりました。
1,154m標高点付近

ようやく明るくなってきた頃、傾斜が緩んで少しだけ視界が開けました。
1,154m標高点付近

ようやく明るくなってきた頃、傾斜が緩んで少しだけ視界が開けました。
かなり離れていますが、登山道まで轟々と水音が聞こえてきました。
眼下に見えるのは白毛門沢にある大滝のようです。
かなり離れていますが、登山道まで轟々と水音が聞こえてきました。
眼下に見えるのは白毛門沢にある大滝のようです。
再び延々と見通しの利かない急登となりました。
振り返ると天神平がほぼ同じ高さで見えていて励みになります。
再び延々と見通しの利かない急登となりました。
振り返ると天神平がほぼ同じ高さで見えていて励みになります。
松ノ木沢ノ頭(1,484m)

ようやく目指す白毛門が大きく見えました!
ここでひとまず急坂から解放されるようでホッとします。
白毛門の北側からどんどん雲が流れてきていましたが天気は回復傾向。
北上するほど好天になることを祈って歩きます。
1
松ノ木沢ノ頭(1,484m)

ようやく目指す白毛門が大きく見えました!
ここでひとまず急坂から解放されるようでホッとします。
白毛門の北側からどんどん雲が流れてきていましたが天気は回復傾向。
北上するほど好天になることを祈って歩きます。
ジジ岩(左)、ババ岩(右)の存在感がすごい…。
白毛門の山名とこの二つの岩峰名は明らかに繋がりがありそう。
でも近くまでは行けなさそうです。
1
ジジ岩(左)、ババ岩(右)の存在感がすごい…。
白毛門の山名とこの二つの岩峰名は明らかに繋がりがありそう。
でも近くまでは行けなさそうです。
いよいよ白毛門への最後の登りに掛かっていきます!
登山口から急坂続きでしたが、残す標高差はあと200mほど。
1
いよいよ白毛門への最後の登りに掛かっていきます!
登山口から急坂続きでしたが、残す標高差はあと200mほど。
手前の偽ピーク付近から。
いよいよ白毛門が間近に見えてきます!
1
手前の偽ピーク付近から。
いよいよ白毛門が間近に見えてきます!
白毛門山頂(1,720m)

登山口から4時間余りでようやく辿り着きました!
山頂はそれほど広くはありませんが、高度感があって素晴らしい展望です。
雪が積もったら隠れてしまいそうな山名標の箱。
本当にピッケルが打ち込まれていました。
2
白毛門山頂(1,720m)

登山口から4時間余りでようやく辿り着きました!
山頂はそれほど広くはありませんが、高度感があって素晴らしい展望です。
雪が積もったら隠れてしまいそうな山名標の箱。
本当にピッケルが打ち込まれていました。
白毛門から順光で谷川岳東面を眺めたいと思ったのが、
反時計回りでの馬蹄形縦走を決めた理由の一つでした。
しかし、あいにく谷川の稜線は分厚い雲に覆われています。
白毛門へはまた機会を改めて再訪してみます。

白毛門では逆向きで縦走してきたグループの方と出会いましたが、
笠ヶ岳より手前ではずっとガスガスだったそう。
2
白毛門から順光で谷川岳東面を眺めたいと思ったのが、
反時計回りでの馬蹄形縦走を決めた理由の一つでした。
しかし、あいにく谷川の稜線は分厚い雲に覆われています。
白毛門へはまた機会を改めて再訪してみます。

白毛門では逆向きで縦走してきたグループの方と出会いましたが、
笠ヶ岳より手前ではずっとガスガスだったそう。
白毛門から東へ派生する大きな尾根がありますが、
びっしりと藪に覆われていて三角点まで行くのは無理そうです。

このあとぐるっと北へ回り込んで笠ヶ岳へ伸びる稜線へ。
1
白毛門から東へ派生する大きな尾根がありますが、
びっしりと藪に覆われていて三角点まで行くのは無理そうです。

このあとぐるっと北へ回り込んで笠ヶ岳へ伸びる稜線へ。
張り切って縦走するぞ!という気にさせてくれる稜線が笠ヶ岳へ伸びています。
吊り尾根は小刻みにアップダウンを繰り返していきますが、
尾根上は低い灌木帯でしばしば展望を得られます。
張り切って縦走するぞ!という気にさせてくれる稜線が笠ヶ岳へ伸びています。
吊り尾根は小刻みにアップダウンを繰り返していきますが、
尾根上は低い灌木帯でしばしば展望を得られます。
少しだけ雲が切れて初めて谷川岳の山頂付近まで見えました!
やはり東側から見る谷川岳は壮観でした!
明日にはあそこへ到達するはずですが、一見すると谷の反対側の山で尾根続きで繋がっている実感が湧きません。
1
少しだけ雲が切れて初めて谷川岳の山頂付近まで見えました!
やはり東側から見る谷川岳は壮観でした!
明日にはあそこへ到達するはずですが、一見すると谷の反対側の山で尾根続きで繋がっている実感が湧きません。
さあ、覚悟を決めてこのあと笠ヶ岳へ登り始めます。
見えている範囲では標高差150mの登りです。
1
さあ、覚悟を決めてこのあと笠ヶ岳へ登り始めます。
見えている範囲では標高差150mの登りです。
笠ヶ岳山頂(1,852m)

展望抜群の素晴らしい山頂です!
これから向かう朝日岳へ続く稜線は、相変わらず絶え間なく雲の通り道となっていました。
2
笠ヶ岳山頂(1,852m)

展望抜群の素晴らしい山頂です!
これから向かう朝日岳へ続く稜線は、相変わらず絶え間なく雲の通り道となっていました。
笠ヶ岳山頂からは、白毛門と比べると谷川岳が小さく見えます。
相変わらず新潟県側からどんどん雲が湧いてきて、
明日歩く馬蹄形西側の稜線は未だベールに包まれたまま。
1
笠ヶ岳山頂からは、白毛門と比べると谷川岳が小さく見えます。
相変わらず新潟県側からどんどん雲が湧いてきて、
明日歩く馬蹄形西側の稜線は未だベールに包まれたまま。
今日最初の三角点「笠ヶ峯」


しばらく小休止を入れてから笠ヶ岳を出発します。
朝日岳まではまだまだ登りが多い区間なので気合が要りそうです。
今日最初の三角点「笠ヶ峯」


しばらく小休止を入れてから笠ヶ岳を出発します。
朝日岳まではまだまだ登りが多い区間なので気合が要りそうです。
笠ヶ岳山頂のすぐ近くには今日一件目の避難小屋。
谷川連峰ではおなじみのかまぼこ型です。
見かけるたびに開けて中を確認したくなるのですが…。
笠ヶ岳山頂のすぐ近くには今日一件目の避難小屋。
谷川連峰ではおなじみのかまぼこ型です。
見かけるたびに開けて中を確認したくなるのですが…。
あっつ!
次に目指す朝日岳へはいくつかのピークを越えていかなくてはなりません。
眼前には小烏帽子へ続く急坂が立ちふさがります。
主脈縦走の時にもしんどかった小障子、大障子辺りの光景がダブりました。
気合を入れ直して登っていきます!
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次に目指す朝日岳へはいくつかのピークを越えていかなくてはなりません。
眼前には小烏帽子へ続く急坂が立ちふさがります。
主脈縦走の時にもしんどかった小障子、大障子辺りの光景がダブりました。
気合を入れ直して登っていきます!
小烏帽子へ登るにつれ、先ほどまで居た笠ヶ岳と白毛門が並んで見送ってくれます。
この辺りの稜線は俎瑤忙た美しい光景と感じました。
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小烏帽子へ登るにつれ、先ほどまで居た笠ヶ岳と白毛門が並んで見送ってくれます。
この辺りの稜線は俎瑤忙た美しい光景と感じました。
小烏帽子はいつの間にか越えて、今度は一段高いところに大烏帽子が見えてきます。
この付近は長い登りはありませんが、地味なアップダウンが意外にしんどい…。
今回の山行で把握できましたが、土合橋から朝日岳までピストンで歩かれる方も多いようです。
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小烏帽子はいつの間にか越えて、今度は一段高いところに大烏帽子が見えてきます。
この付近は長い登りはありませんが、地味なアップダウンが意外にしんどい…。
今回の山行で把握できましたが、土合橋から朝日岳までピストンで歩かれる方も多いようです。
大烏帽子を過ぎると行く手に群を抜いて大きな朝日岳が見えてきました!

大烏帽子を過ぎても朝日岳まではミニピークの地味なアップダウンの連続でなかなか遠かった…。
大烏帽子を過ぎると行く手に群を抜いて大きな朝日岳が見えてきました!

大烏帽子を過ぎても朝日岳まではミニピークの地味なアップダウンの連続でなかなか遠かった…。
朝日岳山頂(1,945m)

笠ヶ岳から2時間近く掛けてようやく朝日岳まで辿り着きました。
撮影に時間が掛かったこともありますが、白毛門からの疲れが早くも出てきたようです。
でもペースが遅いおかげで朝日岳に滞在中に晴れてきました♪
いつの間にか谷川岳がすっきりと見えています。
望遠レンズで撮りたいけど、強風のなかでレンズ交換するのは躊躇われました。

ここを最後に馬蹄形前半の登りは一区切りで、
この先は下りが続くのでやや長めに休憩を入れました。

ところで今夜の幕営地の予定は蓬峠、しんどければ清水峠としていました。
この時点では蓬峠までとほぼ決めていました。
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朝日岳山頂(1,945m)

笠ヶ岳から2時間近く掛けてようやく朝日岳まで辿り着きました。
撮影に時間が掛かったこともありますが、白毛門からの疲れが早くも出てきたようです。
でもペースが遅いおかげで朝日岳に滞在中に晴れてきました♪
いつの間にか谷川岳がすっきりと見えています。
望遠レンズで撮りたいけど、強風のなかでレンズ交換するのは躊躇われました。

ここを最後に馬蹄形前半の登りは一区切りで、
この先は下りが続くのでやや長めに休憩を入れました。

ところで今夜の幕営地の予定は蓬峠、しんどければ清水峠としていました。
この時点では蓬峠までとほぼ決めていました。
ここの三角点名は朝日岳でなく笠ヶ岳。
時代の変遷によって山名が変わるのは珍しくないので、
その一例なのかもしれません。
ここの三角点名は朝日岳でなく笠ヶ岳。
時代の変遷によって山名が変わるのは珍しくないので、
その一例なのかもしれません。
朝日岳到着時には雲で隠れていましたが、
山頂北側には朝日ヶ原という素晴らしい光景が広がっていました!

日帰りピストンで朝日岳まで足を伸ばす価値は大いにありそうです。
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朝日岳到着時には雲で隠れていましたが、
山頂北側には朝日ヶ原という素晴らしい光景が広がっていました!

日帰りピストンで朝日岳まで足を伸ばす価値は大いにありそうです。
朝日岳の北側のジャンクションピークへ続く登り返しをこなすと、
今まで吹いていた風はぱったりと止みました。

せっかくのチャンスなので望遠レンズに交換して谷川岳を撮っていくことにしました。
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朝日岳の北側のジャンクションピークへ続く登り返しをこなすと、
今まで吹いていた風はぱったりと止みました。

せっかくのチャンスなので望遠レンズに交換して谷川岳を撮っていくことにしました。
谷川岳遠望

だいぶ遠くなりましたが、やはり猫耳っぽく見えてます。
でも本当に谷川岳までの道のりは遠いなと感じました。
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谷川岳遠望

だいぶ遠くなりましたが、やはり猫耳っぽく見えてます。
でも本当に谷川岳までの道のりは遠いなと感じました。
巻機へ続くバリルートが分岐するジャンクションピークを過ぎる頃になると、
清水峠まで見通せるようになってきます。
長い下りの先には清水峠にある建物が小さく見えています。
けっこうまだまだ遠いようです。
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巻機へ続くバリルートが分岐するジャンクションピークを過ぎる頃になると、
清水峠まで見通せるようになってきます。
長い下りの先には清水峠にある建物が小さく見えています。
けっこうまだまだ遠いようです。
長大な馬蹄形縦走も中盤に入ってきて、谷川岳から北へ伸びる後半の稜線を見渡せるようになってきました!

明日は蓬峠からスタートするにしても、谷川岳に辿り着くまで楽な道のりではないことが分かります。

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長大な馬蹄形縦走も中盤に入ってきて、谷川岳から北へ伸びる後半の稜線を見渡せるようになってきました!

明日は蓬峠からスタートするにしても、谷川岳に辿り着くまで楽な道のりではないことが分かります。

朝日岳から次第に西寄りに大きく向きを変える稜線。
遥か北方には巻機山と思われる大きな山が目に入り、
気になる山がまた一つ増えました。
なお、先述のジャンクションピークの分岐から少しだけ巻機山へ進む踏み跡へ入ってみましたが、
すぐに深い藪で行き止まりとなっていました。
積雪期限定で縦走出来るという話は本当でした。
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朝日岳から次第に西寄りに大きく向きを変える稜線。
遥か北方には巻機山と思われる大きな山が目に入り、
気になる山がまた一つ増えました。
なお、先述のジャンクションピークの分岐から少しだけ巻機山へ進む踏み跡へ入ってみましたが、
すぐに深い藪で行き止まりとなっていました。
積雪期限定で縦走出来るという話は本当でした。
最初、随分遠くに見えていた清水峠の建物が徐々に大きくなっていきます!
しかし七ツ小屋山の向こうに位置する蓬峠はまだまだ遠い。
馬蹄形の縦走尾根がまるで果てしない万里の長城のように思えてきます。
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最初、随分遠くに見えていた清水峠の建物が徐々に大きくなっていきます!
しかし七ツ小屋山の向こうに位置する蓬峠はまだまだ遠い。
馬蹄形の縦走尾根がまるで果てしない万里の長城のように思えてきます。
朝日岳からほぼ下りきったのですが、清水峠の手間で地味な登り返しが隠れていました。
それと、かなり暑くなってきたのも重なり、長い下りが続くうちにかなり疲れを感じてきていました。

谷川は暑さでバテると聞いたことがありますが、身をもって体感した縦走となりました。
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朝日岳からほぼ下りきったのですが、清水峠の手間で地味な登り返しが隠れていました。
それと、かなり暑くなってきたのも重なり、長い下りが続くうちにかなり疲れを感じてきていました。

谷川は暑さでバテると聞いたことがありますが、身をもって体感した縦走となりました。
1,504m標高点に立つ送電線鉄塔

地味な登り返しを大汗を掻いて乗り越え、ようやく清水峠が間近となりました。

朝日岳からの下りでだいぶ疲れてきて、清水峠で今日の行程を終えても良いのではという気にもなってきました。
清水峠まで下りながら、計画変更するかどうか、その場合の諸々の影響などを暑さでぼーっとしがちな頭で考えました。
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1,504m標高点に立つ送電線鉄塔

地味な登り返しを大汗を掻いて乗り越え、ようやく清水峠が間近となりました。

朝日岳からの下りでだいぶ疲れてきて、清水峠で今日の行程を終えても良いのではという気にもなってきました。
清水峠まで下りながら、計画変更するかどうか、その場合の諸々の影響などを暑さでぼーっとしがちな頭で考えました。
白崩避難小屋(1,440m)

テントをどこに張るか見回しつつも、とりあえず避難小屋の中を確認しておきます。
なお西側の大きな建物は送電線監視所だそうで登山者は利用できませんが、
横の草地が幕営適地のようで、テントを張った形跡が見受けられました。
白崩避難小屋(1,440m)

テントをどこに張るか見回しつつも、とりあえず避難小屋の中を確認しておきます。
なお西側の大きな建物は送電線監視所だそうで登山者は利用できませんが、
横の草地が幕営適地のようで、テントを張った形跡が見受けられました。
あっつ!

結果から先に書きますが、結局は蓬峠まで頑張ることにしました。

テントを張る前にザックをデポして水の確保に出掛けましたが、
沢へ向かう急坂を見て何だか割に合わないことをしてるような気がしました。

所要時間を改めて計算すると蓬峠には17時頃には着きそう。
普通ならとっくに行動を終えてる時間帯ですが、
今日の天候と今の時期の日の長さ、そして明日は想定通りの時間に下山したいと、総合的に考えての再変更です。

清水峠から南に寄り道してるGPS軌跡はこの時の経緯によるものです。
あっつ!

結果から先に書きますが、結局は蓬峠まで頑張ることにしました。

テントを張る前にザックをデポして水の確保に出掛けましたが、
沢へ向かう急坂を見て何だか割に合わないことをしてるような気がしました。

所要時間を改めて計算すると蓬峠には17時頃には着きそう。
普通ならとっくに行動を終えてる時間帯ですが、
今日の天候と今の時期の日の長さ、そして明日は想定通りの時間に下山したいと、総合的に考えての再変更です。

清水峠から南に寄り道してるGPS軌跡はこの時の経緯によるものです。
ということで、改めて蓬峠へ向けて清水峠を出発!
しばらく清水峠で時間を潰してる間に脚力は少し回復してました。
でも清水峠からまず標高差100mほどの激登りを耐えなければいけません。
それでも見る間に標高を上げていき、次第に広がる清水峠の牧歌的な光景が印象的でした。
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ということで、改めて蓬峠へ向けて清水峠を出発!
しばらく清水峠で時間を潰してる間に脚力は少し回復してました。
でも清水峠からまず標高差100mほどの激登りを耐えなければいけません。
それでも見る間に標高を上げていき、次第に広がる清水峠の牧歌的な光景が印象的でした。
七ツ小屋山まで標高差100mの登りがもう1回やってきます。
でも清水峠から蓬峠までは映画を一つ観るくらいの所要時間なので、
焦らず登り詰めていきました。
もちろんめちゃくちゃ疲れていましたが、午後の斜光に照らされる草原の尾根を歩くのは何ともいえない時間でした。
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七ツ小屋山まで標高差100mの登りがもう1回やってきます。
でも清水峠から蓬峠までは映画を一つ観るくらいの所要時間なので、
焦らず登り詰めていきました。
もちろんめちゃくちゃ疲れていましたが、午後の斜光に照らされる草原の尾根を歩くのは何ともいえない時間でした。
どうにか七ツ小屋山までの登りを越えると大源太山分岐。
大源太も尖がった山容に惹かれたのでそのうち行くでしょう。
とりあえずは緩やかになった稜線をゆっくり七ツ小屋山へ!
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どうにか七ツ小屋山までの登りを越えると大源太山分岐。
大源太も尖がった山容に惹かれたのでそのうち行くでしょう。
とりあえずは緩やかになった稜線をゆっくり七ツ小屋山へ!
七ツ小屋山山頂(1674.7m)

清水峠からの登り返しをどうにか終えたことにまずほっとしました。
七ツ小屋山から南側には谷川岳へ連なる稜線が延々と続いています。
そして、これまで歩いてきた白毛門から清水峠へ至る稜線を湯檜曽川の東側に眺めることが出来ました。
これこそが馬蹄形縦走の醍醐味やなと感動しました。
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七ツ小屋山山頂(1674.7m)

清水峠からの登り返しをどうにか終えたことにまずほっとしました。
七ツ小屋山から南側には谷川岳へ連なる稜線が延々と続いています。
そして、これまで歩いてきた白毛門から清水峠へ至る稜線を湯檜曽川の東側に眺めることが出来ました。
これこそが馬蹄形縦走の醍醐味やなと感動しました。
今日最後の三角点「七ツ小屋」に充実感を込めて手を添えました。
今日最後の三角点「七ツ小屋」に充実感を込めて手を添えました。
蓬峠へ続く美しい草稜

一息入れてから七ツ小屋山を発ち、いよいよ蓬峠へ向かいます。
蓬峠へは所要1時間ですがまだまだ遠い。

草原の尾根はこれまであちこちの山で歩いてきましたが、
谷川連峰の稜線の光景は自分にとって白眉と思いました。
蓬峠へ続く美しい草稜

一息入れてから七ツ小屋山を発ち、いよいよ蓬峠へ向かいます。
蓬峠へは所要1時間ですがまだまだ遠い。

草原の尾根はこれまであちこちの山で歩いてきましたが、
谷川連峰の稜線の光景は自分にとって白眉と思いました。
行動時間は既に12時間越えで疲れてはいましたが、この馬蹄形の稜線をテント泊装備で歩いた記憶はいつまでも残るような気がします。
でも僅かの登り返しでも脚には辛いものになっていました。
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行動時間は既に12時間越えで疲れてはいましたが、この馬蹄形の稜線をテント泊装備で歩いた記憶はいつまでも残るような気がします。
でも僅かの登り返しでも脚には辛いものになっていました。
1,544m標高点の分岐

右手に分かれるのは「謙信ゆかりの道」だそうで、これだけで歴史好きの自分は凄く惹かれます。
とりあえず今日はこのまま道なり。目指す蓬峠まであと10分のところまで来ました!
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1,544m標高点の分岐

右手に分かれるのは「謙信ゆかりの道」だそうで、これだけで歴史好きの自分は凄く惹かれます。
とりあえず今日はこのまま道なり。目指す蓬峠まであと10分のところまで来ました!
お約束の発電機の音と共に、遂に目指す蓬ヒュッテが見えてきました!

いつにない充実感、そして疲労感に満たされて蓬ヒュッテ到着。
既に寛がれていた小屋泊の皆さんが出迎えてくれました。
しばし山談義となりましたが、既に時間が遅いのでゆっくり出来なかったのが残念でした。
お話ししていると時計回りで天神平から縦走中の方が多いようでした。
この場合は2日目のほうが長く、白毛門からの激下りがきついのでお気をつけてとお伝えしました。

お話もそこそこで切り上げて、テント泊の受付、そしてテント設営に掛かります。
遅い到着だと忙しいです。
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お約束の発電機の音と共に、遂に目指す蓬ヒュッテが見えてきました!

いつにない充実感、そして疲労感に満たされて蓬ヒュッテ到着。
既に寛がれていた小屋泊の皆さんが出迎えてくれました。
しばし山談義となりましたが、既に時間が遅いのでゆっくり出来なかったのが残念でした。
お話ししていると時計回りで天神平から縦走中の方が多いようでした。
この場合は2日目のほうが長く、白毛門からの激下りがきついのでお気をつけてとお伝えしました。

お話もそこそこで切り上げて、テント泊の受付、そしてテント設営に掛かります。
遅い到着だと忙しいです。
蓬ヒュッテ、キャンプ指定地にて

早朝から縦走してきた稜線を真横から眺めるというのは、
あまりないことかもしれません。
本当に今日はよく歩きました!

テントの設営を終えてのんびりしたいのはヤマヤマですが、
とりあえず水の確保と夕食を摂るのが急務でした。

蓬ヒュッテから土樽へ下る蓬新道を約10分で水量豊富の水場があります。
ここの冷たい水が乾いた身体には感動的に美味しく感じ、
たらふく飲みました!

今回の縦走では4Lほど水を用意していましたが、
そのうち3.5Lは既に飲んでいたようです。

キャンプ用、明日の行動用と満載した水をアタックザックで背負って、
蓬ヒュッテまで辛い登り返しを耐えました…。
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蓬ヒュッテ、キャンプ指定地にて

早朝から縦走してきた稜線を真横から眺めるというのは、
あまりないことかもしれません。
本当に今日はよく歩きました!

テントの設営を終えてのんびりしたいのはヤマヤマですが、
とりあえず水の確保と夕食を摂るのが急務でした。

蓬ヒュッテから土樽へ下る蓬新道を約10分で水量豊富の水場があります。
ここの冷たい水が乾いた身体には感動的に美味しく感じ、
たらふく飲みました!

今回の縦走では4Lほど水を用意していましたが、
そのうち3.5Lは既に飲んでいたようです。

キャンプ用、明日の行動用と満載した水をアタックザックで背負って、
蓬ヒュッテまで辛い登り返しを耐えました…。
メスティンで炊いたご飯でレトルトカレーの夕食。
先日、甲武信で隣のテントの方から教えてもらって、
今回初めてメスティンを使いましたが美味しく炊けました♪
既にアルファ米には身体が拒否反応を示す自分には、
メスティンは欠かせない登山道具となりそうです。

紆余曲折ありましたが、行動時間が14時間になりながらも、
計画どおりに蓬ヒュッテまで踏破しました。
このことが思わぬ形で2日目に活きることになります。


6月26日午前2時起床。


2日目夜明け前の蓬ヒュッテ。テントを出るとなんとガスガス!
思い出の谷川岳へ到達する日なのにテンションガタ落ちの状態で出発しました。
2日目のほうが予報は良かったので雲が切れればと願って歩きました。
メスティンで炊いたご飯でレトルトカレーの夕食。
先日、甲武信で隣のテントの方から教えてもらって、
今回初めてメスティンを使いましたが美味しく炊けました♪
既にアルファ米には身体が拒否反応を示す自分には、
メスティンは欠かせない登山道具となりそうです。

紆余曲折ありましたが、行動時間が14時間になりながらも、
計画どおりに蓬ヒュッテまで踏破しました。
このことが思わぬ形で2日目に活きることになります。


6月26日午前2時起床。


2日目夜明け前の蓬ヒュッテ。テントを出るとなんとガスガス!
思い出の谷川岳へ到達する日なのにテンションガタ落ちの状態で出発しました。
2日目のほうが予報は良かったので雲が切れればと願って歩きました。
蓬ヒュッテからしばらく緩い登りが続きます。
幸いにも視界を遮っていた霧は次第に薄くなり、
行く手には武能岳のシルエットが浮かび上がりました!
眼前では群馬県側から新潟県側へどんどん雲が流れていきます。
大河ドラマのオープニングのような荘厳な光景でした。
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蓬ヒュッテからしばらく緩い登りが続きます。
幸いにも視界を遮っていた霧は次第に薄くなり、
行く手には武能岳のシルエットが浮かび上がりました!
眼前では群馬県側から新潟県側へどんどん雲が流れていきます。
大河ドラマのオープニングのような荘厳な光景でした。
蓬峠周辺の稜線を滝雲が越えていきます!
テント場ではガスガスだったのがよく分かりました。
もし前日清水峠に幕営していたら、出発から3時間ほど視界無しで歩く羽目になった状況を目の当たりにしました。
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蓬峠周辺の稜線を滝雲が越えていきます!
テント場ではガスガスだったのがよく分かりました。
もし前日清水峠に幕営していたら、出発から3時間ほど視界無しで歩く羽目になった状況を目の当たりにしました。
朝日岳の北からご来光

馬蹄形稜線の内側は見事な雲海に覆われています!
有名になり過ぎた地元の竹田城跡でも何度か雲海を見ましたが、
谷川連峰のほうはボリュームが違いました。
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朝日岳の北からご来光

馬蹄形稜線の内側は見事な雲海に覆われています!
有名になり過ぎた地元の竹田城跡でも何度か雲海を見ましたが、
谷川連峰のほうはボリュームが違いました。
まさに「忘れられない思い出…」、となりそうな光景でした。

武能岳へは急坂100mを含む標高差200m超で、今日最初の難関ですが、
雲海を振り返りつつ登ったのでだいぶ気が紛れました。
それと前日あれだけ疲れていたのに、やはり熟睡するとだいぶ体力が回復することを改めて実感しました。
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まさに「忘れられない思い出…」、となりそうな光景でした。

武能岳へは急坂100mを含む標高差200m超で、今日最初の難関ですが、
雲海を振り返りつつ登ったのでだいぶ気が紛れました。
それと前日あれだけ疲れていたのに、やはり熟睡するとだいぶ体力が回復することを改めて実感しました。
武能岳まであと少し!
そして次に目指す茂倉岳、一ノ倉岳の雄姿も見えました。

武能岳も山頂付近は緩やかな稜線となりました。
なじみの方のレポで観て何となく覚えていた、赤いサラサドウダンが出迎えてくれました。
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武能岳まであと少し!
そして次に目指す茂倉岳、一ノ倉岳の雄姿も見えました。

武能岳も山頂付近は緩やかな稜線となりました。
なじみの方のレポで観て何となく覚えていた、赤いサラサドウダンが出迎えてくれました。
朝焼けに照らされつつ武能岳山頂(1,760m)到着!

ガスガスの中、蓬ヒュッテを出発した時はどうなることやらと思いましたが、
武能岳山頂では感動的な絶景が待っていました。

この先、茂倉岳まで今日一番の大きな登りが控えています。
絶景を満喫しながら一息入れておきます。
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朝焼けに照らされつつ武能岳山頂(1,760m)到着!

ガスガスの中、蓬ヒュッテを出発した時はどうなることやらと思いましたが、
武能岳山頂では感動的な絶景が待っていました。

この先、茂倉岳まで今日一番の大きな登りが控えています。
絶景を満喫しながら一息入れておきます。
武能岳から茂倉岳へのアップダウンが残る行程で最も大きな登りで標高差350m。
所要時間も2時間10分ほど掛かるので焦らず稜線歩きを楽しみます。

武能岳から標高差100mほどの急坂を下ると、笹平付近の稜線が眼前に回ってきます。
茂倉まで長い道のりですが美しい山岳景観でワクワクしました。
武能岳から茂倉岳へのアップダウンが残る行程で最も大きな登りで標高差350m。
所要時間も2時間10分ほど掛かるので焦らず稜線歩きを楽しみます。

武能岳から標高差100mほどの急坂を下ると、笹平付近の稜線が眼前に回ってきます。
茂倉まで長い道のりですが美しい山岳景観でワクワクしました。
小刻みにアップダウンを繰り返しながら笹平付近の最低コルをいつしか通過。
次第に茂倉、一ノ倉の巨大な山塊が近付いてきます!
茂倉への登り返しが始まる直前で一息入れました。
小刻みにアップダウンを繰り返しながら笹平付近の最低コルをいつしか通過。
次第に茂倉、一ノ倉の巨大な山塊が近付いてきます!
茂倉への登り返しが始まる直前で一息入れました。
いよいよ茂倉へ向けての大きな登り返しが始まりました。
まずは眼前の標高差100m超の急坂から。
脚力を温存するつもりで一歩一歩、歩幅を小さく前へ。
いよいよ茂倉へ向けての大きな登り返しが始まりました。
まずは眼前の標高差100m超の急坂から。
脚力を温存するつもりで一歩一歩、歩幅を小さく前へ。
最初の急坂を終える頃には先ほどまで居た武能岳が貫禄ある姿で見送ってくれました。
武能岳は雰囲気がちょっと塩見岳に似ている気がしました。
昨年は仙丈から塩見へ仙塩尾根を縦走したので、あの時のしんどさに比べればこれくらい!と言い聞かせました。
ちょうど流れていたラジオ体操をBGMに急坂を越えました。
最初の急坂を終える頃には先ほどまで居た武能岳が貫禄ある姿で見送ってくれました。
武能岳は雰囲気がちょっと塩見岳に似ている気がしました。
昨年は仙丈から塩見へ仙塩尾根を縦走したので、あの時のしんどさに比べればこれくらい!と言い聞かせました。
ちょうど流れていたラジオ体操をBGMに急坂を越えました。
茂倉へも数次にわたって目立つ登りがやってきますが、
最も大きなのは最初の登り。
後方に少しだけ残雪があるのは一ノ倉へ続く稜線でしょうか。
茂倉へも数次にわたって目立つ登りがやってきますが、
最も大きなのは最初の登り。
後方に少しだけ残雪があるのは一ノ倉へ続く稜線でしょうか。
茂倉と思われるピークが見えてきました!
長い登り返しですが青空と草原の尾根の光景が眩しくて、
心楽しい時間でした。
茂倉と思われるピークが見えてきました!
長い登り返しですが青空と草原の尾根の光景が眩しくて、
心楽しい時間でした。
茂倉までようやく最後の登りとなりました!
茂倉岳避難小屋の向こうには懐かしい主脈の山々も見え始め、
馬蹄形縦走もいよいよ大詰め感が出てきました。
茂倉までようやく最後の登りとなりました!
茂倉岳避難小屋の向こうには懐かしい主脈の山々も見え始め、
馬蹄形縦走もいよいよ大詰め感が出てきました。
茂倉岳山頂(1,978m)ようやく着きました!

笹平から長い長い登りでした。
茂倉岳山頂は草原に囲まれて開放的な雰囲気で最高でした。
南東近くに一ノ倉岳。
そしてあれだけ遠かった谷川岳も随分大きく見えてきました!
裏側から見ても猫の耳っぽいところに感動しました。
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茂倉岳山頂(1,978m)ようやく着きました!

笹平から長い長い登りでした。
茂倉岳山頂は草原に囲まれて開放的な雰囲気で最高でした。
南東近くに一ノ倉岳。
そしてあれだけ遠かった谷川岳も随分大きく見えてきました!
裏側から見ても猫の耳っぽいところに感動しました。
昨秋縦走した主脈の稜線を振り返る

横から見ても美しい稜線ですが、あまり見えていない
万太郎の向こうのアップダウンがとにかくきつかった…。
昨秋縦走した主脈の稜線を振り返る

横から見ても美しい稜線ですが、あまり見えていない
万太郎の向こうのアップダウンがとにかくきつかった…。
茂倉を出発して一ノ倉へ!
この吊り尾根は馬蹄形縦走の中でも例外的に楽な区間です。
茂倉を出発して一ノ倉へ!
この吊り尾根は馬蹄形縦走の中でも例外的に楽な区間です。
一ノ倉への登り返しは3〜40m弱。
振り返ると茂倉がかっこいいです。
一ノ倉への登り返しは3〜40m弱。
振り返ると茂倉がかっこいいです。
一ノ倉岳付近より、武能岳から歩いてきた稜線を振り返りました。
登り返しはしんどかったけど、本当に美しい稜線です!
一ノ倉岳付近より、武能岳から歩いてきた稜線を振り返りました。
登り返しはしんどかったけど、本当に美しい稜線です!
一ノ倉岳山頂(1,974.1m)

中芝新道が分岐する一ノ倉岳山頂に到着です。
山頂部は平らで広大。展望を得るには歩き回らなくてはいけません。

一ノ倉岳避難小屋も開けてみますが、やはりあっつ!

避難小屋前から少し進むと下り始めたので、三角点を通り過ぎたようだと気づきました。
引き返しつつ見回して探しました。
一ノ倉岳山頂(1,974.1m)

中芝新道が分岐する一ノ倉岳山頂に到着です。
山頂部は平らで広大。展望を得るには歩き回らなくてはいけません。

一ノ倉岳避難小屋も開けてみますが、やはりあっつ!

避難小屋前から少し進むと下り始めたので、三角点を通り過ぎたようだと気づきました。
引き返しつつ見回して探しました。
中芝新道分岐の手前の草原の中に踏み跡を見つけました。
うっかり三角点を見落とすところでした。
中芝新道分岐の手前の草原の中に踏み跡を見つけました。
うっかり三角点を見落とすところでした。
一等三角点「谷川富士」

草原に埋もれるように隠れていた三角点。
谷川富士、といわれれば角度によってはそのような山容だと気付きました。
一等三角点「谷川富士」

草原に埋もれるように隠れていた三角点。
谷川富士、といわれれば角度によってはそのような山容だと気付きました。
長かった馬蹄形縦走もいよいよ残るは谷川岳のみとなりました!

北側から見るのは初めてで、天神尾根から見上げる穏やかな姿とは全く別の山です。

もう大きく見えていますが、標高差100mの激下りと150mの長い登りなので焦らずじっくり行きます。
長かった馬蹄形縦走もいよいよ残るは谷川岳のみとなりました!

北側から見るのは初めてで、天神尾根から見上げる穏やかな姿とは全く別の山です。

もう大きく見えていますが、標高差100mの激下りと150mの長い登りなので焦らずじっくり行きます。
100mの激下りは案外早く終えましたが、合計150mの登り返しがけっこう長く感じそうです。
岩場が多いですが特に難所はありません。
100mの激下りは案外早く終えましたが、合計150mの登り返しがけっこう長く感じそうです。
岩場が多いですが特に難所はありません。
ノゾキ(1,870m)

最低コルというわけではないようですが、山と高原地図にも書かれているスポットです。
初めて着いてみてなるほど…、と思いました。
昨年、主脈縦走前に肩ノ小屋で泊まった時に同宿の方に薦められていました。
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ノゾキ(1,870m)

最低コルというわけではないようですが、山と高原地図にも書かれているスポットです。
初めて着いてみてなるほど…、と思いました。
昨年、主脈縦走前に肩ノ小屋で泊まった時に同宿の方に薦められていました。
ノゾキからの高度感に満ちた谷川岳らしい絶景です!
しかも高度感だけでなく、昨日最初に登った白毛門が正面に見えていることが
馬蹄形縦走ならではの達成感を覚えました。
ノゾキからの高度感に満ちた谷川岳らしい絶景です!
しかも高度感だけでなく、昨日最初に登った白毛門が正面に見えていることが
馬蹄形縦走ならではの達成感を覚えました。
長く感じる登り返しでオキの耳へ次第に近づいていますが、
北側下方から見ると意外にピークの存在が目立たないことに気付きました。
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長く感じる登り返しでオキの耳へ次第に近づいていますが、
北側下方から見ると意外にピークの存在が目立たないことに気付きました。
富士浅間神社・奥の院(1,960m)

遂に来たことのある奥の院まで登り返してきました。
ここまで来るとオキの耳まであと少しです!
富士浅間神社・奥の院(1,960m)

遂に来たことのある奥の院まで登り返してきました。
ここまで来るとオキの耳まであと少しです!
谷川岳山頂・オキの耳(1,977m)

遂に辿り着きました!
白毛門からの長い道のりを経てきた達成感はすごいものがありました。

ヤマノススメ・サードシーズン放映直前に再び思い出の山に立てたことに大満足です。
長丁場を経て辿り着いたオキの耳でしばらく良いひと時を過ごしました。

ここから先は何度となく歩いているところなので、
出来るだけ簡潔にまとめたいと思います。
谷川岳山頂・オキの耳(1,977m)

遂に辿り着きました!
白毛門からの長い道のりを経てきた達成感はすごいものがありました。

ヤマノススメ・サードシーズン放映直前に再び思い出の山に立てたことに大満足です。
長丁場を経て辿り着いたオキの耳でしばらく良いひと時を過ごしました。

ここから先は何度となく歩いているところなので、
出来るだけ簡潔にまとめたいと思います。
谷川岳山頂・トマの耳(1,963m)

えっちらおっちら、なんとかトマの耳まで登り返しました。

先ほどまで居たオキの耳を挟んだ左右にはこれまで歩いてきた山々が一望。
自分にとっても谷川岳ではいろんな思い出ができました。
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谷川岳山頂・トマの耳(1,963m)

えっちらおっちら、なんとかトマの耳まで登り返しました。

先ほどまで居たオキの耳を挟んだ左右にはこれまで歩いてきた山々が一望。
自分にとっても谷川岳ではいろんな思い出ができました。
肩ノ小屋は自分がヤマノススメを知るきっかけになった場所なので外せません。
下山を前に立ち寄っていきます。
肩ノ小屋は自分がヤマノススメを知るきっかけになった場所なので外せません。
下山を前に立ち寄っていきます。
肩ノ小屋前のテラスで懐かしい主脈を眺めながら一息入れました。
自分が主脈を縦走したのは晩秋だったので、緑鮮やかな光景が新鮮でした。

肩ノ小屋で休憩している間に何だか雲行きが怪しくなってきました。
ヤマノススメの場面と同じく雨が降ってきたらいやなので、
ぼちぼち出発することにします。

出発前にしっかりと脚をほぐして、谷川岳からの下山に取り掛かりました。
久しぶりの夏道の天神尾根、平日でも続々と登山者とすれ違いました。
谷川岳はいつでも賑わっています。
肩ノ小屋前のテラスで懐かしい主脈を眺めながら一息入れました。
自分が主脈を縦走したのは晩秋だったので、緑鮮やかな光景が新鮮でした。

肩ノ小屋で休憩している間に何だか雲行きが怪しくなってきました。
ヤマノススメの場面と同じく雨が降ってきたらいやなので、
ぼちぼち出発することにします。

出発前にしっかりと脚をほぐして、谷川岳からの下山に取り掛かりました。
久しぶりの夏道の天神尾根、平日でも続々と登山者とすれ違いました。
谷川岳はいつでも賑わっています。
西黒尾根に比べると格段に安全度は上がると思いますが、
それでも天神尾根が楽というわけでは全くありませんでした。
段差の大きなところも多く、縦走でボロボロの脚には堪える下りでした。
西黒尾根に比べると格段に安全度は上がると思いますが、
それでも天神尾根が楽というわけでは全くありませんでした。
段差の大きなところも多く、縦走でボロボロの脚には堪える下りでした。
天狗の留まり場(1,670m)で一休み。
まだまだ先は長い光景が広がり、ロープウェイに乗れる天神平へ向かうよう誘惑されます。
天狗の留まり場(1,670m)で一休み。
まだまだ先は長い光景が広がり、ロープウェイに乗れる天神平へ向かうよう誘惑されます。
やっと熊穴沢避難小屋(1,470m)…。
一時は雨の心配も感じた天候でしたが、中途半端に日が差すので下るにつれてめちゃくちゃ暑くなってきました。
なんとなく小屋の中で休んでみようかと入ってみたら、空気がムシムシ…。
ヤマノススメの谷川岳登山の場面と違って、実際には夏の好天の日にこの中で休むのは難しいかも。

熊穴沢避難小屋から田尻尾根分岐までの山腹道がまた長いです。
やっと熊穴沢避難小屋(1,470m)…。
一時は雨の心配も感じた天候でしたが、中途半端に日が差すので下るにつれてめちゃくちゃ暑くなってきました。
なんとなく小屋の中で休んでみようかと入ってみたら、空気がムシムシ…。
ヤマノススメの谷川岳登山の場面と違って、実際には夏の好天の日にこの中で休むのは難しいかも。

熊穴沢避難小屋から田尻尾根分岐までの山腹道がまた長いです。
時折小休止を入れながら田尻尾根を下ります。
行く手には縦走で真っ先に登った白毛門が見えてきます!
時折小休止を入れながら田尻尾根を下ります。
行く手には縦走で真っ先に登った白毛門が見えてきます!
やや雲が多いものの谷川岳は隠れることなくずっと見えていました!
3ヶ月前には雪山の谷川岳に感動しましたが、緑の光景もやはり素晴らしいものです。
やや雲が多いものの谷川岳は隠れることなくずっと見えていました!
3ヶ月前には雪山の谷川岳に感動しましたが、緑の光景もやはり素晴らしいものです。
なんとか田尻尾根を下りきりました。
次は地面が硬くて脚に響く林道を降りなければいけません。
3ヶ月前のスキー場の下山コースになっていた光景を思い出し、
スキーで滑り降りればあっという間なのになと。
なんとか田尻尾根を下りきりました。
次は地面が硬くて脚に響く林道を降りなければいけません。
3ヶ月前のスキー場の下山コースになっていた光景を思い出し、
スキーで滑り降りればあっという間なのになと。
なんとか辛い林道歩きが終わりました。
残るは土合橋までの車道歩きのみ。
あと少し、あと少し・・。
なんとか辛い林道歩きが終わりました。
残るは土合橋までの車道歩きのみ。
あと少し、あと少し・・。
土合橋・白毛門登山口の駐車場(680m)

やっと着きました!!
明るい時間帯に初めて見ましたが、けっこう広い駐車場です。

馬蹄形縦走踏破の達成感、そして疲れは相当なものでした!
帰りに水上温泉郷のコンビニに寄って、
コーラとアイスクリームで馬蹄形縦走踏破を祝ったのは言うまでもありません。
土合橋・白毛門登山口の駐車場(680m)

やっと着きました!!
明るい時間帯に初めて見ましたが、けっこう広い駐車場です。

馬蹄形縦走踏破の達成感、そして疲れは相当なものでした!
帰りに水上温泉郷のコンビニに寄って、
コーラとアイスクリームで馬蹄形縦走踏破を祝ったのは言うまでもありません。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 三脚 熊鈴 ラジオ 折畳みイス

感想

主脈縦走を経験してから、いずれは馬蹄形縦走をと機会を伺っていました。
1泊2日で歩く場合は蓬ヒュッテか清水峠で宿泊となりますが、
縦走において使用し得る営業山小屋は実質的に蓬ヒュッテのみ。
どちらかの日に負担が片寄るのも無視できない影響があると思いました。
今回の場合はしんどくても蓬ヒュッテまで頑張って進んでおこうと決めたのが、
色んな意味で功を奏しましたが出来れば事前により綿密に計画を立てておくべきでした。

でもまあまあの好天の下、一度もガスガスにならずに馬蹄形縦走を歩ききることが
出来て大満足でした!
また夏山シーズンを前に、そしてヤマノススメ・サードシーズンに向けて幸先の良い山行となりました。

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コメント

摩耶山さん歩
谷川岳は部厚い山塊なのですね。
もう4度? 通われ、今回は集大成でしょうか。
テント泊で 超ロングコースと見ました。
絶景の連続ですね。どのお写真もいつもながら素敵です。
今日は 授業参観で 一緒に登校です。
また 続きを拝見しますね。
2018/7/20 7:08
摩耶山さん歩
摩耶はあついかと 金剛山へ足を伸ばしました。
寺谷道は小さな沢沿いでとても涼しくてピンポンでした。
宿泊地を頑張って先に延ばされ 結果
翌日には素晴らしい雲海を見ることが出来たり、いいことがありましたね。
何度アップダウンをされたのでしょうね。
よく この距離を歩かれましたね。
すごいですねぇー。
2018/7/21 22:17
Re: 摩耶山さん歩
こんにちは、mayasanpoさん。

この夏は去年とは真逆で本当に暑いですね!!
登山するにはもちろん天候が安定するのは良いことですがちょっと暑過ぎです。
先日の災害をもたらした大雨といい、天候不順なのが普通になってしまってますね。

馬蹄形縦走レポご覧いただき、またコメントを残していただいて、
本当にありがとうございます。

谷川連峰というだけあって、基本的には本格的な縦走で歩く山域ですね。
谷川岳のみであればヤマノススメのようにロープウェイも使ってお手軽に登れますが、
縦走となると本当に楽な行程ではないです。
ただでさえ長距離で時間が掛かるのに撮影はいつもどおりに手を抜かないので、
初日は14時間ほども掛かってしまいました。
今回の経験で宿泊地は蓬ヒュッテが最適かなと思いました。
清水峠からだと2日目がきついです。

馬蹄形はアップダウンが激しいので、本当にきつかったです。
最近忙しさにかまけて筋トレもあまり出来ておらず、鍛え方も足りてないです。

でもアップダウンの数だけ絶景が待っているので、歩き甲斐は申し分ありません。
mayasanpoさんにも楽しんでいただけて、嬉しくてありがたいことです。
2018/7/22 16:25
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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