袈裟丸山(足尾山魂：前袈裟丸山〜後袈裟丸山・・仏の心に癒されて!)

2011年11月28日(月) [日帰り]

• GPS: 09:30
• 距離: 20.4km
• 登り: 1,624m
• 下り: 1,631m

コースタイム

6:30　塔ノ沢登山口
7:20　寝釈迦像、相輪塔
8:35　賽の河原
9:15　小丸山(小袈裟)
10:20　前袈裟丸山
10:50　後袈裟丸山
　　　　　(コーヒータイム)
　　　　　(前袈裟丸山山頂手前の見晴らしで昼食休憩)
12:05　前袈裟丸山
13:00　小丸山(小袈裟)
13:32　賽の河原
　　　　　(ここから弓の手コースへ)
14:10　折場登山口
　　　　　(塔ノ沢登山口へ向けひたすら林道歩き)
16:00　塔ノ沢登山口

天候

曇天　無風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

塔ノ沢登山道入り口には車5〜6台駐車可能。手前にも広場があります。
折場登山口には車10台位駐車可能。

コース状況／危険箇所等

○　林道状況
　　国道122号線から林道西山小中線に入ります。入り口に寝釈迦像の案内板あり。
林道西山小中線から右へ林道塔ノ沢線に入り、塔ノ沢登山口へと向かう。いずれも舗装道路であり、道幅は狭いです。所々に小さな落石もありました。通行注意です。

○　登山ポスト
　　各登山口に設置されていました。

○　トイレ、水場
　　塔ノ沢登山口脇の沢水が利用できました。
　　折場登山口脇には沢水が引かれていました。
　　それぞれの登山口には公衆トイレがありました。どちらも綺麗でした。トイレットペーパーも常備されていました。

○　コース状況
　・塔ノ沢登山口〜賽の河原:渓流沿いをひた登ります。何度も沢を渡ります。時折踏み跡が不明瞭となりますが、登山道脇には小さなケルンやテープが目印になり迷うことはありません。
　・賽の河原〜前袈裟丸山:問題なし。
　・前袈裟丸山〜後袈裟丸山:この間は、「風化が激しく通行禁止」の看板がありました。後袈裟丸山手前のハ反張のコルで、一部崩れ落ちている箇所がありましたが、十分に注意すれば大丈夫です。(でも自信のない方はやめた方がいいかも!)
　・賽の河原〜折場登山口:問題なし。
　・折場登山口〜塔ノ沢登山口:舗装道路で車の通行も無く快適だが、長い道のりとなる。

　　

写真

11/28 6:26

塔ノ沢登山口です。
天候は曇り、午前6時30分、ようやく歩けるようになる。

11/28 6:37

まずは、寝釈迦像に向け、塔ノ沢の渓流沿いを進みます。

11/28 6:54

何度も沢を渡ります。

11/28 7:21

約1時間弱で、寝釈迦像に着きました。
寝釈迦像への分岐です。

11/28 7:23

以前から会いたかった寝釈迦像です!

11/28 7:25

その寝釈迦像に触れさせていただきました。
とても冷たいのに、心癒されました。

11/28 7:26

そんな寝釈迦像の周りには何体もの小仏がいました。

11/28 7:28

寝釈迦像と相輪塔の案内板です。

11/28 7:35

寝釈迦像の近くにそびえ立つ相輪塔です。

11/28 7:39

近づいてみました。
指一本でも触れると崩れ落ちそうな感じでした。
よく見ると、ここにも数体の小仏が!

11/28 7:55

寝釈迦像を後にして、再び渓流沿いを賽の河原に向け歩みます。

11/28 8:01

渓流の小淵でイワナの影を追いました。
イワナは直ぐに岩陰に逃げ込んでいきます!
(真ん中より向かって左下側にイワナがいます。)

11/28 8:17

渓流沿いを歩いて、木の階段が現れると、間もなく賽の河原に着きます。

11/28 8:23

賽の河原手前に立てられた、避難小屋です。新しい小屋と、古い小屋がありました。

11/28 8:27

古い方の避難小屋です。
(ちょっと、ちょっとの小屋でした。)

11/28 8:37

そして、賽の河原に到着です。
左から弓の手コースが合流します。

11/28 8:37

賽の河原の案内板です。

11/28 8:57

賽の河原から袈裟丸山に向け尾根伝いに登ります。

11/28 9:16

小丸山(小袈裟)です。
(ここで小休止!)

11/28 9:17

小丸山から目指す袈裟丸山です。
左から前袈裟丸山、後袈裟丸山、奥袈裟丸山です。(今日は後袈裟丸山まで)

11/28 9:25

袈裟丸山を見ながら小丸山を出発です!

11/28 9:33

ドーム型の黄色い避難小屋のある広場に来ました。

11/28 9:33

そのドーム型の避難小屋です。
中は、油臭がしました。
反対側にトイレがありましたが、鍵がかかっていて使えませんでした。

11/28 9:54

避難小屋から進み、屋根尾根を抜けます。

11/28 9:55

白樺の森が左側に現れました。

11/28 10:06

白樺の森を抜けると前袈裟丸山への最後の急登です!(ちょっと苦しかった。)

11/28 10:13

登りがなだらかになると樹林帯を抜け、間もなく頂上です。

11/28 10:20

前袈裟丸山の山頂です。
樹林に囲まれ展望はありません。

11/28 10:20

前袈裟丸山から後袈裟丸山へ向かうところに、「通行禁止の看板」がありました。

11/28 10:21

後袈裟丸山への登山道です。
シャクナゲが群落を作っていました。

11/28 10:22

前袈裟丸山から後袈裟丸山に向け50m位のところで展望が開けました。
目指す後袈裟丸山方面です。

11/28 10:22

雪をかぶった至仏山や上州武尊山方面です。

11/28 10:23

日光白根山、皇海山、鋸山方面です。

11/28 10:23

日光の男体山、太郎山方面が見えました。

11/28 10:29

日光方面と手前の谷間の風景です!

11/28 10:35

後袈裟丸山手前の八反張のコルです。
手前の岩場が崩れていました。

11/28 10:37

崩れた岩場を過ぎると、もろい足場となります。
でも慎重に渡れば大丈夫です。

11/28 10:48

八反張から笹原の急登を登りきると、後袈裟丸山の山頂に着きます。

11/28 10:49

その山頂です。
ここも展望はありませんでした。

11/28 11:06

今日は一日曇天でした。
でも無風状態!結構汗をかきました。

11/28 11:20

しばしのコーヒータイムを楽しみ、再び前袈裟丸山へ向けて戻りました。

11/28 11:20

前袈裟丸山手前の見晴らしで昼食としました。
ここから、登ってきた賽の河原方面の稜線がよく見えました。

11/28 11:41

自分で作ったお弁当
質素だけど旨かった!

11/28 12:02

辺り一面の斜面には立ち枯れの樹木が目立ちました。

11/28 12:05

そして前袈裟丸山に戻りました。

11/28 12:07

小丸山に向け下りながら見えた南方の山々です。

11/28 12:08

遠くに山並みは幾重にも重なっていました。

11/28 12:59

小丸山(小袈裟)に戻りました。

11/28 13:32

そして、賽の河原に戻りました。
ここから、弓の手コースを歩み下山しました。

11/28 13:41

弓の手コースの樹林帯です。

11/28 13:43

振り返るとそこに袈裟丸山がありました。

11/28 13:44

霞みかかる、赤城山が大きく見えました。

11/28 13:52

どんどん下ると、笹原が谷間に落ち込む登山道に出ました。見晴らしがいいです!

11/28 13:53

そんな谷間の向こうに見えた裸の森です!

11/28 13:56

そして、谷間に滝が見えました。

11/28 14:00

尾根筋の樹林帯を下ります。

11/28 14:12

そして、折場登山口に到着です。

11/28 14:18

折場登山口の広場です。
東屋に公衆トイレ、そして水場もありました。
この水場の水は、先ほどの滝から引いているのかも!

11/28 14:40

折場登山口から塔ノ沢登山口へ向け林道西山小中線をひたすら下ります。(歩行時間約1時間40分)

11/28 15:42

林道西山小中線から、林道塔ノ沢線へ入り、塔ノ沢登山口へ登り返しました。

11/28 15:55

塔ノ沢登山口手前にあった般若の滝です。

11/28 15:59

そして、戻ってきました。塔ノ沢登山口へ!

撮影機器：

EOS 50D CANON

感想

🌸🐛＠sakura64

○　今回のこの袈裟丸山は、十数年前から是非登ってみたいと思っていた山でした。山の本で見た寝釈迦像と春のアカヤシオに興味がそそられていたのです。しかし、足尾方面の山は奥が深くなかなか大変であると聞いていたし、またちょっとイメージ的にもマイナーで今ひとつの感じがあったので、なかなか行けずにいたのです。
○　先日皇海山を目指した山行で、足尾山魂に対するイメージがグッと明るくなり、今回の袈裟丸山への登山を決意したのです。

○　雪が積もる前に登ろうと、天気予報と相談して、今日と決めました。
　　晴れると予想しましたが、曇天の空、でも無風状態で寒さは無く、とても快適な山行となりました。

○　危険箇所!!
　　前袈裟丸山〜後袈裟丸山「風化が激しく危険なので通行禁止」とありましたが、ヤマレコの記録や他のHPでも通過されている方が多数だったので、自分も行けるところまでと思い、挑戦しました。
　　確かに、風化が激しいかも!
　　歩いているそばから、コブシくらいの岩がころころと深い谷間に転げ落ちていくのが数回ありました。でも、それほど危険とは思われず、登山道もしっかり残っていました。
　　その考えが甘いのかもしれませんね!もし遭難したらと思うと、慎重にならざるを得ませんでした。