剱岳〜立山縦走
- GPS
- 47:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,866m
- 下り
- 1,995m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:44
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 7:43
天候 | 3日間快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
タテバイ、ヨコバイよりも前剱前のガレ場の落石が一番ヤバかった。 小石が落ちてくるのは当たり前で、こぶし大の岩がヘルメットをかすめた時にはヒヤリとした。 自分が落とすのも気を遣うので、神経すり減る場所であった。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
いつか登りたいと計画から3年。
黒部アルペンルートの料金が高いので、行くなら連休中快晴が保証されている日程を睨みながらついにチャンスが来ました。
前日の天気予報で実行を決めたので、準備はドタバタ。
家を出発したのが、日付越えてしまったので徹夜でドライブして、扇沢到着。
6:30の始発に合わせて5:00にチケット売り場に並ぶも、乗れたのは7:30の便でした。
さすが海の日連休初日。
ケーブルカー、ロープウェイ乗り継いで室堂着。
すでに沢山の観光客で、ごった返してます。
一の越から雄山神社。
お祓い受けて、地元で義理父のお墓から拾ってきた球石に家族の名前書いて奉納しました。
大汝山から、真砂岳を経由して別山巻いたら、剣沢に向けて一旦下山。
剣沢野営場では、剱岳の間に他のテントが視界に入らないような場所探して設営。
お陰で剱岳を独占して拝める事が出来ました。
花火で言えば、自分ちのベランダから眺めるようなものですね。
暮れ行く剱岳の移り変わりを心行くまで堪能しました。
この日のメニューは手抜きで缶詰中心。
サンマ、イワシのかば焼きと焼き鳥缶でごちゃ混ぜのどんぶり。
日が長いので8時過ぎても空は明るく、夜中の12時に目覚ましセットして星空撮影に臨みます。
この日は月齢もばっちりで絶好の星空観賞日和。
1時間くらい撮影してました。(その割にはへぼい写真ばかり…)
翌朝は4時に剣岳に向けて出発。
剣山荘でご来光見たら、いよいよ本格的な岩稜帯に突入します。
途中、ちょっとやらしい雪渓をトラバースして第2鎖場の手前でトレッキングポールを岩の隙間にデポ。
帰りに寄ったときには別のトレッキングポールに化けていました。
お気に入りのカーボンが安物で重いトレッキングポールに…
盗んだやつ許さん!
もしかしたら、同じ場所にデポして、自分のカーボンだけ持っていかれた可能性もあるので、化けたポールはそのままにしました。
徐々に岩登りは険しくなりますが、危険度が増すたびに逆に楽しくなってきます。
退屈な樹林帯と違って変化があるし、全身を使うので足だけ疲れる急登よりもかえって楽。
でもそこは名だたる剱岳。集中は切れません。
前剱のガレ場では何度もラクでヒヤヒヤしました。
自分の上以上に気を付けたいのが、自分の下。
とにかくラク起こさないように、慎重に慎重にホールド…それでも掴んだ石、踏んだ岩が動いた時には焦ります。
自分のラクで人を巻き込んだら、ずっと後悔するでしょう。それこそ自分が単独で死ぬ以上に…
ガレ場の緊張に比べればタテバイ、ヨコバイの方がかなり楽に感じます。
ホールド(鎖、ボルト)は人口物だし、メンテされているので安心。
頂上は思ったより広く、眺望と好天も相まって長居してしまいました。
剣山荘でビールを買い込んで、テントに戻ったら無事下山の祝杯。(ソロだけど)
本来の予定はテント畳んで雷鳥沢野営場まで引っ越すはずが、そのまま剣沢で連泊に変更。
いつまでも剱岳の余韻に浸っていたい気分。
テント内も暑いけど、日差しが強くて外も暑い。
暑さ対策に残雪で氷嚢作って昼寝。これがチョー気持ち良い。
イイ感じで酔っ払って、そのまま爆睡。気が付いたら、テント全開でシュラフも掛けずに深夜0時まで寝てました。
この夜は雲多めだったので星空は拝めず。
翌朝、持ってきたドローンを飛ばしてテン場の全景撮ろうと思ったら強風。
ホビー機なので風に流されて画像ブレブレ。
風にも強い本格的なドローンは欲しいけど、航空法や山での規制が多いので諦めます。
ダラダラと撤収して剣沢乗越の分岐。
これで剱岳は見納め。
ほんとに良い山でした。
いつか妻と登りたいけど無理だろな〜--;
分岐を下って雷鳥坂。
道の名の通りほんとに雷鳥に遭遇。しかもつがいで中睦まじい。
沢を渡って雷鳥沢ヒュッテで温泉…が、なんと朝10:00まで清掃中。現在8:30!
スタッフさんのお言葉に甘えて清掃中の傍ら、温泉に入らせていただきました。感謝です!
風呂上がりに飲んだ生ビールの味は一生忘れません。まさに至福の一杯でした。
地獄谷を過ぎて観光客が増えると、天空闊歩から一気に現実社会に引き戻されます。
本当に夢のような3日間でした。
追記
夜中に扇沢に着いたので、自分の車の場所をよく覚えておらず、炎天下の中1時間以上車を探しまくって熱中症になりました。--;;;
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