奥大日岳、立山三山縦走
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- GPS
- 10:44
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 3,162m
- 下り
- 1,392m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:44
天候 | 晴後時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
下りは、状況に応じて臨時便(バス・ケーブル)が出るのでありがたい。 称名道路は通過時間に制限あるため注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般コースなので通常は問題なし。大日平までの登りは雨天時など滑りやすいので注意。木道も濡れて凍ると滑りやすい。ロングルートなので水の確保に留意されたい。 大日岳の登山道の沢で必要量を確保しておくとよい。 残雪で頭を冷やして集中力が切れないようにした。 |
その他周辺情報 | サンダーバード(コンビニ)、アルペン村(コンビニ・食事)、吉峰温泉など |
写真
感想
久しぶりにまとまった時間ができたので、ウォーミングアップ、用具チェック、体力作りのため立山へでかけることにした。
当初は周回を考えていたが寝過ごしてしまい、帰途はアルペンルート利用となる。
立山三山、大日連山を巡るコースは反時計回りで行ったことがあるが、時計回りは今回が二回目、ずっと登り基調の時間帯が長いので苦戦が予想されたが体力作りのため出かけることにした。
もしもスタートラインへそのまま戻るコースアレンジメントを想定するならばやはり0時スタート位が理想である。
ポイントは涼しい時間帯になるべく距離と標高を稼ぐことである。
そのためにはナイトハイクも止む無し。
こうした意味で午前3時30分発は最初からハンディであり、この時点で無理はしないトレーニング山行の位置づけとなった。
桂台のいつもの場所に駐車。称名道路のゲート前にすでに一台停めていた。
3:37 こちらは先が長いので、ゆっくりとスタート。称名滝まで自転車利用も考えたが今回は最初から徒歩。駐車場を過ぎ大日岳への登山道へ。
暗い中、坦々と登りをこなす。途中で明るくなってきて称名滝方面が見えだす。
猿ケ馬場はそのまま通過、牛ケ首も写真を撮り先に進む。
本番は大日岳の稜線からと考えると先が長い。
梯子、階段、鎖など現れるが通常であれば問題ない。
ようやく富山平野の展望が開ける。
やがて木道が現れ大日平に入る。
涼しい内に距離を稼ぎたかったので休みは短め。
大日平山荘手前のラムサール条約のベンチで初めて休憩。
ゼリーと水分補給。鍬崎山、薬師岳の展望が良い。
大日平山荘はそのまま通過。すぐにワタスゲの群生が迎えてくれた。
大日岳への登りとなると川底のような道に一変する。
この道が標高2000m位まで続く。
絶えず水の音が聞こえる。
何度も沢を横切るので、ここでペットボトルを満タンにしておいた。
標高2000mを過ぎ、鏡岩を過ぎる頃になると下ってくる登山者とすれ違う。
やがて大日小屋が近づくとトラバース気味となり、小屋が次第に近づく。
コルに乗り上げると剱岳がドーンと眼前に広がるがまだ逆光気味。
大日岳はパスして中大日岳を目指す。
大日小屋を過ぎ、中大日岳、七福園に至る。
誰にも合わず貸し切り状態。雲がなく立山、毛勝三山、薬師岳、弥陀ヶ原など
良く見えた。やがて奥大日岳のコルへ向かうとようやく縦走者とすれ違い。
奥大日岳の登り返しは少々疲れが出る。
8:37 山頂到着。誰もいなかった。
何よりも剱岳を近くに感じることができた。
ここが最初の目的地。あとは状況に応じてショートカットできるので、まずは一安心。
いよいよ太陽が登り日差しとの闘い。室堂乗越まで乾いた長い下りが待ち受ける。
室堂発の登山者ともすれ違う。暑くなりだす。
途中の雪渓で残雪を救い帽子の中にいれて頭を冷やす。
室堂乗越を過ぎると登山道にライチョウが飛び差してきた。進もうとする登山道に向かって逃げるのでどうしようもなかった。暫くして脇の草原に逃げてくれて助かった。
次は別山乗越への登り返し。
上部に別山乗越の剱御前山荘が見え遠く感じるが、体調が良ければ短く感じる。
途中の雪渓で残雪を取り帽子の中に仕舞う。
暑さに耐えてマイペースを維持。剱岳側の谷からの冷たい空気にも助けられた。
今回は乗越まで遠く感じたが予想よりも容易に登ることができた。
10:18 別山乗越でまとまった休憩を取る。
剱御前小屋前の日陰で休憩。ここでGPS時計に充電を行う。
また、パンとローストチキンを食べて腹を満たす。
水はあと500mlある。ここから三山縦走だが我慢大会を覚悟。
少しガスが出てきた。太陽の日差しを遮ってくれるか?
雄山へ向けて再スタート。やはり気温が上がり室堂ゴールと予想。
別山への登り返しは足が重かった。剱岳は雲がかかり始め写真は少な目。
真砂岳から別山に向かう尾根にグループが来るのが見えたので、別山は早めに下る。
下る途中でグループと遭遇。やはりすれ違いで待ちとなる。
別山の鞍部から真砂岳の登り返しは意外にきつかった。体力が出ない。
我慢のひと時。山頂はショートカット。核心部の富士の折立へ進む。
真砂岳からはトレーニングタイムと意識する。
雄山を超えると後は下りのみ。最後の富士の折立に挑む。
水は200mlを切る。若干、ハンガーノック気味だが日差しがガスで遮られた。
疲れがピーク。GPSで標高を確認しながら高度を上げる。
ここで残りの水も飲み干す。富士の折立はガスの中。
やがて大汝山に至る。ここから岩歩きだがほぼ平坦。そのまま雄山に至る。
ただし、ここまでグループ山行と何度もすれ違う。団体行動とのすれ違いは神経を使う。雄山の山頂は人でごった返ていた。
ここでお守りを買い、ビールを一本頼む。目的達成。
子供連れが多く、早めに行動した方がいいと考えて一の越へ向かう。
山頂から子供連れの団体が下山で長蛇の列が出来ている。三の越まで続く。
この時間帯は雄山へ近づくと時間が食われることを痛感した。
一の越から室堂まで軽く走るペースで下りる。
バスターミナルで玉殿の湧き水を思いっきり飲む。
立山そばを食べ、臨時バスで下山。
時間不足と下界の高温を考慮し、アルペンルートを利用する。
お守りを買い、それなりの運動ができ満足の山行だった。
水 1L+α(1.5L)
バーム 1袋
粒パン 2
ゼリー 3
おにぎり 1
カレーパン 1
ローストチキン 1
ビール 1
山菜そば 1
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