【日本百名山 No.9】立山 雷鳥沢テント泊 1日目 奥大日岳ピストン 2日目 雄山→大汝山→真砂岳周回
- GPS
- 11:40
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 1,698m
- 下り
- 1,700m
コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:08
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 6:39
天候 | 1日目晴れ 2日目曇りのち雨及び防風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂でバスを降りると登山相談所あり。計画書出したら天候を読んで的確にアドバイスいただけました。お勧めです。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
飲料
コンパス
ヘッドランプ
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
テント
シュラフ
トレッキングポール
ヘルメット
|
---|
感想
二泊三日で槍ヶ岳に行くつもりで金曜日にユーキュー取ってげひひ,準備してたところに台風ですわ。いろいろチェックしたけど,土曜の後半からは山の中にいると偉いことになりそうなので,泣く泣く一泊二日日程で行けるところを探し,立山に落ちついた次第。もっとも,全然下調べせずに行ったのでかなりちぐはぐな行程になってしまった。
一日目は立山駅に8時前に到着。ケーブルカーとバスを乗り継いで9時過ぎに室堂に上がり,さっさとテン場に向かう。室堂すら初めてという超初心者なので,見事すぎる景観に涎垂らしつつ雷鳥沢へ向かう。この辺は遊歩道が整備されているという知識はあったが,ここまで高低差があるとは思わなかった。晴天の元ハーハー言いながら歩く。
10時30分雷鳥沢着。手続してテント張り,昼食を済ませる。立山登山の第一目標は三山周回なので,今から行ってみようかと管理人のオニーサンに聞いてみたらそりゃ無理だと怒られた。おとなしく一日目は奥大日岳で済ますことにする。
雪渓渡り,橋を渡って稜線を目指す。天気もよくて心地いい。集団で登っている方々も多く,賑やかな雰囲気。稜線に上がって最初に見えるピークが奥大日岳かと思ったら,ニセピークで,その奥が本物だった。それなりにハアハアしながら登頂成功。こじんまりした最高点は天井界的な空気が漂い,いやはや,よかったですよ。天気のいい日は奥大日岳,お勧めです。
雷鳥沢へ引き返す途中,高齢者の集団を抜いたのだが,室堂乗越で休憩中に耳に挟んだところ,9時間歩き詰め,しかもこの後も2時間歩いて小屋まで行くとか言ってて,なんかとんでもない行程をされてるようだったが,大丈夫だったんだろうか。
16時前,テン場に戻り,雷鳥沢ヒュッテで入浴。風呂はあるわ,ケータイもピンピン三本アンテナ建ってるわ,なんかこのテン場,凄すぎ。
20時頃就寝し翌朝3時30分起床。4時30分カウンタークロックワイズで周回コースに出発。当初は雄山行く前に足慣らしに室堂山にも寄るかとか思ってたが,みくりが池目指して登るだけでハアハアになり,あえなく断念。
天候は曇り,風強し。一の越の小屋でアンパン購入し,雄山を目指す。上がるにつれて風は強まり,ガスも上がってきて蜘蛛巣城みたいな雰囲気になってきたところで,突然和太鼓の音が聞こえ,ぎょっとしたら社務所がすぐそこにあった。普段は山頂でやってるお祓いを,悪天候のため社務所内でやってるとのこと。ツアー客の皆さんが一度にお祓いを受けられたらしい。500円を支払い私もお願いしてみたところ,今度は私一人だけとのことで,信仰心の薄いオッサン一人かしこまってお祓いをしていただく。申し訳ないなあ。少量のお神酒をいただき,一瞬身体が温まる。
風がかなりきつくなり,神主さんもそのまま降りることを進めて下さったが,とりあえずすぐそこの大汝山まで行ってみることにした。山頂手前でちょっと迷ったが無事ピークハントし,うすぼんやりガスの中に浮かんだ小屋に入ってみる。先客3名がいらっしゃって,私もぜんざいをいただく。店主さんと今後について話していて,テン泊してるなら真砂岳から雷鳥沢に降りればいいじゃん,と勧められ,そうすることにする。時として身体を持っていかれそうな突風の中霧雨も振り出していろいろ大変な中,どうにか真砂岳から大走りコースに入り,無事雷鳥沢まで下りることができた。あ,雷鳥親子に遭遇したのは賽の河原の手前,雪渓のすぐ上のところでした。
雷鳥沢に戻ってみると雨は小ぶりだが突風が吹き荒れている。テントが一つひっくり返っていた。私のテントも,突風でポールが折れそうにしなっている。悪戦苦闘して無理やり畳んでザックに突っ込み,そのまま逃げるように室堂を目指す。テント装備を背負って延々続く階段を歩くのは,地獄の苦しみであったなあ。上がり切れなかった登山者が血の池地獄にはまるのであろうか。
というわけで,まあ,最低限の「立山登山」はできたのかな,とは思う。でもやはり別山を残したのは悔しいし,きちんと回収したい。まあ,アソコは某殿堂を目指すときには通るんだから,その時でいいか。いつ行けるのか知らないけど。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する