早戸大滝から蛭ヶ岳へ(大滝新道・市原新道)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,378m
- 下り
- 1,365m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●魚止橋〜伝道 林道ですが、崩落のため車では入れません。 ●伝道〜雷平 沢を2、3回渡渉します。去年訪れたときは3箇所とも丸太橋が架けられていましたが、今回は2つ目の丸太橋が流されていて、靴を脱いで渡渉することとなりました。ルートも去年訪れたときとは若干変わっていました。 ●雷平〜早戸大滝 数度渡渉しますが丸太橋はなし。濡れることはないと思います。 ●大滝新道(早戸大滝〜不動ノ峰手前) 早戸大滝を登山道に沿って左から巻いた後、落口で左岸に渡ると、登山道とは言えないほどの長い急斜面にロープだけがかけられています。ここを登ると道は比較的緩やかになり、登山道らしくなってきます。目印は多数あるので迷うことはないでしょう。早戸大滝の落口で右岸からも登山道が延びていますが、これは大滝旧道です。 ●市原新道(蛭ヶ岳〜雷滝〜雷平) 雷滝直下の左から登山道が延びていて、多くの目印に沿って登って行くと植林地の右端の柵に出ます。ここから市原新道の標識の皿が出てくるまでは目印が少ないですが、柵沿いに登っていけば大丈夫です。柵が途切れてから標識までは倒木多数で目印が殆どありませんが、せいぜい100m程度尾根を登っていけばよいです。標識から先は踏跡明瞭で、目印多数あり。 蛭ヶ岳からの下山時は最初は踏跡不明瞭ですが、蛭ヶ岳山荘裏から出ている踏跡らしきものを辿って行き、御成マットクラブの黄札が現れればOKです。5-10分程度で現れなければ引き返しましょう。 |
写真
感想
昨年11月に訪れて感動した早戸大滝にはもう一度訪れたいと思っていました。また丹沢最高峰の蛭ヶ岳に登りたいとも思っていました。
それでその2つが同時に可能な伝道からの大滝新道・市原新道で蛭ヶ岳へ登ることとしました。初めは早戸大滝からは早戸川遡行をして早戸川乗越まで到達する予定だったのですが、ネットで色々と調べてみると、早戸大滝から大滝新道・大滝旧道というのが延びているらしく、これを利用することとしました。
伝道から早戸大滝までの道は昨年とはところどころで変わっていました。結局この間がこのコースでの一番の難所だと思いました。まぁしかしかなり整備されているので、それほど危険はないと思います。渡渉地点には丸太橋が架けられているはずですが、流されていることも多いので、濡れてもいい靴は持ってきた方がよいでしょう。沢靴は流石にいらないと思います。ただし、この季節の渡渉は非常に冷たくて凍えるので、人によっては長靴があった方がいいかもしれません。
早戸大滝はやはり素晴らしい。40m程度の滝だと何か特徴がないと好きにはなれませんが、この滝は滝前にある岩がかなりいい味を出していると思います。
さてここから大滝新道。聞いていた早戸大滝落口からの急登は凄まじいものがありました。40度くらいはあったんじゃないでしょうか?取り敢えず道ではないと思いますw
しかしここを越えると、もう後は普通の登山道で、踏跡は不明瞭ですが歩きやすく、目印も多くあり、迷うことはないと思います。
稜線に出てすぐに感動。先週同様何処までも澄み渡っていました。
稜線上を蛭ヶ岳方面に進んでいくと、程なくして富士山が姿を現しました。もうすっかり雪化粧していて感激しました。南アルプスも先週に引き続いて全体がはっきりと見えて感動。
蛭ヶ岳からは360度の大展望で、筑波山、宮ヶ瀬湖、東京スカイツリー、大島、真鶴岬、富士山、南アルプス、八ヶ岳、大菩薩嶺、雲取山などがよく見えました。
市原新道は蛭ヶ岳山荘の主人によく道を聞いてから出発しました。話によると、「歩き始めて5分ほどで道標が現れなかったら引き返してください。遭難碑が現れたら取り敢えずは一安心。」とのことでした。
道標というのは御成マットの黄札のことだと思います。遭難碑も現れたので、これが市原新道だなと確信できました。主人には非常に感謝しました。
遭難碑までの道中では、登ってきた15名ほどの50-60代程度のパーティーとすれ違いました。ここをそんな大所帯で登ってこられる方々がいるとは思ってもみなかったので、非常に驚きました。しかし実際には僕らよりあちらの方が驚かれていたみたいですが。
市原新道の標識まではサクサクと下っていけましたが、ここから先で突然踏跡、目印ともに消えたので困りました。更に標識に書いてあった矢印に惑わされて40分ほど道を探すこととなりました。
結局はそのまま真っ直ぐ尾根を下っていけばよく、100mほどで再び目印が現れました。ただし、この先目印が少ないことに変わりはありません。ここからは植林地の柵沿いに下っていけばよいです。
再び市原新道の標識が現れれば、そこからは目印も多く踏跡も明瞭で、雷滝までサクサクと下っていくことができました。雷滝からは行きとほぼ同じ道で楽勝!
伝道からの大滝新道・市原新道での蛭ヶ岳は、山、滝、沢ともに満喫できて、非常に大満足な一日となりました。
コメント
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Evergreenさん、majinakaさん、今晩は。
大滝新道〜蛭ヶ岳〜市原新道の周回、やりましたね。おめでとうございます。やっぱりこのルート、面白そうですね。怪我が回復したら歩いてみたいです。蛭ヶ岳、晴れると展望が良いので、こんなアドバンスコースから登ると、着いた時の感激が大きいですよね。そういった意味では、逆周りの方がいきなり蛭ヶ岳に着けるから良いのでしょうか?
ただその場合、大滝新道への下り道の最初が判らないんですよね。歩いてみてどうですか?
ところで二人は車なのですか?それともバス?
昔のkoshibaさん、karamomoさんのコンビの様になって、二人で色々なアドバンスルートを歩いて面白いレコを書いてくれるのを期待しています
Futaroさん、こんばんは。
そうですね。このルートは最近では多くの人に歩かれるようになってきてはいますが、それでも面白いルートではあると思います。
逆回りだと急に富士山が姿を現すので確かに感動的かもしれません。ただし仰る通り大滝新道への下り口が分かりにくいかと思います。実際今回こっち回りにしたのもそれが理由でした。下り口は不動ノ峰から早戸川乗越方面に少し下ったところにある柵辺りなのですが、その後しばらくは踏跡・目印ともに広い範囲につけられていて分かりにくいと思います。ただ下り口が分かれば、そこから道がはっきりするまでは恐らく勘で分かるような気もしましたが。
車ですね。車じゃなかったら毎度こんな自由な行動はしてられませんね。
そうですね。majinakaが経験不足だったので、2人での登山に上級者向けのコースはあまり含めていませんでしたが、これからは徐々に取り入れて行きたいとは思っております。
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