手が届きそうな富士に会えました塩見岳(鳥倉から往復)
- GPS
- 10:53
- 距離
- 27.8km
- 登り
- 2,802m
- 下り
- 2,820m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:53
天候 | 早朝は快晴。10時頃よりガスにて、眺望悪化。お昼には山頂も隠れる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●コンビニは、松川インターから伊那大島駅間に1店。松川インターから大鹿村方向に向かっている場合は、S字カーブの途中の右側に有ります。 他には、東浦の交差点付近に1店。 ●松川町から大鹿村まではダムの右岸を進みますが、カーブが多く、夜は暗く、昼はダンプが引っ切り無しに通っています。 ●鳥倉林道は、第1駐車場まで舗装されています。部分的には狭いですが快適に走る事が出来ました。林道前半は分かりづらい分岐が三箇所あったと記憶しています。 また、台風の後でしたので落下した枝が道路上にたくさん有りました。バスも問題無く運行されていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●全般 台風後にもかかわらず、大変管理が行き届き素晴らしいと感じました。山小屋の方々の御努力の賜物だと思います。また、トイレも駐車場と登山口に和式が有りますが、ペーパーも有りますし、掃除もきちんとされています。帰りには、おそらく役場の職員の方だと思いますが、トイレの清掃を行っていました。頭が下がります。 ●鳥倉林道部分 日中は炎天下となります。駐車場は、夜の20時の気温で22度有りました。 登山口手前200メートル程が舗装されていません。 私は、20インチの折り畳み自転車を使いました。コース全体はそれ程足の筋肉を酷使しません。しかし自転車漕ぎはかなり辛かったです。途中二箇所で自転車を押しました。 ここでの消耗は、最初の急登に響きます。 帰りはもちろん楽でしたが。 ●登山口から三伏峠 尾根を越えるまでの前半は、まあまあの急登。台風の影響で落ちた枝が多く、夜間はルートに苦労しました。 尾根越えから峠まではトラバースの登り、台風の影響は一箇所を除き修復されています。 この区間は、全て林間です。直射日光から逃れられます。 ●三伏峠から塩見小屋 穏やかな三伏山と本谷山を越え、その後はしばらくトラバース、その後「小屋まで40分」から急登。三伏山と本谷山の山頂部分のみは、眺望が有りますが、暑いです。 ●塩見小屋から山頂 ハイマツ帯を抜けると急登。中盤、終盤は三点支持を駆使し、急峻な岩稜帯のよじ登り。補助は一切ありません。岩以外の場所はザレていますので、落石要注意です。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ヘッドキャップ
アームカバー
折り畳み自転車
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感想
深田久弥さんが、富士山を美しく眺めるなら塩見岳と仰せです。是非その富士山が見たいと塩見岳に臨みました。また以前より塩見岳には日帰りで登りたいとも思っていました。
天候は台風が去ったものの、東南から湿気の多い風が流れ込み、ガスが心配されました。ヤマテンの天気予報でも早朝のみ晴れで、その後ガスとの予報です。それなら出来るだけ早朝に近い時間に山頂に立とうと登山口からの登山開始を4時に決め、駐車場に前泊しました。2時過ぎに目が覚め、自転車の準備等を行い、余裕を持って3時に駐車場を出発しました。
慣れない夜間の山登り、初体験です。台風の影響で山道には落下した枝葉が多く、最初の急登部分で何度もコースを見失いました。何とか尾根まで辿り着くとそこから先はトラバース道となり、さらに夜明けの光も差し込み始め、安堵しながら登りました。ほとけの清水では行き帰り喉を潤しました。
三伏峠手前から塩見岳が見えます。遠いという感想が多いのですが、私にはそれ程遠くには見えませんでした。三伏山、本谷山となだらかな山を越え、涼しい林間コースを歩き、「あと40分」の標識から塩見小屋までが急登となります。小屋にザックとストックをデポ(200円)し、身軽な状態で山頂にアタックしました。なかなかスリリングな岩場は逆に疲れを忘れさせてくれます。
そんなこんなで9時に山頂到着、無事絶景の富士山を見る事が叶いました。
塩見岳からは360度の素晴らしい眺望です。雲海こそ有りましたが、北アルプス、中央アルプス、南アルプス北部、荒川三山、美しく雄大な塩見岳から四方八方につながる尾根。見応えあります。東峰では静岡からいらっしゃった方に写真を撮って頂きました。思い出に残る画像、ありがとう御座いました。
山頂を後にすると直ぐに富士は隠れてしまいました。その後予報通り急速にガスが出て、周りの眺望も塩見岳も見えなくなりました。よいタイミングで山頂に立てラッキーでした。帰りは、ゆっくり花を楽しみ、のんびり下山しました。花の種類も多く、特に塩見岳の岩稜帯の花畑は素晴らしかったです。
今まで登った100名山の中でも印象深い山となりました。
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