37年前に歩いた針ノ木岳周回ルート 裏剱の眺望に歓喜する


- GPS
- 30:14
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,932m
- 下り
- 2,944m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 11:05
天候 | 8月4日:終日快晴 8月5日:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
上部の有料駐車場は十分な空きあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<針ノ木雪渓> 未明の雪渓は固く締まっている。要アイゼン。 融雪が早く、雪渓中央部で2か所ほど割れており、 夏道へとルートが付けられていた。 <針ノ木峠〜蓮華岳> 全般に歩きやすいルート <針ノ木峠〜新越山荘> 針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳ともにピークの前後は ガレていたり、岩肌が露出していたりと注意が必要。 また、稜線東側は大きく切れ込んでいる箇所が多く、滑落に注意。 <新越山荘〜種池山荘> 一部樹林帯に入る箇所もあるが、全般に歩きやすい。 <種池山荘〜爺ヶ岳> 広い尾根の歩きやすいルート <柏原新道> 全般には歩きやすい。2か所ほど沢を越える箇所は滑落注意。 |
その他周辺情報 | 大町温泉郷「薬師の湯」 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
37年前の高校山岳部の初の夏合宿で歩いたこのルートは
色んな意味で思い出深いものであった。
30kg近いキスリングを背負い、雪渓を喘ぎながら登ったり、
針ノ木岳からの稜線からは立山〜剱岳の素晴らしい眺望に感動した。
反面、赤沢岳辺りの痩せ尾根で私の目の前を歩いていた先輩が
東側斜面に滑落し、大怪我には至らなかったものの、
その時の事故映像が今でも脳裡に鮮明に記憶している、
そんな合宿山行を思い出しながらこの二日間歩いたのであった。
37年ぶりの針ノ木雪渓はなんだかかなり雪が少なく思えた。
このところの暖冬傾向と、今年の融雪の早さの影響だろうか、
記憶にある長大な雪渓のイメージとはだいぶ違っていたが、
やはり真夏の早朝に歩く雪渓はやはり気持ちがいいもんだ。
蓮華岳、たおやかな稜線に咲くコマクサはあの頃と変わらぬ姿を
みせてくれた。コマクサ越しに見る剱立山連峰が堪らなく美しい。
針ノ木岳を越え、スバリ岳から鳴沢岳の稜線は、
まさしく「裏剱の大眺望」だ。
後立山連峰にはもう残雪も少ないのに、
立山連峰はまだまだ斜面の白さが勝っており、
白い幾筋もの雪渓が私を誘う。
そう、先週の台風12号がやってこなかったら
その雪渓のひとつである「長次郎谷」を登っていたのであった。
しかし、対岸から見る今年の長次郎谷は左俣上部・コルの直下に
幾つもの雪渓の断裂がはっきりと見て取れたのであった。
さらには三ノ窓雪渓、小窓雪渓が次第に見えてきて、
いつかはあの雪渓を登ってみたいと思わせる、
そんな魅力と羨望に溢れる美しい裏剱の姿であった。
夏山縦走では今回初めての小屋泊でもあった。
いつもなら間違いなくテント泊なのだが、
意外とこの稜線は登山者が少なく、
新越山荘定員70%くらいだったろうか、
混雑もなく、快適な山小屋泊まりだった。
稜線のアップダウンには少し閉口したが、
黒部を渡ってきた涼風に何度も助けられ、
裏剱の絶景に何度も足を止めさせられ、
そして小屋で飲むビールで今日一日の祝杯を楽しむ。
たまにはこんな山行もいいだろう。
ワンディでガツガツと歩くばかりでは
その山の魅力も半減だというものだ。
これからはそんな小屋泊も楽しんでいきたいもんだ。
テカポさん、こんばんは〜
週末、行かれたのですね!
しかもメッチャいい天気で最高の稜線歩きではないですか
今回もやはり暑かったですか?
けど日帰りでなくて余裕を持った山行のようで何とも優雅〜な感じですね
剱の長次郎谷の上部はやはり断裂が目に見えて進んでいたようですね。。
来年こそはぜひ実現に向けて!
お疲れ様でした。
この日も非常に天気よく、その分やっぱり暑かったです。
でも時折吹く黒部を渡る風が気持ち良かったですよ。
このコースは日帰りでも可能ですが、
やっぱり時間を気にすることなくゆっくりと歩けるのが
本当の山を楽しむってことだと感じます。
長次郎谷 見事に断裂してました
5〜6か所は切れていたんじゃないかな。
てかぽさん、こんにちは。
1週ずらしていかれてたのですね!!
私はこの度は周回ではなく針ノ木雪渓からのピストンでしたが、蓮華と針ノ木岳へ。
駐車場到着は同じ頃だったようですね。
仮眠してからのスタートだったので会えなかったですが残念。
ご来光が綺麗ですね☆
またまた針ノ木へいかれましたか
私が蓮華岳ピストンして戻ってきた時点で1時間ほどのニアミスでしたね。
稜線からの37年ぶりの裏剱 いや〜やっぱり最高でした。
あの距離で裏剱が見れる最高の稜線ですもんね。
皆さん、山頂ではたっぷり時間をかけて眺めておられましたよ。
はい、またまた(笑)
でも、メンバーやルートが違えば、また違う楽しみがありました♪
次回は針ノ木〜船窪の稜線を狙ってます!!
針ノ木周辺の稜線からの眺望が絶景過ぎて、すっかり虜になりました。
私達も1時間近く景色を眺めたり写真を撮ったりしていたら雷鳥の親子にまで会えて、本当に超満喫できました☆
蓮華岳から南の蓮華の大下り、一気に500m下ってましたね。
山頂から見ていても「えぇ〜!」って感じでしたが
その分、歩く人も少なくじっくりと楽しめることでしょう!
針ノ木周辺の稜線、また季節を変えて歩いてきたいもんですね。
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