【北岳バットレス第4尾根主稜】(山岳会山行)
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- GPS
- 24:20
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 2,629m
- 下り
- 2,606m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 6:46
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 5:28
- 合計
- 16:37
- 山行
- 2:01
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:17
天候 | 8/11 晴れ → 曇り/雨 8/12 晴れ → ガスガス時々雨 8/13 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/docs/mycar_bus_taxi_tozan.html ・芦安〜広河原の区間は乗合タクシーを利用しました(9人乗り:大人1100円+100円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・登山計画書は広河原山荘で提出。 (平成29年10月に「山梨県登山の安全の確保に関する条例」が制定・公布されました。) http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/tozan_jourei.html ・トイレ、水場、山小屋の情報はどこからでも入手できると思うのでここでは割愛させてもらいます。 ・今回のパーティー編成:‖ Iくん、Aさん 隊 ヤマパン、Sくん、ponpokotaroさん B Tさん、mk510さん ぢ torrentさん、marimituさん ・今回のルート:C沢D沢中間尾根→下部岩壁→第5尾根支稜→Dガリー→横断バンド→Cガリー→ヒドンスラブ→第4尾根主稜→北岳 ・‖發話羆稜ノーマルルート継続登攀も視野に入れ先行したが、第4尾根主稜終了点で30分検討した結果、今回中央稜ノーマルルートは断念した。 (下部岩壁04:25スタート、第4尾根主稜終了点09:00到着) ・B發鉢ぢ發浪C妊丱鵐鼻Cガリー〜ヒドンスラブを登ってくるルートを通らず横断バンドから第4尾根主稜取付の下部2〜3ピッチを登ってきた。 ・隊は第4尾根主稜取付でB發鉢ぢ發後ろを付いて来てなかったので待機、皆が無事に来たのを確認してから先行パーティー(待機中に2パーティーに抜かれる・・)が登るのを待って取付到着から2時間40分後にスタート。 第4尾根主稜終了点でB發鉢ぢ發登ってくるのを1時間20分待ち皆で山頂へ。 ・ロープは第5尾根支稜〜第4尾根主稜終了点まで使用。 ・クライミングシューズは下部岩壁取付〜第4尾根主稜終了点まで使用。 (ヤマパンは第4尾根主稜取付までアプローチシューズで登る。) ★ルート状況(ルートグレードは参考にしたトポ図からで、あとはヤマパンの個人的な感想です。) ◆一般登山道〜下部岩壁取付(C沢D沢中間尾根→Dガリー大滝下) ・二俣から大樺沢左俣の一般登山道を登っていくと北岳側に順に大樺沢右俣(二股のところすぐにある沢)、ヒドンガリー、B沢(バットレス沢)、C沢、D沢とあります。4つの沢で唯一水流があるのはC沢だけです。(降雨後は不明ですが・・・)C沢とD沢の中間にある尾根の明瞭な踏み跡を登ると下部岩壁取付に着きます。 ・初見で暗いときに取付く場合は迷いやすいので、余裕があれば前日に偵察して下見しておくといいと思います。 ◆下部岩壁(第5尾根支稜→Dガリー) ・Dガリー大滝下からバンドをフリーで左上、尾根の左に回り込むと第5尾根支稜取付のテラス。取付〜第5尾根支稜終了点まで50m1ピッチで登りましたが、途中のハイマツ等でピッチも切れます。 ・Dガリーはザイルを束ねコンテで登りました。 ◆横断バンド ・横断バンド開始地点には支点があり、ロープを出して横断。50mロープいっぱいのところ(ピラミッドフェースへのバンドの下のところ)に支点がありますが、ちょうどその付近は足元は酷くザレていて落石を起こしやすいので特に注意が必要です。(ロープを引きずったら落石を起こす可能性あるので注意です。) ・ブッシュ帯に入ったところでロープ束ねコンテでCガリーへ。 ◆Cガリー ・ザレているので落石に注意しながら左の岩壁沿いにコンテで登る。 ・登っていくと左上に赤ペンキで『4』と書かれた岩が見えまるのでそこへ向かって上がるとヒドンスラブが現れます。 ◆ヒドンスラブ ・ヒドンスラブの出だしは滑りやすいが、その後は特に問題なく登れる。 1ピッチ登ってハイマツで支点を取り終了、その後はロープを束ねコンテで第4尾根主稜取付へ。 ◆第4尾根主稜(3級、+) ・雨で岩が濡れていたが傾斜は寝てるし細かいスタンスが拾えるので何とか登れる。ただ、スメアを効かしての登るところは流石に滑って登れないのでそこはA0で突破した。 ・Sくんが犬離團奪舛鬟蝓璽匹靴燭い噺世辰燭里如△修隆望通りに登った。 久しぶりのクライミングのponpokotaroさんには全てフォローで登ってもらった。 1P クラック〜スラブ(40m、+)(Sくんリード) ・前回登った時には無かった残置ハーケンが出だしクラック下の右にあり安心感があった。クラックにフットジャム・・・マエストロミッドは足が痛くなかった♫ ・1P目終了点から少し上でピッチを切ったかも・・・(2P目が短かったから。。) 2P 階段状の岩場(40m、供法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻 ・特に問題なく登れました。 3P 緩傾斜のクラック(40m、掘法淵筌泪僖鵐蝓璽鼻 ・特に問題なく登れました。 4P フェース〜リッジ(30m、掘法Sくんリード) ・特に問題なく登れました。 5P 三角形の垂壁〜リッジ(30m、+)(Sくんリード) ・雨で濡れた出だしの三角形の垂壁、スメアを効かせようと頑張ってはみましたが滑りました→A0で突破。 マッチ箱上からマッチ箱コルへの20ⅿの懸垂下降 ・リッジ奥の支点から50mロープ1本で懸垂下降しました。 6P 右のコーナー〜カンテ上のクラック(30m、検法Sくんリード) ・特に問題なく登れました。 ・先行パーティーがいたので、6P本来の終了点より大分手前でピッチを切った。 7P カンテ(30m、+)(ヤマパンリード) ・1箇所だけスメアが効かずいやらしかった(A0で突破)が、他は特に問題なく登れました。 ・前回登った時には7P終了点には残置ハーケンが1つしかありませんでしたが、今回登ったらハーケンが1つ付け足され残置されてました。 8P 枯れ木テラスから城塞ハング基部へトラバース(ヤマパンリード) ・特に問題なくトラバースできました。 9P ハングしたチムニー(40m、+)(Sくんリード) ・滑ると怖いです。 ・ホールドを探しながら登ってみましたが、足元が滑るので腕だよりのクライミングになり腕が疲れてきたので遊んでないでA0で登りました。。 ◆終了点〜山頂 ・終了点の少し上でロープを片付けクライミングシューズからアプローチシューズに履き替える。 ・岩場を上がると上に向かって左上へ続く踏み跡があり辿っていくと一般登山道に合流、そこから少し歩いて山頂に到着。 |
その他周辺情報 | 【岩園館】大人:1,000円 http://www.iwazonokan.com/ 【ぼんち食堂】 https://tabelog.com/yamanashi/A1901/A190101/19000147/ |
写真
第4尾根主稜取付の下部は卦蕕覆里覇颪靴はないですが2〜3ピッチをロープ出して登るので時間がかかるかなー。。。(y
前に担いでみたら、動けなかった(笑)(y
周りはお花畑の様にたくさんのお花が咲いてましたが見ている余裕はありませんでした(ここに来て高度障害で息苦しく一歩一歩が出にくくなりました(>_<))(ma
せっかくのお花畑♫
楽しまないと。。(笑)(Y
ご飯は2合はあると思われる量の上に大きなチキンカツが乗っている‼
ヤマパンはあと2〜3口で完食と言うところで断念してました(ma
一口食べて『美味しい♫』の一言にtorrentさんから『5分後には無口になりますよ。』って(笑)
その後、帰りの運転を考えずに頑張って食べてたけどtorrentさんの『帰りの運転きついなー』の一言で我に返り、残り少しのところでギブアップ・・・(y
装備
個人装備 |
ダブルロープ(50m)×1
アルパイン用クイックドロー×4
クイックドロー×2
登攀用具1式
テント泊装備1式
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---|---|
共同装備 |
4〜5用テント×2
|
感想
今年の山岳会お盆山行は参加人数・力量・日程を考えて南アルプスの北岳バットレスに行くことにしました。
天気予報が微妙でしたが尾根歩きだし何とかなるかなー。。。と、休みが3日しかない私の都合で強行しました!!
天気予報に反してなんとか晴れないかなー?
Climbing‼
ヾ響
・アタック日、夜空には星が見え、ご来光も拝めるほどの天気だったのに気が付けばガスガスの真っ白け・・・(-_-)
その後も時折のにわか雨でテンションはだだ落ちでした。
・岩はにわか雨で濡れてしまい快適なクライミングとはいきませんでした。。
・自分が登ることには何の緊張感もありませんでしたが、メンバー全員が無事に登れるかどうか心配しながら登山でした。
CL、疲れます。。
反省
・私のいる隊とB皚ぢ發箸横断バンドで離れてしまったことがタイムロスに繋がりました。
B發付いてくるまでしっかり待ってから先に進むべきだったと思います。
また、登る前にルート確認を徹底しておくべきでした。
お盆山行は北岳バットレス✨何て素敵な響き〜❤
でも3000m越えの山行、しかもアルパイン(>_<)
しかもしかも2泊3日のテン泊(-.-)
いろいろと初めて尽くしで…あぁ〜そうだった‼私2500mを越えると高度障害の症状が出るんだけど〰大丈夫かな(ToT)
もう考え始めると不安だらけでしたが大勢(9人)でワイワイ楽しく2泊3日をあっという間に過ごしていました♪
核心の2日は出発する時の星空や朝陽が綺麗に見えるほど良い天気だったのに…段々とガスッて来て雨まで降ってきて(ToT)
本当に濡れた岩の滑ること(>_<)
良い経験となりました‼
クライミングを終え、それまで心配していた高度障害の症状が出なかったのでもう大丈夫だろうと安心していたら山頂までの登り15分が呼吸するのが半端なく辛く私にとってその15分がこの登ってきたルートでの核心だったように思いました(笑)
9人という大所帯をまとめ楽しく怪我もなく無事に下山できた事はCLであるヤマパンの力量と思います‼本当にお疲れさまでした(^o^)
そしてご一緒した7名の皆さまも本当にお疲れさまでした‼ありがとうございました〜🎵
また次回もヨロシクお願いします〜\(^o^)/
(今度行く時は普通の量で美味しいところを事前に探しときますね(^-^)v)
Tさんがバットレスいくゆうてたんで一人かと思ったら、皆さんでいったんですね🎵おもっしぇそげて羨ましい‼️
ninesさんは北鎌行かねかったんですかー?
こっちは生憎の天気でしたが『バットレス第4尾根は尾根だから雨でも大丈夫!』と皆を鼓舞して登りましたよー(笑)
ninesさん、こんばんは〜♪
大勢で行く山行は雨でもとっても楽しかったですよ♪
Tさんにはいつも最後尾を守ってもらってます‼ありがたいです❤
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