今年も涙雨!? 槍へと続く百高山ハントも終盤リタイア


- GPS
- 68:20
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 2,870m
- 下り
- 2,861m
コースタイム
- 山行
- 2:33
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:33
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 11:42
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 7:45
- 山行
- 3:02
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 3:05
天候 | 14日 雨 15日 午前中晴れ 午後雨 16日 1日中雨と風 17日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●小梨平〜横尾 雨が降っていたので所々に大きな水たまりが出来てました。 ●横尾〜大天荘 前日の雨の影響は無し。横尾からの登り、稜線から常念までのアップダウンが体力的にハードなところです。常念岳はガレ場が多く斜面も急。常念小屋から大天荘間は横通岳への登りと東天井の登りが勾配ありますが常念に比べれば緩いです。他も特に厳しいところはありません。 ●大天荘〜水俣乗越 大天荘から大天井ヒュッテ間は当日雨も降っていたので木のハシゴが滑りやすく感じました。あと浮石に注意したいところです。大天井ヒュッテからヒュッテ西岳まではトラバース道や稜線歩きが続きますが難しいところはありません。 ヒュッテ西岳から水俣乗越は急な下り、浮石、落石、ハシゴの通過に注意。 ●水俣乗越〜横尾 乗越から大曲まで九十九折れの急坂が続き、途中渡渉があります。大曲から先、雨の影響で水溜りや登山道が濁流になってました。またババ平と槍沢ヒュッテの間の沢が増水しており通常の渡渉ポイントが渡れず上流側へ少し迂回しました。 |
その他周辺情報 | アルプス街道平湯で入浴(¥600) 13時過ぎの入浴で男性客5〜6人程で空いてました |
写真
前日に好日山荘に買い物に行ったときに衝動買いしてしまった飯盒を早速使う。ご飯が美味しい!これはヒットでした。
あとは温めるだけのハンバーグと春雨乾燥アミエビ錦糸卵を使ったサラダで明日に備えます
感想
今年も年に一度のお盆連泊WEEKがやってきたということで、今回は百高山取ることを主とした常念から槍の稜線上の百高山5座(槍・常念は登頂済み)をターゲットとしました。
直前になって16日の天気予報が良くない事は分かってましたが日程をずらすことが出来ないため強行入山。しかし東鎌からの槍は厳しいだろうと判断し計画を変更、3日目で水俣乗越から槍沢に降りることにして登山届を出しました。
上高地に入り小梨平を過ぎたあたりで雨が降り始め結局宿泊地の横尾まで降り続き防水機能を失った山靴は1時間もしないうちに染み込み、手痛い洗礼を浴びてしまいました。ただテントを張るときには雨も止んでくれてラッキーでした。
2日目は4日間の行程で一番ハードなため、また前日のような夕立も懸念し2時出発1時大天井到着予定も寝過ごし3時過ぎの出発。すでに空は星が輝き涼しい中で誰もいない登山道をひたすら登って行くとやがて空の色が変わり背後に槍穂高が現れ気分良く登ることができた。予想通り3時間で稜線に上がりここまで来ると他の登山者の方を見受けられるようになり挨拶したり会話をしたりで楽しみが増えてきた。
一登りで蝶槍のピークに到着。ここから先は樹林帯に突入しながらも常念までの取付きまでの間に2つのピークの登り下りを繰り返す。
常念への登りは蝶槍側から見ると単調な急な登りのように見えたが実際には2箇所小ピークがあり、思った以上に時間を費やした。
常念山頂は7〜8人ほど登山客がいたが眺望はサッパリで残念。まだ先が長いので常念小屋まで降りますがここの九十九折れとガレ場の道は非常に下り難く予想通り常念越えがこの日の一番の難所でした。
小屋前の広場でインスタントラーメン食べてここからがメインの百高山ハント。横通岳は南側に山頂へのルートが確認できたのでザックをデポしピストン。楽々一座ゲット。本道に戻り東天井岳へ向かう。
この付近はトラバース道が多いので蝶から常念のルートに比べて歩きやすい。
東天井岳への登りに入り雨が降りだす。明日は確実に雨なのでカッパを着るのは我慢し傘で対応した。
南の方から雷も聞こえるので急ぎ足で向かう。時間的にも13時過ぎなのですれ違うパーティーも多数いた。
東天井岳の肩を通過しソロの男性とすれ違った時雷鳥を見かけたことを教えていただいたのでその後雷鳥を見れたのでラッキーでした。
14時半を過ぎようやく大天荘に到着受付を済ませテントを張ろうとするも風が強く難儀しました。そして雨も降ったり止んだりなのでスキを見てクロックス履いて大天井山頂へ2座目の百高山ゲット。後はテントに戻りご飯の支度やら濡れた衣類の水けを取ったり大忙しでした。そして天気も下り坂ということで夜は風が強くテントが風で煽られる中眠れない一夜となりました。
3日目期待を裏切らず雨風の朝を迎える中スタート、大天井岳の山腹をトラバースしながら大天井ヒュッテに到着。玄関先で雨宿りし再び縦走路を赤岩岳方面へ樹林帯の中に突入しますが水たまりが多くすぐに靴の中が浸水😢ぐちゅぐちゅしてて嫌になります。
ビックリ平で大天井ヒュッテを発たれた先行者の方に追いつき話を聞くとヒュッテ大槍まで行きたいもこの天候で迷っておられる様子でした。
ビックリ平より先はほぼ稜線上を歩くため風の影響をまともに受けますがそんな中雷鳥一匹発見。
大天井ヒュッテから2時間近く歩くと「西岳1.3km」と「赤岩岳→」と書かれた標識に着き、山頂を巻く登山道から赤岩岳山頂へ登れそうな場所を探しました。そんな中一カ所ガレ斜面の登れそうな所があったのでザックをデポし登ろうとしましたがやめました。後で登られた方のレコを調べると標識から200〜300m程進んだ所に赤布の目印がありそこより登ったとあるので、今思うと赤布は見つけられませんでしたがこのポイントだったのかもしれません。そこから先に登山道を進んでも取り付けそうな場所はなく、結局赤岩岳の三角点を踏むことが出来ませんでした。(一応一座ゲットとしますがリベンジしたいと思います)
ヒュッテ西岳の建物が見えると西岳への分岐標識がありザックをデポし西岳ゲット。
そして最後の赤沢山。小屋で一旦雨宿りし視界不良で方角も判らないのでコンパスをセット(いつもはヤマレコマップで計画ルートを確認しながら進みますが今回はバッテリーがもたないため初日から使用してない)テン場の先に大岩がありこの辺りから降りるのかなと見当は付きましたが、そもそも登山道が無いので道筋が読み切れず視界も悪く、この先雨の降り方もどう変わるか分からないのでその先を踏み込むことが出来ず引き返してしまいました。
再び小屋に戻りヤマレコで赤沢山を検索するとやはりあの大岩から下るのだと知りましたが取って返す勇気もなく槍沢へ降りてしまいましたが、やりきれない思いや一歩を踏み出せなかった後悔の気持ちで見えない赤沢山を何度も振り返りました。
そもそも事前に情報をキャッチしてなかったのが一番の敗因でした。
ババ平まで一気に下り本来はここでテン泊するつもりでしたが雨も激しくなり時間も早い為か誰も張ってないので諦めて横尾で幕営することに。
翌朝は皮肉にも晴れ渡り横尾大橋の下で濡れたものを干してから撤収し上高地に戻りました。
去年に続きお盆のアルプス縦走はまたも雨に泣く結果となりました。
なかなか百高山への道のりは険しいですね(><。
やっぱり高山になる程天気の影響はあるので天気運もあるかもしれません。
私も秋山は槍穂高を願望していますのでまたお互い登頂出来ますよう願います。
ikaさんこんにちは
ここ半年の登山でずっと天候に恵まれてきたので、ここに来てツケが回ってきたというかタイミングが悪かったですね。
秋
syousan、天候がパッとしない中でのチャレンジお疲れさまでした〜!昨年私たちもトライしまして何とか行き着いて来ましたが、確かに 赤沢山、赤岩岳、似たような名前でどちらも取り付きも判りにくかった記憶があります。Wリベンジですね!赤沢山の方は実は岩さえ巻けばその先は足元は明瞭だったと思います。赤岩岳はsyousan同様に事前情報で調べた印が無かったりして、少し右往左往しました。去年は右の小高い木に赤テープが括られてましたので、赤岩岳の近くになったら少し右上に注目しつつ進むと良いかもしれません。近々リベンジのレコが上がる日を楽しみにしております(*≧∀≦*)
harubo33さんも去年行かれたのですね!アドバイスありがとうございます
次に登るときは天気のいい日を狙って山頂からの絶景を見てきたいと思います。どちらにせよ東鎌からの槍もチャレンジしたいので合わせてリベンジしたいと思ってます(来年あたりに…)
今年のお盆のアルプスは天気が安定していないようで…その中をテント生活で押し通すとは…さすがですね…雨だと大変です…
百高は…意識していないと取りこぼしがケッコーありますよね…赤岩、赤沢、横通など…三ツ岳も…あとからまた行くハメになる…百高のあるあるだと思います。
私なんて…別山に〇つけてたらそれは白山の別山だった
でも百高は景色がいいから何度行ってもいいお山が多いです。
百高やってる友人におつきあいすることがありますが、楽しいです。
百高では赤岩、赤沢が一番難関だと私は思います…いろいろと…
akakiriさんこんにちは。
さすがに、3日目は小屋に逃げ込もうかと思いましたが、帰りの交通費がなくなって帰れない(笑)ということで我慢してテント泊
百高山はぎふ百とは違う難しさ魅力があります。アルプスでしか味わえない雄大な風景、マイナールートの静けさ色んな魅力が凝縮されてるような気がします。
山から帰ってリストにチェックを入れ、次はどこに行こうかなと夢を膨らませながら計画を立てる…百山ハントの醍醐味のように思えます。
まだまだ頑張りたいところです
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