甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根、八丁尾根周回
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- GPS
- 12:12
- 距離
- 23.5km
- 登り
- 2,926m
- 下り
- 2,908m
コースタイム
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:01
- 合計
- 12:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
尾白の駐車場は朝3時の時点で舗装面が満車、砂利面は半分くらいは空いていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根は標高差約2200m、累積標高は黒戸山から五合目まで下りがあるので2300m。標準コースタイム9時間30分の長い登りが続きます。危険個所は刃渡りを過ぎたあたりから徐々に多くなります。岩場には鎖や梯子が架けられているので問題ありませんが、一部、下りで使うには怖いと感じる梯子もありました。 甲斐駒から鋸岳までの破線ルートは今回の三つ頭までは鎖場以外は難しいルートではありません。 八丁尾根は登山地図に載っていないルートですが、歩いている人が多いのか、踏み跡はしっかりしています。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
ここが最後の給水ポイントなので500を3本と蛇口の水500を2本(100円)購入し、持ち込み500×2を含めて3.5ℓの水で周回コースに臨む。
感想
始めて甲斐駒ヶ岳に登ったのは2015年9月に、4時間ちょっとで登れる北沢峠から。しかも荷物を軽くして登ったので、何となく申し訳ない気持ちでいた。だから次に登るときは絶対に黒戸尾根から登ると決め、更に黒戸ピストンじゃつまらないので、八丁コースを絡めて周回することに。
健脚な人でも10時間を超えるルートなので、気合を入れて前泊して臨む。
尾白の駐車場に少し早めに着いたので、その先にあるキャンプ場にテントを張ることにする。駐車代と使用料込みで2000円なのでオートキャンプ場にしては安い方だ。夜は興奮と緊張でなかなか眠れず、1時半には目が覚めるが、さすがに早すぎるので3時半になって出発する。既に4〜5人は出発している様だ。
暗闇を歩き始めてすぐ、先行者で自分より少し遅めの人に追いついたが、抜かさず離されずで付いていく事にした。最初からハイペースになると後半バテるので、明るくなるまでは休み休み歩く。
七丈小屋で水分を購入。蛇口から出る水も冷たくておいしい。
この先、水の補給は期待できないからこの小屋で3ℓ分の水を確保する。
荷物が重くなったためか、酸素が薄いからか、一気にペースが落ちたが、予定通り9時前には山頂に到着したので、八丁尾根コースを目指し「ノコ」と書いてある破線ルートに向かう。山頂には多くの登山客がいたが、鋸岳方面へ向かう人は一人もいなかった。この後、日向山まで6時間以上、誰にも会わないことになる。
六合目小屋に立ち寄るつもりだったが、通り過ごして10分先の七丈滝分岐まで行ってしまった。いつか鋸岳を歩くときに小屋にお世話になるので下見をするため引き返す。
途中、烏帽子岳は甲斐駒と鋸岳と仙丈ケ岳の展望が素晴らしい山だった。ただ、その後は長い樹林帯。変化がなく、ひたすら長い印象の尾根だった。逆廻りだったら嫌だな・・と思った。
そして本日の核心部、大岩山の南斜面が現れる。2週間前に滑落死亡事故があったばかりなので、慎重に登ることにする。取付いてすぐ、ほぼ垂直の梯子が現れる。手を滑らせたら100mくらい一気に落ちてしまいそうだ。梯子を超えた後も急斜面は続いたが、ロープが張られているので恐怖感はなかった。ただ、下りだったらもっと怖かったはず。初めて歩く人は登りを勧める。
雁ヶ原を超えると目の前に真っ白な山が現れる。有名な日向山だった。樹木がないハゲ山なので日当たりが良く、展望が良い山だった。ここで久しぶり(6時間ぶり)に人の姿を見かけた。その後はハイキングコースなのでゆっくりと下り無事周回終了。12時間の長い山行だった。
久しぶりのロングだったが、足の痛みもなく歩き通す事が出来て良かった。
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